【J1クラブ通信簿/湘南ベルマーレ】POで生き残り真価問われたシーズンは最下位フィニッシュ
2021.01.05 20:10 Tue
未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。
その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。
第1弾は18位の湘南ベルマーレを総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低)
◆総合評価 【D】
6勝9分け19敗(勝率17.6%)
29得点48失点
2年連続で残留争いを繰り広げ、2019シーズンはJ1参入プレーオフ決勝でなんとか勝利し、3年目のJ1に臨んだ2020シーズン。難しいシーズンとなった中、チームは最下位で終えた。
開幕戦では金曜日開催で一番最初に試合を行うも、浦和レッズ相手に2-3で敗戦。2020シーズンから導入予定だったVAR(過密日程の影響もあり開幕戦以外は適用なし)がいきなり適用されるなどして話題をさらったが黒星スタート。そして、4カ月の中断期間に入る。
7月に再開するも、初戦のベガルタ仙台戦で敗戦。第5節まで1分け4敗という苦しいスタートになると、第6節の鹿島アントラーズ戦で1-0と勝利し初白星。しかし、そこから6連敗を喫し、8戦未勝利に。第16節で今度はガンバ大阪を0-1で下すも、また6連敗とチームは波に乗れなかった。
シーズン序盤から守備陣の集中力の高さは目を見張るものがあり、善戦する試合は多かったものの、良い流れのうちに得点が奪えず。粘りの守備も徐々に綻びを見せ、最終的には敗戦となるという悪循環が前半戦は目立った。
特に攻撃陣の低調ぶりは著しく、18クラブで唯一試合数を下回る得点数に。フィニッシュの精度の低さはシーズンを通して解消されず、惜しいところから1つ先に進むことが最後までできずに終わった印象だ。
さらに追い討ちをかけたのはケガ人だ。形ができかけたは離脱するという悪循環に入り、苦しい状況に。過密日程も相まって、湘南スタイルを貫き通すのが難しいシーズンとなった。
それでも後半戦では6戦無敗、3連勝を記録するなど徐々に兆しが。最終的に最下位で終わったが、降格なしの特例措置をプラスに考えるべきだろう。2021シーズンは下位4チームが自動降格となるだけに、そのベースを作り上げた1年と考えれば、終盤の状態は好材料といえる。
◆チーム内MVP

GK谷晃生(20)
明治安田生命J1リーグ25試合出場(先発25試合)
最下位のチームでMVPを探すことはなかなか難しいが、その中で1人挙げるとすれば、守護神を務めた谷を挙げたい。
ガンバ大阪から期限付き移籍で加入していた谷は、U-20日本代表にも名を連ねる実力者。1人しか出場できないGKというポジションの特異性からプレー機会に恵まれずに期限付き移籍となったが、その実力を示したシーズンだった。
J1の舞台で25試合に出場。さらに、順位を考えればピンチの数も多い中、失点数は48とリーグで11位。降格圏の3チームでは圧倒的に少ない数字だった。
特に後半戦の3連勝などは谷のビッグセーブが大きく貢献した部分もある。期限付きの選手であるが、2021シーズンも戦力になることが決定。湘南としては大きなベースを手にしたと言えるだろう。
◆補強成功度 【E】

試合出場という点では、大卒ルーキーのDF舘幸希や高卒ルーキーのDF畑大雅、そして前述の谷などは一定のパフォーマンスを見せたので評価したいところだ。
一方で移籍組では、MF茨田陽生がまずまずのプレーを見せたが、ディフェンスリーダーとして期待されたDF大岩一貴(ベガルタ仙台)はシーズンを通して出場できず、また復帰となったFW石原直樹もチーム最多の6得点と気を吐いたが、結果を変えるまでの活躍とはいかなかった。
また、ノルウェー代表FWタリクはたった1得点と期待外れ。北海道コンサドーレ札幌から期限付きで加入した東京オリンピック世代のFW岩崎悠人はノーゴール、レノファ山口FCから加入したMF三幸秀稔は4試合の出場と期待外れに終わった。
目立ったのは2種登録のMF田中聡。シーズン終盤は3バックの一角を務めるなどし、将来性を感じさせた。今オフも積極的に動く中、戦力も変化するだけに、どこまで有効に働くか注目だ。
その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。
第1弾は18位の湘南ベルマーレを総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低)
6勝9分け19敗(勝率17.6%)
29得点48失点
2年連続で残留争いを繰り広げ、2019シーズンはJ1参入プレーオフ決勝でなんとか勝利し、3年目のJ1に臨んだ2020シーズン。難しいシーズンとなった中、チームは最下位で終えた。
昨シーズン途中から指揮を執った浮嶋敏監督が続投した2シーズン目。新人や移籍組を含めて、14名の新顔がチームに入ることに。しかし、そう簡単にチームは作れるものではなかった。
開幕戦では金曜日開催で一番最初に試合を行うも、浦和レッズ相手に2-3で敗戦。2020シーズンから導入予定だったVAR(過密日程の影響もあり開幕戦以外は適用なし)がいきなり適用されるなどして話題をさらったが黒星スタート。そして、4カ月の中断期間に入る。
7月に再開するも、初戦のベガルタ仙台戦で敗戦。第5節まで1分け4敗という苦しいスタートになると、第6節の鹿島アントラーズ戦で1-0と勝利し初白星。しかし、そこから6連敗を喫し、8戦未勝利に。第16節で今度はガンバ大阪を0-1で下すも、また6連敗とチームは波に乗れなかった。
シーズン序盤から守備陣の集中力の高さは目を見張るものがあり、善戦する試合は多かったものの、良い流れのうちに得点が奪えず。粘りの守備も徐々に綻びを見せ、最終的には敗戦となるという悪循環が前半戦は目立った。
特に攻撃陣の低調ぶりは著しく、18クラブで唯一試合数を下回る得点数に。フィニッシュの精度の低さはシーズンを通して解消されず、惜しいところから1つ先に進むことが最後までできずに終わった印象だ。
さらに追い討ちをかけたのはケガ人だ。形ができかけたは離脱するという悪循環に入り、苦しい状況に。過密日程も相まって、湘南スタイルを貫き通すのが難しいシーズンとなった。
それでも後半戦では6戦無敗、3連勝を記録するなど徐々に兆しが。最終的に最下位で終わったが、降格なしの特例措置をプラスに考えるべきだろう。2021シーズンは下位4チームが自動降格となるだけに、そのベースを作り上げた1年と考えれば、終盤の状態は好材料といえる。
◆チーム内MVP

©︎J.LEAGUE
GK谷晃生(20)
明治安田生命J1リーグ25試合出場(先発25試合)
最下位のチームでMVPを探すことはなかなか難しいが、その中で1人挙げるとすれば、守護神を務めた谷を挙げたい。
ガンバ大阪から期限付き移籍で加入していた谷は、U-20日本代表にも名を連ねる実力者。1人しか出場できないGKというポジションの特異性からプレー機会に恵まれずに期限付き移籍となったが、その実力を示したシーズンだった。
J1の舞台で25試合に出場。さらに、順位を考えればピンチの数も多い中、失点数は48とリーグで11位。降格圏の3チームでは圧倒的に少ない数字だった。
特に後半戦の3連勝などは谷のビッグセーブが大きく貢献した部分もある。期限付きの選手であるが、2021シーズンも戦力になることが決定。湘南としては大きなベースを手にしたと言えるだろう。
◆補強成功度 【E】

©︎J.LEAGUE
試合出場という点では、大卒ルーキーのDF舘幸希や高卒ルーキーのDF畑大雅、そして前述の谷などは一定のパフォーマンスを見せたので評価したいところだ。
一方で移籍組では、MF茨田陽生がまずまずのプレーを見せたが、ディフェンスリーダーとして期待されたDF大岩一貴(ベガルタ仙台)はシーズンを通して出場できず、また復帰となったFW石原直樹もチーム最多の6得点と気を吐いたが、結果を変えるまでの活躍とはいかなかった。
また、ノルウェー代表FWタリクはたった1得点と期待外れ。北海道コンサドーレ札幌から期限付きで加入した東京オリンピック世代のFW岩崎悠人はノーゴール、レノファ山口FCから加入したMF三幸秀稔は4試合の出場と期待外れに終わった。
目立ったのは2種登録のMF田中聡。シーズン終盤は3バックの一角を務めるなどし、将来性を感じさせた。今オフも積極的に動く中、戦力も変化するだけに、どこまで有効に働くか注目だ。
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7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed3
徳島、問題行為のサポーターに無期限入場禁止処分…湘南戦での追悼セレモニー中に心ない発言
徳島ヴォルティスは1日、サポーターの行為に対する処分を発表した。 問題が起きたのは11月27日に行われた明治安田生命J1リーグ第37節の湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの一戦。この試合では、11月23日に急逝した湘南のMFオリベイラ(23)を追悼するセレモニーがピッチで行われたが、その際に不適切な発言が確認された。 この行動に対し徳島は11月29日に岸田一宏 代表取締役社長名義で謝罪文を掲載「特定された行為者に対しては、厳正な対応をおこないます」としていたが、その処分が発表された。 徳島は、当該行為を行ったサポーターに対して、事実確認と処分内容を通告。対象者は1名であり、無期限の入場禁止処分を下すとともに、Jリーグや日本サッカー協会、その他Jクラブが主管する全ての試合への入場が禁止されることとなった。なお、応援団体登録を受理しているサポーター団体の登録者ではなかったとのことだ。 徳島は、岸田社長名義で改めて謝罪するとともに、サポーターへのマナー遵守徹底を管理していくとした。 「本日、11月27日の明治安田生命J1リーグ第37節湘南ベルマーレ戦にて「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に抵触するとともに、あまりにも敬意を欠いた不適切な発言をおこなった行為者への処分をご報告いたしました」 「この事象によりご不快な思いや多大なるご迷惑をおかけした湘南ベルマーレのファン・サポーターの皆さま、株式会社湘南ベルマーレ様、関係者の皆さまをはじめ、湘南ベルマーレに関わる全ての皆さまに対してあらためて心より深くお詫び申し上げます。そして、Jリーグを応援いただいております全ての皆さま、全ての関係者の皆さまに心より謝罪を申し上げます」 「ファン・サポーターをはじめとする多くの皆さまは、コロナ禍で生じた様々な制限や我慢の中でも「新しい観戦様式」に基づいてルールやマナーを守った上で観戦をしていただいております。そのような中で発生した今回の行為は誠に遺憾でなりません。