ミラノ・ダービーで劇的勝利のインテル、コンテ監督が喜びの声「我々にとって幸せなこと」

2021.01.27 12:03 Wed
Getty Images
インテルアントニオ・コンテ監督がミラン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

インテルは26日、コッパ・イタリア準々決勝でミランと対戦。前半は相手FWズラタン・イブラヒモビッチに先制ゴールを許すも、58分にそのイブラヒモビッチが2枚のイエローカードを受けて退場。ここからインテルが息を吹き返す。

71分にFWロメル・ルカクのPKで同点に追いつくと、後半終了間際にボックス手前左のFKのチャンスを得る。これを、途中出場したMFクリスティアン・エリクセンがゴール左に決め、2-1としたインテルが劇的な展開で準決勝進出を決めた。
試合後、コンテ監督は、ミラノダービーでの勝利、そしてコッパ・イタリア準決勝進出の喜びを噛み締めた。

「我々は2年連続でコッパ・イタリア準決勝に進出することができた。選手たちは試合開始から正しいプレーをしていたし、ミランのような強豪チームに勝てたことは、我々にとって幸せなことだ」
また、コンテ監督は見事な決勝弾を決めたエリクセンの去就についても言及。チームに残留するということを強調し、素晴らしい選手だと称賛した。

「1カ月前から言っているように、これが我々のチームだ。クリスティアン(・エリクセン)については、ブロゾビッチに代わる戦術的な選手、プレイメーカーになるために努力している。彼はクオリティがあるし、サッカーの観点から見ても非常に知的だ」

「彼はプロジェクトの一部であり、ゴールを決めたことを喜ばしい。彼は少しシャイだが、このゴールが彼の助けになることを願っている。彼は良い青年だから、我々は皆、彼に頑張ってもらいたいと思っている」

「彼はチームの一員なので、我々は彼から目を離さないようにしている。最後の最後までハードワークを続け、ここへ共に来られたことに満足している」

チームを率いて1年半が経過したコンテ監督は、最後にここまでのチームを振り返り、決意を新たにした。

「私は偏見を持っているので、評価は他の人にやってもらったほうがいい。自分を取り巻く期待が大きいことは理解しているが、チャレンジする必要もあることを忘れがちだ。統計的な観点から見ると、インテルは大きな数字を残している」

「他のクラブと違って、インテルに関しては、グラスの半分が満たされているというより半分が空だと見る傾向があると私は感じる。我々はただハードワークをして、改善し続ける必要がある。もう少し時間が必要だがね」

「この奇妙な1年は困難が多かったにもかかわらず、我々は正しい方法で対応していた。インテルのシャツのためにすべてを捧げているこのチームを率いることができて、誇りに思うよ」

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