スウェーデンとのPOに臨むチェコ代表DFブラベツがチームメイトへの期待語る「力を発揮してくれる」

2022.03.24 18:05 Thu
Getty Images
チェコ代表のDFヤクブ・ブラベツが同胞のプレーに期待を寄せている。『UEFA.com』がコメントを伝えている。

24日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ(PO)の準決勝でスウェーデン代表と対戦するチェコ。グループEではウェールズ代表にあと一歩及ばず3位に終わったものの、UEFAネーションズリーグ2020-21の戦績上位2チームに入ったため、POへの出場権を獲得した。

しかし、POという重要な試合を前にチーム内では負傷者が相次ぎ、FWパトリック・シックに加え、GKイリ・パブレンカの代表不参加が決定。難しい状況にはなるものの、ブラベツはこれが他の選手にとってチャンスだとし、チームの選手たちに期待していると語った。
「重要な試合を前に多くの負傷者が出たことは残念だけど、他の選手にとっては自分の力を発揮するチャンスだ。ダビド・ジマやトマシュ・ホレシュとはまだ一緒にプレーいたことがないけど、よく知っている選手だよ」

「トマシュ・ヴァツリークが自分の力を発揮してくれると信じているよ。例え僕らが攻撃していても、守備に切り替わった瞬間からスウェーデンにシュートを撃たれないように最善を尽くさないといけない。代表チームに合流することやクラブではなく代表という環境に変わること、そしてこの試合そのものをみんなで楽しんでいきたいと思うよ」

ヤクブ・ブラベツの関連記事

チェコサッカー協会(FACR)は20日、チェコ代表を指揮するヤロスラフ・シルハヴィ監督(62)の退任を発表した。 シルハヴィ監督は、現役時代にはチェコスロバキア代表としてもプレー。引退後はスパルタ・プラハやビクトリア・プルゼニ、スロヴァン・リベレツ、スラヴィア・プラハなど国内の名門クラブを指揮し、2018年からチ 2023.11.21 10:01 Tue
チェコサッカー協会(FACR)は19日、アストン・ビラのDFヴラディミール・ツォウファルら3選手をチェコ代表から離脱させたことを発表した。 ツォウファルは、DFヤクブ・ブラベツ、FWヤン・クフタと共に18日、ナイトクラブに赴いたところを写真に撮られていた。 FACRは規律違反があったとして3選手を所属元のク 2023.11.20 00:40 Mon
チェコサッカー協会(FACR)は13日、今月に行われるUEFAネーションズリーグ2022-23に向けたチェコ代表メンバー20名を発表した。 今回の招集メンバーでは、負傷明けのエースFWパトリック・シックが復帰を果たしたほか、DFヴラディミール・ツォウファルとMFトマシュ・ソウチェクのウェストハムコンビやMFアント 2022.09.14 00:55 Wed
チェコサッカー協会(MFS)は27日、ユーロ2020に臨むチェコ代表メンバーの残り一枠にスロバン・リベレツ所属のMFミハル・サディレクを追加招集したことを発表した。 チェコを率いるヤロスラフ・シハビー監督は、25名の代表選手を発表した際に残り一枠はヨーロッパリーグのラウンド16・2ndレグのレンジャーズ戦で相手選 2021.05.28 00:01 Fri
チェコサッカー協会(MFS)は25日、ユーロ2020に臨むチェコ代表メンバーを発表した。 ヤロスラフ・シハビー監督は、25名の選手を選出。UEFA(欧州サッカー連盟)は26名までの登録を許可しており、1名が空いている状況となっている。 今回のメンバーには、GKトマシュ・ヴァツリーク(セビージャ)やFWパトリ 2021.05.26 17:35 Wed

