激昂で一発退場の韓国代表指揮官「結果はフェアではない」、母国ポルトガルとの決戦には「簡単ではないが最善を尽くす」

2022.11.29 15:40 Tue
Getty Images
韓国代表のパウロ・ベント監督が、ガーナ代表戦を振り返った。ポルトガル『O Jogo』が伝えた。韓国は28日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループH第2節でガーナと対戦し、2-3で惜敗した。
主導権を握りながらも2失点を喫した韓国は、後半にFWチョ・ギュソンがヘディングで2ゴールを決めて同点に。その後も押し込む中、ガーナに勝ち越しを許して敗れた。

試合終了の際、CKが行えなかったことで激昂したパウロ・ベント監督は、主審に詰め寄りレッドカードで退場。ポルトガル代表との最終戦はベンチ入り禁止となった中、試合後のインタビューで敗戦はフェアではないとした。

「我々は勝つために十分なことをした。私の考えでは引き分けはフェアではない。守備のミスで罰せられた。ミスがあったが、全体的なパフォーマンスは良かったと思う」
「その結果が、後半2点を奪って同点に追いついた。その後のミスで3点目を奪われた」

「私の考えでは、結果はフェアではなかった。もちろん、満足はしていないが、選手たちのパフォーマンス、姿勢には満足している。彼らを誇りに思っている」

また、韓国は現在勝ち点1で3位。最終戦のポルトガル戦に勝利しなければグループステージ突破の可能性はない。

ベント監督は母国との試合にベンチ入りできない中、簡単ではないとしながらも、最善を尽くすと意気込んだ。

「可能な限り、最善の方法で試合にの備えるように努める。とても優れたチームと対戦するのは確かに簡単ではないが、全てが上手くいくと願っている。最善を尽くす」

「難しいグループであることは既にわかっていたし、この試合のもし勝っていたら、状況は少し変わっていただろう。もちろん今は簡単な状況ではないが、最後まで頑張りたい」
関連ニュース

10大会連続ならず…パリ五輪消滅の韓国代表、サッカー協会が謝罪の声明「深い謝罪を申し上げまう」…A代表は監督不在、五輪世代も厳し結果に

パリ・オリンピックへの切符を逃すこととなったU-23韓国代表。大韓サッカー協会(KFA)が謝罪の声明を発表した。 AFC U23アジアカップに臨んでいた韓国。3.5枠のアジアのパリ・オリンピックへの切符を懸けて戦い、グループステージ最終節ではU-23日本代表に勝利してベスト8に進出していた。 25日には、準々決勝でU-23インドネシア代表と対戦。初出場の相手に苦戦を強いられると、ビハインドで迎えた終盤に同点に。その後PK戦にもつれ込んだが、最後はセーブされて敗戦。10大会連続のオリンピック出場を逃すこととなった。 エースの途中退場やファン・ソンホン監督の退席処分など、エクスキューズもあった試合での敗退。KFAはオリンピック出場を逃したことでの声明を発表した。 「今日行われた2024AFC U23アジアカップの準々決勝敗戦でパリ・オリンピック本戦出場が無くなったことについて、サッカーファン、サッカー関係者をはじめとする国民の皆さんに深い謝罪を申し上げます」 「10大会連続オリンピック出場のために、コーチングスタッフと選手の両方が最善を尽くしましたが、残念ながら目標を達成できませんでした」 「サッカー代表チームを育成し、支援する我々の大韓サッカー協会に全ての責任があることをよく知っているので、もう1度頭を下げたいと思います。申し訳ありません」 「今後の選手や指導者育成、代表チームの運営体系を綿密に検討し、改善案を見つけ、これ以上今日のような失敗が繰り返されないようにいたします」 「当面の課題である代表チーム監督の選任を上手く終え、継続し続ける2026年の北中米ワールドカップ アジア予選で良い試合を見せ、国民の皆様に喜びを差し上げるために大韓サッカー協会は最善を尽くします」 韓国代表はアジアカップの敗退やチーム内不和の影響などもありユルゲン・クリンスマン監督を解任。3月のW杯予選はファン・ソンホン監督が暫定指揮を執っていたが、6月までに新監督を選出する必要がある。 そして、そのファン・ソンホン監督が率いていたU-23韓国代表がパリ・オリンピック行きを逃す結果に。苦しい戦いが続いている中で、今後どう進めていくのか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】運命のPK戦、インドネシアが韓国を撃破! 68年ぶりの五輪出場に王手</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pRodRaXuqio";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 23:02 Fri

