皇帝の逝去から一年。スーパーカップの冠名に決定/六川亨の日本サッカー見聞録
2025.01.04 11:00 Sat
"皇帝”の逝去から1年
早いもので、西ドイツが生んだ偉大なフットボーラーであるフランツ・ベッケンバウアー氏が亡くなってから一年が経とうとしている(24年1月8日に逝去。78歳)。現役時代は「皇帝」のニックネームで尊敬を集め、守備だけでなく攻撃にも自由に参加する「リベロ」という概念を確立した。
W杯は66年イングランド大会で準優勝、70年メキシコ大会は3位、そして自国開催となった74年西ドイツ大会では母国に2度目となるトロフィーをもたらした。監督(肩書きはチームシェフ)として86年メキシコ大会こそディエゴ・マラドーナ率いるアルゼンチンに敗れて準優勝に甘んじたが、90年イタリア大会ではアルゼンチンに雪辱を果たし、選手と監督でW杯を制した2人目という偉業を達成した。
同じく選手と監督でW杯に優勝したブラジルの名将マリオ・ザガロ氏も24年1月5日にこの世を去り(享年92歳)、選手・監督でW杯に優勝したのはディディエ・デシャン1人になった。
さらに昨年10月6日には、西ドイツW杯決勝でベッケンバウアー氏と好勝負を演じたオランダのヨハン・ニースケン氏も逝去した(73歳)。西ドイツとの決勝戦での先制点、ゴール中央に強シュートを突き刺した衝撃は今でも忘れられない。彼のシュートは、それまで左右のスミを狙うのが常識だったPKに、新たな発想をもたらしたのではなだろうか(パネンカのチップキックによるPKも伝説だ)。
すでに2016年3月24日には、もう一人の“ヨハン”であるクライフ氏も亡くなっている。「トータルフットボール」の具現者として世界に衝撃を与えただけでなく、指導者としてバルセロナでは超攻撃的なスタイルを確立。現在のバルサの礎を築いたと言っても過言ではないだろう。彼の出現で背番号「14」は特別な番号になったはずだ。
すでにバイエルン・ミュンヘンはベッケンバウアー氏の現役時代の背番号「5」を永久欠番にすると発表していた。それに続き、シーズン開幕前にブンデスリーガ優勝クラブとDFBポカール優勝クラブが激突する大会の名称が「フランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップ」に変更されることになった。
かつてW杯のトロフィーは、ブラジルが70年メキシコ大会で3度目の優勝を果たし、永久保持するまでは、W杯の提唱者であるフランス人の「ジュール・リメ杯」と呼ばれていた(74年以降は特別な名称はない)。同じくEUROのトロフィーも提唱者であるフランス人の名前をとって「アンリ・ドロネー杯」と呼ばれていた。
しかし公式戦の名前に選手個人の名前が冠されるのは今回が初めてではないだろうか。近年の大会名にはネーミングライツ権を売ることで、企業の名前が冠されることが一般的になりつつある。そんななかで、今回のDFLの英断に拍手を送ると同時に、今年8月16日の大会では古巣バイエルンの復活にも期待したい。
文・六川亨
W杯は66年イングランド大会で準優勝、70年メキシコ大会は3位、そして自国開催となった74年西ドイツ大会では母国に2度目となるトロフィーをもたらした。監督(肩書きはチームシェフ)として86年メキシコ大会こそディエゴ・マラドーナ率いるアルゼンチンに敗れて準優勝に甘んじたが、90年イタリア大会ではアルゼンチンに雪辱を果たし、選手と監督でW杯を制した2人目という偉業を達成した。
同じく選手と監督でW杯に優勝したブラジルの名将マリオ・ザガロ氏も24年1月5日にこの世を去り(享年92歳)、選手・監督でW杯に優勝したのはディディエ・デシャン1人になった。
すでに2016年3月24日には、もう一人の“ヨハン”であるクライフ氏も亡くなっている。「トータルフットボール」の具現者として世界に衝撃を与えただけでなく、指導者としてバルセロナでは超攻撃的なスタイルを確立。現在のバルサの礎を築いたと言っても過言ではないだろう。彼の出現で背番号「14」は特別な番号になったはずだ。
そんなレジェンドの1人である「皇帝」の功績を称え、昨年12月20日、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は25~26シーズンからDFLスーパーカップの名称にフランツ・ベッケンバウアー氏の名前を冠することを発表した。
