「絶対に入ると思った」10年越しの思いを乗せた驚愕の60m超ロングシュート! 広島MF川村拓夢が9月のJ1月間ベストゴール

2022.10.11 18:50 Tue
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Jリーグは11日、9月度の「2022明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」を発表した。「明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール」は各月の明治安田生命Jリーグにおいて、最も優れたゴールを表彰するものとなっている。

明治安田J1は9月3日に行われた清水エスパルス戦でサンフレッチェ広島のMF川村拓夢が後半アディショナルタイム5分に決めた超ロングシュートが受賞した。
1-0でリードしていた広島は、スローインの流れから、パスを受けた川村が自陣からロングシュート。これがボックスを大きく出ていた日本代表GK権田修一の上を越え、見事にネットを揺らした。

Jリーグ選考委員会は「自陣深くのスローインのこぼれ球、相手チーム全体が前がかりでボールを奪いに来ている状況を把握し、正確で力強い左足の超ロングシュートでの得点。アディショナルタイムで2点差とした貴重なゴールとなった」(窪田慎二委員)、「角度のないところから正確なキックで決め切った。見る者を驚愕させるゴール」(宮本恒靖委員)、「GKのポジションを見てからの超ロングシュート。おそらく最長距離からのゴール。キックの正確性とパワーが素晴らしい」(柱谷幸一委員)と称賛の声を並べた。

川村はJリーグを通じてコメントしている。

「9月度の月間ベストゴールに選出いただき、ありがとうございます。ゴールシーンを振り返ると、ドウグラス・ヴィエイラ選手からパスを受けた時に前と横を見たら味方が誰もおらず、さらにゴールがガラ空きでした。距離はありましたが、左足のキック精度に自信があったので絶対に入ると思って打ちました。その試合では一人少ない苦しい状況だったので、勝利に繋がるゴールを決められて嬉しかったです」

「また、ロングシュートでのゴールと言えば、青山敏弘選手。今から10年前、青山選手が同じく60mぐらいのスーパーロングシュートを横浜FM戦で決めました。当時、中学生の僕はエディオンスタジアム広島で観戦しており、「いつかこのスタジアムで同じロングシュートを決めたい」と目標の一つにしていました。10年後にその思いが叶い、本当に嬉しく思っています」


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「明白な間違い」湘南DF舘幸希の一発退場に家本政明氏が見解、VARの機能不全に元日本代表も痛烈な一言「ゲームを作り上げるのも審判の仕事」

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