Hey!Say!JUMP薮宏太&知念侑李の注目選手は? 稲本潤一、野口幸司とともにユーロ2020の優勝国予想も!
2021.05.26 06:25 Wed
WOWOWは25日、6月11日に開幕するUEFAユーロ2020の制作発表会見を実施した。
この発表会見には、『UEFA EURO 2020TM サッカー欧州選手権』の番組MCを務めるHey!Say!JUMPの薮宏太さんとスペシャルサポーターを務める知念侑李さん、さらに、ゲストとしてSC相模原の元日本代表MF稲本潤一、WOWOWサッカー解説者の野口幸司氏が出席した。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、1年間の延期の後に開催されることとなった今大会。11カ国11都市とヨーロッパ全体で開催される、これまでにない大会となる。
製作発表会見では、薮さんと知念さんによるサッカー選手のモノマネ対決が実施。番組出演者やスタッフの高級弁当を懸けた真剣勝負では、選手たちの特徴を捉えたモノマネを次々と披露。稲本や野口氏が当て、見事に高級弁当をゲットしていた。


その後、ユーロ本大会に向けたトークショーを開催。まず、1年延期されたことについて野口氏は「準備期間が1年のびて、よりチームの熟成や若手の成長と、チームの進化の可能性がある」とプラス要素があるとコメント。一方で「ピークにあった選手が少し落ちたり、中々出場機会がなかった選手が伸びているという点では、選手層を厚くしたチームが勝てると思う」と影響をコメントした。
一方で、現役選手である稲本は「1年延期されると厳しい」と本音をコメント。「去年ピークだった選手は呼ばれていないこともある」と語り、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスのようなケースが起こるとした。それでも「選ばれた選手は1年延期されたとかは問題ないと思います」と語り、出場する選手には影響がないだろうと語った。
また、注目の選手には知念さんがポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)を挙げ、「前回大会は優勝しましたけど、決勝の早い段階でケガをしてしまって途中交代となって。優勝した喜びもあると思いますが、自分で試合を決めたかったという思いもあると思う」と語り、前回大会の消化不良であるものを今大会で出すだろうと北を寄せた。


一方で、稲本と野口氏はイングランド代表のFWフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)を挙げかぶることに。稲本は「一番乗りに乗っている若手」とコメント。「シティでも結果を出していますし、チャンピオンズリーグ決勝もありますし、国際試合でどこまで結果を出せるか。持っているものが違うので注目したい」とコメント。「1年前は選ばれていない可能性があるので、国際試合でブレイクするのはチームとは違うので、どういうプレーをするのか楽しみ」と語り、延期になったが故の注目選手だとした。野口氏は「U-21の予選で良いなと思っていて、シティでも出場機会を増やして、代表まで上り詰めて、この1年の成長は目覚しい」と語った。
なお、薮さんはフランス代表FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)をピックアップ。6年ぶりにフランス代表へ復帰したが「久々に選ばれてどういった影響力をフランス代表にもたらすのかがかなり楽しみです」とコメント。「ムバッペ、グリーズマンとの強力3トップに期待です」と、新たなコンビネーションにも期待した。
さらに恒例の優勝国予想も行われ、知念さんと野口氏がポルトガルと予想。稲本はベルギー、薮さんはフランスと予想した。ポルトガルについて野口氏は「クリスティアーノ・ロナウドという大黒柱がいて、そこに若手もかなり出てきていて、プレミアリーグでも活躍している選手がいる。若手と経験者が融合すれば」と語り、ポルトガルの連覇を予想した。知念さんは「前回大会優勝したチームがよりパワーアップしているという印象です」とコメント。スペイン以来の連覇を期待した。

稲本はFIFAランキング1位のベルギーを予想したが「予選無敗でユーロ出場を決めて、勢いのあるチーム。スタメンでもルカクなどクラブで優勝してきている選手が多いので、そのままの勢いで行くのではないかと思います」とコメント。クラブでの好調ぶりを代表でも発揮すると語った。「あの世代の選手たちで獲らないと厳しくなっていくかな」と語り、満を辞して優勝するタイミングだとした。

薮さんはフランスについて「過渡期にあるチームですが、ポグバを中心とした迫力あるサッカー。試合を決めるムバッペとグリーズマン。そしてベンゼマというラストピースが埋まったことで、前回の決勝で負けた悔しさがあるので並々ならぬ覚悟で挑んでくると思う」と、前回大会のリベンジを果たしにくると予想した。
WOWOWは大会全51試合を生中継。WOWOWオンデマンドでもライブ配信される。また、開幕直前の6月5日(土)には、薮宏太さん、知念侑李さんも出演する特別番組「UEFA EURO 2020TM サッカー欧州選手権 待望の開幕SP!薮宏太&知念侑李のユーロ深掘り観戦ガイド」を2時間にわたって無料放送。4年に一度の祭典を盛り上げていく。
この発表会見には、『UEFA EURO 2020TM サッカー欧州選手権』の番組MCを務めるHey!Say!JUMPの薮宏太さんとスペシャルサポーターを務める知念侑李さん、さらに、ゲストとしてSC相模原の元日本代表MF稲本潤一、WOWOWサッカー解説者の野口幸司氏が出席した。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、1年間の延期の後に開催されることとなった今大会。11カ国11都市とヨーロッパ全体で開催される、これまでにない大会となる。

©︎CWS Brains,LTD.

