「大きな間違いを犯した」優勝へのプレッシャー?2試合連続2点リードを追いつかれたアーセナル、アルテタ監督は反省「何が必要かを理解していなかった」

2023.04.17 10:50 Mon
Getty Images
アーセナルミケル・アルテタ監督が、ウェストハム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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16日、プレミアリーグ第31節でアーセナルはウェストハムとアウェイで対戦した。首位を走るアーセナル。前節はアウェイでのリバプール戦で2点をリードしながらも追いつかれ、2-2のドロー。2位のマンチェスター・シティが肉薄する状態となっている。
すでに勝ち点差が「3」の状態となっており、消化が1試合多くなるためにこの3ポイント差を守らなければいけないアーセナルは、この試合も立ち上がりから素晴らしいパフォーマンスを見せ、7分にガブリエウ・ジェズス、10分にマルティン・ウーデゴールと連続ゴールでリードを奪う。

リバプール戦と同じように早々に2点を奪い切ったアーセナルだったが、ここから徐々にトーンダウン。すると33分に微妙な判定ながらPKを与えるとサイード・ベンラーマに決められ失点。後半早々にはハンドでPKを獲得するも、ブカヨ・サカが失敗。すると54分、ロングスローの流れからジャロッド・ボーウェンに決められ、2-2の引き分けに終わった。
2試合連続で早々に奪った2点リードを追いつかれてしまったアーセナル。これでシティとの勝ち点差は実質「1」となってしまい、自力での優勝を復活させてしまった。

アルテタ監督は試合を振り返り、スタートは良かったものの、2点リード後のトーンダウンを悔やむことに。相手に勢いを与えてしまったとし、サカのPK失敗も悔やんだ。

「我々は再び良いスタートを切った。試合を支配し、ピッチを支配し、2つの美しいゴールを記録した。その後、3点目を奪うという同じ目的でプレーすることをやめ、ただ彼らの周りでプレーして結果を維持できると思う大きな間違いを犯した」

「それはあまりにも簡単に見えたので、その瞬間我々は彼らに希望を与え、彼らはそれを手に入れた。彼らは本当に上手くやったと思う。彼らはロングスローとCKでとても直接的にプレーし始めた。そのゲームから抜け出すことにとても苦労した」

「2失点とも、本来の方法でボックスを守ることができなかった場合、試合でより長い時間、色々なことをもっと上手くやらなければいけない」

「別の瞬間もあり、50分すぎに3-1でリードすることができた。おそらくそれで試合は終わっていただろう。その2分後に失点した」

「ただ、これはサッカーの一部だ。私が心配しているのは、2-0の後に大きなミスを犯し、その瞬間に試合に何が必要なのかを理解していなかったことだ」

一方で、なぜトーンダウンしたのかを問われると「ピッチの外からは簡単だ」と一蹴。「選手でなければならず、そこで感じなければいけない。その感情も理解する必要があるだろう」と、ピッチ内で起こっていることは、その状況にいなければわからないと語り、試合を殺しに行く(終わらせる)必要があったとした。

「相手チームを殺すため、その瞬間に冷酷な考えが必要だった。チームが殺しに行くなら、そうしなければいけなかった。今日はそれができていなかった」

「プレミアリーグでそれができなければ、ある段階で相手は好転し、勢いを増してくる。そして、2つ目の失点など、より良い守備をしなければいけない。そうしなければ、試合には勝てない」




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