選手&監督でW杯を制したデシャン監督、2026年の北中米W杯後にフランス代表監督を退任へ「頭の中ではとても明確」

2025.01.08 23:45 Wed
フランス代表でW杯を制したデシャン監督
Getty Images
フランス代表でW杯を制したデシャン監督
フランス代表を指揮するディディエ・デシャン監督(56)が、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)を最後に退任することを発表した。

現役時代はフランス代表としても活躍し、1998年のフランスW杯でキャプテンとして見事に優勝。引退後に指導者に転身すると、クラブチームを指揮した中、2012年にフランス代表の監督に就任。2018年のロシアW杯で見事に優勝に導き、マリオ・ザガロ氏、フランツ・ベッケンバウアー氏に続いて、選手と監督としてW杯を制する3人目の偉業を達成した。

また、2016年のユーロでは準優勝、2022年のカタールW杯でも準優勝と結果を残してきたデシャン監督だが、フランス代表としてのキャリをの終わりを口にした。
フランス『TF1』でのインタビューでデシャン監督は「2026年には終わるだろう。私の頭の中で、それはとても明確だ」と、自身の中で決断を下しているという

「私はフランスを最高レベルに維持するという同じ願望と情熱を持って、自分の時間を全うした」
「もう辞めよう、この後の人生もある。と言えるようにならなければならない。フランスにとって最も重要なのは、長年そうであったように、トップの座を維持することだ」

2026年北中米W杯の予選に関しては、ヨーロッパではまだスタートしていない状況。フランス代表も出場権を確保できるかは未確定だが、まずは3月のUEFAネーションズリーグの結果でグループが決定する。

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レ・ブルー初招集オリーズが母国イングランドではなくフランスでのプレー理由説明…同僚バデが意外な特技も明かす

レ・ブルー初招集となったバイエルンMFマイケル・オリーズが、母国イングランドではなくフランス代表でのプレーを決断した理由を明かした。フランス『レキップ』が伝えている。 ナイジェリア人の父親とアルジェリア系フランス人の母親の元、イングランドのロンドンで生まれ育ったオリーズ。アカデミー年代ではアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティという名門を渡り歩き、レディングでプロキャリアをスタート。その後、2021年夏にクリスタル・パレスへステップアップを遂げると、今夏はビッグクラブの争奪戦の中でバイエルンへ完全移籍した。 バイエルン移籍までイングランド一筋のクラブキャリアを歩んできた左利きの攻撃的MFだが、U-18チームから母親の母国フランスの代表チームでもプレーを選択。先のパリ・オリンピックではU-23フランス代表の一員として銀メダル獲得に貢献した。 そして、今回のインターナショナルマッチウィークではディディエ・デシャン監督から招集がかかり、レ・ブルー初選出となった。 3日、同じくA代表デビューが期待されるローマMFマヌ・コネ、セビージャDFロイク・バデとパリ五輪のチームメイトと共に公式会見に出席したオリーズは、ややたどたどしいフランス語で生まれ故郷のイングランドではなく、フランスでのプレーを決断した背景を説明。 明確な理由について言及は避けたが、「母はフランス出身で、僕は子供の頃にここに来たことがある。フランス代表チームとの繋がりがあったし、フランスでプレーしているんだ」と語った。 また、レ・ブルーのロールモデルに関して問われると、母と同じアルジェリア系フランス人のジネディーヌ・ジダン氏とパリ五輪で指導を受け、現在も連絡を取り合っているティエリ・アンリ氏の2人のレジェンドの名前を挙げた。 今回の会見の様子やフランス語が不得手という部分で、少し内向的な性格も窺わせたオリーズ。 そういったこともあり、会見ではチームメイトであるバデにオリーズの人となりに関する質問が飛ぶと、「とてもいいヤツだよ」という言葉と共に意外な特技が明かされた。 「マイケルはとてもいいヤツだよ。僕らは(パリ五輪の期間に)2カ月間一緒に過ごしていたけど、彼は本当にいいヤツなんだ。彼は人狼ゲーム(カードゲーム)がとても得意で、人を操る人間だね(笑)」 また、現状では右ウイングを主戦場とする可能性が高い中、右サイドバックとしてコンビを組む可能性が高いバルセロナDFジュール・クンデは、ピッチ内外での適応をサポートしたいと語った。 「ここには他の人よりも社交的な人間がたくさんいるし、とても歓迎的なグループだ。彼が馴染みのに問題はないよ」 「彼に時間を与える必要があるけど、僕はまったく心配していないよ。彼はとてもアンバランスなアタッカーで、左足が本当に得意だ。だけど、静かに落ち着かせてほしい。新しい人に時間を与えるのは良いことだからね」 2024.09.04 16:00 Wed
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ユーロで奮闘中のククレジャ、準決勝フランス戦の先を見据える「最高の瞬間はまだこれから」

スペイン代表のDFマルク・ククレジャが、フランス代表との準決勝について語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024の準々決勝では開催国のドイツ代表と対戦したスペイン。後半終了間際に追いつかれながらも、MFミケル・メリーノのヘディングによるゴールで延長後半に勝ち越し、ベスト4に駒を進めた。 9日の準決勝では、ポルトガル代表をPK戦の末に下したフランスと対戦。左サイドバックのファーストチョイスとして、ここまで4試合に先発しているククレジャは、準決勝でのポイントについて語った。 「フランス戦では集中力を高め、相手の動きに注意を払う必要がある。ボールを失ったら、素早く取り戻すよう心がける。それができれば、試合中に多くの選択肢が生まれるだろうね」 また、チームの雰囲気にも言及。左サイドで縦関係を築くFWニコ・ウィリアムズや、チームをまとめるルイス・デ・ラ・フエンテ監督に触れながらも、グループとしての一体感を強調している。 「ベテランと若手で非常に良いチームを作り上げた。このようなトーナメントでは26人が団結し、ファミリーになることが重要なんだ」 「僕らの(ニコ・ウィリアムズとの)相性はピッチ外でも強まっているよ。仲が良いし、性格も似ている。僕らは良いプレーをしているし、全員が居心地の良さを感じることがとても重要なんだ」 「監督はいつもと同じだね。理想的な雰囲気だし、彼はチームをとてもうまくまとめている。僕らは特別な絆で結ばれているし、最後の一歩を踏み出して決勝に進みたい」 さらに、自分たちを後押ししてくれるファンについてもコメント。そういった人々の記憶に残るため、一丸となって決勝進出を叶えたいと述べた。 「ファン・サポーターはとても熱心だ。僕らの試合を見て楽しんでくれている。とても感謝しているよ。勝てばみんなが僕らのことを覚えていてくれるだろうし、それが目標だ。(決勝まで)あと1週間残っているし、最高の瞬間はまだこれからだ」 2024.07.08 16:38 Mon

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