【会見&質疑応答】W杯への最終サバイバル! 香川に関し西野監督「キャンプで最終的に確認」《キリンチャレンジカップ》
2018.05.18 17:10 Fri
▽日本サッカー協会(JFA)は18日、30日に行われるキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦に向けた日本代表メンバー27名の発表会見を開催。メンバー発表後、登壇した田嶋幸三会長、関塚隆技術委員長が挨拶を行い、西野朗監督が選考理由を説明。その後、西野監督が報道陣の質疑に応じた。
◆田嶋幸三会長
「皆さん(報道陣)と同じタイミングで私もメンバー表を貰いました。非常に楽しみなガーナ戦になっていると思いますし、貴重な合宿の期間に素晴らしい内容でやってもらいたいと思っています」
「35人を選ぶ前日、サッカー協会で西野監督が1人で籠ってメンバー選考をしていました。やはり最後は監督が決めなければいけない、孤独な作業だと思います。そういう中で決まり、今日の発表に繋がっていくわけです」
「このガーナ戦で素晴らしい成果を収めることと、その次に繋がる合宿をしてもらいたいと思っています。皆さんにもぜひワールドカップに向けて応援してもらいたいと思います。ありがとうございました」
◆関塚隆技術委員長
「いよいよ、21日からキャンプに入ります。西野監督の下、スタッフ、そして選手が結束してワールドカップに向えるよう全力でサポートしていきたいと思っています。また、キリンさんのご協力の下、ガーナ戦を戦えることは非常に大切な一戦になると思います。コロンビア、セネガル、そしてポーランド。ガーナ戦をしっかりと次に繋げてやっていきたいと思っています。ワールドカップに向けて、皆さんのご協力、ご支援をよろしくお願いしたいと思います」
「皆さん、こんにちは。14日の日にFIFAの方へワールドカップに向けての選手、ラージリスト35名を伝えました。そして今日、月末にありますキリンチャレンジカップ ガーナ戦に向けてのメンバーを発表。もうお手元にリストが届いていると思います。27名を発表させていただきました」
「当初、35名のラージリストを出しました14日から、残念ながら2名がコンディションにより選考できない状況になり、33名の中から27名ということで発表させていただきました。選考に関しては海外がシーズンの終盤、今週で終わるわけですが、国内もシーズンが違うということでワールドカップ前に非常にタイトなゲームスケジュールをこなさなければならない。国内外ともに非常に厳しい中、リストを考えるにあたっても刻々と選手たちの状態が変わっていく。そういった中でメンバー編成リストも日々変えざるを得ない状況でした」
「非常に現在調子の良い、非常に高いパフォーマンスを出している選手たち、今までの実績、経験値のある選手たち、そしてこれから将来に向けてポテンシャルの高い、可能性のある選手たち、選考に関して色々な分析するべき要素が沢山ありますが、とにかく1ヵ月後に迫っているワールドカップ。決して今、選手たちがトップコンディションというわけではありません。ケガを抱えている選手もいます。ただ、間違いなく6月19日にワールドカップの大舞台で最高のコンディションになるであろう選手たちを自分の中でも予測し、招集してどういうチームができるのか。想像力をはたらかせながらチームを、選手を見ていかなければなりませんし、そういった中での選考になるわけです」
「残念ながらそういう対象から外れている選手、正直なところ今日のメンバーに入ってもらいたかった選手も、今日外さざるを得なくなった選手もいます。そういった中での27名ということになります。ただこれはあくまでも、キリンチャレンジカップ ガーナ戦に向けてのメンバーです」
「21日からキャンプをスタートしますが、国内外のスケジュールによって21日から全体が揃ってスタートできるわけではないので。選手たちが1日1日ずれながら25日には揃うという予測は立てていますが、その予測も正確にできているわけではありません。まだ週末に国内外の最後の試合もありますし、キャンプに21日から入った中での選手たちのコンディションもあります。追加招集ということも当然考えられることです」
「ラージリストの中での本日の27名だけが、最終的な6月4日に提出する選手ということではありません。ただ、この27名が良い状態で21日から招集に加わってくれることを願うばかりです。本日はこの27名を30日のガーナ戦に向けてのメンバーとして発表させていただきます。ありがとうございました」
──この27名からW杯本線の23名を決めるわけではない?
