【J1ピックアッププレビュー】山雅は前田大然、ガンバは食野亮太郎に期待…得点力が勝負の分かれ目《松本vsG大阪》
2019.06.29 08:00 Sat
今週末の明治安田生命J1リーグ第17節は前半戦ラストゲーム。その折り返し地点で残留争いの渦中にいる松本山雅FC(勝ち点16/16位)は、同じ状況下のガンバ大阪(同17/14位)を本拠地サンプロ アルウィンに迎え撃つ。
◆息切れ気味〜松本山雅FC〜
決して順風満帆でこそないものの、シーズン開幕から着実に勝ち点を積み上げ、目標のJ1残留に突き進んできた松本だが、ここ5試合1勝1分け3敗の最近は息切れ気味。ここ4試合複数失点こそないが、0-1で惜敗した前節の横浜FM戦もそうだったように、堅実な守備で相手の攻撃を停滞させる自分たちの土俵に持ち込みながら勝ち点を拾えない戦いが続いている。その理由は明確で、それはワーストの総得点「8」が示す攻撃面の乏しさ。守備面に関して下を向くような内容でないだけに、今節は前田大然が日本代表の活動から戻ってくる攻撃陣の奮起がG大阪撃破のカギになるだろう。勝ち点1差のG大阪との直接対決となる今節、連敗を止めるという意味でも3ポイントを掴み取りたいところだ。
◆上昇傾向〜ガンバ大阪〜
対するG大阪もここまで不本意な順位に沈む状況だが、直近のリーグ戦5試合は2勝3分け無敗。崩壊が顕著だった守備陣も1-0で勝利した前節の湘南戦を含むここ5試合でわずか1失点と安定感を取り戻している。さらに、第12節のC大阪戦からシフトした若手の積極起用も実を結び、ここ3試合で2ゴールの食野亮太郎を筆頭に台頭。ようやくチームとしての形が定まりつつある。ミッドウィークに行われたルヴァンカップの長崎戦こそ敗れたが、2戦合計スコアでベスト8進出を決め、ダビド・コンチャのトップチームデビューや、藤春廣輝の実戦復帰というプラス材料も手に。さらに、クラブの至宝である宇佐美貴史の復帰決定もあり、ムードは悪くない。気になるのは5試合で3得点の攻撃面。タレントはいて、決定機もある。あとは精度だけ。堅守が売りの松本が相手だけに、決定力アップがポイントになる。
【予想&フォーメーション】
◆松本山雅FC[3-4-2-1]
DF:今井智基、飯田真輝、エドゥアルド
MF:田中隼磨、藤田息吹、宮阪政樹、高橋諒、前田大然、中美慶哉
FW:高崎寛之
監督:反町康治
ここにきて主力にケガ人が相次ぐ苦しい台所事情。前田は27日に帰国したばかりでコンディション面が微妙な状況だが、永井龍が全体練習を回避しており、ほぼぶっつけ本番で先発出場の可能性がある。
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]
DF:高尾瑠、三浦弦太、キム・ヨングォン
MF:矢島慎也、福田湧矢、高江麗央、倉田秋、中村敬斗
FW:ファン・ウィジョ、食野亮太郎
監督:宮本恒靖
ミッドウィークに長崎と戦ったが、Jリーグで出番の少ない選手主体で戦ったため、体力面ははさほど問題ないだろう。今節から出場停止明けの倉田秋が復帰。現状のベストメンバーが組めるはずだ。
前田大然(松本山雅FC)
食野亮太郎(ガンバ大阪)
◆過去戦績で松本に負け知らずのG大阪
勝ち点1差でひしめく両者のマッチアップだけに、今節の勝敗がどっちに転ぶかで今後に大きく関わってくる一戦になるだろう。その両雄の過去戦績は3勝3分け無敗でG大阪が圧倒的。今シーズンもすでにルヴァンカップで顔を合わせており、1勝1分けのG大阪に軍配が上がっている。ただ、松本のホーム戦は3試合全てが引き分け。要するに、G大阪はまだアルウィンで勝ったことがない。今回の一戦はいかに…。松本とG大阪の一戦は29日18時キックオフだ。
◆息切れ気味〜松本山雅FC〜
決して順風満帆でこそないものの、シーズン開幕から着実に勝ち点を積み上げ、目標のJ1残留に突き進んできた松本だが、ここ5試合1勝1分け3敗の最近は息切れ気味。ここ4試合複数失点こそないが、0-1で惜敗した前節の横浜FM戦もそうだったように、堅実な守備で相手の攻撃を停滞させる自分たちの土俵に持ち込みながら勝ち点を拾えない戦いが続いている。その理由は明確で、それはワーストの総得点「8」が示す攻撃面の乏しさ。守備面に関して下を向くような内容でないだけに、今節は前田大然が日本代表の活動から戻ってくる攻撃陣の奮起がG大阪撃破のカギになるだろう。勝ち点1差のG大阪との直接対決となる今節、連敗を止めるという意味でも3ポイントを掴み取りたいところだ。
◆上昇傾向〜ガンバ大阪〜
対するG大阪もここまで不本意な順位に沈む状況だが、直近のリーグ戦5試合は2勝3分け無敗。崩壊が顕著だった守備陣も1-0で勝利した前節の湘南戦を含むここ5試合でわずか1失点と安定感を取り戻している。さらに、第12節のC大阪戦からシフトした若手の積極起用も実を結び、ここ3試合で2ゴールの食野亮太郎を筆頭に台頭。ようやくチームとしての形が定まりつつある。ミッドウィークに行われたルヴァンカップの長崎戦こそ敗れたが、2戦合計スコアでベスト8進出を決め、ダビド・コンチャのトップチームデビューや、藤春廣輝の実戦復帰というプラス材料も手に。さらに、クラブの至宝である宇佐美貴史の復帰決定もあり、ムードは悪くない。気になるのは5試合で3得点の攻撃面。タレントはいて、決定機もある。あとは精度だけ。堅守が売りの松本が相手だけに、決定力アップがポイントになる。
◆松本山雅FC[3-4-2-1]

(c) CWS Brains, LTD.
GK:守田達弥DF:今井智基、飯田真輝、エドゥアルド
MF:田中隼磨、藤田息吹、宮阪政樹、高橋諒、前田大然、中美慶哉
FW:高崎寛之
監督:反町康治
ここにきて主力にケガ人が相次ぐ苦しい台所事情。前田は27日に帰国したばかりでコンディション面が微妙な状況だが、永井龍が全体練習を回避しており、ほぼぶっつけ本番で先発出場の可能性がある。
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]

(c) CWS Brains, LTD.
GK:東口順昭DF:高尾瑠、三浦弦太、キム・ヨングォン
MF:矢島慎也、福田湧矢、高江麗央、倉田秋、中村敬斗
FW:ファン・ウィジョ、食野亮太郎
監督:宮本恒靖
ミッドウィークに長崎と戦ったが、Jリーグで出番の少ない選手主体で戦ったため、体力面ははさほど問題ないだろう。今節から出場停止明けの倉田秋が復帰。現状のベストメンバーが組めるはずだ。
【注目選手】
前田大然(松本山雅FC)

(c) CWS Brains, LTD.
松本の注目選手は、帰ってきた前田だ。コパ・アメリカ2019の日本代表入りを果たした松本のエースだが、出場した2試合で不発に終わり、ストライカーとして不完全燃焼に終わった。永井の出場が流動的な状況もあり、復帰後初戦の今節、いきなり先発の可能性がある。コンディション面に不安を残すが、強行出場となれば、南米の地で味わった悔しさをチームの得点力アップに繋げたい。食野亮太郎(ガンバ大阪)

(c)J.LEAGUE PHOTOS
G大阪の注目選手は、チームのなかで最も勢いに乗る食野だ。J3リーグを主戦場とする時期から「トップチームを勝たせられる選手になりたい」と言い続けてきたG大阪育成出身の21歳FWは、前節の湘南戦でついに決勝ゴールをマーク。ファン・ウィジョやアデミウソンら得点から遠ざかるアタッカー陣に新風を吹き込む存在として輝きを放っている。今節もゴールにこだわり、さらチームを勢いづかせたい。◆過去戦績で松本に負け知らずのG大阪
勝ち点1差でひしめく両者のマッチアップだけに、今節の勝敗がどっちに転ぶかで今後に大きく関わってくる一戦になるだろう。その両雄の過去戦績は3勝3分け無敗でG大阪が圧倒的。今シーズンもすでにルヴァンカップで顔を合わせており、1勝1分けのG大阪に軍配が上がっている。ただ、松本のホーム戦は3試合全てが引き分け。要するに、G大阪はまだアルウィンで勝ったことがない。今回の一戦はいかに…。松本とG大阪の一戦は29日18時キックオフだ。
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松本山雅FCは7日、MF村越凱光の試合中の行為について声明を発表した。 6日、明治安田J3リーグ第8節のツエーゲン金沢vs松本山雅FCが行われた。金沢が5-1とリードして迎えた78分に問題のプレーが発生し、物議を醸していた。 金沢の梶浦勇輝が左サイドでスローインを受け、パスコースを探していた中、村越がプレスバック。肩口に手をかけて押し倒すような形となりながらボールを奪った後、もつれた際に顔面をスパイクで踏みつける形に。そのままプレーを続けていた。 主審はファウルも取らず、ボールがラインを割ったことで試合をストップ。この行為に金沢のベンチも怒りを露わに。梶浦はプレーを続行したが、ファウルもなく、松本ボールのスローインでの再会となり、判定を含めて大きな騒動になっていた。 そのシーンはSNS上で拡散され、世界でも話題に。信じられないというコメントが寄せられる中、村越は自身のインスタグラムのストーリーズで謝罪。「決して意図的にしたプレーでも、故意的にやった行為でもありません」としながらも、「ですが、一歩間違えれば選手生命を絶たれる危険な行動だったと思います」「二度と同じ行動や行為をしないと約束します」と謝罪していた。 この件をに対して、松本も遅れて声明を発表。謝罪するとともに、誹謗中傷や悪意のある書き込みをやめるように訴えている。 「4月6日(土)に行われた明治安田J3リーグ第8節ツエーゲン金沢戦の後半33分のプレーについて、松本山雅FCの村越選手がツエーゲン金沢の梶浦選手と1対1でボールを奪い合う過程において、ピッチに倒れた梶浦選手を飛び越えて着地しようとした際に、村越選手のスパイクの裏が梶浦選手の顔面に接触するという危険な事象がありました」 「まずはクラブとして、当該行為を受けた梶浦選手、ツエーゲン金沢関係者の皆様、サポーターの皆様に深くお詫び申し上げます」 「試合終了後、クラブにて村越選手に事実確認を行い、故意ではないということを確認したものの、結果的に危険な行為になってしまった事実に変わりはなく、本人も深く反省しておりますが、クラブとして改めて厳重注意を行いました」 「クラブとしましては村越選手個人だけではなく、他の選手やスタッフにも危険なプレーを行わないことはもちろん、フェアプレー精神を常に持つよう、全選手・スタッフに対して指導を徹底し、再発防止に取り組んで参ります」 「また、本件に関して、SNSやインターネット上で村越凱光選手及び関係者に対して、誹謗中傷や悪意ある書き込み行為等が確認されております。いかなる場合においても悪意ある書き込み等の誹謗中傷行為は許されるものではございませんので、皆様におかれましてもそのような行為が無いようお願い申し上げます」 「改めまして、ツエーゲン金沢に関わる全ての皆様、Jリーグを支える皆様、松本山雅FCを日頃より応援していただいている皆様に、不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」 「なお、当件に関しまして村越選手から梶浦選手に直接謝罪させていただいており、クラブとしてもツエーゲン金沢様に謝罪させていただいておりますこと併せてご報告いたします」 <span class="paragraph-title">【動画】金沢が圧巻の6ゴールで松本を粉砕</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Rg09g7_tJtU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.07 22:03 Sun3
J2行きの残り1枠を巡る争い! J3プレーオフ準決勝の組み合わせが確定
Jリーグは24日、2024 J2昇格プレーオフの組み合わせを発表した。 24日、明治安田J3リーグの全日程が終了。優勝の大宮アルディージャ、2位のFC今治はJ2へ自動昇格となり、3位〜6位のチームはラスト1枠を巡るプレーオフに臨む。 カターレ富山が3位を確定させ、松本山雅FCとFC大阪もPO進出を決めていたなか、最終節では福島ユナイテッドFCのPO進出が決定。松本が4位、福島が5位、FC大阪が6位での出場となった。 4チームともJ2クラブライセンスの交付判定を受けており、全チーム参加しての開催に。準決勝2試合、決勝1試合の計3試合が行われ、90分間で引き分けの場合はリーグ順位が上位のチームが勝者となる。 準決勝は12月1日(日)に行われ、組み合わせは3位富山vs6位FC大阪、4位松本vs5位福島。それぞれ上位チームのホーム、富山県総合運動公園陸上競技場とサンプロ アルウィンで14時から開催される。 決勝は12月7日(土)の14時にキックオフ。準決勝と同様、上位チームの本拠地で開催される。 <h3>◆J2昇格プレーオフ</h3> 【準決勝】 ▽12月1日(日) 《14:00》 カターレ富山(3位)vsFC大阪(6位) [富山県総合運動公園陸上競技場] 《14:00》 松本山雅FC(4位)vs福島ユナイテッドFC(5位) [サンプロ アルウィン] 【決勝】 ▽12月7日(土) 《14:00》 リーグ上位 vs リーグ下位 [リーグ上位のホーム] 2024.11.24 18:00 Sun4
高木利弥が31歳で現役引退を決断、父は“アジアの大砲”高木琢也氏…Jリーグ5クラブでプレーし、昨年11月にカンボジアクラブを退団
カンボジアプレミアリーグのTiffy Army FCを退団していたDF高木利弥(31)が、現役引退を発表した。 帝京高校から神奈川大学へと進学した高木はモンテディオ山形でプロ入り。その後、ジェフユナイテッド市原・千葉、柏レイソル、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2023年7月からカンボジアでプレーしていた。 日本代表として活躍した高木琢也氏を父に持つことでも知られる高木だが、2023年11月にTiffy Army FCから突然契約解除されたことを報告。現役続行を希望し、トライアウトにも参加していたが、このたび引退を決断したことを自身のX(旧ツイッター)やYouTubeチャンネル「アジアの豆鉄砲チャンネル【高木利弥】」で報告した。 ーーーーー この度、私高木利弥はプロサッカー選手を引退することを決断しました。 はじめに常に側で支えてくれた妻と息子。 ここまでサッカーを続けさせてくれた両親に感謝します。ありがとうございました。 そしてプロキャリアの中で関わっていただいた監督・コーチ、スタッフ ファン、サポーターの皆さん 特別指定選手の期間を含めますと10年間で、 モンテディオ山形 ジェフユナイテッド市原・千葉 柏レイソル 松本山雅FC 愛媛FC Tiffy Army FC(カンボジア) 6クラブに所属させていただきました。 このうちの4クラブで降格を経験したということで、 皆さんとは辛い経験を多くした記憶の方があります。 しかし、そんな中でも自分は成長できたと思っていますし、常に背中を後押ししていただけたことに感謝しています。 また、 MIP FC FC東京U-15深川 帝京高校 神奈川大学 育成年代でお世話になったクラブ・指導者の方々のおかげでここまでプレーすることができました。 父親が元日本代表ということもあって、 学生時代は特に葛藤した時もありましたが、 今となっては他の人にはできない経験をできたなと思います。 自分の息子にそれをさせるかわからないですが。笑 これからは指導者をはじめ、 個人としても色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。 サッカーのご縁は本当に狭き世界なので、 また会える日を確信していますし、 楽しみにしています。 最後にYouTubeもぜひ見てくださいね。 10年間ありがとうございました。 ーーーーー 高木はJ1通算38試合、J2通算115試合3得点、J3通算26試合1得点を記録。カンボジア・プレミアリーグでは8試合で2得点を記録していた。 <span class="paragraph-title">【動画】自身のYouTubeチャンネルでも現役引退を報告した高木利弥</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="w2-659Vl_m8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【写真】父・高木琢也氏と息子との3ショットを撮る高木利弥</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">祖父、父、子。<br>近々YouTube出てくれますよ〜 <a href="https://t.co/bJM07FpoeL">pic.twitter.com/bJM07FpoeL</a></p>— 高木 利弥/toshiya takagi (@TToshi56) <a href="https://twitter.com/TToshi56/status/1736006581576458439?ref_src=twsrc%5Etfw">December 16, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.18 23:40 Sun5
