「ただ泣くしかない」ドイツ代表撃破の北マケドニア、世紀の大金星に指揮官「幸せすぎて、言葉が出ない」

2021.04.01 12:10 Thu
Getty Images
アウェイでドイツ代表を相手に大金星を挙げた北マケドニアイゴール・アンジェロフスキ監督が、試合を振り返った。ボスニア・ヘルツェゴビナ『sportsport』が伝えた。北マケドニアは、カタール・ワールドカップ欧州予選でグループJに入り、3月26日のルーマニア代表戦で3-2と敗戦。しかし、3月29日のリヒテンシュタイン代表戦で5-0と勝利し、ドイツ戦に臨んだ。

北マケドニアは、しっかりと守備を構築してドイツに対抗すると、前半アディショナルタイムにゴラン・パンデフがゴールを決めて先制に成功。後半にイルカイ・ギュンドアンにPKを決められ追いつかれるが、85分にエリフ・エルマスに勝ち越しゴールを決め、アウェイで1-2と大金星を挙げた。
この勝利にアンジェロフスキ監督は言葉を失うも、サポートしてくれた人々へ感謝を述べた。

「何を話せばいいのだろうか。幸せすぎて、言葉が出ない。我々は北マケドニアを誇りに思い、幸せにした。これはユーロで優勝するようなものだ」
「彼らが祝うことを約束し、私は彼らと一緒にここに来た。妻はCOVID-19の症状があり病院にいた。幸いにも彼女は今良くなっている。子供は私をサポートしてくれた」

「みんなに感謝したい。これ以上何を言えばいいのか…ただ泣くしかない」

また、この試合にキャプテンとして出場しゴールを決めたパンデフについても称賛した。

「パンデフは素晴らしい男であり、このチームのリーダーだ。自分たちの国の歴史を作るためにライオンのように戦ってくれた。彼らを誇りに思う」

1 2

イゴール・アンジェロフスキの関連記事

北マケドニアサッカー連盟(FFM)は19日、ユーロ2020に臨む北マケドニア代表メンバーを発表した。 イゴール・アンジェロフスキ監督は、ユーロ2020本大会の登録メンバー26名を発表した。 今回のメンバーには、FWゴラン・パンデフ(ジェノア)やMFエリフ・エルマス(ナポリ)、MFダルコ・チュルリノフ(シュツ 2021.05.20 23:15 Thu
3月にカタール・ワールドカップ(W杯)の予選がスタートしたヨーロッパ。多くのトピックがあり、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのゴールが認められずにキャプテンマークを投げ捨てたことは悪い意味で注目を集めた。 一方で、驚きを与えたのは北マケドニア代表がドイツ代表を敗ったことだろう。歴史的な勝利を挙げた北マ 2021.04.02 19:20 Fri

北マケドニアの関連記事

イングランド代表DFハリー・マグワイアが、判定への不満を露わにした。 マグワイアは20日に行われたユーロ2024予選グループC最終節の北マケドニア戦で先発。試合は37分にDFリコ・ルイスと相手選手がボックス内で交錯すると、オンフィールドレビューの結果、ルイスの左手が相手の顔を叩いていると判断されPK の判定に。 2023.11.21 11:25 Tue
イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、ドローに終わった試合を振り返った。イギリス『BBC』が伝えている。 すでにユーロ2024予選グループCの首位通過を決めているイングランドは、20日に行われた最終節で北マケドニア代表と対戦。前節からメンバーを大きく入れ替えFWハリー・ケインら主力を温存したチームは、前半 2023.11.21 10:45 Tue
イングランド代表は20日、ユーロ2024予選グループC最終節で北マケドニア代表とアウェイで対戦し1-1の引き分けに終わった。 3日前に行われたマルタ代表戦を勝利しグループ首位通過を決めたイングランドは、その試合から先発メンバーを6人変更。すでに代表を離脱しているトリッピアーに加え、ケインやラッシュフォード、ヘンダ 2023.11.21 06:50 Tue
イングランド代表のFWジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)がチームを離脱した。イギリス『BBC』が伝えた。 20日にユーロ2024予選グループC最終節で北マケドニア代表と対戦するイングランド。すでに本大会出場の切符は掴んでおり、最終節はアウェイでの消化試合となる。 そんな中、ニューカッスル・ユナイテッドの 2023.11.20 21:40 Mon
イタリア指揮官が北マケドニア戦を振り返る 「スコアが3-2になった後にとても良い反応」 イタリア代表がユーロ2024本大会行きに望みを繋いだ。 すでに首位イングランド代表が本戦出場を決めるグループCで消化試合が1つ多い2位ウクライナ代表を3ポイント差で追う3位イタリア。16日の第9節で北マケドニア代表をホー 2023.11.18 11:30 Sat

