「一貫性に欠ける」アギーレ監督が考える久保建英の課題、高く評価も本音で厳しい指摘「良いプレーのあと、10分消える」
2022.04.26 11:25 Tue
マジョルカのハビエル・アギーレ監督が、日本代表MF久保建英について言及した。
かつて日本代表でも監督を務めたアギーレ監督。就任後から久保はベンチスタートが増えているが、スペイン『Ultima Hora』のインタビューに応じ、久保について言及した。
アギーレ監督は日本代表を率いた経験もあり、日本サッカーも知っているが、その目から見ても久保にはまだ足りないものがあるとコメント。才能を評価しながらも、厳しい指摘をした。
「彼がやっていることをもっと一定にする必要がある。少し、一貫性に欠けると感じている」
「彼は良いプレーを見せると、10分ほど消えてしまう。そして再び輝き、また消える」
「彼がなんとか90分間、自分のレベルを維持できれば、重要な選手になれるだろう。我々のためだけでなく、ラ・リーガでも、そしてどこにいてもだ」
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キャリア2度目となるレアル・マドリーからマジョルカへのレンタル移籍を経験している久保。今シーズンはケガの影響でプレーできない期間が長くあった中、ラ・リーガでは24試合に出場し1ゴール1アシスト、コパ・デル・レイでは3試合で1ゴール2アシストを記録している。しかし、期待された数字を残せているとは到底言えず。さらにチームは残留争いを繰り広げている中、3月末にルイス・ガルシア・プラサ監督を解任。アギーレ監督が就任した。アギーレ監督は日本代表を率いた経験もあり、日本サッカーも知っているが、その目から見ても久保にはまだ足りないものがあるとコメント。才能を評価しながらも、厳しい指摘をした。
「私は東京で1年間、満足したキャリアを過ごした。久保建英は、まだ若すぎてリーダーにはなれない」
「彼がやっていることをもっと一定にする必要がある。少し、一貫性に欠けると感じている」
「彼は良いプレーを見せると、10分ほど消えてしまう。そして再び輝き、また消える」
「彼がなんとか90分間、自分のレベルを維持できれば、重要な選手になれるだろう。我々のためだけでなく、ラ・リーガでも、そしてどこにいてもだ」
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