アトレティコがソシエダ撃破で3位フィニッシュ! セビージャは5戦ぶり白星でホーム最終戦飾るも4位フィニッシュに《ラ・リーガ》

2022.05.23 07:00 Mon
Getty Images
ラ・リーガ最終節、レアル・ソシエダvsアトレティコ・マドリーが22日にアノエタで行われ、アウェイのアトレティコが1-2で勝利した。

勝利で3位確定を目指すアトレティコ(勝ち点68)は、6位フィニッシュが確定しているソシエダ(勝ち点62)とのアウェイゲームに臨んだ。シメオネ監督はこの一戦に向け、ルイス・スアレスとマテウス・クーニャを入れ替えた以外、同じメンバーで臨んだ。

立ち上がりからホームのソシエダがイサク、セルロートの2トップを起点に良い形の仕掛けを見せていく。安定したボールポゼッションに加え、守備の局面でも切り替えの精度、連動したプレスでアウェイチームに自由を与えない。
決定機まであと一歩という状況が続くも、30分には右サイドから強引に内へ仕掛けたセルロートがカットインからシュート。GKオブラクが前にはじいたボールをラフィーニャが押し込みにかかるが、このシュートは右ポストを叩いた。

前半半ばから終盤にかけてもホームチームの時間帯が続いたが、ラフィーニャがボックス付近での2度の決定機でシュートを枠に飛ばすことができず、ゴールレスでの折り返しとなった。
前半シュート0と低調なパフォーマンスに終始したアトレティコだったが、ハーフタイムに闘将から強烈な檄が飛んだのか、後半はアグレッシブな入りを見せる。

キックオフ直後にクーニャ、デ・パウルと続けてシュートを放つと、50分にはコンドグビアの球際の粘りからボックス手前でグリーズマンの落としに反応したデ・パウルが右足を一閃。強烈なシュートがゴール左隅を射抜いた。

前半の守勢を耐え抜き勝負所で決め切る、らしい戦いぶりでリードを手にしたシメオネのチームは、直後の56分にもカラスコのチャンスメークからグリーズマンに追加点のチャンスが訪れるなど、完全に試合のペースを掴む。

その後、63分には互いにこの試合で初めて交代カードを切った中、アトレティコの采配が試合を動かした。69分、セットプレーの二次攻撃からカラスコがボックス内へ入れた縦パスをゴールを背にしたコケが丁寧にマイナスに落とすと、前向きな状態でサポートに入ったアンヘル・コレアが絶妙な右足のダイレクトシュートを右隅へ突き刺した。
これで勝利に大きく近づいたアウェイチームは試合終盤にグリーズマン、デ・パウルを下げてスアレス、レマルの投入で試合をクローズにかかる。

後半アディショナルタイムにはDFフェリペのハンドで与えたペナルティアーク付近でのFKの場面で、キッカーのヤヌザイのシュートはGKオブラクがファインセーブで防いだものの、こぼれ球をグリディに頭で押し込まれて1点を返される。それでも、リードをきっちり守り切り1-2の勝利。今季最終戦を白星で飾り、自力での3位フィニッシュを決めた。

また、同日行われたセビージャvsアスレティック・ビルバオは、ホームのセビージャが1-0で勝利した。

逆転でのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得を目指す8位のアスレティック(勝ち点55)と、同じく逆転での3位フィニッシュを目指す4位のセビージャ(勝ち点67)による上位対決。

試合はホームのセビージャが優勢な入りを見せると、10分には左サイド深くでアクーニャが入れたクロスをゴール前に飛び込んだラメラが頭で合わすが、これは惜しくも右ポストを叩く。

以降はボールを握って押し込むセビージャ、カウンターで応戦するアスレティックという構図の下で一進一退の攻防が続く。27分にはボックス手前で強引に仕掛けたユーリのシュートがゴールネットを揺らすが、オンフィールドレビューの結果、トラップ際のハンドを取られてアウェイチームの先制点は認められず。

その後は球際でのバトルが強調され、両チームの選手がヒートアップする場面も散見。その中でアスレティックがよりゴールに迫るが、ボックス内に持ち込んだベレンゲルのシュートが枠を外れるなど、決め切るまでには至らなかった。

ゴールレスで迎えた後半はイニャキ・ウィリアムズのポスト直撃のシュート、VARのレビューでオフサイドとなったレキクの幻のゴールと互いに決定機を作り合うオープンに入りに。

以降はセビージャペースで試合が進むと、途中出場のラファ・ミルが決定的な仕事を果たす。68分、ラメラの絶妙なスルーパスでオフサイドラインを破ったラファ・ミルがボックス内に持ち込み、ニア下を狙ったシュートでGKとの一対一を冷静に制した。

その後は交代カードを切りながら危なげなく時計を進めたセビージャが、アスレティックの攻撃をクリーンシートで凌ぎ切り、得意のウノセロ勝利。直近4試合連続ドローと勝ち切れない状況が続いた中、ホーム最終戦で5試合ぶりの白星を飾った。

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名門フラメンゴを今月から率いるはフィリペ・ルイス39歳…トップ初指揮で初陣から2連勝も3試合目は黒星

つい数年前まで欧州の最前線で活躍した元ブラジル代表DFフィリペ・ルイス(39)。彼は今月から、名門フラメンゴを指揮している。 アトレティコ・マドリーのレジェンドにして、一時期はチェルシーにも所属。サイドバックとして確かな技術を持ちながらも、ハードな守備を厭わず、多くのファンを魅了したF・ルイス。 昨年末にフラメンゴで現役を引退すると、そのまま育成年代でコーチングキャリアへ。 当初はU-17チームだったが、夏にU-20を任され、10月に入るとトップチームがチッチ監督を解任…39歳F・ルイスが後任を託された。 3日の初陣は、国内カップ戦準決勝でいきなり強豪コリンチャンスと。F・ルイス新監督は「さっそくブラジル最大のクラシックマッチかよ(笑) このプレッシャーを光栄に感じないわけがないね」と語り、1-0勝利で1stレグ先勝。 続けて6日は初のリーグ戦。敵地でバイーアを2-0と撃破し、就任から公式戦2連勝とした。ブラジル『グローボ』いわく、この2試合は現地でとても高く評価されたそうだ。 しかし17日、リーグ戦第30節でフルミネンセに0-2と敗戦。初黒星にF・ルイス監督は「(準決勝)2ndレグの直前にこういった負け方は痛い。しかしサッカーは毎週、自己を回復し、自信を取り戻す猶予を与えてくれる。選手には頭を空っぽにしてもらいたい」とコメントした。 名手フィリペ・ルイス39歳の、名将への歩みが始まった。 2024.10.18 18:10 Fri

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