クラブとして、一部の心無きサポーターが引き起こした本事象は決して許すことのできない行為であると重く受け止め、無期限の入場禁止という厳正な対応をさせていただきました」 「徳島ヴォルティスではこの度の事象を厳粛に受け止め、観戦マナーや観戦ルール(ヤジ・暴言含む)、 Jリーグ禁止事項(ホーム・アウェイに関わらず)などを遵守いただけない方には厳格な対応で臨み、今後の再発防止に向けて管理・監視の徹底を図ってまいります。何卒、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます」 今回の件は、試合後、湘南のホーム最終ゲームということもあり試合後にセレモニーが実施。キャプテンのDF岡本拓也がオリベイラの死を悼むスピーチとともに、ファン・サポーターへの挨拶。その後、山口智監督が挨拶。静まり返ったスタジアムで言葉に詰まりながらもオリベイラに向けた言葉に耳が傾けられる中、徳島サポーターから「湘南ありがとう。湘南バイバーイ」という声が聞こえる、あり得ない事態が起きていた。 また、徳島サポーターは11月20日に行われたFC東京戦ではブーイングの行為を行い、2週続けてサポーターの問題行動が確認されていた。 <span class="paragraph-title">【動画】試合後のセレモニーで岡本拓也がオリベイラを追悼</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SwYesnVEtco";var video_start = 383;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2021.12.01 09:48 Wed4
決死の同点弾・湘南DF大野和成、試合後の決意表明にサポーターの魂も再点火
湘南ベルマーレのDF大野和成が、試合後にもサポーターの心に火をつけた。 序盤の貯金を失い最下位に沈む湘南は、8日に行われた明治安田生命J1リーグ第20節で17位の柏レイソルとアウェイで対戦。引き分けに終わり、勝ち点「3」を得ることはできなかったが、風向きは変わるかもしれない。 湘南は13戦未勝利、柏も8戦勝利なしと、互いに苦しむ中で迎えた下位の直接対決は、細谷真大のゴールで柏が27分に先制するも、後半に修正を施した湘南が優位性を持ってゲームを展開。79分には大橋祐紀の裏抜けが立田悠悟の退場を誘発すると、90+3分に大野和成が執念のヘディングシュートを決めた。 この日はゲームキャプテンを務め、試合後のフラッシュインタビューでは「魂で押し込みました」と同点ゴールを振り返った大野。「でも、勝ちたかったですね」とのコメントと表情には純粋な悔しさと、次節以降への意志が垣間見えた。 インタビューのために一人遅れて挨拶へ向かった大野は、サポーターの下へ来ると「俺このチームが好きだから。このチームのために走るから!」と、魂のこもった決意表明。サポーターからもこれに応えるように、大きな拍手が起こった。 この様子を公開した湘南のツイッターにも「ありがとう。ここから変われる!」、「和くんの熱い想い伝わってきました!ここから巻き返しましょ!!」、「かずなりもみんなも最高だよ。絶対大丈夫。まだまだ行こうぜ!!」「何回見てもかっこいい。まだ終わりじゃない、這い上がれ。誰1人諦めてない」、「和成ありがとう。俺達もこのチームが大好きだ!大野和成が大好きだ!だから全力で応援するから!」など、閲覧者からは前向きなコメントが多数。 14試合ぶりの勝利とはならなかったが、連敗は4で止めた湘南。再び目に光を宿して迎える16日のアビスパ福岡は、1つの山場となりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】胸熱な言葉を届けた大野和成とそれに応える湘南サポーター</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">インタビューがあり、一人遅れてサポーターの皆さんのもとへ挨拶にいった <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E9%87%8E%E5%92%8C%E6%88%90?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#大野和成</a> 選手。<br>「俺このチームが好きだから。このチームのために走るから!」と叫んでいました。<a href="https://twitter.com/hashtag/bellmare?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#bellmare</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ベルマーレ</a> <a href="https://t.co/YIWMnXAY49">pic.twitter.com/YIWMnXAY49</a></p>— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) <a href="https://twitter.com/bellmare_staff/status/1677669511158439936?ref_src=twsrc%5Etfw">July 8, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.07.09 17:25 Sun5