ビルバオと違約金なしの契約結んだムニアイン「どこにも行きたくない。だから違約金も必要ない」
2019.03.16 23:59 Sat
ビルバオMFイケル・ムニアイン(26)は、絶滅危惧種であるワン・クラブ・マンになる道を歩んでいる。
昨年の11月にアスレティックとの契約を2024年まで延長したムニアインだが、両者は契約内容に違約金を含めず。リーガ・エスパニョーラにおいて違約金が存在しない契約は、極めて稀である。
違約金がないことで何にも縛られることなくアスレティックを退団できるムニアインだが、もちろんそんな意思はなく、下部組織から過ごす同クラブでキャリアを終える考えだ。スペイン『パネンカ』とのインタビューで、自身を考えを次のように伝えている。
「僕は自分の心のチームで、サン・マメスでプレーしている。『どこに行くんだ?』と自分に問いかけてみても、どこにも行きたくはないんだ。だったら、どうして違約金がなくてはいけないんだ?」
かつてレアル・マドリー移籍などの噂もあったスペイン代表MFだが、愛するアスレティックでビッグチームを打ち負かすことに、大きなモチベーションを感じている様子だ。
「契約を延長したとき、たくさんの人たちから『どんだけ野心がないんだよ。より大きいクラブへ行って、もっとタイトルを獲得する選択肢もあったはずだ』と言われた。でも、僕は正反対だと思う。全タイトルを狙っているチームを負かす以上に大きな野心はない。それ以上のことがあるのかい?」
提供:goal.com
昨年の11月にアスレティックとの契約を2024年まで延長したムニアインだが、両者は契約内容に違約金を含めず。リーガ・エスパニョーラにおいて違約金が存在しない契約は、極めて稀である。
違約金がないことで何にも縛られることなくアスレティックを退団できるムニアインだが、もちろんそんな意思はなく、下部組織から過ごす同クラブでキャリアを終える考えだ。スペイン『パネンカ』とのインタビューで、自身を考えを次のように伝えている。
「僕は自分の心のチームで、サン・マメスでプレーしている。『どこに行くんだ?』と自分に問いかけてみても、どこにも行きたくはないんだ。だったら、どうして違約金がなくてはいけないんだ?」
かつてレアル・マドリー移籍などの噂もあったスペイン代表MFだが、愛するアスレティックでビッグチームを打ち負かすことに、大きなモチベーションを感じている様子だ。
「契約を延長したとき、たくさんの人たちから『どんだけ野心がないんだよ。より大きいクラブへ行って、もっとタイトルを獲得する選択肢もあったはずだ』と言われた。でも、僕は正反対だと思う。全タイトルを狙っているチームを負かす以上に大きな野心はない。それ以上のことがあるのかい?」
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「長く、ハードな夏だった」バルサへ向かわずの弟ニコにイニャキ・ウィリアムズ「正しい決断を下した」
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ニコ・ウィリアムズに代わる本命はレオン? バルセロナはトップクラスのウイング補強を諦めずか
バルセロナの新たなトップターゲットは、ミランのポルトガル代表FWラファエル・レオン(25)のようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 今夏は獲得に成功したスペイン代表MFダニ・オルモと共に、アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(22)に狙いを定めていたバルセロナ。しかし、22歳ウインガーはクラブレジェンドの元スペインMF代表イケル・ムニアインから背番号「10」を継承し、残留が決定的となった。 ハイドゥク・スプリトを退団したクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(35)も代役候補に浮上したバルセロナだが、依然としてトップクラスの契約を諦めていないとのこと。コロンビア代表FWルイス・ディアス(27)も高く評価しているが、リバプールに放出の意思はなく、ミランのエース、レオンが新たなトップターゲットだという。 現行契約を2028年6月まで残すレオンに関しても困難な取引になると予想され、市場価値は9000万〜1億ユーロ(約146億7000万〜163億円)。少なくともニコ・ウィリアムズの獲得と同程度の予算が必要と考えられているが、レオン自身がさらなるビッグクラブへの移籍を望んでいる可能性があり、バルセロナとの関係が深いジョルジュ・メンデス氏が代理人を務めることも有利に働く。 バルセロナは元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(33)や元フランス代表DFクレマン・ラングレ(29)の放出によるチームの総年俸削減を視野に。ブラジル代表FWヴィトール・ロッキ(19)、セネガル代表DFミカイル・フェイ(20)の売却による資金捻出も望んでいる。 一方、ミランがバルセロナの選手に興味を示す可能性もあるとのこと。ブラジル代表FWハフィーニャ(27)やデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン(28)、スペイン代表DFイニゴ・マルティネス(33)、スペイン代表FWフェラン・トーレス(24)、レオンと同様にメンデス氏を代理人に持つスペイン代表DFアレハンドロ・バルデ(20)らに関しては、オファー次第で放出も辞さない構えだという。 レオンは2019年夏、移籍金4950万ユーロ(約80億6000万円)でリールからミランに加入。圧倒的な身体能力を活かしたドリブルを武器に、チームの中心選手にまで成長し、昨シーズンは公式戦47試合で15ゴール14アシストを記録した。 なお、レオンより安価な選択肢はペリシッチ以外にも存在。それぞれのクラブが売却を検討するバイエルンのフランス代表FWキングスレー・コマン(28)やユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)の名前が挙がっている。 2024.08.20 16:41 Tue4
