これぞ“インシーニェ・ゾーン”!得意の左45度から描いた美しき放物線【インクレディブル・ゴールズ】

2020.06.02 18:00 Tue
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サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。今回はナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェが決めたゴールだ。

ナポリ生まれで同クラブの下部組織出身という生粋の「ナポリっ子」であるインシーニェは、2010年にプロデビューを飾り、2016-17シーズンにはリーグ戦で18ゴールを挙げるなど、今では名実ともにエースへと成長している。

これまでのキャリアを通して、ナポリでは通算86ゴールを決めているインシーニェだが、中でも見事だったのが2016年12月22日のセリエA第18節フィオレンティーナ戦で決めたミドルシュートだ。
前半25分、ボックス左手前、ゴールまで45度の得意な位置でパスを受けたインシーニェは、大きめのタッチで対応してきた相手FWフェデリコ・キエーザをかわす。

ややタッチが大きかったようにも見えたが、インシーニェはそのボールを思い切り体をひねりミドルシュート。カーブがかかったボールは、枠外の軌道から相手GKチプリアン・タタルサヌ(現リヨン)がギリギリ届かないゴールネット右上に吸い込まれていった。
インシーニェはゴールを決めた左45度のゾーンからのシュートを得意としているものの、この角度は元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が得意だったことから、敬意を込めて「デル・ピエロ・ゾーン」と呼ばれることも多い。しかし、現代に限っては、もはや「インシーニェ・ゾーン」への改名が必要かもしれない。

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「もうすぐ37歳になる」メルテンスが今季終了後の現役引退を示唆、ナポリ通算148ゴールはクラブ歴代最多得点

ガラタサライのベルギー代表FWドリエス・メルテンス(36)が今シーズン終了後の現役引退を示唆した。ベルギー『Nieuwsblad』が伝えている。 ナポリの歴代最多得点者であるメルテンス。2021-22シーズン限りで退団したため、昨シーズンのスクデットを味わうことこそできなかったが、在籍9年で通算397試合に出場し148ゴール90アシストを叩き出した功績が忘れ去られることは決してない。 2022年8月にはガラタサライへと移籍し、昨シーズンは公式戦33試合出場で7ゴール4アシスト。かつてのような得点ペースではないものの、トルコの地では2列目中央を定位置としており、チームの4年ぶりとなるリーグ優勝の立役者の1人となった。 そんなメルテンス、今シーズンはすでにチャンピオンズリーグ(CL)予選3試合で2ゴールを記録しているものの、8日の予選3回戦1stレグのオリンピア・リュブリャナ戦に先立って行われた前日会見で突如、今シーズン終了後の現役引退を示唆した。 「僕は今シーズン中に37歳になる。頭の中では25歳だと感じているけど、カラダは異なることを言っているんだ。今シーズンが最後の1年になると思う。人生でサッカー以外のことにもチャレンジしてみたい。もちろん今は毎日が楽しいけどね」 また、ラスト1年に向け、CL本戦への出場を願っているとも口にした。 「ナポリで9年間、週に2試合プレーするのが当たり前になっていた僕にとって、週に1試合しかない昨シーズンはなんだか不思議な感覚だった。負けると怒りが込み上げてきて、早く次の試合で消化しなきゃ!って感じでやってきたから、慣れなかったね(笑) 最後にもう一度、あの感覚でやってみたい」 2023.08.10 20:06 Thu

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