クラシコ敗戦後のクーマン、待ち伏せの一部サポーターからバッシング受ける

2021.10.25 10:55 Mon
Getty Images
バルセロナロナルド・クーマン監督に対する一部サポーターの不満が限界に達しつつあるのかもしれない。今夏に絶対的エースとして長らくチームをリードしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがいなくなり、新時代に突入したバルセロナ。だが、チャンピオンズリーグ(CL)で連敗スタートを切るなど、ここまで波に乗り切れない戦いが続く。

その流れで騒がれ始めた去就もジョアン・ラポルタ会長の続投明言で一時沈静化したクーマン監督だが、24日に本拠地で行われたラ・リーガ第10節のレアル・マドリー戦で1-2の敗北。一部サポーターの不満が改めて露わになったという。
スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、その“エル・クラシコ”後のクーマン監督は自らが運転する車でカンプ・ノウを後にしようとしたが、出口で出待ちする一部サポーターに取り囲まれ、強い批判や侮辱の言葉を浴びたようだ。

こうしたサポーターの暴挙にバルセロナも「監督がカンプ・ノウから去り際に受けた暴力的かつ軽蔑的な行動を公式に非難する。クラブとして、あのような残念な出来事が再び起こらないよう安全対策と懲戒処分を取る」と宣言している。
なお、今季のバルセロナはレアル・マドリー戦での敗北を受けて、公式戦5勝3分け4敗。指揮2年目の今季もいまだにサポーターからの信頼を掴み切れずにいるオランダ人指揮官だが、挽回なるか。

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