「『兄弟、今すぐ来い』と言ってくる…」バルサからの熱烈なラブコール明かすニコ・ウィリアムズ
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久保建英、お尻を振るパフォーマンスの理由は? 8試合5ゴールと好調維持のゴールも振り返る「ファーを狙っていたけど…」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、アスレティック・ビルバオ戦後にインタビューに応じ、自身のゴールやゴールパフォーマンスについて語った。 9月30日、ラ・リーガ第8節でソシエダはアスレティックをホームに迎えた。久保は前節のバレンシア戦を休んだがこの試合は先発フル出場。6位のソシエダと、4位のアスレティックによる今シーズン最初のバスク・ダービーとなった中、久保がまたしても結果を残した。 ソシエダは30分にロビン・ル・ノルマンのゴールで先制すると、1-0で迎えた後半早々に久保がゴール。48分、ソシエダは自陣からロングボールを送ると、これを拾ったブライス・メンデスが左サイドのスペースから中央へとグラウンダーのパス。ウマル・サディクへのパスだったが、これが流れると、フリーで走り込んだ久保が左足でダイレクトシュートを流し込んだ。試合は3-0でソシエダが勝利した。 試合後、『U-NEXT』のインタビューに応じた久保は勝利を喜び、ここまで8試合で5ゴールという自身の好調ぶりについても語った。 「嬉しいです。順位もひっくり返りましたし。残り2試合代表ウィークまでしっかり勝ち点を積み上げて、チャンピオンズリーグでも首位で終われたら良いなと思います。とりあえず今日のダービーは格別な勝利だと思います」 「結果が出ているのはすごく嬉しいですけど、今日のゴールはチームの崩しから押し込むだけでした。ああいうゴールがもっと増えることが、僕のサイドもそうですけど、チームがもっと強くなるのかなと思います」 ラ・リーガでは好調を維持し、今シーズンもチームを牽引している久保。この試合でのゴールについても振り返り、スペイン代表GKウナイ・シモンとの駆け引きに勝ったと語った。 「サディク選手が潰れてくれたら良いなと思って走り込んでいたら、潰れてくれたので、キタと思いました」 「ファーを狙おうと思ってっていたんですが、読まれているなと思ったので、途中でニアに切り替えて、上手くGKの逆を突けたかなと思います」 「(GKが)ファーを狙っているなと感じて、直前で狙って上手くいきました」 その久保は、ゴール後にチームメイトの元へといくとお尻を振る独特なパフォーマンスを見せていた。 パフォーマンスの理由については「今日決めたらアレをやれと言われていて、本当に決めたので約束通りやろうと思いました」とコメント。チームの雰囲気の良さも感じる中、「最初の3試合の引き分けは悔やまれますけど、チームとしてやっていることは今季も間違いないので、このまま上のチームを追いかけられたらと思います」と、手応えを感じていることも理由の1つと考えているようだ。 今季ゴールが量産できている理由については「余裕を持ってプレーできていることが一番かなと思います」と語る久保。「前半1本僕が入っていれば得点だったなというプレーがあって、試合中にも反省を生かして次のプレーに行かせているというのがあると思います」と、試合中にも自分の動きなどを変えていることが結果に繋がっているとした。 次はチャンピオンズリーグ(CL)の戦い。ザルツブルクとのアウェイゲームとなる。リーグ戦では4位以内を目指して来季もCLに出場することを目指す中、CLに向けて意気込みを語った。 「今年もリーグ戦で、ダービーの勝利は特別ですが勝ち点3でしかないので。終わったことですし。こういう勝ち点3を積み上げて、最後はCL圏内で終われれば良いかなと思っています」 「彼ら(ザルツブルク)は前回番狂わせみたいな感じで勝ったように見られていますが、そうではないかもしれないです。それは対峙するまでわからないので、しっかり気を抜かずに、アウェイなのでチャレンジャーの気持ちで戦って勝ち点3を持ち帰りたいと思います」 <span class="paragraph-title">【動画】難しいシュートを簡単に魅せる久保建英の今季5点目!お尻振るゴールパフォーマンスも話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="61H6ijbQicI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.01 17:05 Sun2
【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出
2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 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ムバッペ不在のマドリー、バルベルデの後半ATゴラッソで堅守アスレティック撃破【ラ・リーガ】
レアル・マドリーは20日、ラ・リーガ第32節でアスレティック・ビルバオをホームに迎え、1-0で競り勝った。 前節はムバッペが退場した中、アラベスにウノセロ辛勝とした2位マドリー(勝ち点69)は首位バルセロナを暫定7ポイント差で追う中、4日前に行われたチャンピオンズリーグではアーセナルに敗れてベスト8敗退となった。そのアーセナル戦のスタメンから3選手を変更。出場停止のムバッペが欠場となり、セバージョスが先発となった。 ヨーロッパリーグでベスト4に勝ち上がった4位アスレティック(勝ち点57)に対し、ヴィニシウスとロドリゴがワイドに開き、ベリンガムが中央で構える[4-3-1-2]で臨んだマドリーがボールを持つ入りとなる。 しかし重心を下げて対応するアスレティックを打開しきれず時間が経過。28分にようやくヴィニシウスがドリブルからの強烈なミドルシュートで牽制したマドリーは、36分にCKからバルベルデのヘディングシュートで初のオンターゲットを記録した。 ハーフタイムにかけても押し込んだマドリーだったが、決定機を生み出すには至らずゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半、開始2分にボックス左からロドリゴがコントロールシュートでゴールに迫ったマドリーが良い入りとすると、2分後にもカマヴィンガがボックス左まで持ち上がってGK強襲のシュートとギアを上げていく。 攻勢のマドリーはセバージョス、バルベルデとミドルシュートで牽制すると、61分に決定機。左サイドのヴィニシウスの右足アウトでの絶妙クロスにベリンガムがヘッド。枠を捉えたシュートだったが、GKウナイ・シモンのファインセーブに阻まれた。 さらに直後のCKからまたもベリンガムがヘッドで合わせる好機もわずかに枠を外れたマドリーは67分、バルベルデのカットインシュートで牽制。 そして79分には均衡を破りかける。ヴィニシウスが左サイドからのカットインシュートでネットを揺らしたが、その前にエンドリッキにオフサイドがあったとしてノーゴールに。 不運な判定に見舞われ、このまま引き分けやむなしかと思われたが、追加タイム3分に劇的弾。ボックス右からバルベルデの放った強烈なボレーでネットを揺らした。 バルベルデのゴラッソで競り勝ったマドリーがバルセロナとの4ポイント差を維持している。 レアル・マドリー 1-0 アスレティック 【レアル・マドリー】 フェデリコ・バルベルデ(後48) 2025.04.21 07:26 Mon4
「飛躍する最後のチャンスかも」久保建英、ソシエダ移籍への想いが再脚光…週末のダービーへ意気込み「最も重要」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、“バスク・ダービー”を迎える。 今シーズンからソシエダでプレーする久保。15日に、同じバスク地方のライバルであるアスレティック・ビルバオとの2度目のダービーを控えている。 両チームは1月14日に最初に対戦。本拠地・アノエタで行われた一戦では、久保がゴールを記録。チームもアレクサンダー・セルロート、ミケル・オヤルサバルとゴールを重ね、3-1で勝利を収めていた。 ダービー連勝を収めたいソシエダだが、改めて前回対戦時の久保の言葉がクローズアップされている。スペイン『El Desmarque』が伝えた。 前回の対戦前、久保は「悪い試合をして負ければ、全てが水の泡になる。何の価値もありません。ダービーはとても重要です。試合向けてより良い準備をするために、あと1日の休みを利用しなければいけません」とコメント。「間違いなく、これまでプレーした中で、最も重要な試合になるでしょう」と意気込みを語っていた。 絶対に負けられない戦いという認識からの言葉だったが、「全てが水の泡になる」という表現は、順調に過ごすシーズンいおいて「そんなことはない」とチームメイトから指摘を受けたことも話題となっていた。 ただ、結果として久保はゴールを記録。チームも勝利した試合後、「プレシーズンのホテルで、これがサッカー選手として飛躍する最後のチャンスかもしれないと思っていました。今のところ、みんなが僕に期待していることは満たせていると思います」と、大事な試合で結果を残せたことを喜び、ソシエダでチャンスを掴みたいと考えていたことを明かしていたという。 その久保は、前節のヘタフェ戦でラ・リーガのシーズン6ゴール目を記録。これは日本人としては最多記録となり、その活躍ぶりが話題となっていた。 そして迎える2度目の“バスク・ダービー”。久保はヘタフェ戦後、改めてダービーへの想いを語り、勝利に向けて意気込んだ。 「勝利は常に重要です。今、僕たちにとって物事は順調に進んでいて、最も重要な週に再び備えます」 「ダービーというとても重要な週がやってきました。僕たちはとても良いシーズンを過ごしており、サン・マメスでまた勝利を収められることを望んでいます。できる限り、サポートをしてほしいです」 ソシエダとアスレティックのダービーは15日の23時15分キックオフ。アウェイのサン・マメスで行われる。 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英、アスレティックとのダービーで決めた衝撃のゴラッソ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="fwzV8jMx32M";var video_start = 209;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.13 12:15 Thu5