すでにバイエルン・ミュンヘンはベッケンバウアー氏の現役時代の背番号「5」を永久欠番にすると発表していた。それに続き、シーズン開幕前にブンデスリーガ優勝クラブとDFBポカール優勝クラブが激突する大会の名称が「フランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップ」に変更されることになった。
かつてW杯のトロフィーは、ブラジルが70年メキシコ大会で3度目の優勝を果たし、永久保持するまでは、W杯の提唱者であるフランス人の「ジュール・リメ杯」と呼ばれていた(74年以降は特別な名称はない)。同じくEUROのトロフィーも提唱者であるフランス人の名前をとって「アンリ・ドロネー杯」と呼ばれていた。
しかし公式戦の名前に選手個人の名前が冠されるのは今回が初めてではないだろうか。近年の大会名にはネーミングライツ権を売ることで、企業の名前が冠されることが一般的になりつつある。そんななかで、今回のDFLの英断に拍手を送ると同時に、今年8月16日の大会では古巣バイエルンの復活にも期待したい。
文・六川亨
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デニス・ローの訃報に思い出すトリノでの出会い/六川亨の日本サッカーの歩み
1月18日、19日の両日、熊本で開催された第14回フットボールカンファレンスにズームで参加した。このカンファレンスは基本的に指導者向けで有料のため、オブザーバーはSNSでの発信を禁じられている。このため「指導者育成システム」の講義内容を紹介することはできない。 そのカンファレンスの冒頭、司会を務めた影山雅永JFA技術委員長は23~24年に他界したサッカー界のレジェンドたちを追悼するため黙祷を行った。 ボビー・チャールトン、マリオ・ザガロ、フランツ・ベッケンバウアー、アンドレアス・ブレーメ、ルイス・メノッティ、クリストフ・ダウム、ゴラン・エリクソン、サルバトーレ・スキラッチ、ヨハン・ニースケンスら60年代から90年代にかけて活躍した選手・監督たち。 そして日本人では日本代表や三菱のチームドクターとしてパイオニア的な存在だった大畠襄ドクター、70年のメキシコW杯で線審を務め、日本人初のW杯審判員を務めた丸山義行レフェリー、フジタ工業(現湘南)でJSLや天皇杯に優勝し、平塚や群馬の監督を歴任した植木繁晴氏、清水東高校の勝沢要監督、大宮や札幌で活躍したものの昨年1月に38歳の若さで逝去した横山知伸氏、そして昨年末に99歳で亡くなられたフリージャーナリストの賀川浩氏へ哀悼の意を表した。 そして19日、スコットランド代表で、マンチェスター・ユナイテッドの黄金時代を築いたFWデニス・ロー氏の訃報が飛び込んできた。84歳だった。 ロー氏はハダースフィールドでプロのキャリアをスタートさせると、マンチェスター・シティ、トリノを経てユナイテッドに加入。リーグ優勝に加えFAカップ制覇、そしてユナイテッド初のチャンピオンズ・カップ(現CL)優勝にも貢献。ポジションはいまでいうシャドーストライカーで、エレガントなプレースタイルからゴールを量産し、ジョージ・ベストのクロスから鮮やかなヘディングシュートを決めるシーンを「ダイヤモンドサッカー」で見た記憶がある。 ユナイテッドでは通算400試合以上に出場し、237ゴールを記録。スコットランド代表でも55試合に出場し、ケニー・ダルグリッシュと並ぶスコットランド代表歴代最多となる30得点を記録した。スコットランド代表の選手としてただ一人、64年にバロンドールも受賞している。そしてシティとユナイテッドの両チームでプレーした初めての選手でもあった。 W杯の出場は74年西ドイツ大会の1回だけだったのは、やはり英国4協会で別々に予選を戦ったため“世界の壁”は厚かったということだろう。当時のロー氏はすでに34歳。初戦のザイール戦こそスタメン出場を果たし、ピーター・ロリマーとジョー・ジョーダンのゴールで2-0と勝ったものの、ブラジルと0-0、ユーゴスラビアと1-1の結果、得失点差でグループリーグ敗退を余儀なくされ、ロー氏のW杯出場は1試合で終わった。 この大会にイングランドは出場していなかったが、ロングボール主体のキック&ラッシュとは違い、ショートパスをつないで攻めるスコットランドのスタイルは新鮮な驚きだった。 ジョージ・ベストと並んでアイドルだったロー氏に初めて会ったのは1990年イタリアW杯だった。決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン対ブラジル戦を取材にトリノのデッレ・アルピ・スタジアムへ行ったときのことだ。アルプスからの冷たい風が吹き付けるスタジアムだったが、プレスルームのカフェでロー氏はエスプレッソを飲んでいた。思わず声をかけて写真撮影をお願いすると笑顔で応えてくれた。現役時代と変わらない柔和で人懐こい笑顔はいまでも忘れられない。 2025.01.20 13:00 Mon3
