練習に遅刻し監督から電話…注意かと思いきや代表初招集の連絡という珍エピソード

2022.09.21 12:15 Wed
Getty Images
イングランド代表に初招集を受けたブレントフォードのFWイヴァン・トニー(26)が、招集を受けた際の珍エピソードと心境を明かした。イギリス『BBC』が伝えた。
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ジャマイカにルーツを持つトニーは、ノーザンプトンの下部組織出身。2015年8月にニューカッスルへと完全移籍を果たす。しかし、出番はなかなかなく、バーンズリー、シュルーズベリー・タウン、スカンソープ・ユナイテッド、ウィガンと下部リーグのクラブへとレンタル移籍を繰り返し、ニューカッスルではわずか4試合の出場に終わっていた。
その後、2018年8月にピーターボロへと完全移籍すると、2020年9月にブレントフォードへと完全移籍する。

ブレントフォードでは2020-21シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で45試合に出場し31ゴール10アシスト。チームのプレミアリーグ初昇格に貢献。2021-22シーズンはプレミアリーグで33試合に出場し12ゴール5アシストを記録し、チームの残留に貢献していた。
そして迎えた今シーズンは絶好調。プレミアリーグでは7試合で5ゴール2アシスト。第6節のリーズ・ユナイテッド戦ではハットトリックの活躍を見せていた。

その活躍がガレス・サウスゲイト監督の目に留まり、カタール・ワールドカップ(W杯)の2カ月前というタイミングで招集。世代別の代表歴もないため、キャリアで初の代表チーム参加となった。

トニーは自分を信じてこれまでやってきたと語り、その時が来たことを喜んだ。

「僕は自分に自信があると感じている。世代別の代表でプレーしたことは一度もなかったから、直接A代表に行くことは大きな成果だった」

「自分が飛行機に乗れるというのは、大きなチャンスだ。でも、1試合1試合やっていくしかない。上手くいけば、今回の試合で何分か出場できるかもしれない」

また、下部リーグで過ごすことが長かったキャリアを振り返り、どこにいても諦めることはなかったとした。

「どこにいても、色々なところにレンタル移籍していても、自分自身を証明すれば常に大きなチャンスがある。いつかプレミアリーガーになれるんだと、いつも自分の中では信じていた」

「今、僕はプレミアリーグの選手であり、イングランド代表だ。実際に、イングランド代表としてプレーするつもりだよ」

そのトニーだが、記念すべきイングランド代表招集はブレントフォードのトーマス・フランク監督から聞いたとのこと。ただ、最初は勘違いしたと珍エピソードを明かし、家族たちも喜んでくれたと語った。

「トレーニングに向かう途中に、ブレントフォードの監督から電話があったんだ。僕は少し遅れていたから、実は僕の時間の管理について電話してきていると思った」

「監督は僕がイングランド代表に招集されたことを伝えられて光栄だと言っていた。何も言うことがなかったのは人生で初めてだった」

「トレーニングに向けて運転していて『ワオ!実際にイングランド代表でプレーできるんだ』と思っていたよ」

「僕は家族とグループチャットをしているんだけど、ビデオ通話でみんなに話をしてニュースを伝えたんだ。彼らは20分ぐらい叫んでたね。父はどこにいたかわからないけど、クラクションを鳴らしていた」

果たして今回のUEFAネーションズリーグで出番はあるのか。イタリア代表、ドイツ代表と対戦するイングランド代表に注目だ。



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