チェルシー新監督、ナーゲルスマン有力か…協議続くもアプローチ済み

2023.04.03 12:00 Mon
Getty Images
チェルシー新監督にドイツ人指揮官のユリアン・ナーゲルスマン氏(35)が有力視されるようだ。
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昨年9月にトーマス・トゥヘル監督と袂を分かち、ブライトン&ホーヴ・アルビオンからグレアム・ポッター監督を引きぬいたチェルシー。今冬にはシーズン途中とは思えぬほどの大補強でバックアップしたが、大きな効果をなしたとは言いがたい。チャンピオンズリーグ(CL)こそベスト8に駒を進めたが、プレミアリーグでは依然として苦戦。直近のアストン・ビラ戦を落としてしまい、11位に後退とより状況を悪くすると、結果的にその一戦が引き金となり、2日にポッター監督の首が飛んだ。
当初こそ負傷者の続出に新戦力の多さも相まって猶予を与えると報じられたチェルシーだが、どんどんと怪しくなるプレミアリーグでのCL権を意識してか、今季2度目の監督交代に。今後はブルーノ・サルトール氏が暫定的に指揮する。

移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシー内ではナーゲルスマン氏が有力な後任に挙がり、本人にもアプローチを済ませているという。
ただ、ほかにも候補がいるようで、スポルティングCPのルベン・アモリム監督もその1人。噂されたマウリシオ・ポチェッティーノ氏に関しては現時点で確認できていないようだ。

ナーゲルスマン氏はというと、先の代表ウィーク中にバイエルンの指揮官を解任されたばかり。チェルシーは協議の最中にあるようだが、これから本格的な動きに発展するのだろうか。

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