「もちろん、基本的にはこの27名からという考えは持っています。ただ、30日にガーナ戦がありますから、それ以前にキャンプの中での追加招集を受ける選手も。バックアップの選手の選手にはそういう準備をしていただきたい。ゲームが終わった後の状況にもありますが、そこのタイミングで入ってくる選手も考えられるということです。もちろん、ガーナ戦がロシアの大会への第一歩であることは間違いありません。そのテストのための27名ですので、基本的にはこの27名からです」
──FW岡崎慎司の招集理由は? 求める仕事は?
「彼の持っているプレースタイルというよりは、我々がこれから大舞台で戦っていく上で止まっている選手が居たら戦えないと思います。止まっているというのは身体もそうですが、それを働かせる判断力、頭の動きが止まっているだとか、ボールが早く動かせないだとか。そういったタイプの選手では間違いなくあのレベルでは戦えないと思います」
「岡崎の場合は、プレミアの非常にタイトで厳しい毎試合の中で、今でこそ少しケガ持ちですがあれだけ身体を動かせてチームに貢献できる。しかも、ストライカーとしての役割も果たしていく。総合的にゲームの中での彼の役割は替えが利かないと表しています。ただ運動量が高いだけではなく、常に2つ3つ先のプレーに対する彼の貢献度や献身度はチームには絶対欠かせないと判断していました。懸命に今トップフォームに戻そうとしていますが、1ヵ月の猶予があれば彼は間違いなく良い状態に持っていけるという予測と、それがチームにもたらすものを想像した上で、彼を選出しました」
──MF本田圭佑、MF香川真司の招集理由は?
「どういった理由というか、彼らのトップパフォーマンスというのは…。まさに、今まで積み上げられてきたチームの中心選手でした。ただ、香川については本当にデリケートに考えなければいけません。彼の選手生命、3ヵ月もトップステージでやれていない判断で招集を。これは間違いなく彼の状態を最終的にキャンプで確認したい。私自身も数週間前に彼のところへ行って状態を目で確認してきましたし、その上で最終的に入ってもらいたいメンバーであるのかないのか。その判断がやはりキャンプを通じてでないとというところで。間違いなく彼もまた替えの利かないプレースタイルを持った選手ですので、ぜひトップパフォーマンスに戻っていることを期待するところです」
「本田に関しても、ステージが中南米。また違ったコンディションの中でやれていることと、代表の中でのフルでのトレーニング、ゲームに対するパフォーマンスをチェックしたいというところもあります。本当に皆さんもご存知のとおり、彼らのプレーというのは代表チームに欠かせません。パフォーマンスを維持し、さらに代表チームに貢献して欲しいという中での選出です」
──MF青山敏弘の招集理由は?
「今の(サンフレッチェ広島の)チーム事情を彼が作っていると言っても過言ではないぐらい、広島のサッカーというものを象徴しているキャプテンであり、中心選手であり、本当のチームの精神的な支柱であると思っています。少し遠ざかってはいますが彼は過去にも代表の経験がありますし、そこでの彼の貢献度も非常に高く評価しています。過去の実績、経験値プラス現状のトップパフォーマンスというところで、できることなら最終的にも代表チームにと。間違いなく最高のパフォーマンスの1人だと思っています」
──コロンビア戦へのイメージは? MF長谷部誠はキャプテン継続?