「我々に注目してほしい」68年ぶり五輪出場へ、母国・韓国撃破のインドネシア代表指揮官が理由を語る「選手に与えた自信が導いてくれた」

U-23インドネシア代表のシン・テヨン監督が、U-23韓国代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で、インドネシアは韓国と対戦した。 初めて今大会に出場したインドネシアは、グループステージを2位通過。10大会連続のオリンピック出場を目指す韓国との対戦となった中、試合の主導権を握ると、15分にラファエル・ストライクが見事なミドルシュートを決めて先制する。その後オウンゴールで追いつかれるも、前半アディショナルタイムにはストライクが追加点を奪う。 リードして試合を進める中、韓国は退場者を出し数的有利に。しかし84分に失点し、2-2で90分を終了。延長戦でもゴールは奪えず、PK戦にもつれ込んだ。 5人ずつが成功すると、6人目は互いに失敗。その後はサドンデスで成功が続いた中、12人目のイ・ガンヒのシュートをGKエルナンド・アリがセーブ。すると、インドネシアはプラタマ・アルハンがしっかりと決めて勝利。1956年のメルボルン・オリンピック以来、68年ぶりの出場に王手をかけた。 試合後、母国を下して五輪行きに王手をかけたシン・テヨン監督は、A代表でもプレーするエルナンド・アリ、リスキ・リド、プラタマ・アルハンを称え、選手たちに自信を持たせたことが勝利につながったと分析した。 「エルナンド(・アリ)、リスキ(・リド)、(プラタマ・)アルハン、これの選手全員は私と一緒に4年間働いている」 「私は彼らのことをよく知っているので、彼らに与える必要があったのはモチベーションだけだった。それができれば、良い結果が得られると信じていた」 「選手たちには、私を信じてついてくれば、決勝に行けると言った。私が選手たちに与えた自信が、我々をここまで導いてくれたのだと思う」 今年1月から行われたアジアカップでは、グループステージで日本相手に善戦するなどし、ベスト16に初進出。近年の成長ぶりは著しく、北中米ワールドカップ(W杯)予選も3次予選進出の可能性を残している。 シン・テヨン監督は、インドネシアの成長ぶりにも言及。今回戦う選手たちも含め、W杯に向けても意気込みを語った。 「インドネシアサッカーは成長しており、発展しており、今では対戦相手が誰であろうと、我々は戦えると確信している」 「オリンピック予選に向けた準備は順調に進んでおり、次のワールドカップ予選に関しては、6月に良い試合を2試合して、3次予選への出場権を獲得することが私の目標だ。我々に注目してほしい。そして、我々は良い仕事をするように努める」 <span class="paragraph-title">【動画】運命のPK戦、インドネシアが韓国を撃破! 68年ぶりの五輪出場に王手</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pRodRaXuqio";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 13:25 Fri

