深刻な得点力不足に陥るチェルシー…ローマからエイブラハムの買い戻しを検討か
2023.02.28 16:21 Tue
チェルシーがイングランド代表FWタミー・エイブラハム(25)の買い戻しを検討しているようだ。
今季は開幕から低空飛行が続き、昨年9月にグレアム・ポッター監督を招へいしてからも一向に事態が改善しないチェルシー。1月にアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスらを獲得する大型補強を行っても成績は上向かず、プレミアリーグで10位に沈んでいる。
特に攻撃陣の不振は深刻であり、リーグ戦直近5試合で奪ったゴールは1点のみ。元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンはポッター監督からの信頼を掴めず、クラブは今夏のストライカー確保を目指している。
イギリス『フットボール・インサイダー』によると、チェルシーは有力なターゲットとしてエイブラハムをリストアップしたとのことだ。クラブのアカデミー出身であり、2020-21シーズンまで所属していたエイブラハムには、2023年夏から発動する8000万ユーロ(約115億円)の買い戻しオプションがあるという。
エイブラハムは2021年夏に5年契約でローマ入りして以降、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で加入初年度から主軸に定着。今季も公式戦28試合で7ゴール5アシストを記録しており、チェルシーの上層部も高く評価している模様だ。
今季は開幕から低空飛行が続き、昨年9月にグレアム・ポッター監督を招へいしてからも一向に事態が改善しないチェルシー。1月にアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスらを獲得する大型補強を行っても成績は上向かず、プレミアリーグで10位に沈んでいる。
特に攻撃陣の不振は深刻であり、リーグ戦直近5試合で奪ったゴールは1点のみ。元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンはポッター監督からの信頼を掴めず、クラブは今夏のストライカー確保を目指している。
エイブラハムは2021年夏に5年契約でローマ入りして以降、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で加入初年度から主軸に定着。今季も公式戦28試合で7ゴール5アシストを記録しており、チェルシーの上層部も高く評価している模様だ。
なお、チェルシーはナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(24)の獲得も検討しているが、こちらはクラブが売却を断固阻止する姿勢を示しており、交渉難航が予想されている。
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