後半AT被弾のバレンシア、再開初戦を白星で飾れず…《ラ・リーガ》

2020.06.13 07:20 Sat
Getty Images
バレンシアは12日、ラ・リーガ第28節でレバンテと対戦し、1-1のドローに終わった。
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新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的なパンデミックを受け、3月から中断に入っていたラ・リーガが約3カ月ぶりの再開となる今節。7位のバレンシア(勝ち点42)は、ホームに13位レバンテを迎えた。試合はゴールレスで迎えた後半、グラナダは74分にギジャモンにアフタータックルを見舞ったロジェールが2枚目のイエローカードを受け、退場処分となる。
数的優位となったバレンシアは83分、ヴァスの右クロスをニアでガメイロがフリック。これをゴール正面のロドリゴがヘディングシュートで合わせたが、これはゴールライン手前でセルヒオ・ポスティゴにクリアされた。

このままゴールレスでタイムアップかと思われたが89分、遂にスコアが動く。ギジャモンのスルーパスで左サイドを抜け出したガヤのクロスをニアに走り込んだロドリゴが左足で合わせると、右ポストに当たったボールがそのままゴールに吸い込まれた。
待望の先制点を奪ったバレンシアだったが、試合終了間際に最大のピンチを迎える。後半アディショナルタイム4分、相手FKの際にボックス内のポジション争いでディアカビがヴェソを倒してしまう。主審は当初ボックス手前でのFKを宣言したが、VARによる介入でPKが与えられると、このPKをメレロに決められた。

結局、試合はそのまま1-1で終了。逃げ切りに失敗したバレンシアは、ラ・リーガ再開初戦を勝利で飾ることが出来なかった。

また、同日に行われたラ・リーガ第28節のグラナダvsヘタフェは、4位のヘタフェ(勝ち点)がティモルのゴールで先制したが、後半に入りオウンゴールとカルロス・フェルナンデスのゴールで逆転したグラナダがそのまま2-1で勝利した。

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