「準備期間が短いとか長いとかいうことではありませんが、このタイミングでのチーム作りということを考えれば、プランの中ではできるだけ早い段階でメンバーを固定して、チーム作りに入りたい。キャンプ中にチェックやテストといった猶予は当然ないはずだと。当初の自分のプランであれば、もっと早い段階にメンバーを固めて、本大会のシミュレーションの1つとしてのガーナ戦に向けてのキャンプで、チームを作っていきたいというのは正直招集の中で考えることでした。ただ、シーズン制の違う中で国内外の選手たちのコンディションが一番揃いにくい状況でもありますし、刻々とコンディションも変わっていく。メンバーも変更せざるを得ない状況の中で、プラスアルファのバックアッパーの選手たちも含めた中でチームを作っていく、見極めていくことが必要だということで今回の27名で、追加招集も考えられます。当然コロンビア戦を考えてというのも1つですが、正直なかなかそこに絵が描けないというのもあります。ただ、コロンビア戦に関して、勝ちに行くというシナリオや自分の創造力、予測力というのは、グループによって選手の色々な掛け合わせの中で描けることであり、その中のベストな選択をしたいと思うだけです。もちろん掛け合いの中で選手によって変化することもありますが、正直具体的にどのようなスタートメンバーか…。いくつかの想像の中で、可能性の中で一番良い選手、グループ、チームを考えていく段階です」
「長谷部のキャプテンに関して、未だ本人にそういう話を直接伝えているわけではありませんが、ぜひやってもらいたいと。そういうプレーヤーだと考えています」
──FWを4人選出したのは2トップのため?
「(報道資料の)左側に書かれているGK、DF、MF、FW。予めお話ししたいのですが、私がリストを作る段階でこのポジションをボードに載せたことは一度もありません。今日初めてこのアルファベットが付いています。ポジションはボードの上で置いていません。ピッチ状のボードがありますが、そこの選手のスタートポジションであろうところにその選手たちを載せてはいません。ラインでメンバーだけを載せています」
「このFW4名というのは、フォワードは4人しかいないのかということになりかねませんので、あらためて欲しいです。差し替えられれば、GK以外は(ポジション表記を)外して欲しいと思うくらい。確かに前線をやれる選手であるとは思いますが、彼らにとっても前線、フォワードのポジションだけではありません。シャドーのミッドフィルダー的なポジションに入る可能性もありますし、サイドの裏を取るような選手になるかもしれません。このMFに載っている選手たちでも前線に入ってくる、2トップ、3トップ、1トップの中でもポジションは変わってくるので、現時点ではオプションというのは間違いなく対応力が求められると思います。固執したシステムやポジショニングだけでなく、選手で言えばポリバレントでいくつか複数をこなす選手がこのリストの中でも沢山居ると思いますし、柔軟に対応していく力、戦術的、戦略的なところも選手たちには持って欲しいので、沢山オプションを考えて、選手たちにも伝えていきたいと思っています」
──FW久保裕也、FW中島翔哉が外れた理由は?
「久保に関しては、自クラブで27日までプレーオフというシビアなゲームを控えています。そこに最後、入れるか入れないかは今週決定します。クラブに対して、オフィシャルで非常に大事なゲームに対して、あまり影響を与えるような状況下でリストを出したくないというところもありました。状況によっては追加招集も叶う段階です。もちろん、戦力として考えておりますし、そういう状況のクラブがいくつか海外組にはありますので、その1つが久保の状況でした。追加招集も十分に考えています」
「中島に関しても、1年間ポルトガルリーグで非常に結果を出した選手ではあります。ただ、彼は1年間ポリバレントではありませんでした。同じポジション、違うポジションも追跡している中で多少見ましたが、代表の中でそこのポジションが一番膨らむ、成果を出している、出しやすいポジションではあると思いますが。そういう中でのバランスで今回は選出しませんでした」
──予備登録35名を決定後、招集できなくなった2名の状況は? 回復を待つ?