歴史上で8人! メッシ&C・ロナウドも未達成…カカ以外にW杯、CL、バロンドールを獲った選手
▽元ブラジル代表MFカカ(35)が17日、現役引退を発表した。カカはそのキャリアの中で数々の栄光を手にしてきたが、ワールドカップ(W杯)、チャンピオンズリーグ(CL)、そしてバロンドールを受賞した選手は、フットボール史上でわずか8選手となっている。『B/R Football』が伝えている。 ▽サンパウロやミラン、レアル・マドリーなどでプレーし、オーランド・シティとの契約が満了した今シーズンの現役引退を先日に発表したカカ。同選手は2002年の日韓W杯で優勝を経験し、2006-07シーズンにはミランでCLを制覇。2007年にバロンドールを達成した。この3タイトルの獲得は、W杯優勝を経験していないFWリオネル・メッシとFWクリスティアーノ・ロナウドも未達成だ。 ▽カカ以外に3つのタイトルを獲得した選手は以下のとおり。 <B>FWボビー・チャールトン(イングランド)</B> ・W杯(1966年) ・CL(1967-68) ・バロンドール(1966年) <B>FWパオロ・ロッシ(イタリア)</B> ・W杯(1982年) ・CL(1984-85) ・バロンドール(1982年) <B>FWゲルト・ミュラー(ドイツ)</B> ・W杯(1974年) ・CL(1973-74、1974-75、1975-76) ・バロンドール(1970年) <B>DFフランツ・ベッケンバウアー(ドイツ)</B> ・W杯(1974年) ・CL(1973-74、1974-75、1975-76) ・バロンドール(1972年、1976年) <B>MFジネディーヌ・ジダン(フランス)</B> ・W杯(1998年) ・CL(2001-02) ・バロンドール(1998年) <B>FWリバウド(ブラジル)</B> ・W杯(2002年) ・CL(2002-03) ・バロンドール(1999年) <B>FWロナウジーニョ(ブラジル)</B> ・W杯(2002年) ・CL(2005-06) ・バロンドール(2005年) 2017.12.20 10:57 Wed4
ペレさんの思い出/六川亨の日本サッカーの歩み
新年、明けましておめでとうございます。 といったところで恐縮だが、やはり昨年末の29日に死去した“キング"ペレに触れないわけにはいかないだろう。 選手としてただ一人3度のW杯に優勝し、当時の優勝トロフィーだったジュール・リメ杯を永久保持する原動力となったことや、初めて1000ゴールを達成するなど「記録にも記憶にも残る」偉大なストライカーだった。 ブラジルは過去すべてのW杯に出場している唯一の国だが、グループリーグで敗退したことが3度ある。第1回の1930年ウルグアイ大会はグループリーグでユーゴスラビアに負け、続く34年イタリア大会はトーナメント方式で行われたため初戦でスペインに敗退した。 そして現行の形に近い参加16チームが4チームずつのリーグ戦を行い、各グループの上位2チーム計8チームがトーナメント形式で争う58年スウェーデン大会以降で、ブラジルがグループリーグで敗退したのは66年イングランドW杯しかない。 このイングランドW杯はブラジルの3連覇がかかっていたが、ペレはヨーロッパ勢の悪質なファウルに苦しめられた。初戦のブルガリア戦(2-0)で負傷すると、続くハンガリー戦(1-3)は欠場を余儀なくされた。そしてポルトガル戦(1-3)で復帰したものの、またも激しいタックルを受けてピッチ外へと運び出され、ブラジルはグループリーグで敗退した。 当時のW杯では選手交代が認められていなかった。ところがペレの負傷によりブラジルの戦力は明らかにダウンしたため、70年メキシコ大会から2人まで選手交代ができるようになった。 さらにイングランドW杯は、ヨーロッパ・スタイルのラフプレーまがいのタックルを主審が反則として取らなかったため南米勢は苦しめられたが、アルゼンチンはラフプレーにはラフプレーで応酬。このため準々決勝のイングランド戦は「まるで戦争だ」とも言われ、英国人はアルゼンチン人を「アニマル」と揶揄した。 