40年ぶり3部降格のデポルティボ、2000年前後には“スーペル・デポル”として注目の的に

2020.07.21 11:55 Tue
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日本代表MF柴崎岳が所属するデポルティボ・ラ・コルーニャが、1979-80シーズン以来となるセグンダB(スペイン3部)に降格した。

20日、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)の最終節が一斉開催。自動降格圏にいるデポルティボはフエンラブラダとの最終節に臨むはずだったが、フエンラブラダに選手やスタッフ合計12名の新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が発生。そのため、キックオフ45分前に延期となることが決定していた。

最終節を行えなかったデポルティボだが、残留争いのライバルであるアルバセテが勝利。その結果、3部への降格が決定してしまった。

◆C・ロナウドのレアル初ゴールはデポルティボから

◆2000年前後に一世を風靡した“スーペル・デポル”
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デポルティボは、1906年に創設されたクラブ。スペイン北西部ガリシア州のア・コルーニャに本拠地を置くクラブ。1970年代、80年代に2度の3部降格を経験する暗黒期を迎えていた。

しかし、1988年に就任した現会長のアウグスト・セサル・レンドイロ氏によりチームは復活。90年代に入り盛り返すと、1998年に監督に就任したハビエル・イルレタ監督によって黄金期を迎える。

戦術家として知られたイルレタの下、当時はまだ少数派だった[4-2-3-1]が機能。ブラジル代表MFマウロ・シウバ、MFジャウミーニャを中心とした中盤と、オランダ代表FWロイ・マカーイの得点力によりチームとしてのバランスが取られた。

1999-2000シーズンには、クラブ史上初のラ・リーガ制覇。2003-04シーズンまで3位以上をキープ(2位が2回、3位が2回)するなど、クラブは王後にを迎えた。

2000-01シーズンにはチャンピオンズリーグに初出場。そこから5シーズン連続で出場することに。2003-04シーズンにはベスト4の成績を残すなど、ヨーロッパのサッカー界で大きな注目を集めた。

◆黄金期を支えた名手たち
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“スーペル・デポル”を支えた選手たちを数名紹介したいと思う。最も記憶に残るのは、MFフアン・カルロス・バレロンではないだろうか。2000年夏にアトレティコ・マドリーから加入したバレロンは、卓越したテクニックが売りのファンタジスタタイプ。司令塔としてデポルティボの攻撃を牽引した。

しかし、ケガに泣かされることも多く、特に左ヒザの前十字じん帯断裂の重傷を負うことに。2度の手術を行うなど、離脱することも少なくなく、チームの成績は大きく左右されていった。

また、中盤の底でチームを支えたのがMFマウロ・シウバだ。1992年夏にブラジルのブラガンチーノから加入すると、2005年に引退するまで在籍。的確な読みとポジショニングで攻撃の芽を摘む守備的な役割を果たす一方で、正確なボールさばきで試合をコントロールするなど、攻守にわたってチームを長年支えていた。

そして、生え抜きであり17シーズンの現役生活を一筋で過ごしたMFフランも忘れてはならない。初優勝したシーズンはケガもあり出場機会が限られたが、チームのキャプテンを務め、黄金期を支えた。出場試合数は505試合でクラブ最多記録となっている。

ストライカーを挙げるなら、FWロイ・マカーイ、そしてFWディエゴ・トリスタンが挙げられるだろう。マカーイは1999年にテネリフェから加入。クラブのラ・リーガ制覇に大きく貢献。2002-03シーズンには29ゴールを記録し、リーグ得点王に輝いた。

一方のトリスタンも、レアル・マドリー移籍が近づく中、方針展開により2000年にデポルティボへ加入。2001-02シーズンには21ゴールでリーグ得点王に。マカーイとのポジション争いがありながら、2人のコンビネーションも脅威となった。

守備陣では、DFマヌエル・パブロは外せない。1998年夏にクラブへ加わったマヌエル・パブロは、2016年まで在籍したクラブのレジェンド。クラブ通算448試合に出場し歴代2位の出場記録を持っている。デポルティボ加入後に評価を上げ、スペイン代表としてもプレーした。

その他にも、守護神として活躍したGKフランシスコ・モリーナやサイドバックとして活躍したDFリオネル・スカローニ、DFジョルジュ・アンドラーデ、サイドアタッカーのMFビクトル・サンチェスなど、印象深い選手が多く所属していた。

