「説得は無意味」…ラングニックがポグバの去就巡るスタンス示す
2021.12.11 11:05 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのラルフ・ラングニック監督がフランス代表MFポール・ポグバ(28)の将来を巡る自らのスタンスを示した。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が報じている。
2016年夏にユベントスから古巣ユナイテッドに復帰したポグバ。たびたび移籍が噂されながら残留という流れを繰り返すなか、現行契約がついに12カ月を切った。
そして、今季も調子の波が激しく、負傷離脱中と思うようなシーズンを過ごせずにいるなか、先月からユナイテッドを率いるラングニック監督が持論を展開した。
「彼の残留に価値がないとまでは言わない。ただ、選手はクラブに、そしてマンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブに残り、プレーしたいという思いがないといけない」
「選手にマンチェスター・ユナイテッドのようなクラブでプレーしたいという思いがないというのなら、中長期的に見ても、考えを改めるよう説得するのに意味があるとは思わない」
ドイツ人指揮官はまた、「彼とは数日前に電話で15分ほどやりとりした」とリハビリが続くポグバとの会談を明らかに。そして、チーム全体をコントロールするのが自らの仕事だと主張した。
「私はポール・ポグバの監督であり、ほかの選手たちの監督でもある。野望は彼らをもっと良くすること、個々を向上させることだ」
「それはチーム全体のパフォーマンスを高めることによってのみ可能。チームの発展と持続なしに選手個々を育てるなど不可能だ」
2016年夏にユベントスから古巣ユナイテッドに復帰したポグバ。たびたび移籍が噂されながら残留という流れを繰り返すなか、現行契約がついに12カ月を切った。
そして、今季も調子の波が激しく、負傷離脱中と思うようなシーズンを過ごせずにいるなか、先月からユナイテッドを率いるラングニック監督が持論を展開した。
「選手にマンチェスター・ユナイテッドのようなクラブでプレーしたいという思いがないというのなら、中長期的に見ても、考えを改めるよう説得するのに意味があるとは思わない」
「サポーターからも素晴らしいサポートがある大きなクラブであるわけだから、クラブの誰も選手に残留するよう説得すべきじゃないと思っている。ただ、その一方で待ってみよう」
ドイツ人指揮官はまた、「彼とは数日前に電話で15分ほどやりとりした」とリハビリが続くポグバとの会談を明らかに。そして、チーム全体をコントロールするのが自らの仕事だと主張した。
「私はポール・ポグバの監督であり、ほかの選手たちの監督でもある。野望は彼らをもっと良くすること、個々を向上させることだ」
「それはチーム全体のパフォーマンスを高めることによってのみ可能。チームの発展と持続なしに選手個々を育てるなど不可能だ」
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