「より多くの投資が必要になるだろう」トッテナムOBがケイン残留の鍵を語る

2021.04.23 14:20 Fri
Getty Images
かつてトッテナムでプレーした経験を持ち、現在はチャンピオンシップ(イングランド2部)のボーンマスで指揮官を務めるジョナサン・ウッドゲイト監督が、FWハリー・ケイン(27)を残留させるため必要なことを語った。イギリス『デイリー・メイル』が伝えている。

トッテナムの絶対的なエースであるケインは、これまで公式戦通算330試合に出場し、219ゴール46アシストを記録。プレミアリーグ得点王を2度獲得するなど華々しいキャリアを送っている。

一方で、ケインの活躍も虚しく、トッテナムはタイトルを獲得できず。こうした状況から、現在27歳のケインは去就について言葉を濁すようになり、この先もトッテナムでプレーを続ける意思があるかどうか明言していない。
引く手数多のケインだが、その去就に注目が集まる中、ウッドゲイト監督はエースを残留させるため、トッテナムは少しでも早くタイトルを獲得しなければならないとコメント。そのためには、多くの投資が必要になるだろうと語っている。

「ハリー・ケインというイングランド最高のストライカーがいる以上、彼のためにもトロフィーを獲得しなければならない。トッテナムはしっかりとした経営のクラブだが、もう猶予はない」
「(今週末に行われる)EFLカップで優勝することが、ケインの引き留めになるかは分からない。だが、ケインが残るためにはより多くの投資が必要になるだろう。それは確かだ。彼は今シーズンも信じられないような活躍をしており、多くのゴールだけでなくアシストもしている。選手として進化しているね」

また、ウッドゲイト監督は解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督の後任として、29歳のライアン・メイソン監督が暫定的に就任したことにも言及。頭部の負傷により26歳という若さでの現役引退となったものの、トッテナム下部組織出身のメイソン監督の成功を祈った。

「シーズン終了まで監督を任されるということは、彼がクラブで高く評価されているということだろう。ライアンにとってはフェアな評価だ。彼は不運にも、酷いケガで早々に選手キャリアが終わってしまった。でも、今はコーチングの世界にいて、信じられないようなチャンスを掴んでいる」

「私は彼の現状を本当に嬉しく思っているよ。ライアンは根っこからスパーズに染まっている人だからね。この思いはファンの皆にも共感してもらえるはずだ」

「監督業はライブのインタビューのようなもので、何が起こるか分からない。トッテナムはこれまで素晴らしい監督だった(マウリシオ・)ポチェッティーノの下でタイトルまであと一歩のところまで行き、(ジョゼ・)モウリーニョも決勝までは到達した。これからはライアン次第だ」

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