「彼らを責めることはない」PK戦で力尽きパリ五輪行き逃した韓国、エース&監督退場の不運もコーチは海外組不在を嘆く「全体に影響した」

パリ・オリンピック出場を逃したU-23韓国代表のミョン・ジェヨン アシスタントコーチが、U-23インドネシア代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)が伝えた。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で韓国はインドネシアと対戦した。 U-23日本代表とのグループステージ最終節で勝利した韓国。グループ1位で通過し、開催国のU-23カタール代表との対戦を避けることに成功したが、インドネシアの前に苦戦する。 15分にラファエル・ストライクの見事なミドルシュートで先制を許すと、45分にはオウンゴールで同点に。しかし、前半アディショナルタイムに再びストライクに決められてビハインドで後半を迎える。 しかし、後半は時間ばかりが経過。このまま敗れるかと思われたが、84分にジョン・サンビンが同点ゴールを記録。その後は延長戦でもゴールが生まれず、2-2のままPK戦に突入した。 PK戦は互いに5人が成功。サドンデスに入った中、6人目は共に失敗。その後は成功が続いた中、韓国はイ・ガンヒのシュートをGKがセーブ。インドネシアはプラタマ・アルハンがしっかりと成功させ、PK戦の末にインドネシアが勝利。韓国は10大会連続12回目のオリンピック出場を逃すこととなった。 この試合では、70分にイ・ヨンジュンが退場。さらに、ファン・ソンホン監督が後半アディショナルタイムに退席処分。動揺が走った中で選手たちは粘りを見せたが、PK戦で力尽きた。 代役として試合後の会見に臨んだミョン・ジェヨン氏は不測の事態にも選手たちが反応したとコメント。しっかりとやっていたと称えた。 「まずはインドネシアにおめでとうと言いたい」 「レッドカードを受けていたが、選手たちは決して諦めずに同点ゴールを決めてくれた。我々は`PK戦で勝てるほど幸運ではなかった」 「逆転して相手を倒すことは非常に難しいと思っていた。セットプレーかカウンターを利用しなければならないと選手に言っていた。彼らは指示に従いプレーしていたので、私は彼らを責めることはしない」 今大会はコンディションが整わない選手、そして大会中に負傷者が多く出てしまい、この試合でも負傷者が。また、各クラブには選手の派遣義務がなく、主軸であったヨーロッパ組の選手たちが招集拒否されたことも大きな影響を与えたと語った。 「コンディションが良くない選手もいた。イ・テソクが負傷した時、我々は4バックに変更しなければならなかったが、残念ながら今日は我々の日ではなかった」 「ヨーロッパを拠点とする選手が不足しており、良いパフォーマンスを発揮するのに苦労した」 「我々は彼らを招集するために最善の努力をしようとしたが、いくつかの理由で彼らはチームに加わることができず、それがチーム全体のパフォーマンスに影響を及ぼした」 韓国はU-23の大会になる前の1988年のソウル・オリンピック以降9大会連続で出場していたが、10大会連続の夢は終わってしまった。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】インドネシアの前にPK戦で力尽きる…韓国が10大会連続出場を逃す敗戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="f9Ygx9WiAt8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 12:15 Fri

68年ぶり五輪へ王手…韓国撃破に沸くインドネシアサッカー界「これほど重圧のかかる試合なんか未経験なのに...よくやった」

インドネシアのサッカー界が湧いている。マレーシア『New Straits Times』が伝えている。 25日、AFC U23アジアカップ準々決勝のU-23韓国代表vsU-23インドネシア代表が行われ、PK戦の末に後者が勝利。韓国の40年ぶり五輪逸に対し、インドネシアは68年ぶり五輪(※)に王手だ。 (※)1956年メルボルン五輪に出場。23歳以下(92年バルセロナ五輪〜)となってからは出場なし シン・テヨン監督率いるインドネシアが韓国を蹴落とす…同監督を招へいした元インテル会長のインドネシアサッカー協会会長、エリック・トヒル氏はSNSに「神を讃えよ!準決勝だ!韓国に勝ったぞ!素晴らしい勝利だ!」と投稿。興奮を抑えることなどできない様子だ。 「勇気を持って挑み、守備で規律を保ち、前では効果的なプレーを披露した。赤と白(インドネシア)のオリンピックへの希望が大きく開かれた。誇りに思う!」 インドネシア国内でサッカー中継を担う解説者、モハマド・クスナエニ氏は「予想以上の出来事だ。私は言葉を失った…インドネシアのサッカー界は、これほど重圧のかかるゲーム(負けたら敗退)などほぼ経験してこなかったが、若者たちが懸命に戦い、最善を尽くした結果だ。よくやった」と選手らを称える。 大岩ジャパン同様、インドネシアもこれで準決勝進出。パリ五輪本大会へ“残り4分の3”というところまで来た。インドネシアの次なる相手は[U-23ウズベキスタン代表vsU-23サウジアラビア代表]の勝者だ。 2024.04.26 11:25 Fri

