7日間で2回目… ベティス、2試合連続PK戦敗退も69歳老将は選手を擁護「批判できない」
2023.01.19 13:58 Thu
レアル・ベティスが公式戦2試合続けてPK戦敗退を喫し、マヌエル・ペジェグリーニ監督もやるせない心境を吐露した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝える。
ベティスは18日、コパ・デル・レイ(国王杯)ラウンド16でオサスナと対戦。90分間で両軍ともに1点ずつ取り合い、1-1で延長戦に。103分にDFユスフ・サバリのゴールで勝ち越すも、直後の106分に同点とされ、勝敗はPK戦に委ねられることとなった。
PK戦では先攻のオサスナのキッカー4人が全員成功したのに対し、後攻のベティスは3人目のMFセルヒオ・カナーレスが失敗。最後は4人目のMFギド・ロドリゲスが足を滑らせてしまい万事休す。PK戦を2-4で落とし、前回王者はここで敗退となった。
ベティスは12日にもスーペル・コパ・デ・エスパーニャ準決勝でPK戦敗退を経験。この時はバルセロナ相手に延長120分間含めて2-2の死闘を演じ、最後はPK戦を2-4で落とすという、今回と全く同じスコアで敗れていた。
ペジェグリーニ監督も試合後のインタビューでショックを隠せず。だが、69歳の老将は選手たちを擁護した上で、「切り替えるしかない」と前を向いた。
「この敗退は肉体的にも、精神的にも、大きな打撃と言える。何が起こったのか理解する必要がある。だが、次の試合までにはフレッシュになるだろう。次の相手はエスパニョールか。とにかく勝つ準備に努めるよ」
ベティスは18日、コパ・デル・レイ(国王杯)ラウンド16でオサスナと対戦。90分間で両軍ともに1点ずつ取り合い、1-1で延長戦に。103分にDFユスフ・サバリのゴールで勝ち越すも、直後の106分に同点とされ、勝敗はPK戦に委ねられることとなった。
PK戦では先攻のオサスナのキッカー4人が全員成功したのに対し、後攻のベティスは3人目のMFセルヒオ・カナーレスが失敗。最後は4人目のMFギド・ロドリゲスが足を滑らせてしまい万事休す。PK戦を2-4で落とし、前回王者はここで敗退となった。
ペジェグリーニ監督も試合後のインタビューでショックを隠せず。だが、69歳の老将は選手たちを擁護した上で、「切り替えるしかない」と前を向いた。
「オサスナ相手に90分で決着をつける必要があった。だが、選手たちは最初の1分から最後の瞬間まで激しく戦っていた。だから矛先を彼らに向けるべきではない。批判的にはなれない」
「この敗退は肉体的にも、精神的にも、大きな打撃と言える。何が起こったのか理解する必要がある。だが、次の試合までにはフレッシュになるだろう。次の相手はエスパニョールか。とにかく勝つ準備に努めるよ」
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今季のMVP。27ゴールで自身初のピチーチ(得点王)獲得。アシストランキングでも2位の12アシストと、ヴィニシウスと共にエルブランコの攻撃を見事に牽引した。今季のバロンドール最有力候補の圧倒的な存在感だった。 FW ヴィニシウス・ジュニオール(21歳/レアル・マドリー) 出場試合数:35(先発:30)/得点数:17 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220531_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エルブランコの新たなエースに成長。戦術眼、アタッキングサードでのプレー判断に磨きをかけてベンゼマの信頼を勝ち取った前半戦に完全覚醒を果たした。後半戦はゴールペースをやや落としたものの、いずれもキャリアハイ更新となる17ゴール10アシストを記録。ハーランドやムバッペ、フォーデンらとの次代のバロンドールレースに本格参戦を告げる1年に。 2022.06.03 18:01 Fri4
30歳目前ダルデルにバルセロナら関心、A代表歴なくとも実力は確かな司令塔
エスパニョールのスペイン人MFセルジ・ダルデル(29)に複数クラブが関心を寄せているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 エスパニョールの下部組織で育ったダルデル。A代表歴こそないものの、ラ・リーガファンにはお馴染みとなった実力派の司令塔で、今シーズンは全38試合の出場で6ゴール4アシストを記録した。エスパニョールにとって替えが効かない不動の存在だ。 しかし、来シーズンから2部リーグに舞台を移すため、ダルデルは退団も噂に。両者は2026年6月まで契約を残すなか、ダルデル本人はエスパニョールに愛着を持ちつつも、移籍金という形でクラブにお金を落とさせることも考慮しているという。 そんななか、バルセロナのチャビ・エルナンデス監督がダルデル獲得を熱望しており、指揮官自ら選手に電話。しかし、ホームタウンを共有するバルセロナへの敵対心が非常に強いとされるエスパニョールが、主軸選手を巡る交渉に臨む可能性は皆無だとみられている。 一方、ダルデルにはレアル・ベティス、バレンシア、アルメリアも接触しており、スペイン国外からも関心が寄せられている模様。『Relevo』は30歳目前のダルデルが人気を集めているのは「実力が確かで、チームの降格によって移籍金も抑えられる」ためとしている。 市場価値は1600万ユーロ(約24億8000万円)と目されているダルデル。決してエスパニョール退団ありきではないとのことだが、来シーズンもラ・リーガの舞台でお目にかかれる可能性がありそうだ。 2023.06.20 17:48 Tue5