ワールドカップの関連記事

埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの 2025.05.16 21:10 Fri
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 2025.05.05 23:05 Mon
かつて中国代表を指揮していた李鉄(リー・ティエ)氏の控訴が棄却され、実刑判決を受けることとなった。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 現役時代はエバートンやシェフィールド・ユナイテッドなどプレミアリーグでもプレーし、中国代表でもプレーしたリー・ティエ氏は、引退後に指導者となり、広州恒大(広州FC)でコンデ 2025.04.30 13:55 Wed
第1回大会開催から100周年を迎える2030年のワールドカップ(W杯)。64チーム参加という提案がなされている中、反対の意見も強く出ている。 2026年の北中米W杯は史上初となる48チームの参加に拡大となる中、その4年後の2030年は64チーム参加への拡大を南米サッカー連盟(CONMEBOL)が提案している。 2025.04.15 19:55 Tue
インテル・マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシの2026年の北中米ワールドカップ(W杯)出場ついて言及した。『The Athletic』が伝えた。 メッシはアルゼンチン代表としてW杯に4回、コパ・アメリカに5回出場。クラブレベルではバルセロナで数多くのタイトルを獲得した 2025.04.14 20:30 Mon

記事をさがす

北マケドニアの人気記事ランキング

1

欧州王者イタリアが2大会連続予選敗退… 後半AT被弾で北マケドニアに金星献上《カタールW杯欧州予選》

イタリア代表は24日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ準決勝で北マケドニア代表をホームに迎え、0-1で敗れた。 W杯欧州予選グループCでスイス代表に首位を明け渡して2位となったイタリアは、プレーオフに回る結果に。2大会連続での予選敗退の危機にある欧州王者は、3トップにインモービレ、インシーニェ、ベラルディと並べた。 グループJでドイツ代表に次ぐ2位となった北マケドニアに対し、立ち上がりから押し込んだイタリアは30分に先制のチャンス。しかしGKのミスパスをカットしたベラルディのシュートは威力を欠いてカバーに戻ったGKにセーブされた。 ハーフタイムにかけても敵陣でのプレーを続けたイタリアだったが、39分に大ピンチ。G・マンチーニが自陣でボールを失い、チュルリノフの独走を許しかけるもフロレンツィが何とか戻ってシュートを打たせなかった。 ゴールレスで迎えた後半もイタリアが押し込むと、53分にベラルディがオンターゲットのミドルシュートを記録。1分後にもベラルディがカットインから際どいミドルシュートを浴びせた。 さらに58分、ベラルディがペナルティアーク中央から右足での反転シュートでゴールに迫ると、67分にはCKからバストーニのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKの守備範囲だった。 その後も一方的に押し込んだイタリアだったが、追加タイム2分に大きな落とし穴。ボックス手前右からトライコフスキが右足を振り抜くと、これがゴール左に決まってしまった。 このままタイムアップを迎え、イタリアは準決勝でまさかの敗退。2大会連続でW杯出場を逃す結果となった。 2022.03.25 06:41 Fri
2

W杯初出場目指す北マケドニア、指揮官が戦力に自信覗かせる「ラインナップに迷いはない」

北マケドニアのブラゴヤ・ミレヴスキ監督がチームのポテンシャルを高く評価した。『UEFA.com』がコメントを伝えている。 カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフで本大会への初出場をかけてイタリア代表との準決勝を戦う北マケドニア。グループJでルーマニア代表を振り切って2位通過を決めた勢いをそのままに、強豪国との大一番に臨む。 しかし、チームの台所事情は良好とは言えず、191㎝の大型FWアディス・ヤホビッチが負傷で代表を辞退し、ナポリに所属するMFエリフ・エルマスが出場停止。起用選手の限られるミレヴスキ監督だが、選手たちのポテンシャルは劣っていないとし、悲願の本大会初出場に向けて意気込みを語った。 「私のチームラインナップに迷いはないし、選手全員が明日の挑戦に備えてくれることを願うばかりだ。彼らはチームがこの場にふさわしいということを証明してくれた。あとは試合を楽しんでもらうだけだ」 「私は目標を立てる時、常に現実的な考え方をする。近い将来、北マケドニアはヨーロッパのトップチームに大きく近づけるだけのクオリティとポテンシャルがあることはわかっている。どれくらい時間がかかるかはわからないが、それが我々の目指すものだ」 2022.03.24 17:30 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly