レヴァンドフスキが現役最高ストライカーを5人選出…新星ハーランドにも言及
2020.05.18 19:45 Mon
バイエルンに所属するポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが、現役選手の中から最高のストライカーを5人選出した。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えている。
ブンデスリーガ再開初戦となった17日のウニオン・ベルリン戦でもゴールを決め、今季の公式戦得点数においても節目の40ゴール(34試合)に乗せたレヴァンドフスキ。自身も間違いなく世界トップクラスの点取り屋であるが、世界トップ5のストライカーについて聞かれると、「難しい質問だね」と前置きしつつ5名の名前を挙げた。
「9番について話すとすれば、カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)、ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)、ルイス・スアレス(バルセロナ)、セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)、キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)だ」
「9番」というポジション特性を考えれば、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの名が挙がらないことも納得。ストライカーとして生きる、レヴァンドフスキにとっての理想の「9番」像が分かる回答となった。
また、将来この5人に並ぶ可能性があるであろうドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドについても言及した。
「彼が一生懸命努力すれば優れたプレーヤーになり、最終的にトップレベルの選手になるだろう。次のステージに行く前にブンデスリーガでもっと長く滞在することは彼のためになるかもね」
2010年夏に母国のレフ・ポズナンからドルトムントへ加入したレヴァンドフスキ。そこでエースとして活躍を続け、2014年夏にバイエルンへ渡り世界屈指のストライカーに成長しただけに、ハーランドもまずはブンデスリーガで経験を積むべきだと考えているようだ。
ブンデスリーガ再開初戦となった17日のウニオン・ベルリン戦でもゴールを決め、今季の公式戦得点数においても節目の40ゴール(34試合)に乗せたレヴァンドフスキ。自身も間違いなく世界トップクラスの点取り屋であるが、世界トップ5のストライカーについて聞かれると、「難しい質問だね」と前置きしつつ5名の名前を挙げた。
「9番について話すとすれば、カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)、ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)、ルイス・スアレス(バルセロナ)、セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)、キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)だ」
また、将来この5人に並ぶ可能性があるであろうドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドについても言及した。
「彼には大きな可能性がある。まだ先が長い。まず、僕の言葉で彼にプレッシャーを掛けたくない」
「彼が一生懸命努力すれば優れたプレーヤーになり、最終的にトップレベルの選手になるだろう。次のステージに行く前にブンデスリーガでもっと長く滞在することは彼のためになるかもね」
2010年夏に母国のレフ・ポズナンからドルトムントへ加入したレヴァンドフスキ。そこでエースとして活躍を続け、2014年夏にバイエルンへ渡り世界屈指のストライカーに成長しただけに、ハーランドもまずはブンデスリーガで経験を積むべきだと考えているようだ。
ロベルト・レヴァンドフスキ
カリム・ベンゼマ
ティモ・ヴェルナー
ルイス・スアレス
セルヒオ・アグエロ
キリアン・ムバッペ
クリスティアーノ・ロナウド
リオネル・メッシ
アーリング・ハーランド
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