モウリーニョがザニオーロの移籍希望認める…「去ることを求めている」

2023.01.23 07:30 Mon
Getty Images
ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、今冬の退団が取り沙汰されるイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(22)に言及した。
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2018年夏にインテルからローマへ加入したザニオーロ。両足の前十字じん帯断裂という重傷を経験しながらも、ピッチ上では圧倒的な個の打開力を武器に存在感を発揮。昨季は主力として活躍し、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ決勝では決勝点を記録し、永遠の都へ久々のタイトルをもたらした。しかし、以前から国内のライバルに加え、プレミアリーグへの移籍が取り沙汰されてきた22歳は、2024年夏に終了する現行契約を巡る延長交渉が難航。また、クラブもファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を抱えていることから、今冬のタイミングで袂を分かつ可能性が伝えられている。
モウリーニョ監督は、22日のスペツィア戦後(2-0で勝利)に行われたイタリア『DAZN』のインタビューで、去就問題によって遠征メンバーから外れたザニオーロに言及。選手自身が移籍を求めていることを認めた。

「ニコロ・ザニオーロはクラブを去ることを求めているが、それが実現するかどうかは定かではない。現状の(他クラブからの)オファーでは十分ではない」
「ザニオーロを手放す条件は適切なオファーだけで、我々はまだそれを受け取っていない。個人的な感情では、最終的に彼は残るだろう」

なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現時点でザニオーロ獲得へ公式なオファーを掲示したのは、トッテナムだけだという。

トッテナムは、今季のチャンピオンズリーグ出場権獲得やザニオーロのパフォーマンス次第で買い取り義務が生じる、買い取りオプション付きのレンタル。あるいは選手の譲渡を組み込んだオファーを掲示した模様。

一方、ローマは3500万~4000万ユーロ(約49億2000万~56億3000万円)の完全移籍を放出条件に設定しており、現時点で両者の交渉は進んでいないようだ。

また、トッテナム同様にミランがザニオーロの動向を注視しているとのことだ。

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