財政難インテル、来季のCL出場権逃せば悪夢... バストーニ、チャルハノールらとの契約延長に影響必至
2023.04.07 21:44 Fri
インテルは、なんとしてでも来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保しなければならないようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
今シーズンのセリエA序盤戦で大きく躓いたインテル。その後は持ち直し、順位もCL圏内である4位以内に落ち着いていたが、直近の3試合でまさかの3連敗を喫し、5位ローマと同勝ち点の4位という状況に立たされている。
CLに出るか出ないかでクラブの収益が大きく変わることは想像に難くないが、慢性的な財政難に苦しむインテルにとっては死活問題。今シーズンのCLでベスト8に進出したことによって7000万ユーロ(約100億円)強の財源を確保したものの、来シーズンのCL出場権を逃せば、チームの人件費を減らす必要が出てくるという。
今シーズンの人件費は昨夏時点で1億5000万ユーロ(約215億5000万円)。来シーズンのCL出場権を逃した場合、ここから約12%削減し、1億3200万ユーロ(約189億円)以内にしなければならないとのことだ。
人件費削減が影響を及ぼすのが、主力選手たちとの契約延長交渉だ。
一方、契約が今季までとなっているボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ(37)とは1年延長に向けて交渉中で、トルコ代表MFハカン・チャルハノール(29)とは2027年6月までの延長に向けて交渉中。両者とも口頭合意はあるものの、CL出場権の確保を絶対条件にされているという。
インテルがスカッドを維持するには、CLに出続けるしか道がないようだ。
今シーズンのセリエA序盤戦で大きく躓いたインテル。その後は持ち直し、順位もCL圏内である4位以内に落ち着いていたが、直近の3試合でまさかの3連敗を喫し、5位ローマと同勝ち点の4位という状況に立たされている。
CLに出るか出ないかでクラブの収益が大きく変わることは想像に難くないが、慢性的な財政難に苦しむインテルにとっては死活問題。今シーズンのCLでベスト8に進出したことによって7000万ユーロ(約100億円)強の財源を確保したものの、来シーズンのCL出場権を逃せば、チームの人件費を減らす必要が出てくるという。
人件費削減が影響を及ぼすのが、主力選手たちとの契約延長交渉だ。
例えば、契約が2024年6月までとなっている年俸350万ユーロ(約5億円)のイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニ(23)から延長の同意を得るには、500万ユーロ(約7億2000万円)への昇給が必須。しかし、現状ではこの差額を埋めることすら難しいと考えられている。
一方、契約が今季までとなっているボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ(37)とは1年延長に向けて交渉中で、トルコ代表MFハカン・チャルハノール(29)とは2027年6月までの延長に向けて交渉中。両者とも口頭合意はあるものの、CL出場権の確保を絶対条件にされているという。
インテルがスカッドを維持するには、CLに出続けるしか道がないようだ。
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