「結論から申し上げますと、現状考えられるのは33名です。1人はガンバ大阪のMF今野泰幸。重いオペではないそうですが、それを受けなければならないという状況で、この期間での復帰は望めないということでリスト外になりました。私とすれば、彼の経験値、実績が欠かせないという評価をしていたので何としてもと思いましたが、リストを上げた翌日にそういう結果が出たので、やむなくリスト外としました」
「もう1人は川崎フロンターレの小林悠。今朝、2週間程度のケガを負ったとの報告を受けました。彼はここ(リスト)に入ってました。プラス5名という判断をしていましたが、残念ながら外さざるを得ないという状況の中で、現状33名がリストということになります。今朝報告を受けたので、そこで即答して『じゃあ、差し替え』という判断には未だ至っていませんので、バックアッパー等の状況含めて必要があれば差し替えたいと考えています」
◆田嶋幸三会長
「皆さん(報道陣)と同じタイミングで私もメンバー表を貰いました。非常に楽しみなガーナ戦になっていると思いますし、貴重な合宿の期間に素晴らしい内容でやってもらいたいと思っています」
「35人を選ぶ前日、サッカー協会で西野監督が1人で籠ってメンバー選考をしていました。やはり最後は監督が決めなければいけない、孤独な作業だと思います。そういう中で決まり、今日の発表に繋がっていくわけです」
◆関塚隆技術委員長
「いよいよ、21日からキャンプに入ります。西野監督の下、スタッフ、そして選手が結束してワールドカップに向えるよう全力でサポートしていきたいと思っています。また、キリンさんのご協力の下、ガーナ戦を戦えることは非常に大切な一戦になると思います。コロンビア、セネガル、そしてポーランド。ガーナ戦をしっかりと次に繋げてやっていきたいと思っています。ワールドカップに向けて、皆さんのご協力、ご支援をよろしくお願いしたいと思います」
◆西野朗監督
「皆さん、こんにちは。14日の日にFIFAの方へワールドカップに向けての選手、ラージリスト35名を伝えました。そして今日、月末にありますキリンチャレンジカップ ガーナ戦に向けてのメンバーを発表。もうお手元にリストが届いていると思います。27名を発表させていただきました」
「当初、35名のラージリストを出しました14日から、残念ながら2名がコンディションにより選考できない状況になり、33名の中から27名ということで発表させていただきました。選考に関しては海外がシーズンの終盤、今週で終わるわけですが、国内もシーズンが違うということでワールドカップ前に非常にタイトなゲームスケジュールをこなさなければならない。国内外ともに非常に厳しい中、リストを考えるにあたっても刻々と選手たちの状態が変わっていく。そういった中でメンバー編成リストも日々変えざるを得ない状況でした」
「非常に現在調子の良い、非常に高いパフォーマンスを出している選手たち、今までの実績、経験値のある選手たち、そしてこれから将来に向けてポテンシャルの高い、可能性のある選手たち、選考に関して色々な分析するべき要素が沢山ありますが、とにかく1ヵ月後に迫っているワールドカップ。決して今、選手たちがトップコンディションというわけではありません。ケガを抱えている選手もいます。ただ、間違いなく6月19日にワールドカップの大舞台で最高のコンディションになるであろう選手たちを自分の中でも予測し、招集してどういうチームができるのか。想像力をはたらかせながらチームを、選手を見ていかなければなりませんし、そういった中での選考になるわけです」
「残念ながらそういう対象から外れている選手、正直なところ今日のメンバーに入ってもらいたかった選手も、今日外さざるを得なくなった選手もいます。そういった中での27名ということになります。ただこれはあくまでも、キリンチャレンジカップ ガーナ戦に向けてのメンバーです」
「21日からキャンプをスタートしますが、国内外のスケジュールによって21日から全体が揃ってスタートできるわけではないので。選手たちが1日1日ずれながら25日には揃うという予測は立てていますが、その予測も正確にできているわけではありません。まだ週末に国内外の最後の試合もありますし、キャンプに21日から入った中での選手たちのコンディションもあります。追加招集ということも当然考えられることです」
「ラージリストの中での本日の27名だけが、最終的な6月4日に提出する選手ということではありません。ただ、この27名が良い状態で21日から招集に加わってくれることを願うばかりです。本日はこの27名を30日のガーナ戦に向けてのメンバーとして発表させていただきます。ありがとうございました」
──この27名からW杯本線の23名を決めるわけではない?
「もちろん、基本的にはこの27名からという考えは持っています。ただ、30日にガーナ戦がありますから、それ以前にキャンプの中での追加招集を受ける選手も。バックアップの選手の選手にはそういう準備をしていただきたい。ゲームが終わった後の状況にもありますが、そこのタイミングで入ってくる選手も考えられるということです。もちろん、ガーナ戦がロシアの大会への第一歩であることは間違いありません。そのテストのための27名ですので、基本的にはこの27名からです」
──FW岡崎慎司の招集理由は? 求める仕事は?