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その後、ユーロ本大会に向けたトークショーを開催。まず、1年延期されたことについて野口氏は「準備期間が1年のびて、よりチームの熟成や若手の成長と、チームの進化の可能性がある」とプラス要素があるとコメント。一方で「ピークにあった選手が少し落ちたり、中々出場機会がなかった選手が伸びているという点では、選手層を厚くしたチームが勝てると思う」と影響をコメントした。
一方で、現役選手である稲本は「1年延期されると厳しい」と本音をコメント。「去年ピークだった選手は呼ばれていないこともある」と語り、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスのようなケースが起こるとした。それでも「選ばれた選手は1年延期されたとかは問題ないと思います」と語り、出場する選手には影響がないだろうと語った。
この件について知念さんは「待ちくたびれた」と観る側の視点でコメント。「待ち遠しくて期待もかなり高まっている。良いものが観れたらという気持ちでいっぱいです」と、開幕が待ち遠しいと語った。
また、注目の選手には知念さんがポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)を挙げ、「前回大会は優勝しましたけど、決勝の早い段階でケガをしてしまって途中交代となって。優勝した喜びもあると思いますが、自分で試合を決めたかったという思いもあると思う」と語り、前回大会の消化不良であるものを今大会で出すだろうと北を寄せた。

©︎CWS Brains,LTD.

©︎CWS Brains,LTD.
一方で、稲本と野口氏はイングランド代表のFWフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)を挙げかぶることに。稲本は「一番乗りに乗っている若手」とコメント。「シティでも結果を出していますし、チャンピオンズリーグ決勝もありますし、国際試合でどこまで結果を出せるか。持っているものが違うので注目したい」とコメント。「1年前は選ばれていない可能性があるので、国際試合でブレイクするのはチームとは違うので、どういうプレーをするのか楽しみ」と語り、延期になったが故の注目選手だとした。野口氏は「U-21の予選で良いなと思っていて、シティでも出場機会を増やして、代表まで上り詰めて、この1年の成長は目覚しい」と語った。
なお、薮さんはフランス代表FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)をピックアップ。6年ぶりにフランス代表へ復帰したが「久々に選ばれてどういった影響力をフランス代表にもたらすのかがかなり楽しみです」とコメント。「ムバッペ、グリーズマンとの強力3トップに期待です」と、新たなコンビネーションにも期待した。
さらに恒例の優勝国予想も行われ、知念さんと野口氏がポルトガルと予想。稲本はベルギー、薮さんはフランスと予想した。ポルトガルについて野口氏は「クリスティアーノ・ロナウドという大黒柱がいて、そこに若手もかなり出てきていて、プレミアリーグでも活躍している選手がいる。若手と経験者が融合すれば」と語り、ポルトガルの連覇を予想した。知念さんは「前回大会優勝したチームがよりパワーアップしているという印象です」とコメント。スペイン以来の連覇を期待した。

©︎CWS Brains,LTD.
稲本はFIFAランキング1位のベルギーを予想したが「予選無敗でユーロ出場を決めて、勢いのあるチーム。スタメンでもルカクなどクラブで優勝してきている選手が多いので、そのままの勢いで行くのではないかと思います」とコメント。クラブでの好調ぶりを代表でも発揮すると語った。「あの世代の選手たちで獲らないと厳しくなっていくかな」と語り、満を辞して優勝するタイミングだとした。

