大迫所属ブレーメンのコーフェルト監督が2018年ドイツ年間最優秀監督賞を受賞

2019.03.29 23:20 Fri
Getty Images
ドイツサッカー連盟(DFB)は28日、2018年の年間最優秀監督賞の受賞者として、日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンフロリアン・コーフェルト監督(36)の選出された。

2017年10月に成績不振を受けて解任されたアレクサンダー・ヌーリ前監督の後任としてブレーメンの指揮官に就任したコーフェルト監督。就任後はブンデスリーガ50試合を率いて20勝16分14敗の成績をマーク。今シーズンも第26節終了時点で10勝9分け7敗の8位につけており、ヨーロッパリーグ争いを演じている。

受賞に際しコーフェルト監督は、DFBの公式サイトで以下のように喜びを語っている。
「今回の受賞を本当にうれしく思っている。これはとても栄誉なことだ。ただ、この賞は私だけでなくチームのために取り組んでくれた選手やコーチ陣によって成し遂げられたと思っているよ」

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「チームを助けられたことを誇りに思う」加入1年目、キャプテンとして無敗優勝を支えたジャカがチームを誇る「鍵はハングリー精神」

レバークーゼンのキャプテンを務めているスイス代表MFグラニト・ジャカが、ブンデスリーガ優勝を振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 14日、ブンデスリーガ第29節でレバークーゼンはブレーメンをホームに迎えた。ここまで無敗を継続して首位に立っているレバークーゼンは、勝利すれば120周年を迎えたチームで初のリーグ制覇となる中、前半はPKで先制する。 60分にはジャカがミドルシュートを決めてリードを広げると、その後は途中出場のフロリアン・ヴィルツのショータイムに。優勝が決まる試合でキャリア初のハットトリックを記録し、チームのリーグ制覇にしっかりと花を添えることとなった。 昨シーズンまではアーセナルでプレーし、プレミアリーグ優勝に迫った中で2位に終わっていたジャカ。新天地へと移籍し、キャプテンとしてチームを牽引した中で見事に優勝を果たした。 『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたジャカは「試合直後に適切な言葉を見つけるのはとても難しい。今年、僕たちは特別なもの以上の何かを成し遂げた」と、優勝に言葉がないとコメント。無敗を続けているチームのメンタリティを称えるとともに、チームを誇りに思うとした。 「3日ごとに、このハングリー精神、この集中力、そして全ての試合に勝つというメンタリティを持ち続けることは、とても素晴らしいことだ、信じられない」 「しかし、今日、僕たち、選手、スタッフ、裏方のスタッフ、ファンが一緒になって、何年も何年も経って歴史を作った。レバークーゼンにこのトロフィーをもたらしたことは信じられないことであり、チームを誇りに思う。ここに来て、僕の経験でチームを助けられたことを誇りに思う」 「このチームの鍵は、ハングリー精神だ。僕たちが日々努力していることは信じられないほど。2位のチームに16ポイント差をつけていたとしても、今日が勝負の時だということを改めて示すことができた」 また、指揮を執るシャビ・アロンソ監督の功績を改めて称えるジャカ。選手と監督が作り上げた今のチームで、より高みを目指したいとした。 「第一に彼(シャビ・アロンソ)は信じられないほどの監督だ。第二に、彼は信じられない人物だが、クラブ幹部も彼に大きな信頼を持っていると思う」 「しかし、僕たちが彼と一緒に日々取り組んでいる仕事、アイデア、ハングリー精神、メンタリティ…全ては彼と僕たちが一緒に生み出したものだ」 「僕たちはおそらくリーグ戦以上の価値があると思う。まだいくつかの試合が残っているし、今はそれ以上のものを望んでいる」 <span class="paragraph-title">【動画】優勝を手繰り寄せたジャカの技ありミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Q20dpA7wt1w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.15 13:45 Mon
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日本にルーツを持つ20歳の逸材GK、出場0分も海外クラブから関心…ただブレーメンは放出拒否「多くの期待を寄せている」

ブレーメンのGKミオ・バックハウス(20)にデンマークの強豪が関心を持っているという。 ドイツ人の父親と日本人の母親を持つミオ・バックハウスは、長田澪という名でも知られ川崎フロンターレの下部組織に所属したこともある。 20歳の逸材は194cmと恵まれた体格で、U-15日本代表を経験した後、U-15からU-20までドイツ代表としてプレーしている。 ブレーメンの下部組織で育ったミオ・バックハウスは、2023-24シーズンはオランダのフォレンダムに武者修行。エールディビジ(オランダ1部)で33試合に出場し大きな経験を積むと、今シーズンからブレーメンに復帰していた。 ここまでは1秒もピッチには立っていないミオ・バックハウスだが、ドイツ『FUSSBALL TRANSFERS』によるとコペンハーゲンが獲得を目指しており、正守護神として迎え入れる気があるとのこと。買い取りオプション付きのレンタル移籍になる見込みだ。 一方で、ブレーメンはミオ・バックハウスを将来的な正守護神と考えるプランがあり、GKミヒャエル・ツェッテラー(29)の後継者としたい状況。かつてはバルセロナも獲得に関心を寄せていた逸材だが、クラブは放出の意思がないようだ。 ドイツ『ビルト』によれば、ファーストチームの責任者であるペーター・ニーマイアー氏がミオ・バックハウスの移籍について言及。「移籍は問題ではない。ミオのおかげで、我々はGKのポジションで絶好の立場にある。これからもそうあるべきだ」と語り、「我々は彼に多くの期待を寄せている。今年、さらに大きなステップを踏み出した。それを継続させたい」と、チームに留まらせて成長を見守りたい意向を示した。 2025.01.29 14:00 Wed

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