【J1ピックアッププレビュー】残留懸けた真夏のシックスポインター《名古屋vsG大阪》

2018.08.04 17:00 Sat
©︎J.LEAGUE
▽酷暑の中、連戦続く明治安田生命J1リーグ。名古屋グランパス(18位/勝ち点13)は、豊田スタジアムで行われる第20節でガンバ大阪(16位/同17)を迎え撃つ。
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◆良い流れ、継続なるか〜名古屋グランパス〜
▽名古屋は前節、ベガルタ仙台のホームに乗り込み、2-1で勝利。実に16試合ぶりの白星で飾った。内容的に関して、特に守備面こそ依然として課題を残しているものの、攻撃面は上向き調子。中でも、移籍後初ゴールを含む1得点1アシストの活躍を披露した新戦力のMF前田直輝がFWジョーの相棒として機能していることが大きい。そして、迎える今節の相手は残留争いのライバルであるG大阪。ここで負けるようであればより残留が厳しくなるだけに、仙台戦で掴みかけた良い流れをもってG大阪をも飲み込み、残留に向かって突き進みたい。◆内容悪くない、あとは結果〜ガンバ大阪〜
▽G大阪の前節は、ジュビロ磐田とのアウェイ戦。今シーズン3度の対戦で得点を挙げるFWファン・ウィジョの一発で先制したが、後半アディショナルタイムに追いつかれ、引き分けに終わった。悪いイメージが漂う結果だが、宮本恒靖新監督に悲壮感はない。それもこれもレヴィー・クルピ前監督の下で薄れた守備の規律がチームの戦いに見て取れるから。あとは得点をどう重ねていくか。総得点の半分以上を挙げるファン・ウィジョは今節限りで代表に飛び立つ。形づきつつあるだけに、宮本体制3戦目の名古屋戦で今度こそ勝利を掴みたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆名古屋グランパス[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ランゲラック
DF:宮原和也、中谷進之介、丸山祐市、金井貢史
MF:ガブリエル・シャビエル、小林裕紀、和泉竜司、玉田圭司
FW:前田直輝、ジョー
監督:風間八宏
▽前節を負傷欠場した新戦力のMFエドゥアルド・ネットは、今節もメンバー外の様相。したがって、今節もMF小林裕紀と和泉竜司がボランチでコンビを組むことになりそうだ。

◆ガンバ大阪[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:東口順昭
DF:オ・ジェソク、三浦弦太、ファビオ、初施亮
MF:藤本淳吾、高宇洋、遠藤保仁、倉田秋
FW:ファン・ウィジョ、アデミウソン
監督:宮本恒靖
▽今夏にレノファ山口FCから新加入した得点力を兼備するドリブラーのMF小野瀬康介が出場可能に。3日に合流して間もないこともあり、メンバー入りとなれば、途中出場が濃厚だ。
【注目選手】
◆MF前田直輝(名古屋グランパス)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽名古屋の注目選手は、前田だ。今夏に松本山雅FCから加入したドリブラーは加入以降、2試合連続で先発。先の仙台戦は、風間八宏監督の2トップ起用に応え、ジョーとの好連携を披露するなどMOMの働きでフィットの兆しを見せた。この調子を続け、名古屋を連勝に導きたい。

◆MF遠藤保仁(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽G大阪のキープレーヤーは、MF遠藤保仁だ。前節は中3日で続く連戦が考慮され、ベンチスタートとなり、後半頭から出場。冷静かつ的確なコンダクター役を務め、チームの攻撃にリズムと勢いをもたらすなど、改めて存在価値を示した。今節も司令塔として相手の急所を突きたい。

◆一手を打った両雄
▽今夏に選手の積極補強に動いた名古屋と、監督交代を敢行したG大阪。対照的な一手を打った両者の直接対決は、今後の残留争いを占う大一番になる。ここで負けたチームは、より降格が現実味を帯び、今後もより厳しい戦いを強いられるに違いない。死闘必至の裏天王山──残留を懸けたシックスポインターゲームを制するのは果たして。名古屋vsG大阪は5日18時にキックオフを迎える。

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