チェコ代表の関連記事

元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの長男であるセリエBのピサに所属するFWルイ・トーマス・ブッフォンが、世代別代表でチェコ代表を選択した理由について明かした。 カルチョのレジェンド中のレジェンドの父とチェコ人モデルの元妻との間に生まれたルイは、2007年生まれの17歳で、2023年7月にピサのU-17チー 2025.03.20 08:00 Thu
“ブッフォン”がチェコ代表のユニフォームに袖を通す時代となった。 “ブッフォン”といえば、問答無用でジャンルイジ・ブッフォン氏(47)。イタリア代表の守護神として2006年ドイツW杯を制した、21世紀初頭を代表する世界的ゴールキーパーだ。 また、親族のロレンツォ・ブッフォン氏(95)も20世紀にイタリア代表 2025.03.02 19:46 Sun
欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートし 2024.12.14 01:07 Sat
ユーロ2024で衝撃的な記録が誕生した。 欧州の24カ国が頂点を目指す戦い。ユーロ2024もグループステージの全日程が終了し、ベスト16のチームが決定した。 優勝候補として挙げられている開催国のドイツ代表や、スペイン代表、イングランド代表、フランス代表など順当に勝ち上がり。一方で、クロアチア代表は予想に反し 2024.06.27 12:40 Thu
チェコ代表のイワン・ハシェック監督が、ユーロ2024からの敗退を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 26日、グループF最終節が行われ、チェコはトルコと対戦した。 チェコは勝利すればグループステージ突破を果たせる可能性を残しており、トルコも同様だった。 しかし、開始20分でアントニン・バラクが2 2024.06.27 11:50 Thu

ワールドカップの関連記事

埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの 2025.05.16 21:10 Fri
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 2025.05.05 23:05 Mon
かつて中国代表を指揮していた李鉄(リー・ティエ)氏の控訴が棄却され、実刑判決を受けることとなった。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 現役時代はエバートンやシェフィールド・ユナイテッドなどプレミアリーグでもプレーし、中国代表でもプレーしたリー・ティエ氏は、引退後に指導者となり、広州恒大(広州FC)でコンデ 2025.04.30 13:55 Wed
第1回大会開催から100周年を迎える2030年のワールドカップ(W杯)。64チーム参加という提案がなされている中、反対の意見も強く出ている。 2026年の北中米W杯は史上初となる48チームの参加に拡大となる中、その4年後の2030年は64チーム参加への拡大を南米サッカー連盟(CONMEBOL)が提案している。 2025.04.15 19:55 Tue
インテル・マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシの2026年の北中米ワールドカップ(W杯)出場ついて言及した。『The Athletic』が伝えた。 メッシはアルゼンチン代表としてW杯に4回、コパ・アメリカに5回出場。クラブレベルではバルセロナで数多くのタイトルを獲得した 2025.04.14 20:30 Mon

記事をさがす

ヤクブ・ブラベツの人気記事ランキング

1

ユーロ本戦出場目前のチェコで規律違反、アストン・ビラDFツォウファルら3選手を強制帰還

チェコサッカー協会(FACR)は19日、アストン・ビラのDFヴラディミール・ツォウファルら3選手をチェコ代表から離脱させたことを発表した。 ツォウファルは、DFヤクブ・ブラベツ、FWヤン・クフタと共に18日、ナイトクラブに赴いたところを写真に撮られていた。 FACRは規律違反があったとして3選手を所属元のクラブに強制帰還させたと発表。 チェコ代表は20日のモルドバ代表戦で負けなければユーロ本戦出場が決まるが、主力のツォウファルを欠いて臨むことになった。 2023.11.20 00:40 Mon

