セティエン、対戦相手に降格懸かるダービーに言及 「エスパニョールをセグンダに送るのはバルサではない」

2020.07.08 16:46 Wed
Getty Images
バルセロナを率いるキケ・セティエン監督は、降格が懸かるエスパニョールの状況を意識せず、あくまで逆転優勝のために勝ち点3獲得を目指す。『ESPN』が伝えている。
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カンプ・ノウで行われる今季2度目のバルセロナ・ダービーは、最下位のエスパニョールが勝ち点3を逃した場合、1993-94シーズン以来のセグンダ(2部)降格が決定する重要な一戦だ。前節、好調のビジャレアルを相手に4-1の会心の勝利を収めた2位のバルセロナは、首位のレアル・マドリーとの勝ち点差4をキープ。逆転での3連覇に向けては依然として厳しい立場にいるが、2日後にアラベス戦を控える首位チームに少しでもプレッシャーをかけたいところだ。
そして、8日に行われるラ・リーガ第35節のエスパニョールに向けた前日会見に臨んだセティエン監督は、ダービーに向けた意気込みを語っている。

「エスパニョールをセグンダに送るのはバルサではない。これは長いシーズンのプロセスによるものであり、我々はいかなる責任も負うことはない。こういった状況はシーズンを通しての結果だ」
「ただ、ダービーというものは必ずしもチームの現状や調子といったものを反映するわけではない。こういった戦いの重要度は非常に高く、プレーヤーはゲームだけに集中することができる」

「両者が置かれている状況は同じではないが、感情に満ちた一戦になるはずだ」

また、この会見の前にはジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、「セティエンは間違いなく続投するだろう。現時点では、彼の下でのチームの進化に満足している」と、セティエン監督の続投を支持する発言があった。

そして、今回の会見で改めて自身の去就に関する質問を受けた同監督は、「個人的には自分の周りの状況が変化していくという感覚はなかった。いいかげんこのサーカスに慣れてきたよ。私は自分の仕事に取り組み、取締役会がその仕事に満足してくれるのであれば、私にとっても嬉しいことだ」と、返答している。

さらに、ここ最近のチームパフォーマンスに関しては、「非常に満足している」と、手ごたえを口にしている。とりわけ、ビジャレアル戦で躍動したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを称賛している。

「非常に満足しているよ。ビジャレアル戦でのゴールシーンでは非常に素晴らしい流動性を見せることができていた。ただ、それ以前にも個人的に満足する場面は幾度もあった」

「確かにビジャレアル戦では他の試合で欠けていた流動性があった。ただ、対戦相手もよりスペースを消して、先日のようにはプレーさせてくれない可能性もある。すべての試合は異なるものであり、相手毎に解決策を見いだすためのオプションも持っている」

「グリーズマンにはビジャレアル戦で示したように素晴らしいクオリティと能力がある。先日の試合では3人のプレーヤーが非常にうまくリンクし、並外れたインスピレーションを示す瞬間があった」

「ただ、その試合では物事を円滑に導き、チームメートを輝かせたセルジ・ロベルトの見逃せない貢献があったことも付け加えたい」

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