◆イルレタと共に黄金期が終了
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2004-05シーズンはリーグ戦で8位に。チャンピオンズリーグもグループステージで敗退となり、イルレタ監督は退任。その後、チームは低迷の一途をたどった。

イルレタ監督が率いた7シーズンは、多くの選手が固定されて使われていたが、ちょうど旬を迎えていた主力選手たちの活躍により、一気に結果を残すこととなっていた。

しかし、その後は主力選手の怪我やクラブとしての方針転換もあり低迷。2010-11シーズンには18位となり2部に降格。2011-12シーズンは2部で優勝し昇格するも、2012-13シーズンは19位で再び降格。2013-14シーズンは2位で昇格とエレベータークラブに。2017-18シーズンに18位で再び2部へ降格すると、2018-19シーズンは6位で昇格を逃し、今シーズンは19位で3部へと降格した。

柴崎岳が加入したこともあり、日本でも再び注目を浴びたデポルティボだが、開幕戦でレアル・オビエドに勝利したもののその後3連敗。さらに、開幕戦以降は白星から見放され、第21節のテネリフェ戦まで勝利がないなど序盤から苦しみ最下位に。

テネリフェ戦以降は破竹の7連勝で順位を15位まで一気に上げたものの、再び勝利から見放される展開に。再開後は7戦無敗で残留も見えてきた中、7月に入り3連敗。最終節は戦わずして19位に転落し、そのまま降格となった。

3部に降格するのは40年ぶりの出来事。そして、初のラ・リーガ制覇から20シーズンという節目で屈辱を味わうこととなった。
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【2019-20ブンデスリーガベストイレブン】8連覇のバイエルンから5選手を選出!

新型コロナウイルスによる影響で約2カ月半の中断があった中、2019-20シーズンのブンデスリーガが6月27日に無事全日程を終了しました。 そこで本稿では今季のブンデスリーガのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆ベストイレブン GK:グラーチ DF:ハキミ、クロステルマン、アラバ、アルフォンソ・デイビス MF:ミュラー、キミッヒ、サンチョ FW:テュラム、レヴァンドフスキ、ヴェルナー GKペーテル・グラーチ(30歳/ライプツィヒ) 出場試合数:32(先発回数:32)/失点数:34/出場時間:2880分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 復活してきた感のあるノイアーと迷ったが、バイエルンに次ぐ失点の少なさだったライプツィヒからグラーチを選出。派手さこそないものの、抜群の安定感とセービング能力の高さで幾度もゴールを死守した。また、主力センターバックがこぞって離脱した中、急造ディフェンスをうまくまとめた点も高く評価。 DFアクラフ・ハキミ(21歳/ドルトムント) 出場試合数:33(先発回数:29)/ 得点数:5/出場時間:2719分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も持ち前の攻撃性能を遺憾なく発揮した。とりわけ3バックへ移行して以降は攻撃力が爆発し、5ゴール10アシストを記録。右ウイングバックとしてより攻撃に比重を置けるようになり、パフォーマンスがさらに向上した。新シーズンはドルトムントでの活躍を受けて、インテルへの完全移籍が決まった。 DFルーカス・クロステルマン(24歳/ライプツィヒ) 出場試合数:31(先発回数:31)/ 得点数:3/出場時間: 2645分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 本職は右サイドバックだったが、ケガ人が続出したことでセンターバックに回り、そつなくこなして見せた。右サイドバック時には大胆なオーバーラップが魅力のクロステルマンだが、堅実な守備を武器にセンターバックに順応。キャプテンのDFオルバンと主力DFウパメカノらを長期離脱で欠いた中、同じくサイドバックが本職のDFハルステンベルクと共にセンターバックで堅実な守備を築いた。 DFダビド・アラバ(28歳/バイエルン) 出場試合数: 28(先発回数:27)/ 得点数:1/出場時間: 2498分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> DFジューレ、DFリュカらセンターバック陣が長期離脱した中、新境地のセンターバックでのプレーが増えた。持ち前のセンスで難なくこなし、ハイラインを敷く中でアラバのスピードが生きていた。また、ビルドアップ時にもアラバの配球能力が生かされ、急なコンバートに対応して見せた。 DFアルフォンソ・デイビス(19歳/バイエルン) 出場試合数: 29(先発回数:24)/ 得点数:3/出場時間: 2233分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 本来はウイングが本職のA・デイビスだが、新境地のサイドバックで才能が開花。類稀なる身体能力を生かし、守備で穴になることはなかった。むしろ、帰陣の早さで相手を上回ることが多く、未然にピンチを防ぐシーンも少なくなかった。彼の台頭でアラバをセンターバックに回すことができたのも大きかった。 MFトーマス・ミュラー(30歳/バイエルン) 出場試合数:33(先発回数:26)/ 得点数:8/出場時間:2261分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw13.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデス記録の20アシストをマーク。コバチ前監督体制下ではストレスを抱えながらのプレーになっていたが、フリック監督就任後は別人のようにハイパフォーマンスを連発した。トップ下のポジションを与えられ、持ち前の抜け目ない動きを駆使し、フリック監督就任後は8ゴール16アシストと圧巻のスタッツを残した。 MFヨシュア・キミッヒ(25歳/バイエルン) 出場試合数:33(先発回数:32)/ 得点数:4/出場時間: 2821分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw14.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季もケガなくコンスタントにハイパフォーマンスを続けた。フリック監督就任後は本職のボランチで固定され、チームを支えた。負傷がちな選手が多い中、健康体を保ち続けるキミッヒは、王者に欠かせない存在となっている。 MFジェイドン・サンチョ (20歳/ドルトムント) 出場試合数:32(先発回数:25)/ 得点数:17/出場時間:2290分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw15.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季ブレイクしたイングランドの至宝が2年目のジンクスをものともせず今季もドルトムントを牽引した。17ゴール17アシストと圧巻のスタッツを記録。母国プレミア方面から引き抜きの噂が絶えないが、ドルトムントとしては絶対に手放せないタレントだ。 FWマルクス・テュラム(22歳/ボルシアMG) 出場試合数:31(先発回数:28)/ 得点数:10/出場時間: 2228分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw16.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 縦に早いサッカーをする上でテュラムの存在は欠かせなかった。今季、ギャンガンから加入したブンデス初挑戦の22歳は、10ゴール8アシストと多くのゴールに関与。名DFだった父親のリリアン氏とは真逆のアタッカーとして、まずはブンデス1年目でしっかりと結果を残した。 FWロベルト・レヴァンドフスキ(31歳/バイエルン) 出場試合数:31(先発回数:31)/ 得点数:34/出場時間:2761分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 3季連続得点王。開幕から11試合連続ゴールのブンデス新記録を打ち立てたレヴァンドフスキは守備が不安定なチーム状態の中、自身はコンスタントにゴールを挙げ続けた。スランプとは無縁な安定感抜群のストライカーが王者を牽引した。 FWティモ・ヴェルナー(24歳/ライプツィヒ) 出場試合数:34(先発回数:33)/得点数: 28/出場時間: 2808分 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw17.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 得点王のレヴァンドフスキには及ばなかったものの、キャリアハイの28ゴールを記録。ライプツィヒの鋭い攻撃を完結するゴールゲッターとして十分な働きを示した。ライプツィヒで一流ストライカーに成長したヴェルナーは新シーズン、チェルシーに新天地を求めている。 2020.07.14 22:31 Tue
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【2019-20ブンデス総括】最優秀選手はレヴァンドフスキ!

◆フリック監督就任でV字復調のバイエルンが8連覇達成! 欧州主要リーグで最も早く新型コロナウイルス(COVID-19)による中断から再開を果たしたブンデスリーガ。他の欧州リーグの指針となる働きも見せた中、特異なシーズンとなった今季を制したのはやはり王者バイエルンだった。 フリック監督が11月に就任して以降、21勝1分け2敗とV字復調したバイエルンが2試合を残して8連覇を達成した。前半戦こそケガ人の続出やニコ・コバチ前監督と一部主力選手たちの確執により躓いたが、フリック監督が就任して以降はそれぞれの選手たちが持ち味を存分に発揮し、王者に相応しい貫禄ある戦いを続けた。若手の台頭も目立ち、世代交代もうまく図れている中、バイエルン王朝時代は来季以降もまだまだ続きそうな様相だ。 そのバイエルンと優勝を争ったのは好補強を敢行したドルトムントだったが、バイエルンの前にやはり及ばなかった。とりわけ直接対決ではその実力差をまざまざと見せ付けられ、シーズンダブルを喫した。3バックへの変更など、就任2シーズン目のファブレ監督も試行錯誤を繰り返してチームの舵を取っていたが、バイエルンから王座を奪うには至らず。FWハーランドやMFサンチョらを筆頭に有望な若手が揃っているだけに新シーズンもバイエルンの連覇を阻む最大のライバルとして期待したい。 ヘルプストマイスター(冬の王者)に輝いたライプツィヒは3位でのフィニッシュとなった。ナーゲルスマン新監督の下、ラングニック前監督が植え付けた攻守の切り替えの早いサッカーを成熟させたチームは、CLでクラブ史上初の決勝トーナメント進出を果たし、8強入りを成し遂げた。CLとリーグで十分な結果を残し、ビッグクラブへの道を着実に歩んでいる印象だ。 シーズン終盤、レバークーゼンとの熾烈なCL権争いを制して4位に滑り込んだのはボルシアMGだった。ザルツブルクで実績を上げたローゼ監督を迎えたボルシアMGは、ラングニック・スタイルのサッカーで躍進。快足FWテュラムを迎えて攻撃力が増したチームは、シーズンを通して上位をキープし続けた。 後半戦の追い上げ空しくボルシアMGに一歩及ばなかったレバークーゼンだったが、就任2シーズン目のボス監督の攻撃サッカーはしっかりと浸透していることを見せ付けた。前半戦こそCLとの兼ね合いにより躓いたが、昨季ブレイクしたMFハフェルツが後半戦に爆発し、チームも上昇気流に乗った。 残留争いではFW大迫のブレーメンが逆転で残留プレーオフに滑り込み、ハイデンハイムとの入れ替え戦を制して残留をもぎ取った。降格したのはそのブレーメンに最終節でまくられたデュッセルドルフと、昇格組のパーダーボルンとなった。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季に続く好パフォーマンスを維持したMFキミッヒと迷ったが、3シーズン連続での得点王となったレヴァンドフスキを選出。チームがうまく回っていなかった中、開幕から11試合連続ゴールのブンデス新記録を樹立し、最終的には34ゴールを積み重ねた。1試合1ゴールペースで得点を量産したスランプを知らない大エースが王者バイエルンを牽引した。 ★最優秀監督 ◆ハンジ・フリック(バイエルン) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アシスタントコーチから昇格する形で暫定監督に就任し、見事8連覇に導いた。11月にフランクフルトに大敗するなど壊れかけていた王者を見事に立て直した上、新たな黄金時代を築き上げようとしている手腕を高く評価。ベテランを気持ち良くプレーさせ、若手を大胆に起用するなど、懐の深い人心掌握でバイエルンに王者の風格を取り戻させた。 【期待以上】 ★チーム ◆ボルシアMG <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ザルツブルクで実績を残し、ブンデスリーガ初挑戦となったドイツ人指揮官のローゼ監督が4シーズンぶりにボルシアMGにCL出場をもたらした。MFトルガン・アザールを引き抜かれたが、FWテュラムを早々にチームにフィットさせ、シーズンを通して調子を落とすことなく上位をキープし続けた。 ★選手 ◆FWアーリング・ハーランド(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ザルツブルクで大暴れしていた神童がブンデスリーガでも躍動した。CLグループステージで8ゴールを荒稼ぎして欧州全土の注目を浴びた19歳は、1月にドルトムントに移籍。そのドルトムントでも加入直後からゴールを量産。ブンデスリーガ15試合の出場で13ゴールを挙げ、規格外のヤングスターであることを証明した。 【期待外れ】 ★チーム ◆ブレーメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エースFWクルーゼの移籍の穴が大きく、得点力不足に陥った。シーズン終盤こそ大迫が爆発したものの、慢性的な得点力不足に陥ったチームは守備も崩壊。最下位パーダーボルンに次ぐ失点の多さで攻守ともに冴えないシーズンとなったが、何とか残留プレーオフに回って残留を勝ち取った。 ★選手 ◆MFマリオ・ゲッツェ(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200709_0_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> もはや復活を期待していたとは言いにくい状況だったが、若手が台頭するチームの中でやはり存在感を示せなかった。失敗だったバイエルン移籍からドルトムント復帰4シーズン目を迎えたが、公式戦での先発がわずか6試合と、戦力にならなかった。28歳とまだまだ老け込む歳ではないが、今季限りでのドルトムント退団が決まった中、新シーズンは新たなクラブで再出発としたい。 2020.07.14 22:30 Tue
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プレミアリーグでも「Black Lives Matter」人種差別撤廃への動きが拡大

アメリカのミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官の暴行により死亡した事件を受け、人種差別撤廃を支援する動きが広がっている。 フロイドさんは5月25日、白人警官に取調べを受ける中、警官によりヒザで首を9分近く圧迫され、そのまま帰らぬ人となった。 この痛ましい事件は、アメリカを中心に人種差別的な事件として抗議活動に発展。「Black Lives Matter」運動のデモが起こっている。 この件を受け、サッカー界はもちろんのこと、多くのアスリートやチームなどが人種差別撤廃団体を支援するための寄付や声明を発表している。 NBAのスーパースターで、現在はシャーロット・ホーネッツのオーナーを務めているマイケル・ジョーダン氏は5日、ナイキが展開する「ジョーダン・ブランド」との共同声明を発表し、人種差別撤廃に取り組む団体を支援するため、今後10年間にわたって計1億ドル(約110億円)を寄付することを発表した。 同日には、NFLのニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフト氏も地元の活動団体に100万ドル(約1億1000万円)を寄付すると発表。さらに、NFL全体でも10年にわたって2億5,000万ドル(約266億9,000万円)を寄付することを11日にしている。 また、アメリカサッカー連盟(USSF)も国歌演奏時の起立強制を廃止した。元々、この規約は2016年に白人警察官による黒人射殺事件が起こった際にスポーツ界に広がった、国歌演奏中の起立を拒否してヒザをつき、抗議の意思を示す行為に対抗して連盟が設けたものであった。 さらに、その波は海を越え、17日に再開を予定しているプレミアリーグでも、リーグ再開後の最初の試合では、ユニホームの背中に選手名ではなく、「#BlackLivesMatter」というメッセージを入れるという。 人種差別撤廃への動きは個人からチーム、そしてリーグへと拡大。新型コロナウイルスという見えざる敵に一丸となって世界中が立ち向かう中で起きた明確に見える敵との戦いは、さらに発展する可能性があるだろう。 《超ワールドサッカー編集部》 2020.06.12 22:00 Fri
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コロナ禍でのメディア取材は一体どうなる? 選手以上に感染防止策が必要か

16日に約2カ月ぶりに再開したブンデスリーガに続き、その他の4大リーグも6月以降のリーグ再開に向け歩みを進めている。 もちろん、まだまだ予断を許せる状況ではなく、一部の選手からはリーグ再開に反対する声や健康面で不安の声が上がっている。そうした中、メディアの側からすると、再開後の取材がどうなるのかという点も気になるところだ。 ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は、ブンデスリーガ再開にあたり、膨大な安全プロトコルを策定していた。取材についても多くの規定があり、メディアの数は1試合につき総計10人に絞られた。さらに、選ばれた記者は試合前にPCR検査を受けることが義務付けられている。 16日のフランクフルトvsボルシアMGの一戦では、ドイツ国内の2大通信社、全国紙の2紙、『キッカー』、『ビルト』に加え、ホーム・アウェーの地元紙が各2紙と10人全てがドイツメディアとなった。日本人選手の試合でも、日本メディアは入れない徹底ぶりだ。 スタジアムはスタジアム内部、スタンド、そしてスタジアム外敷地の3つのゾーンに分けられ、メディアはスタンドエリアに配置されたため、選手の個別対応や取材等は行う事ができなかった。 仮にマスクを着用し、ソーシャル・ディスタンスを保ったとしても、以前のように、クラブ施設内やメディアルームなどでの取材を行うのはかなり先になりそうだ。 Jリーグも、各クラブが選手取材を行っているものの、その全てがWEB会議システムを使ってのものだ。まだ、画面越しに選手の表情は見られるためましだが、直接選手と顔を合わせて話すことができないとなれば、熱量や細かな心情を汲み取ることはまずできない。 また、18日からトレーニングを再開したラ・リーガも、メディアは一切入れず。ラ・リーガ側がトレーニング時の動画や写真をサーバーにあげて、それを各メディアが使うという形式を採用している。リーグ再開が実現した場合でも、現時点で取材形式がどうなるかは発表されていないが、ブンデスリーガ同様に、中断前とは大きく変更されることは間違いなく、感染防止策が徹底されることだろう。 その他、7月上旬の開幕を目指すアメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)では、本土が広いだけにもともと飛行機移動が基本となっている。各チームの番記者たちはチームの遠征に同行し、取材を行っていたが、少しでも接触者を減らすことが考えられる中、そういった取材もオンラインに移行する可能性が指摘されている。 まずは、日常を取り戻す第一歩として、ブンデスリーガ再開を喜びたいところだが、我々メディアが影響を受けるのはこの先。どのような形で情報を伝えていけるのか、試行錯誤は続きそうだ。 <div id="cws_ad">《超ワールドサッカー編集部》</div> 2020.05.21 21:15 Thu
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