来季WEリーグ参入のC大阪堺、なでしこジャパンDF小山史乃観ら3選手が移籍

2023.01.20 15:45 Fri
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INAC神戸レオネッサへの期限付き移籍が発表された小山史乃観(右)
Getty Images
INAC神戸レオネッサへの期限付き移籍が発表された小山史乃観(右)
なでしこ1部リーグに所属するセレッソ大阪堺レディースは20日、DF小山史乃観(17)、DF筒井梨香(23)、DF田畑晴菜(20)、3選手の移籍を発表した。

小山と筒井はともにINAC神戸レオネッサへの期限付き移籍で、期間は2023年2月1日から6月30日まで。田畑はマイナビ仙台レディースへの完全移籍となる。

小山はセレッソ大阪堺ガールズから堺レディースへ昇格し、最前線からセンターバックまで幅広くプレー。なでしこリーグで通算83試合に出場し、21得点を挙げている。
昨年8月にコスタリカで開催されたU-20女子ワールドカップ(W杯)にもU-20日本女子代表のメンバーとして参加し、左ウイングバックとして準優勝に貢献。10月9日のMS&ADカップ2022・ニュージーランド女子代表戦でなでしこジャパンデビューも果たした。

また、筒井はなでしこリーグ通算119試合5得点という成績。U-20女子W杯で3バックの一角を務めた田畑は、なでしこリーグ通算86試合7得点という数字を残している。

C大阪堺は2023-24シーズンからWEリーグへ参入するため、春秋制を採用しているプレナスなでしこリーグには今季参戦しない。今移籍では、空白期間での試合勘維持や先立ってのプロ生活経験などを養うことが予想される。

育成選手のみで構成されているC大阪堺は、昨季の第43回皇后杯ではベスト4入り。WEリーグ発足前の2020年プレナスなでしこリーグでは、浦和レッドダイヤモンズレディース(現:三菱重工浦和レッズレディース)、INAC神戸レオネッサ、日テレ・東京ヴェルディベレーザに次ぐ4位という好成績を残している。

過去には、現在なでしこジャパンでも活躍しているDF宝田沙織(リンシェーピング/スウェーデン)やMF林穂之香(ウェストハム/イングランド)、DF北村菜々美(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)や、U-20女子W杯でゴールデンブーツ(MVP)を受賞したFW浜野まいか(ハンマルビー/スウェーデン)らを輩出している。

3選手は移籍に際し、C大阪堺のクラブ公式サイトを通じて、それぞれ次のようにコメントしている。

小山史乃観
「セレッソ大阪堺レディースのWEリーグに向けて、プロチームでプレーできる環境を作ってもらい感謝しています。この経験を活かし、更にレベルアップできるように頑張ってきます。応援よろしくお願いします」

筒井梨香
「期限付移籍することにしました。昨シーズンまだまだ足りないと感じる部分も多く、もっと成長しないといけないと感じました。中学1年生から今までずっとセレッソでしかサッカーをしてこなかったので、視野を広げてきます。そして挑戦して、成長してきます!これからも応援よろしくお願いします」

田畑晴菜
「この度、マイナビ仙台レディースに完全移籍することになりました。セレッソというビッグクラブで5年間戦えたことを誇りに思います。私は、高校生のときから、セレッソに加入させていただきました。初めて、レディースで練習したとき、周りの人たちがとにかくうますぎて、圧倒されたのを今でも覚えています!!」

「うまくいかないこともたくさんありましたが、自分がここまで成長出来たのは、セレッソのみんなに支えられて、そして、竹花(友也)監督をはじめ、岡本(三代)コーチなどたくさんのいい指導者の方に支えられました。本当に恵まれた環境でサッカーが出来たことに感謝しています!!」

「今年から、セレッソがWEリーグに加入するタイミングでの移籍ですが、『自分の夢を叶えるため』『世界で戦える選手になるため』には、まだまだ、1人の人間としてもサッカー選手としても成長しなくては、ならないと思い、移籍という決断に至りました。簡単に選べる選択ではありませんでしたがこの決断に自信を持ち、覚悟を持って、全力で頑張ります!!」

「セレッソで過ごした5年間は、長いようで短かったですがとても幸せでした。これからは、チームが変わりますが、心のどこかで応援していただけると嬉しいです。いつも温かく応援してくださるファン・サポーターの皆さんや、スポンサー企業の皆さん、そして、クラブ関係者の皆さん、本当にありがとうございました」

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