チェコ代表の人気記事ランキング

1

北中米W杯の欧州予選組み合わせ決定! 12カ国+POの4カ国が出場権獲得、来年3月からスタート【2026年北中米W杯欧州予選】

欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートしている中、ヨーロッパはUEFAネーションズリーグ(UNL)が開催されており、ここから本格的に予選がスタートする。 12のグループに分かれて行われる欧州予選。各グループの1位はW杯出場権を獲得。グループ2位の12カ国はプレーオフに進出し、その中から4カ国が出場権を獲得。ヨーロッパからは合計16カ国が出場することとなる。 UNLの準々決勝以降はまだ行われていないため、一部のグループは組み合わせが決まっていない中、確定しているグループもある。 イングランド代表はグループKに入り、5カ国で戦うことに。セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代表と同居した。 また、ベルギー代表はグループJに入り、ウェールズ代表、北マケドニア代表、カザフスタン代表、リヒテンシュタイン代表と同居している。 欧州予選は2025年3月から11月までの5回のインターナショナル・マッチウィークで行われることに。4カ国で組まれているグループAからFまでは9月まで予選が行われないこととなる。 <h3>◆2026年北中米W杯欧州予選組み合わせ</h3> 【グループA】 ドイツ/イタリア勝者 スロバキア 北アイルランド ルクセンブルク 【グループB】 スイス スウェーデン スロベニア コソボ 【グループC】 ポルトガル/デンマーク勝者 ギリシャ スコットランド ベラルーシ 【グループD】 フランス/クロアチア勝者 ウクライナ アイスランド アゼルバイジャン 【グループE】 スペイン/オランダ勝者 トルコ ジョージア ブルガリア 【グループF】 ポルトガル/デンマーク敗者 ハンガリー アイルランド アルメニア 【グループG】 スペイン/オランダ敗者 ポーランド フィンランド リトアニア マルタ 【グループH】 オーストリア ルーマニア ボスニアヘルツェゴビナ キプロス サンマリノ 【グループI】 ドイツ/イタリア敗者 ノルウェー イスラエル エストニア モルドバ 【グループJ】 ベルギー ウェールズ 北マケドニア カザフスタン リヒテンシュタイン 【グループK】 イングランド セルビア アルバニア ラトビア アンドラ 【グループL】 フランス/クロアチア敗者 チェコ モンテネグロ フェロー諸島 ジブラルタル 2024.12.14 01:07 Sat
2

C・ロナウドがユーロ得点王を初受賞! シックと5ゴールで並ぶもアシスト数で受賞

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36)がユーロ2020の得点王にあたる『UEFA EURO 2020 Alipay Top Scorer』に輝いた。 今大会ではオウンゴールが11ゴールと、過去15大会の総数(9ゴール)を1大会で上回る異例の形となったが、各国のエースストライカーたちが順当に仕事を果たした。 そういった中、最終的に得点王に輝いたのは、ユーロ史上初の5大会連続ゴールに、元イラン代表FWアリ・ダエイに並ぶ代表最多ゴール記録(109ゴール)を樹立したC・ロナウド。 C・ロナウドは今大会でチェコ代表FWパトリック・シックと5ゴールで並んでいたが、欧州サッカー連盟(UEFA)の基準ではゴール数で並んだ場合はアシスト数、出場時間数の少なさの順でランキングが決定するため、0アシストのシックに対して、1アシストのポルトガル代表FWが優位と判断されて嬉しいユーロ得点王初受賞となった。 ◆UEFA EURO 2020 Alipay Top Scorer 1.クリスティアーノ・ロナウド/ポルトガル 5ゴール(1アシスト、360分) 2.パトリック・シック/チェコ 5ゴール(0アシスト、404分) 3.カリム・ベンゼマ/フランス 4ゴール(0アシスト、349分) ▽以下(4ゴール) ロメル・ルカク/ベルギー エミル・フォルスベリ/スウェーデン ハリー・ケイン/イングランド 2021.07.12 13:42 Mon
3