35分にはアルゼンチンのラティン主将が退場を命じられたが、執拗に主審に食い下がったため試合が中断された。そこでメキシコ大会からは観衆やテレビの視聴者にも分かりやすいように、警告にはイエローカードが、退場にはレッドカードが採用されることになった。もちろん選手に反論は許されなかった。 話を“キング"に戻そう。90年代の頃、友人から1本のビデオをダビングしてもらった。タイトルはポルトガル語で『isso é pele』(英語だとthis is pele)といい、60~70年代のペレの全盛期のゴールシーンを集めたビデオだった。 このビデオを見て腰を抜かした。当時の90年代までヨーロッパや南米の名選手が使っているフェイントのほとんどを、すでに30年前のペレが実践していたからだ。「ありとあらゆるフェイントの原型はペレにあった」と言ってもいい。それほど多彩なフェイントとトップスピードで対戦相手を幻惑し、いとも簡単に抜いては次々とゴールを決めていった。 残念ながらこのビデオは友人に貸したところ、よくあるパターンでその後は所在不明となってしまった。 年末にはネットでもペレの功績が多くのメディアで取り上げられた。その中にはディエゴ・マラドーナと比較する論調もあった。 プレーした時代が違うため、比較すること自体、あまり意味はないと思う。アルゼンチン人ならペレよりマラドーナが上だときっと言うだろう。国によって、世代によって変わるものだからだ。 しかし、2000年の暮れ、まだサッカー専門誌に勤務していた頃、1年近くかけて『20世紀のベストプレーヤー100』という増刊号を無謀にも出した。きっかけはイングランドのサッカー専門誌『ワールドサッカー』が読者や識者アンケートで20世紀のベスト100を人をランキングしたからだった。 『ワールドサッカー』のランキングを参考にしつつ(記事の翻訳・転載契約は断られたが自由に使っていいと言われたため)、日本ならどんな順位になるのか、編集部で意見をぶつけあった。そこで問題となるのはベスト10、さらに言うならベスト4の順位をどうするかということだった。 基本的にアルフレッド・ディ・ステファノ(6位)、フェレンツ・プスカシュ(9位)、スタンレー・マシューズ(10位)といった、編集者がプレーをライブで見ていない選手は『ワールドサッカー』誌の順位を踏襲した。 問題となったのは、ペレかマラドーナ――に加えてトータル・フットボールを具現化したヨハン・クライフと、リベロという概念を確立したフランツ・ベッケンバウアーをどう扱うかということだった。 結論から言うと、1位はペレ、2位がクライフ、3位がマラドーナ、そして4位がベッケンバウアー(5位がプラティニ)ということになった。たぶん、選んだスタッフの世代(年齢)がクライフを2位に “推し"たのだと思う。ペレが『10』をエースナンバーにしたように、クライフの『14』もある年代には特別な番号となったからだろう。 そしてペレは、72年にサントスFCでの初来日以来、77年のニューヨーク・コスモス(引退試合でベッケンバウアーらと来日)、84年には釜本邦茂の引退試合(ヤンマー対日本リーグ選抜)と国立競技場で3回プレーした。さらにサッカー教室や2002年W杯の招致活動などでも来日するなど大の親日家だった。 前述の増刊号の巻頭にも選出されたことに対する感謝のメッセージに加え、Jリーグと日韓W杯の成功を祝うレターを送ってくれた。 そんな“キング"と仕事で会うと、日系人の通訳が気をきかせてくれて、いつも「ロクカワさん」と低音ながら温かみのある声で呼びかけてくれた。そうした細やかな気配りの人柄が、世界中のファンから愛された一番の理由であることは疑う余地はない。 サッカー界に語り継がれる“巨星"は墜ちてしまった。しかし、彼の逝去を悼む声の多さに救われたのは私だけではないだろう。“キング"は“永遠"になった。 2023.01.02 22:00 Mon5
皇帝の訃報に思うこと/六川亨の日本サッカーの歩み