「彼の持っているプレースタイルというよりは、我々がこれから大舞台で戦っていく上で止まっている選手が居たら戦えないと思います。止まっているというのは身体もそうですが、それを働かせる判断力、頭の動きが止まっているだとか、ボールが早く動かせないだとか。そういったタイプの選手では間違いなくあのレベルでは戦えないと思います」
「岡崎の場合は、プレミアの非常にタイトで厳しい毎試合の中で、今でこそ少しケガ持ちですがあれだけ身体を動かせてチームに貢献できる。しかも、ストライカーとしての役割も果たしていく。総合的にゲームの中での彼の役割は替えが利かないと表しています。ただ運動量が高いだけではなく、常に2つ3つ先のプレーに対する彼の貢献度や献身度はチームには絶対欠かせないと判断していました。懸命に今トップフォームに戻そうとしていますが、1ヵ月の猶予があれば彼は間違いなく良い状態に持っていけるという予測と、それがチームにもたらすものを想像した上で、彼を選出しました」
──MF本田圭佑、MF香川真司の招集理由は?
「どういった理由というか、彼らのトップパフォーマンスというのは…。まさに、今まで積み上げられてきたチームの中心選手でした。ただ、香川については本当にデリケートに考えなければいけません。彼の選手生命、3ヵ月もトップステージでやれていない判断で招集を。これは間違いなく彼の状態を最終的にキャンプで確認したい。私自身も数週間前に彼のところへ行って状態を目で確認してきましたし、その上で最終的に入ってもらいたいメンバーであるのかないのか。その判断がやはりキャンプを通じてでないとというところで。間違いなく彼もまた替えの利かないプレースタイルを持った選手ですので、ぜひトップパフォーマンスに戻っていることを期待するところです」
「本田に関しても、ステージが中南米。また違ったコンディションの中でやれていることと、代表の中でのフルでのトレーニング、ゲームに対するパフォーマンスをチェックしたいというところもあります。本当に皆さんもご存知のとおり、彼らのプレーというのは代表チームに欠かせません。パフォーマンスを維持し、さらに代表チームに貢献して欲しいという中での選出です」
──MF青山敏弘の招集理由は?
「今の(サンフレッチェ広島の)チーム事情を彼が作っていると言っても過言ではないぐらい、広島のサッカーというものを象徴しているキャプテンであり、中心選手であり、本当のチームの精神的な支柱であると思っています。少し遠ざかってはいますが彼は過去にも代表の経験がありますし、そこでの彼の貢献度も非常に高く評価しています。過去の実績、経験値プラス現状のトップパフォーマンスというところで、できることなら最終的にも代表チームにと。間違いなく最高のパフォーマンスの1人だと思っています」
──コロンビア戦へのイメージは? MF長谷部誠はキャプテン継続?
「準備期間が短いとか長いとかいうことではありませんが、このタイミングでのチーム作りということを考えれば、プランの中ではできるだけ早い段階でメンバーを固定して、チーム作りに入りたい。キャンプ中にチェックやテストといった猶予は当然ないはずだと。当初の自分のプランであれば、もっと早い段階にメンバーを固めて、本大会のシミュレーションの1つとしてのガーナ戦に向けてのキャンプで、チームを作っていきたいというのは正直招集の中で考えることでした。ただ、シーズン制の違う中で国内外の選手たちのコンディションが一番揃いにくい状況でもありますし、刻々とコンディションも変わっていく。メンバーも変更せざるを得ない状況の中で、プラスアルファのバックアッパーの選手たちも含めた中でチームを作っていく、見極めていくことが必要だということで今回の27名で、追加招集も考えられます。当然コロンビア戦を考えてというのも1つですが、正直なかなかそこに絵が描けないというのもあります。ただ、コロンビア戦に関して、勝ちに行くというシナリオや自分の創造力、予測力というのは、グループによって選手の色々な掛け合わせの中で描けることであり、その中のベストな選択をしたいと思うだけです。もちろん掛け合いの中で選手によって変化することもありますが、正直具体的にどのようなスタートメンバーか…。いくつかの想像の中で、可能性の中で一番良い選手、グループ、チームを考えていく段階です」
「長谷部のキャプテンに関して、未だ本人にそういう話を直接伝えているわけではありませんが、ぜひやってもらいたいと。そういうプレーヤーだと考えています」
──FWを4人選出したのは2トップのため?