ジローナ行き決定したチェコの次代DFリーダー/ラディスラフ・クレイチ(チェコ代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■チェコ代表</span> 出場回数:8大会連続8回目 最高成績:準優勝(1996) ユーロ2020結果:ベスト8 予選結果:グループE・2位 監督:イワン・ハシェック <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> DFラディスラフ・クレイチ(スパルタ・プラハ) 1999年4月20日(25歳) 今大会でのブレイク期待されるチェコの次代デイフェンスリーダー。前回大会のベスト8チームで、近年はクラブレベルでも健闘光るチェコはかつてJリーグでもプレーしたイワン・ハシェック監督の下で前回大会同様の躍進を目指す。 レバークーゼンで準主力を担ったシックら3選手、キャプテンのソウチェクとツォウファルのウェストハムコンビ、バラクやクフタが比較的名が知れた存在ではあるが、注目は先日にジローナ移籍が決定した左利きのセンターバック。 地元のズブロヨフカ・ブルノから国内屈指の名門スパルタ・プラハにステップアップした在籍5年間でセンターバック、サイドバック、守備的MFを主戦場に公式戦148試合に出場。PKキッカーを務めているとはいえ、ほぼ3試合に1点ペースとなる44ゴールを記録するなど得点力にも優れる守備者だ。 191cmの恵まれた体躯に優れたアスリート能力の有する左利きDFは、地対空の対人の強さに加え、足元の技術、戦術眼、ポジショニングにも優れる万能型で、スラビア・プラハではキャプテンも託されている。 攻守両面で持ち味を発揮しやすい3バックの左での起用が想定される中、ポルトガル、ジョージア、トルコと前線に強烈な個性を持つ相手に躍動を期待したい。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月18日(火) 《28:00》 【F】ポルトガル代表 vs チェコ代表 ▽6月22日(土) 《25:00》 【F】ジョージア代表 vs チェコ代表 ▽6月26日(水) 《28:00》 【F】チェコ代表 vs トルコ代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.インジフ・スタニェク(スラビア・プラハ) 16.マチェイ・コヴァル(レバークーゼン/ドイツ) 23.ヴィテツラフ・ヤロシュ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) DF 2.ダビド・ジマ(スラビア・プラハ) 3.トマシュ・ホレシュ(スラビア・プラハ) 4.ロビン・フラナーチ(ビクトリア・プルゼニ) 5.ヴラディミール・ツォウファル(ウェストハム/イングランド) 6.マルティン・ヴィティック(スパルタ・プラハ) 12.ダビド・ドウジェラ(スラビア・プラハ) 15.ダビド・ユラセク(ホッフェンハイム/ドイツ) 18.ラディスラフ・クレイチ(スパルタ・プラハ) 24.トマシュ・ヴルチェク(スラビア・プラハ) MF 7.アントニン・バラク(フィオレンティーナ/イタリア) 8.ペトル・セフチーク(スラビア・プラハ) 14.ウカシュ・プロヴォド(スラビア・プラハ) 17.バーツラフ・チェルニー(ヴォルフスブルク/ドイツ) 20.オンドレイ・リングル(フェイエノールト/オランダ) 21.ルカシュ・チェルフ(ビクトリア・プルゼニ) 22.トマシュ・ソウチェク(ウェストハム/イングランド) 25.パベル・シュルツ(ビクトリア・プルゼニ) 26.マテイ・ユラセク(スラビア・プラハ) FW 9.アダム・フロジェク(レバークーゼン/ドイツ) 10.パトリック・シック(レバークーゼン/ドイツ) 11.ヤン・クフタ(スパルタ・プラハ) 13.モイミール・ヒティル(スラビア・プラハ) 19.トマシュ・ホリー(ビクトリア・プルゼニ) 2024.06.18 19:00 Tue
4

数的不利を背負ったチェコが韓国に敗れ、不安を抱えてユーロへ《国際親善試合》

▽国際親善試合のチェコ代表vs韓国代表が5日にプラハのゼネラリアレーナで行われ、アウェイの韓国が2-1で勝利した。 ▽直近に行われたロシア代表とのテストマッチを勝利したチェコは、ユーロ2016本大会前最後のテストマッチで韓国と対戦。先発メンバーでは、チェフとロシツキの2大巨頭に加え、ダリダやネチドら主力が起用された。 <div id="ad"></div> ▽一方、スペイン代表とのフレンドリーマッチで1-6の惨敗を喫した韓国は、セレッソ大阪のGKキム・ジンヒョンに代わって、川崎フロンターレのGKチョン・ソンリョンを起用するなど、数人のメンバー変更を行った。 ▽試合はホームのチェコがボールを保持し、韓国がカウンターで応戦する形で推移していく。序盤は中盤での潰し合いが続くも、20分にチェコに決定機が訪れる。ボックス左でロシツキがニアポストを狙ったシュートを放つが、これは川崎Fの守護神が好守で阻んだ。 ▽一方、徐々にカウンターからチャンスを作り始めた韓国は26分に先制点を奪う。ボックス手前やや右の好位置で得たFKをユン・ビッカラムが直接狙うと、壁の上を越えたボールがゴール右隅に突き刺さった。 ▽先制を許したチェコはここから攻勢を強めていく。31分にはロシツキが直接FK、39分にはカデラベクの右クロスをゴール前のネチドが頭で合わすが、これを枠に飛ばすことができない。すると40分、自陣中央でロシツキが痛恨のボールロストを犯すと、このショートカウンターからボックス右に侵入したソク・ヒョンジュンに豪快な右足のシュートを決められ、格下相手にまさかの2点ビハインドで前半を終えた。 ▽迎えた後半、ハーフタイム明けにスカラク、プラシール、スヒー、リンベルスキーの4選手を投入したチェコは、この選手交代が開始早々のゴールをもたらす。46分、ボックス手前中央でスヒーが果敢にミドルシュートを放つと、これがゴール前のDFカク・テヒに当たってコースが変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。 ▽やや幸運な形から点差を1点に縮めたチェコは攻勢を強めると、51分にはスヒーがヘディングシュートでゴールを脅かすと、直後にはボックス右でゲブレ・セラシェが決定的なシュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩いた。 ▽その後もチェコペースで試合が進むも、60分にゲブレ・セラシェがこの試合2枚目のイエローカードをもらい、30分余りを残して10人での戦いを強いられることになった。それでも、66分には右サイドからのクロスをゴール前の混戦で拾ったシボクが決定的シュート。だが、枠の右隅を捉えたこのシュートはGKチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれた。 ▽一方、1点リードに加えて数的優位を手にした韓国はリスクを冒さず、相手にボールを持たせながら要所でカウンターを狙う戦い方でゲームをコントロール。それぞれゴールを奪ったユン・ビッカラム、ソク・ヒョンジュンをベンチに下げて逃げ切りを図った。 ▽後半半ばから終盤にかけて数的不利を感じさせない積極的な攻撃を仕掛けたチェコは、75分にリンベルスキーの右クロスをゴール前のスカラクが胸でプッシュする意表を突いたシュートを放つが、これはGKチョン・ソンリョンに阻まれ、同点ゴールとはならず。最後までゴールを目指したチェコだったが、試合はこのまま1-2のままタイムアップ。 ▽韓国相手に競り負けたチェコは、ユーロ本大会前最後のテストマッチを黒星で終えた。なお、チェコは13日にユーロ初戦のスペイン戦を戦うことになる。 2016.06.06 00:12 Mon
5

