PSV指揮官ロジャー・シュミットが今季退団…最終年の契約を延長せず
2022.02.03 20:35 Thu
PSVは3日、ロジャー・シュミット監督(54)の今季退団を発表した。シュミット監督は今季が契約最終年。クラブによると、首脳陣とも協議したようだが、シュミット監督は契約を延長しない結論に至ったという。
テクニカルディレクター(TD)のジョン・デ・ヨング氏は「ここ数週間、よく話をした。ロジャーとは今後も一緒にやっていきたかったが、今季限りでの退任が決まった。残念だが、今季中に1つでも多くのタイトルを獲得する目標は変わらない」と語っている。
シュミット監督はプロ選手としての経験こそないが、母国ドイツの下部クラブで指導者キャリアを歩み始め、2012年にレッドブル・ザルツブルク監督に就任。2014年からレバークーゼンを率いた後、中国を経て、昨季からオランダの名門PSVで指揮を託された。
ゲーゲンプレッシングの生みの親ともいわれるラルフ・ラングニック現マンチェスター・ユナイテッド監督の錚々たる教え子の1人であるシュミット監督の1年目はエールディビジ2位。今季はここまで首位のアヤックスに2ポイント差の2位と優勝を争っている。
そのほか、KNVBカップやヨーロッパ・カンファレンスリーグの戦いも残されており、最大で3つのタイトル獲得チャンスがある。
テクニカルディレクター(TD)のジョン・デ・ヨング氏は「ここ数週間、よく話をした。ロジャーとは今後も一緒にやっていきたかったが、今季限りでの退任が決まった。残念だが、今季中に1つでも多くのタイトルを獲得する目標は変わらない」と語っている。
シュミット監督はプロ選手としての経験こそないが、母国ドイツの下部クラブで指導者キャリアを歩み始め、2012年にレッドブル・ザルツブルク監督に就任。2014年からレバークーゼンを率いた後、中国を経て、昨季からオランダの名門PSVで指揮を託された。
そのほか、KNVBカップやヨーロッパ・カンファレンスリーグの戦いも残されており、最大で3つのタイトル獲得チャンスがある。
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