リヨンが正式発表…新指揮官に元バルサのシウヴィーニョ、SDに英雄ジュニーニョ・ペルナンブカーノ!

2019.05.30 12:50 Thu
Getty Images
リヨンは28日、元ブラジル代表DFのシウヴィーニョ氏(45)が新指揮官に、元ブラジル代表MFのジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏(44)がスポーツディレクターに就任することを正式発表した。
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今シーズンのリーグ・アンを3位フィニッシュでチャンピオンズリーグ(CL)出場を獲得したリヨン。シーズン終了前からブルーノ・ジェネジオ監督(52)の契約満了に伴う、今シーズン限りでの退団が決定しており、同クラブは後任探しに動いていた。母国コリンチャンスでプロキャリアをスタートした職人タイプの左サイドバックのシウヴィーニョ氏は、アーセナルやセルタ、バルセロナ、マンチェスター・シティで活躍。また、ブラジル代表として通算7キャップを記録している。
現役引退後はクルゼイロや古巣コリンチャンスでアシスタントコーチを務めたほか、2014年にはロベルト・マンチーニ監督の誘いを受けてインテルのアシスタントコーチも経験。その後は、ブラジル代表で現指揮官チッチ監督の副官を担い、今年4月には2020年東京オリンピックに向けたU-23ブラジル代表監督も兼任していた。なお、これがトップカテゴリーでの初仕事となる。

一方、ペルナンブカーノ氏は現役時代にリヨンやヴァスコ・ダ・ガマなどでプレー。FKの名手としても知られ、リヨンでは、かつてのリーグ・アン7連覇の中心選手として活躍した英雄だ。
リヨンは28日に就任会見を実施。両者は以下のようにコメントしている。

◆シウヴィーニョ監督
「ここにいられることをとても嬉しく思う。ジュニーニョや会長たちのような私が信頼している方と共に偉大なクラブのビッグプロジェクトに関わる。長年、ブラジル代表のアシスタントコーチを務めていたが、ヨーロッパでの経験を積みたいとも思っていた。リヨンには私を奮い立たせる優れたプロジェクトがあった。ジュニーニョと一緒に仕事ができるのなら、すべてがより簡単なものになるだろうね」

「(フットボールの哲学について)私は4-3-3で、ボールを保持することが好きだ。そして、敵陣でプレーすることを望む。ただ、インスピレーションや魂なしには戦わない。あらゆるところでハードワークしてもらう」

◆ジュニーニョ・ベルナンプカーノ スポーツディレクター
「我々は2年前からこの話をしていた。どの道を選ぶかは分からなかったが、今回のオファーを断ることはできなかった。4年間コンサルタントをやっており、会長は『何かを変えなくてはいけないが、継続性も必要だ』と話してきた。すぐにシウヴィーニョだと思った」

「彼はアーセナル初のブラジル人選手で、バルセロナでは2度のチャンピオンズリーグ優勝を果たし、グアルディオラの下でもプレーした。さらにロベルト・マンチーニ氏とチッチ氏の下ではアシスタントコーチも経験し、とても重要な戦術に関わる文化を学んだ。我々は互いを補うことができる」

「ブルーノ・ジェネジオ前監督は、とても面白く技術的にも優れたクオリティを持つチームを遺してくれた。ゴール、犠牲心、メンタリティを変えなくてはならない。我々は今シーズン、リーグ・アンに集中できていなかった。そのため、今シーズンは、まずリーグ戦に集中する。我々はシウヴィーニョ氏を後押ししていく」

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