ユーベに続いてシティも撃破! 10季ぶりCL4強入りのリヨン指揮官が誇る
2020.08.16 09:30 Sun
リヨンのルディ・ガルシア監督がチャンピオンズリーグ(CL)4強入りを誇った。
「選手たちを誇りに思う。自分たちを信じて試合に入った。自分たちが本命じゃなく、トップチームと対峙しているのも承知済みだった。我々の成功はチームスピリットによるものだ。誰もが互いのために働き、交代選手もかなりのヘルプをしてくれた」
75分からの出場で2ゴールの活躍を披露したフランス人FWムサ・デンベレについても「本人は先発じゃなくて気落ちしていたが、試合前に『君が出たときは非常に重要な存在になれるはずだ』と諭していた」と述べた。
「自分たちのシステムをモノにしたことで、戦術的な戦いにも勝つことができた。試合はこの先も続き、乗り越えなければならないハードルもある。乗り越えられるよう頑張る」
大物食いが続くリヨンは19日に行われる準決勝で、バルセロナを8-2のスコアで叩きのめしたバイエルンと相対する。
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リヨンは15日に行われた準々決勝でマンチェスター・シティと激突して、3-1の白星。1点リードの後半に追いつかれたが、79分に勝ち越すと、87分にダメ押しゴールも生まれ、10季ぶりのベスト4進出を決めた。ユベントス撃破のラウンド16に続いて、このベスト8でもシティを退け、アップセットに成功したリヨン。ガルシア監督は試合後、フランス『RMC Sport』で喜びの心境を語った。75分からの出場で2ゴールの活躍を披露したフランス人FWムサ・デンベレについても「本人は先発じゃなくて気落ちしていたが、試合前に『君が出たときは非常に重要な存在になれるはずだ』と諭していた」と述べた。
また、先制ゴールを決めたコートジボワール代表FWマクスウェル・コルネにも「マクスウェルがいたからこそ、1-0で先制できると思っていた!」と賛辞を贈ると、次戦に向けての意気込みも語った。
「自分たちのシステムをモノにしたことで、戦術的な戦いにも勝つことができた。試合はこの先も続き、乗り越えなければならないハードルもある。乗り越えられるよう頑張る」
大物食いが続くリヨンは19日に行われる準決勝で、バルセロナを8-2のスコアで叩きのめしたバイエルンと相対する。
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「思い出すのはサッリ」 ナポリの象徴ハムシク、母国で歩み始めた指導者人生を語る 「400人の子どもたちに…」
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