「(報道資料の)左側に書かれているGK、DF、MF、FW。予めお話ししたいのですが、私がリストを作る段階でこのポジションをボードに載せたことは一度もありません。今日初めてこのアルファベットが付いています。ポジションはボードの上で置いていません。ピッチ状のボードがありますが、そこの選手のスタートポジションであろうところにその選手たちを載せてはいません。ラインでメンバーだけを載せています」
「このFW4名というのは、フォワードは4人しかいないのかということになりかねませんので、あらためて欲しいです。差し替えられれば、GK以外は(ポジション表記を)外して欲しいと思うくらい。確かに前線をやれる選手であるとは思いますが、彼らにとっても前線、フォワードのポジションだけではありません。シャドーのミッドフィルダー的なポジションに入る可能性もありますし、サイドの裏を取るような選手になるかもしれません。このMFに載っている選手たちでも前線に入ってくる、2トップ、3トップ、1トップの中でもポジションは変わってくるので、現時点ではオプションというのは間違いなく対応力が求められると思います。固執したシステムやポジショニングだけでなく、選手で言えばポリバレントでいくつか複数をこなす選手がこのリストの中でも沢山居ると思いますし、柔軟に対応していく力、戦術的、戦略的なところも選手たちには持って欲しいので、沢山オプションを考えて、選手たちにも伝えていきたいと思っています」
──FW久保裕也、FW中島翔哉が外れた理由は?
「久保に関しては、自クラブで27日までプレーオフというシビアなゲームを控えています。そこに最後、入れるか入れないかは今週決定します。クラブに対して、オフィシャルで非常に大事なゲームに対して、あまり影響を与えるような状況下でリストを出したくないというところもありました。状況によっては追加招集も叶う段階です。もちろん、戦力として考えておりますし、そういう状況のクラブがいくつか海外組にはありますので、その1つが久保の状況でした。追加招集も十分に考えています」
「中島に関しても、1年間ポルトガルリーグで非常に結果を出した選手ではあります。ただ、彼は1年間ポリバレントではありませんでした。同じポジション、違うポジションも追跡している中で多少見ましたが、代表の中でそこのポジションが一番膨らむ、成果を出している、出しやすいポジションではあると思いますが。そういう中でのバランスで今回は選出しませんでした」
──予備登録35名を決定後、招集できなくなった2名の状況は? 回復を待つ?
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「もう1人は川崎フロンターレの小林悠。今朝、2週間程度のケガを負ったとの報告を受けました。彼はここ(リスト)に入ってました。プラス5名という判断をしていましたが、残念ながら外さざるを得ないという状況の中で、現状33名がリストということになります。今朝報告を受けたので、そこで即答して『じゃあ、差し替え』という判断には未だ至っていませんので、バックアッパー等の状況含めて必要があれば差し替えたいと考えています」
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カタール・ワールドカップ(W杯)を前に、モロッコ代表の監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏(69)が、監督キャリアを終える可能性があることを明かした。フランス『RMC Sport』が伝えた。 かつては日本代表も率いていたハリルホジッチ監督。モロッコ代表を率い、カタールW杯の出場権を獲得していたが、モロッコサッカー協会(FRMF)は8月11日、本大会まで3カ月のタイミングで退任を発表した。 FRMFは「カタールW杯に向けた最終段階の調整に関して見解の相違があったため、ハリルホジッチ氏と友好的に別れることに合意した」と発表していたが、背景は大きく異なる。 2019年8月にモロッコ代表の指揮官に就任し、2022年のカタールW杯出場に導いたハリルホジッチ監督。しかし、数カ月前からチェルシーのMFハキム・ツィエクやバイエルンのDFヌサイル・マズラウィら一部選手との確執により、チームの主力となりうる実力者を除外するなど、メンバー選考に関して批判の声が集まっていた。 監督としてはヴェレジュ・モスタルやボーヴェ・オワーズ、ラジャ・カサブランカ、リール、スタッド・レンヌ、パリ・サンジェルマン(PSG)、トラブゾンスポル、アル・イテハド、ディナモ・ザグレブ、ナントなどのクラブチームの他、コートジボワール代表、アルジェリア代表、日本代表、そしてモロッコ代表と4カ国の代表チームを指揮した。 その4カ国ではいずれもW杯本大会に導く手腕を見せていたが、2018年の日本代表でも大会直前の親善試合で結果が出なかったことから解任され、西野朗監督が本大会では指揮。また、2010年のコートジボワールでもW杯前のアフリカ・ネーションズカップで結果が出ずに解任されていた。 史上初の4カ国で4大会連続の本大会出場を決める偉業を成し遂げながら、2大会連続、通算3回目の大会直前での解任の憂き目に遭ったハリルホジッチ氏。モロッコ代表の監督を退任した際の心境を語った。 「この決断は私にとって少し辛いものだった。むしろ、変な形でキャリを終えようとさえ思っている」 「それが人生だ。浮き沈みは激しいが、ちょっとやりすぎだ。サッカーにありがとうと言いたい」 選手の起用をめぐる問題などがありながらも、その手腕は高く評価され、モロッコ代表の監督を退任した後も「多くのオファーを受けた」とのこと。ただ、「どのオファーも受け入れない」と語り、実質的に監督業から引退することを決めたようだ。 2022.09.22 17:15 Thu5
「柏の子供は雄太の背中を見て育つ」名フレーズも生んだ古巣・柏のサポーターを南雄太が語る「特殊なサポーターだけど大好き」
今シーズン限りで現役を引退したGK南雄太が、27日に現役引退会見を行った。 東京ヴェルディの下部組織育ちで、静岡学園高校から柏レイソルでプロ入り。18歳でJリーグデビューを果たすと、その後はロアッソ熊本、横浜FCでプレー。2021年夏に大宮アルディージャへと期限付き移籍し、2022年からは完全移籍に切り替え。今シーズンをもって現役を引退した。 チームはJ3へと降格したが、南は最終節の東京V戦で久々に出場。J1で266試合、J2で400試合に出場し、GKとして歴代最多の666試合出場を果たし、スパイクを脱ぐこととなった。 「ゴールデンエイジ」と呼ばれる世代で、小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)や高原直泰(沖縄SV)、遠藤保仁(ジュビロ磐田)らと同世代。U-20日本代表としては、2度のワールドユース(現:U-20ワールドカップ)に出場し、1999年大会は彼らとともに準優勝も経験した。 その南は柏でプロデビュー。12年間にわたってプレーし、加入当初はGK土肥洋一が正守護神としてプレー。そのポジションを奪うと、最後はGK菅野孝憲(現:北海道コンサドーレ札幌)にポジションを奪われ、熊本へと移籍していた。 プロ入りの18歳から30歳まで過ごした柏。南にとっては柏のサポーターの存在は特別であり、サポーターからは「柏の子供は雄太の背中を見て育つ」という名フレーズも作られ、Tシャツまで完成していた。 南はそのフレーズについて「あのフレーズに関しては、今でも言ってくれる人が結構いまして、素直に凄く嬉しいです」とコメント。また、サポーターの存在についても語り、苦いエピソードもありながら、感謝を口にした。 「柏のサポーターには自分を育ててもらったというか、若い時から出て、忘れもしないんですが、18歳の時に自分の調子があまり良くない時に西野さん(西野朗監督)が使い続けてくれて、その前には土肥さんが試合に出ていて、サポーターから“土肥コール”をされたときは物凄く堪えました」 「そういう厳しさもありながら、降格した時は凄く残って欲しいと言ってくださって、実際に残って1年で昇格した時は凄くサポーターと一緒に戦って乗り越えた気持ちもあります」 「12年いたということもありますし、今でもレイソルのサポーターは凄くメッセージくれたり、応援してくれたり、最終戦もレイソルのユニフォームを着て座ってくれた人も何人もいたり、サッカー選手としての基本となる、一番大事となる土台を作ってくれたのは、レイソルでの12年なので、レイソルのサポーターは凄く変わったというか特殊なサポーターで、あれはあれで大好きだったので、凄く誇れるサポーターです」 プロデビュー、リーグカップ優勝、そしてJ2降格、J1昇格と、多くのことを共に経験してきた南と柏のサポーターの絆は、この先の人生でも繋がったままになるだろう。 2023.11.28 07:45 Tueガーナ代表の人気記事ランキング
