リバプール、逸材CBベン・ホワイト獲得を来夏優先事項に

2021.01.15 00:50 Fri
Getty Images
リバプールが来夏の移籍市場においてブライトンのイングランド人DFベン・ホワイト(23)の獲得を優先事項に設定したようだ。イギリス『リバプール・エコー』が報じている。

今シーズン、DFヴィルヒル・ファン・ダイク、DFジョー・ゴメスの長期離脱によりセンターバックのやり繰りに苦労しているリバプール。だが、今冬の移籍市場では同ポジションの補強を見送る可能性が高くなっている。

ただ、クラブのリクルート部門は元々手薄なセンターバックの補強を考慮しており、来夏に向けて周到な準備を進めているようだ。
『リバプール・エコー』が伝えるところによれば、リバプールは2019年夏辺りから関心が伝えられてきたホワイト獲得を最優先事項としており、今シーズンも定期的にスカウトを派遣して同選手の状態を具にチェックしているという。

ブライトンの下部組織出身のホワイトは昨シーズンにレンタル加入したリーズ・ユナイテッドで台頭。182cmと体格には恵まれていないものの、プレミアリーグのセンターバックでトップレベルのスピードなどアスリート能力が高く、地上戦でも空中戦においても高いデュエルの勝率を記録している。
また、鬼才マルセロ・ビエルサ監督、現指揮官のグラハム・ポッター監督という、2人の智将から攻守両面で多くのことを学んでおり、ビルドアップの質に加え、マンマーク守備、守備的MFやサイドバックでのプレーなど、23歳にして特筆すべき引き出しの多さを見せている。

そして、『リバプール・エコー』は世界屈指のスカッドを誇るリバプールで主力を務めるには多くの部分で改善が必要であると主張しながらも、その伸びしろとチームスタイルに合致したプロフィールを考えれば、クラブにとって有益な補強になると締めくくっている。

ただ、評価額が5000万ポンド(約71億円)とも言われる逸材センターバックにはプレミアリーグのビッグ6がこぞって関心を示しており、熾烈な争奪戦を制する必要がある。

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浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu

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