フルアム、シウバ監督とミトロビッチが退場を公式謝罪…共にカバナー主審に謝罪済み
2023.03.30 06:00 Thu
フルアムのマルコ・シウバ監督と、セルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチが、FAカップ準々決勝での退場に関して公式に謝罪した。
シウバ監督とミトロビッチは、今月19日に行われたFAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッドの後半半ばに、いずれもクレイグ・カバナー主審に対する抗議と暴力行為で退場処分を科されていた。
当該場面では後半の72分にゴールカバーの際、元ブラジル代表MFウィリアンが相手のシュートを腕を使って阻止。このプレーでユナイテッドにPKが与えられると共にウィリアンに決定機阻止のレッドカードが掲示されていた。
この一連の判定に対して、シウバ監督は事象確認中の執拗な抗議、ミトロビッチはカバナー主審に対する暴言と胸を小突いた暴力行為でレッドカードを科されていた。
また、イングランドサッカー協会(FA)はその後、「ミトロビッチが主審に暴力行為を働いての退場に関して、通常なら適用される標準的な処分では明らかに不十分」と声明。また、言動は不適切で、罵倒、侮辱、脅迫じみたものだと糾弾。
そういった中、何とか処分軽減を図りたいシウバ監督と、ミトロビッチは、クラブ公式サイトを通じて以下の謝罪声明を発表した。
――マルコ・シウバ監督
「オールド・トラッフォードでは感情が高ぶっていました。試合後の記者会見で言ったように、自分の感情をもっとうまくコントロールすべきでした。我々が支配していた試合で、とても難しい瞬間でしたが、もっとうまく対処できたはずです」
「起こったことを後悔しており、謝罪するためにクリス・カバナーと話しました。彼は、私が彼とその仕事を尊重していることを理解してくれています。残念ながら、その日は顔を合わせることができませんでしたが、彼がこの国でトップの審判の一人であることは認識しています」
「チームをウェンブリーでの歴史的なFAカップ準決勝に導くためにピッチにいなかったことは残念ですが、ここ数日間、フルアムのファンから受けたすべてのサポートに感謝しています」
――アレクサンダル・ミトロビッチ
「私は代表チームを離れていて、マンチェスター・ユナイテッドの試合を振り返る時間がありました。誰もが知っているように、それは非常に感情的なものでした。FAカップ準決勝に到達するために、チームはピッチで絶対にすべてを尽くしました」
「個人的には、退場に至った自分の行動を後悔しています。フラストレーションによって理性を失ってしまい、自分のリアクションに関しても間違っていました。私は主審の注意を引こうとしましたが、彼に手を出すべきではなかったです。彼が私にレッドカードを見せた理由も理解しています。個人的にはフルアムのゲーム中の退場は初めてで、2015-16シーズン以来のことでした」
「レッドカードによる3試合の出場停止処分を受け入れ、クリス・カバナーと話をして、謝罪し、自発的にクラブの罰金を受け入れました。私は今、この事件を忘れて、できるだけ早くピッチでチームメイトを助けるためにできることをしたいと思っています」
「その間、このような事態が発生したことについて、改めてお詫び申し上げます。チームメイトにはすでに謝罪を伝えていますが、フルアムのファン、特に私たちをサポートするためにオールド・トラッフォードまで足を運び、試合中ずっとチームを鼓舞する歌を歌い続けてくれたファンに謝罪したいと思います。すぐに戻ってきて、彼らの信頼とサポートに報いることを願っています」
なお、今回の謝罪によって若干FAの心象は良くなると思われるが、現時点で追加処分の可能性は十分にあるようだ。
シウバ監督とミトロビッチは、今月19日に行われたFAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッドの後半半ばに、いずれもクレイグ・カバナー主審に対する抗議と暴力行為で退場処分を科されていた。
当該場面では後半の72分にゴールカバーの際、元ブラジル代表MFウィリアンが相手のシュートを腕を使って阻止。このプレーでユナイテッドにPKが与えられると共にウィリアンに決定機阻止のレッドカードが掲示されていた。
また、イングランドサッカー協会(FA)はその後、「ミトロビッチが主審に暴力行為を働いての退場に関して、通常なら適用される標準的な処分では明らかに不十分」と声明。また、言動は不適切で、罵倒、侮辱、脅迫じみたものだと糾弾。
さらに、退席処分のマルコ・シウバ監督に関しても、第4審判に対する暴言および侮辱的な言葉、または身振り、そして副審に向かってのペットボトルの投げつけ行為があったとして、追加処分の可能性を示唆していた。
そういった中、何とか処分軽減を図りたいシウバ監督と、ミトロビッチは、クラブ公式サイトを通じて以下の謝罪声明を発表した。
――マルコ・シウバ監督
「オールド・トラッフォードでは感情が高ぶっていました。試合後の記者会見で言ったように、自分の感情をもっとうまくコントロールすべきでした。我々が支配していた試合で、とても難しい瞬間でしたが、もっとうまく対処できたはずです」
「起こったことを後悔しており、謝罪するためにクリス・カバナーと話しました。彼は、私が彼とその仕事を尊重していることを理解してくれています。残念ながら、その日は顔を合わせることができませんでしたが、彼がこの国でトップの審判の一人であることは認識しています」
「チームをウェンブリーでの歴史的なFAカップ準決勝に導くためにピッチにいなかったことは残念ですが、ここ数日間、フルアムのファンから受けたすべてのサポートに感謝しています」
――アレクサンダル・ミトロビッチ
「私は代表チームを離れていて、マンチェスター・ユナイテッドの試合を振り返る時間がありました。誰もが知っているように、それは非常に感情的なものでした。FAカップ準決勝に到達するために、チームはピッチで絶対にすべてを尽くしました」
「個人的には、退場に至った自分の行動を後悔しています。フラストレーションによって理性を失ってしまい、自分のリアクションに関しても間違っていました。私は主審の注意を引こうとしましたが、彼に手を出すべきではなかったです。彼が私にレッドカードを見せた理由も理解しています。個人的にはフルアムのゲーム中の退場は初めてで、2015-16シーズン以来のことでした」
「レッドカードによる3試合の出場停止処分を受け入れ、クリス・カバナーと話をして、謝罪し、自発的にクラブの罰金を受け入れました。私は今、この事件を忘れて、できるだけ早くピッチでチームメイトを助けるためにできることをしたいと思っています」
「その間、このような事態が発生したことについて、改めてお詫び申し上げます。チームメイトにはすでに謝罪を伝えていますが、フルアムのファン、特に私たちをサポートするためにオールド・トラッフォードまで足を運び、試合中ずっとチームを鼓舞する歌を歌い続けてくれたファンに謝罪したいと思います。すぐに戻ってきて、彼らの信頼とサポートに報いることを願っています」
なお、今回の謝罪によって若干FAの心象は良くなると思われるが、現時点で追加処分の可能性は十分にあるようだ。
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