©︎CWS Brains,LTD.
薮さんはフランスについて「過渡期にあるチームですが、ポグバを中心とした迫力あるサッカー。試合を決めるムバッペとグリーズマン。そしてベンゼマというラストピースが埋まったことで、前回の決勝で負けた悔しさがあるので並々ならぬ覚悟で挑んでくると思う」と、前回大会のリベンジを果たしにくると予想した。
WOWOWは大会全51試合を生中継。WOWOWオンデマンドでもライブ配信される。また、開幕直前の6月5日(土)には、薮宏太さん、知念侑李さんも出演する特別番組「UEFA EURO 2020TM サッカー欧州選手権 待望の開幕SP!薮宏太&知念侑李のユーロ深掘り観戦ガイド」を2時間にわたって無料放送。4年に一度の祭典を盛り上げていく。
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“サッカーの神様”と呼ばれたジーコ、W杯での輝きと苦しみ
サッカー界に数多く存在してきたスター選手。その中でも、異名を持つ選手はそこまで多くない。 際たるものは"サッカーの王様"と呼ばれたキング・ペレ。ブラジルの英雄であり、ワールドカップ(W杯)で3度も優勝を経験しているレジェンド中のレジェンドだ。そして、そのペレにも例えられ"白いペレ"と呼ばれ、"サッカーの神様"として知られているのが、ジーコだ。 日本でも住友金属、鹿島アントラーズとプレーし、その後に日本代表監督を務めたことからも、知らない人はいないほどの知名度だろう。サッカー界でも指折りの偉大なレジェンドだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆実力も世界でトップの1人</span> ジーコは愛称であり、本名は「アルトゥール・アントゥネス・コインブラ」、172cmと大きくない身体でありながら、ゴールやパスでチームに貢献した。 18歳でブラジルの名門・フラメンゴでファーストチームに昇格した。元々は体が小さく、線も細かったために、あまり期待はされていなかったが、その才能を高く評価され、体を鍛えることでチャンスを手にした。 フラメンゴでは12年プレーし4度のリーグ優勝を経験。その後ウディネーゼに移籍しセリエAでプレー。フラメンゴに戻ると、38歳で来日。Jリーグ2年目の1994年に41歳で現役を引退した。 クラブチームでも偉大な成績を残し、Jリーグでは初年度の開幕戦で圧巻のハットトリックを記録。これはJリーグ史上初のハットトリックであり、相手の名古屋グランパスには元イングランド代表FWのギャリー・リネカーがいた。リネカーも大きな注目の的となったが、神様の前ではただの脇役になってしまったのだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆ワールドカップでの輝きと挫折</span> そのジーコは、当然ブラジル代表でも輝いた。W杯には1978年、1982年、1986年と3大会連続で出場。残念ながら、ブラジル代表にジュール・リメ杯(W杯のトロフィー)をもたらすことはできなかったが、運のなさもあった。 初めてのW杯となった1978年のアルゼンチン大会。初戦のスウェーデン代表戦では、試合終了間際にCKからゴールを決めたが、取り消しに。シュートを打つ前に笛が吹かれたという、今では考えられない状況で試合が終わることとなった。 ただ、ジーコはあまり出場機会を得られず、さらに大会中に負傷。チームも決勝にたどり着けずに終わっていた。 その4年後の1982年、スペイン大会ではソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾとの「黄金のカルテット」と呼ばれる中盤を形成。巧みなパスワーク、そして圧倒的な攻撃力で優勝候補となっていた。 ジーコも4年前の悔しさを晴らそうと、1次リーグで3ゴールを挙げる活躍。2次リーグもアルゼンチン戦で1ゴール2アシスト、イタリア戦でもアシストを記録したが、チームは敗退。結果は伴わなかったが、この時のブラジル代表のパフォーマンスは世界で称賛され、「ブラジルサッカー史上最も魅了したチーム」とも称えられている。 そして3度目となる1986年のメキシコ大会だったが、今度は大会前にケガ。ヒザを負傷した状態で臨み、チームに貢献できず。"サッカーの神様"に本当の神様は微笑むことはなかった。 <span class="paragraph-subtitle">◆監督としてもW杯では悔しい思い</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/zico20221124_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Image<hr></div> サッカー王国ブラジルにおいても、数多のスター選手の中でトップクラスの評価を受けるジーコ。選手としてW杯では良い思い出はないが、監督としても苦い思いをした。 現役時代の「黄金のカルテット」は、日本代表でも実現。中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一が大きな注目を集めた。 しかし、W杯では稲本や小野はベンチに座ることに。日本代表として個々の能力や特徴が突出した選手が多く集まっていたが、逆に一体感をチームに作り上げることができず、1分け2敗で敗退。監督としても、W杯で結果を残せず、クラブチームはその他の代表戦とは異なり、ジーコにとっては苦い思い出となってしまった。 それでも、ジーコが現役時代に見せた華やかなプレー、そしてクラブチームで残した功績は数知れず。日本でもギリギリでJリーグ入りを果たし、オリジナル10となった鹿島に対し、常勝軍団となるべく改革したのはジーコ本人。それは、今でも"ジーコ・スピリット"として、鹿島の中で生き続けている。"サッカーの神様"と呼ばれる選手は、この先に生まれることはないのかも知れない。 <span class="paragraph-title">【動画】現役時代の“神様”ジーコの輝き、圧巻プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJMSTU2Vm9ZNSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> ブラジル代表で活躍し、Jリーグでも活躍した"サッカーの神様"ジーコが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場! 現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。 <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/5uev4c53" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20221124.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2022.11.24 21:00 Thu4
日米と日英の応援スタイルの違い/六川亨の日本サッカー見聞録
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