ユベントスがアワール獲得に本腰! ポグバ交渉難航で単なる獲得候補以上の存在に

2020.03.15 17:00 Sun
Getty Images
ユベントスがU-21フランス代表MFフセム・アワール(21)の獲得に本腰を入れ始めているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。
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アワールはリヨンの下部組織出身で2017-18シーズンにブレイクを果たしたアルジェリア系フランス人。

元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを髣髴とさせる相手の重心の逆を突く巧みなドリブルや、創造性溢れるパスセンスに加え、球際でも身体を張れる万能型MFは、今季ここまでの公式戦37試合9ゴール7アシストと、チームの攻撃を牽引している。その逸材MFの去就に関しては、昨年2月にリヨンのジャン=ミシェル・オラス会長が、懇意にしているユベントスのアンドレア・アニェッリ会長との間で話し合いを行ったことを認めたこともあり、以前からトリノ行きの可能性が盛んに報じられてきた。
さらに、先月26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16で両クラブが直接対決した際、アワールはMFリュカ・トゥザールの決勝点をアシストするなど好パフォーマンスを見せており、ユベントスサイドの評価がさらに高まっている。

『カルチョメルカート』が伝えるところによれば、ユベントスは今夏の中盤補強に関してフランス代表MFポール・ポグバの復帰を優先事項としているものの、マンチェスター・ユナイテッドとの交渉は非常にタフなものとなっている。
そのため、元々獲得を構想していたアワールに関してはポグバの代役候補との意味合いも強まっており、現時点では単なる獲得候補以上の存在になりつつあるようだ。

ただ、5000万~6000万ユーロ(約60億~72億円)の市場価値と言われるアワールは、今夏のステップアップに前向きな姿勢を見せているものの、その行き先をユベントス一択としているわけではないという。現時点で強い関心を示すアーセナルを含め、パリ・サンジェルマン(PSG)や国外のビッグクラブからオファーが届いた場合、そのすべてを吟味して去就を選択する意向のようだ。

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