8発圧勝の王者フランス、デシャン監督「完璧な夜と言うつもりはない」としながらも選手のパフォーマンスを手放しで喜ぶ

フランス代表のディディエ・デシャン監督が、カタール・ワールドカップ(W杯)出場を喜んだ。フランスサッカー連盟(FFF)が伝えた。

フランスは13日、カタールW杯欧州予選でカザフスタン代表と対戦した。
首位のフランスは勝てばW杯出場が決まる中、最下位のカザフスタン相手に圧巻のパフォーマンス。開始6分でキリアン・ムバッペが先制すると、12分、32分とゴールを奪いハットトリックを達成。前半を3-0で折り返すと、後半に入ってはカリム・ベンゼマが2ゴール、アドリアン・ラビオ、アントワーヌ・グリーズマンが追加点を奪い、87分にムバッペが4点目を決めてフィニッシュ。8-0と圧勝した。

10月にはUEFAネーションズ・リーグを制した、ロシアW杯王者は、7大会連続16度目の本大会出場が決定。デシャン監督は、出場権獲得を喜び、目標の1つを達成したと語った。

「出場権獲得の喜びに感謝しなければならない。選手たちはピッチを回り、多くのファンとのふれあいを楽しみ、感謝していた」「彼らは私と同様に、スタッフにとも一緒に喜んでいる」

「今年の3つの目標の1つであり、ネーションズリーグで優勝した後に達成した」

「完璧な夜と言うつもりはないが、選手たちが全てを懸けたからこそ、そう見える」

「7試合の中で、カザフスタンはあまりゴールを決めていなかった。でも今夜はとてもクオリティの高いプレーができたので、彼らをより苦しめてしまった」

また、この試合でフランス代表として4人目となる1試合4ゴールを達成したムバッペについても称賛。チームとしても攻撃陣が良く機能したと語った。

「彼にとって効率が良い夜だった。多くのゴールを決めるという能力を持っている。彼が各試合で4ゴールを決め、頭を使い始めたら…」

「彼は完璧主義者であり、多くの違いを生み出す能力を持っている。彼のおかげでカウンターで相手をパニックに陥れる」

「若い選手だが、今日、フランスチーム全体で、気品や効率性、メンタリティの全てを示すことができた」

「彼は5点目を決めることができたが、PKをアントワーヌに任せた。これによって、攻撃全体で今夜の攻撃の臨場感を共有することができる」