インドネシアがPK戦の末に韓国を下し4強入り! 韓国は10大会連続の五輪本大会出場を逃す…【AFC U-23アジアカップ】

AFC U23アジアカップ準々決勝のU-23韓国代表vsU-23インドネシア代表が25日に行われ、2-2で120分が終了。その後、PK戦を11-10で制したインドネシアが準決勝進出を決めた。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。上位3チームがストレートイン、4位チームがアフリカ予選4位のU-23ギニア代表との大陸間プレーオフに臨む。 U-23日本代表と同居したグループBを首位で通過した韓国と、グループAを2位で通過したインドネシアによる一戦。 試合は開始早々に韓国がネットを揺らす。7分、敵陣左サイドで獲得したFKから二次攻撃、三次攻撃を展開すると、ボックス外でボールを回収したイ・ガンヒがペナルティアーク右からミドルシュートを放つと、これがゴール左隅に突き刺さった。 このゴールで韓国の先制かと思われたが、VARの末に左FKのクリアボールをボックス外のキム・ドンジンが再びボックス内へ送った場面でオム・チソンのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。 VARに救われたインドネシアは15分、マルセリーノのロングシュートがイ・ガンヒに当たると、こぼれ球をボックス左手前で拾ったストライクが右足一閃。GKペク・ジョンボムは懸命に手を伸ばしたが、ボールはファーネットに突き刺さった。 その後は先制を許した韓国が押し込む展開が続くと前半終了間際の45分、右サイドを持ち上がったホン・シフのクロスをオム・チソンがダイビングヘッドで合わせると、トゥグにディフレクトしたボールがゴールに吸い込まれた。 このまま前半終了かと思われたが、インドネシアは追加タイムに勝ち越しに成功する。追加タイム3分、ジェナーのロングフィードに反応したストライクがボックス内で対応したイ・ガンヒと上手く入れ替わり、冷静にゴールネットを揺らした。 迎えた後半は一進一退の展開が続く中、韓国は60分にチャンス。ボックス右深くまで侵入したホン・シフの折り返しからカン・ソンジンがダイレクトシュートを放ったが、これはジェナーのスライディングブロックに阻まれた。 その後も攻勢を強める韓国だったが、68分に数的不利となる。自陣最終ラインでボール回すジャスティン・ハブナーの右足をイ・ヨンジュンがアフターで踏みつけてしまうと、最初はイエローカードが提示されたが、オンフィールドレビューの末にレッドカードに。 10人となったと韓国は、75分にホン・ユンサン、80分にチャン・シヨンを投入。すると84分、GKペク・ジョンボムのロングスローからカウンターを仕掛けると、ホン・ユンサンのラストパスに反応したチャン・シヨンがボックス左からゴール右隅にシュートを流し込んだ。 結局、試合は1-1のまま90分が終了。延長戦でも決着が付かずに迎えたPK戦では、両チーム5人全員が成功しサドンデスに突入。互いに6人目は失敗したが、その後は成功を重ね、決着が付いたのは12人目。 先攻の韓国はイ・ガンヒが右を狙ったシュートをGKエルナンドが見事な反応でストップ。そして、後攻のインドネシアはアルハンが冷静に右隅へシュートを決め、PK戦を制したインドネシアが、準決勝へ駒を進めた。 U-23韓国代表 2-2(PK:10-11) U-23インドネシア代表 【U-23韓国】 オウンゴール(前45) チャン・シヨン(後39) 【U-23インドネシア】 ストライク(前15) ストライク(前48) 2024.04.26 06:30 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly