J3初年度で見事優勝のいわきFCを野々村チェアマンが祝福「クラブとしての可能性を強く感じました」

2022.11.06 21:35 Sun
©︎J.LEAGUE
Jリーグの野々村芳和チェアマンが、いわきFCの明治安田生命J3リーグ優勝を祝福した。
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6日、明治安田J3の第32節が行われ、いわきFCは鹿児島ユナイテッドFCをホームに迎えた。J3参入初年度で首位を走り続けてきたいわき。この試合も主導権を握ると、15分に有田稜が先制ゴールを奪う。
その後はゴールが生まれなかったが、62分に山口大輝、67分に嵯峨理久が加点。勝利を決定づけることに。そのまま3-0で逃げ切り、見事にJ3優勝を果たした。

野々村チェアマンは、Jリーグを通じてコメント。参入1年目での優勝、J2昇格を祝った。
「いわきFCの皆さま、2022明治安田生命J3リーグ優勝おめでとうございます。選手、監督、スタッフをはじめ、ファン・サポーター、クラブに関わる全ての方々に心よりお祝い申し上げます」

「Jリーグ入会1年目のシーズンでJ3リーグ優勝、J2リーグ昇格と、まさに破竹の勢いでシーズンを駆け抜けてきました。強靭なフィジカルと走力に裏打ちされた、闘志あふれるアグレッシブなチームスタイルを選手全員が体現することで、非常にエキサイティングなゲームを見せてくれました」

「今年3月20日にJヴィレッジスタジアムで開催されたいわきFCのJリーグ開幕戦も視察させていただきました。ピッチ上のクオリティもさることながら、ファン・サポーターの熱量によって生み出されるスタジアムの雰囲気は、「作品」として本当に魅力あるものでした。本日も非常にたくさんのサポーターで埋め尽くされた素晴らしい「作品」に、クラブとしての可能性を強く感じました」

「「スポーツを通じて社会価値を創造し、いわき市を東北一の都市にする」というクラブのフィロソフィーを胸に、来シーズンもこのいわき市から、J2の舞台での躍動を期待しています」

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昇格PO圏争う直接対決は岩渕弘人の2得点で岡山が逃げ切り勝ち、横浜FC&清水の昇格、鹿児島の降格は決まらず【明治安田J2第35節】

20日、明治安田J2リーグの7試合が各地で行われた。 5位ファジアーノ岡山(勝ち点55)は、昇格プレーオフ圏内を争う8位いわきFC(勝ち点51)をホームに迎えた一戦。岡山は14分、左CKから岩渕弘人がこぼれ球を押し込んで先制。7分後にも岩渕が直接FKからGKが弾いたボールを押し込む。 2点ビハインドで折り返したいわきだったが、後半から出場の大森理生がFKからのクロスに合わせ、56分に反撃。後半アディショナルタイムには同点弾に迫ったが、追いつくことはできず、逃げ切った岡山が5位の座をキープした。 その他、今節勝利すれば自力でJ1昇格を決められた2位清水エスパルス(勝ち点73)は、好調の7位モンテディオ山形(勝ち点54)に1-2の逆転負け。首位横浜FCも含め上位2チームの昇格を左右する3位V・ファーレン長崎(勝ち点63)は逆転勝利し、2チームの今節昇格を阻止している。 12位徳島ヴォルティス(勝ち点45)は3-0の快勝を収めて1つ順位アップ。残留のボーダーラインにつける17位大分トリニータ(勝ち点37)の結果次第では19位鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点29)の降格圏フィニッシュが決まるところだったが、大分が引き分けたことで鹿児島の首の皮が1枚繋がっている。 ◆明治安田J2リーグ第35節 ▽10/20(日) ブラウブリッツ秋田 1-2 V・ファーレン長崎 清水エスパルス 1-2 モンテディオ山形 ザスパ群馬 0-0 栃木SC ファジアーノ岡山 2-1 いわきFC 徳島ヴォルティス 2-0 藤枝MYFC 大分トリニータ 0-0 水戸ホーリーホック ロアッソ熊本 1-1 レノファ山口FC ▽10/19(土) 鹿児島ユナイテッドFC 4-0 愛媛FC ベガルタ仙台 3-0 横浜FC ジェフユナイテッド千葉 2-1 ヴァンフォーレ甲府 2024.10.20 17:42 Sun
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いわきの主将GK田中謙吾が今季限りで現役引退、長野や松本でもプレー「周りの方々に恵まれたサッカー人生でした」

いわきFCは15日、GK田中謙吾(34)の2024シーズン限りでの現役引退を発表した。 神奈川県出身の田中は、2012年に当時日本フットボールリーグ(JFL)に所属していたAC長野パルセイロに加入すると、翌年にはJ3昇格を果たしたチームでJリーグデビュー。その後は松本山雅FCへの移籍、長野への再加入を経て、2022年からいわきに活躍の場を移した。 いわきでは控えGKの立ち位置として、公式戦通算10試合に出場。今シーズンはチームのキャプテンに任命されると、ここまでJ2リーグでの出場はない一方で、天皇杯2試合、YBCルヴァンカップ1試合に出場していた。 キャリア通算成績はJ2リーグ4試合出場、J3リーグ93試合出場、YBCルヴァンカップ1試合出場 、天皇杯9試合出場となった田中。クラブを通じてサポートへの感謝と残るシーズンへの意気込みを述べている。 「2024年シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することに決めました。どんな時も応援していただいたファン・サポーターの皆さま、ありがとうございました」 「そして、今まで在籍したAC長野パルセイロ、松本山雅FC、いわきFCで関わった全ての皆さまにも感謝しております。周りの方々に恵まれたサッカー人生でした」 「まずはチームの目標を果たすために、目の前の1試合にすべてをかけ、大切な仲間達と共に愚直に立ち向かいます」 2024.10.15 11:30 Tue
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J2昇格のいわき、GK田中謙吾、MF山下優人の契約更新を発表「いわきFCのために魂込めてプレー」

いわきFCは14日、GK田中謙吾(32)、MF山下優人(26)の契約更新を発表した。 神奈川県出身の田中は、AC長野パルセイロや松本山雅FCでのプレーを経て、今シーズンからいわきに所属。守護神の座を掴むまでには至らず、明治安田生命J3リーグで2試合の出場にとどまった。 山下は2019年に当時東北社会人サッカーリーグ1部に所属していたいわきに加入。主軸として明治安田生命J3リーグ昇格に貢献すると、今季もリーグ戦34試合に出場してJ2昇格を決めたチームを支えた。 新シーズンからJ2で戦ういわきでのプレーが決まった両選手は、クラブを通じて意気込みを述べている。 ◆田中謙吾 「2023年シーズンもいわきFCの一員としてプレーできること、大変嬉しく思います。いわきのために身体を張って、チームの力になれるよう、愚直に取り組んでいきます。来シーズンも変わらぬご声援、よろしくお願いします!」 ◆山下優人 「2023シーズンもいわきFCでプレーさせていただくことになりました。J2の舞台をいわきFCの一員として闘えることを誇りに思います。いわきFCのために魂込めてプレーしていくので、是非応援よろしくお願いします」 「そして、来シーズンも最高の景色を見れるように皆さんと一緒に闘っていきたいと思います。引き続き、いわきFCへの応援、サポートよろしくお願いします!」 2022.12.14 16:41 Wed
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長野のGK田中謙吾がいわきFCへ完全移籍! 長野には通算8年在籍

AC長野パルセイロは27日、GK田中謙吾(31)がいわきFCに完全移籍することを発表した。 田中は2008年、日本体育大学から長野へ入団し6年間プレー。その後2019年に松本山雅FCへ完全移籍で加入するも出番がもらえず、今季から長野に復帰して明治安田生命J3リーグ15試合に出場した。長野での通算公式戦出場は99試合だった。 田中は両クラブを通じてコメント。通算8年在籍した長野に感謝の思いを伝え、いわきFCでの意気込みを語っている。 ◆AC長野パルセイロ 「この度、いわきFCに完全移籍することになりました」 「再びこの長野パルセイロの一員としてプレーさせて頂いた事、クラブ・サポーターの皆様には大変感謝しています」 「長野の地域の方々と共に闘った8年、人生においてかけがえのない素晴らしい経験をさせて頂きました。悔しく苦しい時期が多くありましたが、地域、サポーターの皆様に支えられて日々自分と向き合い過ごすことができました」 「選手としての更なる成長と、いわきFCという震災復興のシンボルとして闘うクラブの力に少しでもなりたいという思いで、今回の移籍をする決断を致しました。来シーズン、Uスタで成長した姿をお見せできるよう田中謙吾らしく頑張ってきます!」 「そしてたくさんの長野パルセイロサポーターの方々がいわきに訪れることを楽しみにしています!」 「ありがとうございました!」 ◆いわきFC 「いわきFCのファン・サポーターの皆様、長野パルセイロから加入することになりました、田中謙吾です」 「地域と共に前に歩んでいくこのクラブの一員となれること、大変嬉しく思います。『浜を照らす光』であれるよう、ピッチで自分らしく身体を張って仲間を鼓舞しゴールを守ります」 「ご声援、よろしくお願いします!」​​ 2021.12.27 14:48 Mon

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