【ユーロ2016チーム紹介(15)】~チェコ~黄金期を知るベテラン2人がけん引、下馬評覆し決勝Tへ

▽かつて、パベル・ネドベドやカレル・ポボルスキ、ミラン・バロッシュなどを擁し世界ランク2位まで登りつめ、ユーロ2004では準々決勝まで勝ち進んだチェコ。当時を知る現在の代表メンバーはペトル・チェフとトーマス・ロシツキのみとなった。その他のメンバーを見るとネームバリューに乏しいが、パベル・ブルバ監督の下で組織を構築し、ユーロ2016予選グループAを1位で通過。素早いトラジションから繰り出される高速カウンターで、1996年大会以来となる決勝の舞台を目指す。 ◆基本布陣【4-2-3-1】<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/fom20160611cze_1_480_000.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽基本布陣はベテランとなったロシツキをトップ下に置く[4-2-3-1]。全体をコンパクトに保ち、トラジションで勝負する。両サイドを務めるドチカルは得点力、クレイチは突破力を活かした速攻が持ち味。中盤をオーガナイズするロシツキを経由した両サイドの攻撃は注目だ。 ◆チーム分析<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/euro2016cze_1_480_000.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>[GK/DF]★★★☆☆ ▽守護神を務めるのは、自身4度目の大会となるチェフ。移籍した今季はアーセナルでリーグ戦33試合31失点と、1試合1点以下の安定したパフォーマンスを見せた。ディフェンスラインも、カドレツ以外は所属チームの主力として活躍している。ユーロ予選で主力としてチームを支えたプロチャスカ不在がやや不安か。 [MF]★★★☆☆ ▽2列目はそれぞれが異なった役割を持っており、左のクレイチは縦への突破。中央のロシツキがゲームをオーガナイズし、右のドチルカがゴールを奪う。またボランチには日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンの屋台骨をになったダリダや、ボルドーで中軸を担ったプラシールが名を連ねる。チェコの好守にわたってカギを握るポジションだけに、主力が、ケガや累積警告で出場できなくなれば一気に苦しくなる。 [FW]★★☆☆☆ ▽チェコの一番の不安要素は前線。代表の常連であるネチドは予選5試合で1ゴール、ラファタも7試合1ゴールと結果を残せていない。ネチドはかつてチェコ代表で活躍したヤン・コラーを彷彿とさせる高さが武器であり、ラファタは動き出しで勝負をする。どちらも中盤に活かされるストライカーだけに、残された時間は少ないが周りとの連係を高めたい。 2016.06.12 20:00 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly