「私は祈り、泣いた」エリクセンの回復を心から願ったと明かすモウリーニョ

2021.06.14 12:09 Mon
Getty Images
来季からローマの指揮を執るジョゼ・モウリーニョ監督が、かつての教え子であるデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの回復を喜んだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
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エリクセンは12日に行われたユーロ2020第1節のフィンランド代表戦で先発出場。しかし、43分にスローインのボールを受けにいった際、接触がないにもかかわらず突然ピッチに倒れた。デンマークのチームドクターが「心停止していた」と明かすなど非常に危険な状態だったが、迅速な対応で心肺蘇生措置がとられたこともあり、現在は意識が回復。病院で精密な検査が行われている。エリクセンの治療の様子は映像でも流されており、多くの人々が心を痛めながら無事を祈っていたが、トッテナム時代に同選手を指導していた経歴を持つモウリーニョ監督もその1人だったようだ。
イギリス『talk SPORT』に出演したモウリーニョ監督は、エリクセンのため泣きながら祈ったと告白。同時に、エリクセンが今生きている以上、悲しむのではなく祝うべきだと強調した。

「今日は、昨日起こったことが頭から離れない。ただ、今日は祝うべき日でもあると思う。悲しむべきではないんだ」
「フットボールよりもはるかに重要な出来事が起きた。しかし同時に、フットボールの良い価値観を示してくれたとも思う。それは愛、連帯感、家族愛だ。ここでの家族とは彼の家族だけでなく、フットボールファミリーのことだね。フットボールは人々をひとつにしてくれる」

「昨日、私は祈り、泣いた。世界中の何百万人もの人たちが、同じことをしたかもしれない。フットボールは人々をひとつにすることができる。私は、多くの人がそうしたと信じているよ」

「昨日は、間違った理由でフットボールが人々をひとつにした。それでも、最終的にはクリスティアンが生きていることを祝うことができる。もちろん、彼とは話をしていないが、今朝ピエール=エミール・ホイビュルクと話したんだ。彼はクリスティアンについてポジティブに話していたよ」

「だから、このニュースは良いものだ。今は祝うべき時だと思うね」

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