今回のコラムは昨日行われた第102回全国高校サッカー選手権の決勝、青森山田高対近江高の試合で書く予定でいた。しかし8日、「皇帝」と言われた西ドイツ(当時)のDFフランツ・ベッケンバウアー氏(78歳)の訃報が届いたので彼のエピソードを紹介したい。 それにしても訃報が続く。1月5日にはブラジル人のマリオ・ザガロ氏が92歳で逝去した。選手として、そして監督としても初めてW杯を制したザガロ氏。彼には、かつて東京ガスの招きでサッカークリニックに来日した際にインタビューしたことがあった。若気の至りで「74年のW杯ではクライフのオランダに完敗しましたね」と聞いてしまったが、通訳の方が気を利かして質問をスルーしてくれたので助かった思い出がある。 昨年10月にはボビー・チャールトン氏(86歳)も他界した。中学・高校時代に憧れた選手が次々といなくなるのは寂しいものだ。 ベッケンバウアー氏のプレーを初めてテレビで見たのは、三菱ダイヤモンドサッカーが放映した70年メキシコW杯だった。衝撃的だったのが準決勝のイタリア戦だ。 開始8分にFWロベルト・ポニンセーニャのゴールでイタリアが先制。試合中には接触プレーで倒されたMFベッケンバウアーが、右肩を脱臼しながらも包帯で腕を吊ってプレーを続行した。そして90分、DFカール=ハインツ・シュネリンガーのスライディングシュートで西ドイツが土壇場でタイスコアに追いついた。 ここから両チームは壮絶な点の取り合いを演じた。まず94分、FWゲルト・ミュラーが西ドイツの逆転ゴールを決めると、98分にはDFタルチシオ・ブルニチが同点ゴールをゲット。そして108分にイタリアはFWルイジ・リーバが勝ち越しに成功したが、110分に再びミュラーがゴールを決めて3-3のイーブンに戻す。しかし111分、MFジャンニ・リベラの決勝点でイタリアがファイナルへの出場権を獲得したのだった。 西ドイツにとって不運だったのは、準々決勝のイングランド戦に続いての延長戦だったこと。前回イングランドW杯決勝と同じ顔合わせとなった試合は、イングランドがMFアラン・マレリーとMFマーチン・ピータースのゴールで2点を先行した。 しかし西ドイツは68分にベッケンバウアーが1点を返すと、76分にFWウーベ・ゼーラー、108分にミュラーが決勝点を奪って前回大会の雪辱を果たしたのだった。「ゲルマン魂」という言葉を初めて聞いたのも、70年メキシコW杯だったと記憶している。 ザガロ氏に続いて、選手としても監督としてもW杯を制したベッケンバウアー氏(3人目はディディエ・デシャン)。選手としてバイエルン・ミュンヘンで頂点を極め、西ドイツ代表として72年のEUROと74年のW杯で王者となり、監督としてもバイエルンやオリンピック・マルセイユ、そしてドイツ代表を率いてチームを優勝へ導いた。バロンドールなどの個人タイトルも数え切れないほど受賞している。 そんなベッケンバウアー氏を、同じドイツ人ジャーナリストのマーティン・ヘーゲレ氏は「ミスター・パーフェクト。何をやっても成功する強運の持ち主だ」と感嘆していた。 「皇帝」の安らかな眠りを祈りたい。 2024.01.10 15:00 Wedバイエルンの人気記事ランキング
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スケッチャーズがサッカースパイク界に進出!契約第1号はバイエルン移籍のイングランド代表FWケイン
「SKECHERS(スケッチャーズ)」がバイエルンに加入したイングランド代表FWハリー・ケインとの契約を発表した。 アメリカの大手運動靴ブランドであるスケッチャーズ。機能性とデザイン性を兼ね備えた豊富なラインアップ展開が人気だ。 これまで、MLBのロサンゼルス・ドジャースに所属するクレイトン・カーショウ投手やプロゴルファーのマット・クーチャーなどとも契約してきたスケッチャーズだが、今回初めてサッカースパイクを制作。「SKX_01」というモデルを発表した。 「SKX_01」の発表と合わせて、ケインとの契約も発表。『FOOTY HEADLINES』によると、まだ発表されていないもののケイン以外の選手との契約も予定されているようだ。 なお、ケインは18日に行われるブンデスリーガ開幕節のブレーメン戦で、早速発表されたばかりのモデルを着用するようだ。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】スケッチャーズ史上初となるサッカースパイク「SKX_01」</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CwDhQNiNUJT/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CwDhQNiNUJT/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; 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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CwDhQNiNUJT/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Harry Kane(@harrykane)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CwDFp0_t0VN/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/CwDFp0_t0VN/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/CwDFp0_t0VN/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Harry Kane(@harrykane)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.08.18 12:25 Fri3
18-19シーズンCL最優秀ゴールノミネート!一瞬にして3人を抜き去ったロッベンの無双ドリブル【スーパーゴール図鑑/バイエルン編】
【得点者プロフィール】 アリエン・ロッベン(当時34歳) 国籍:オランダ 所属:バイエルン ポジション:FW 身長:180cm 世界最高峰のウィンガーとしてバイエルンで長らく活躍したロッベン。圧倒的なスピードと分かっていても止められないカットインからのシュートを武器にゴールを量産した。 【試合詳細】 日程:2018年11月27日 大会:チャンピオンズリーグ グループE第5節 対戦相手:バイエルン 時間:前半13分(0-0) <div id="cws_ad">◆ロッベンが見せた無双ドリブル<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJhT3JheVFWciIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> </div> 敵陣右サイド深くでボールを持ったロッベンはライン際からドリブルを開始。バルセロナのFWリオネル・メッシさながらの細かいタッチで相手DF3人の間をあっさりと抜いてしまうと、ボックス内に侵入。カバーに来たDFもかわすと、最後は得意の左足コントロールシュートでゴール右上へと沈めた。 ロッベンはこのゴールは、2018-19シーズンのCL最優秀ゴールにもノミネートされた名ゴールとなった。 <span data-sg-movie-id="751" data-sg-movie-title="【ロッベン無双】分かっていても止められないドリブルからの豪快ショット"></span> 2021.02.05 18:00 Fri4
ケガに泣かされたチアゴ・アルカンタラが33歳で現役引退、古巣バルセロナのコーチングスタッフ入りへ
リバプールを退団した元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(33)が8日、自身のXで現役引退を発表した。 チアゴはバルセロナ、スペイン代表、バイエルン、リバプール時代の自身の4枚の写真を添え、以下のメッセージを残した。 「常に僕に与えてくれたものを返したいと思って過ごしていた。与えられた時間に感謝している。楽しむことができたよ。ありがとう、フットボール。これまで僕に関わり、僕をより良い選手、良い人間にしてくれた皆に感謝している。また会おう」 バルセロナのカンテラ出身のチアゴは、バルセロナで公式戦100試合出場11ゴール20アシストを記録。2度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝、4度のラ・リーガ優勝、2度のコパ・デル・レイ優勝を経験した。 そしてバイエルンでは公式戦235試合出場31ゴール37アシストを記録。1度のCL優勝、7度のブンデスリーガ優勝、4度のDFBポカール優勝を経験した。 とりわけケガに泣かされたリバプールでは公式戦98試合出場3ゴール6アシストを記録。FAカップとEFLカップをそれぞれ1度ずつ優勝を経験していた。 なお、今後は古巣バルセロナでかつてバイエルンで師弟関係にあったハンジ・フリック監督の下、コーチングスタッフ入りすると報じられている。 2024.07.09 07:00 Tue5