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エジプトやモロッコ、アルジェリアなどが順調に勝ち点獲得、グループ1位の9カ国がW杯出場獲得【2026年北中米W杯アフリカ予選】
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アフリカ1次予選の第6節が、22日から25日にかけて各地で行われた。 9つのグループに分かれて行われているアフリカ1次予選。各グループ首位の9カ国がW杯への出場権を獲得。2位チームのうち上位4チームが2次予選へと進み、勝者が大陸間プレーオフに回るレギュレーションとなっている。 グループAのエジプト代表は、25日にホームでシエラレオネ代表と対戦。モハメド・サラーやオマル・マーモウシュらが先発した中、前半アディショナルタイムにアーメド・サイード・ジゾがゴール。このゴールを守り切り、1-0で勝利し勝ち点を「16」に伸ばした。また、2位のブルキナファソ代表はギニアビサウ代表と対戦し、1-2で勝利。勝ち点を「11」としている。 混戦のグループBは、首位に立つスーダン代表が南スーダン代表と対戦し、1-1のドロー。2位のDRコンゴ代表はアウェイでモーリタニア代表と対戦し、シャルレス・ピッケル、フィストン・カララ・マイェルのゴールで0-2と勝利して首位に浮上。3位のセネガル代表はトーゴ代表をホームに迎え、パプ・マタル・サールのゴールとオウンゴールで2-0と勝利し2位につけている。 こちらも混戦のグループFは、首位に立つコートジボワール代表がガンビア代表にセバスティアン・アラーのゴールで1-0と勝利。2位のガボン代表は、ケニア代表にピエール・エメリク=オーバメヤンの2ゴールで1-2と勝利を収めた。なお、ケニア代表のFWマイケル・オルンガもゴールを決めている。コートジボワールは勝点16、ガボンは勝点15で首位を争っている。 グループDではカーボベルデ代表、カメルーン代表が共に勝利を収めて、勝ち点13と勝ち点12で首位を争っている状況となっており、こちらも熾烈な出場権争いが繰り広げられている。 グループCでは首位の南アフリカ代表がアウェイでベナン代表相手に0-2で勝利し首位をキープ。一方で、ナイジェリア代表はホームでここまで勝利がないジンバブエ代表と対戦し1-1のドロー。4位に位置しており、プレーオフにも進めない可能性も出てきている。 グループEはモロッコ代表が独走中。今節はタンザニア代表とホームで対戦し、ナイーフ・アゲルド、ブラヒム・ディアスのゴールで2-0と快勝を収めている。なお、グループEには問題が生じており、グループ分け後にエリトリアが予選不参加を表明。また、コンゴが2月6日に国際サッカー連盟(FIFA)から追放を受けており、予選の試合が中止となっている。 その他、グループGはアルジェリア代表、グループHはチュニジア代表、グループIはガーナ代表が首位を走っている。 <h3>◆北中米W杯アフリカ予選順位表</h3> ※各グループ1位がW杯出場権獲得 【グループA】 1:エジプト/16pt/+12 2:ブルキナファソ/11pt/+6 3:シエラレオネ/8pt/0 4:エチオピア/6pt/0 5:ギニアビサウ/6pt/-2 6:ジブチ/1pt/-16 【グループB】 1:DRコンゴ/13pt/+5 2:セネガル/12pt/+7 3:スーダン/12pt/+6 4:トーゴ/4pt/-3 5:南スーダン/3pt/-8 6:モーリタニア/2pt/-7 【グループC】 1:南アフリカ/13pt/+5 2:ルワンダ/8pt/0 3:ベナン/8pt/-1 4:ナイジェリア/7pt/+1 5:レソト/6pt/-1 6:ジンバブエ/4pt/-4 【グループD】 1:カーボベルデ/13pt/+2 2:カメルーン/12pt/+8 3:リビア/8pt/-1 4:アンゴラ/7pt/0 5:モーリシャス/5pt/-4 6:エスワティニ/2pt/-5 【グループE】 1:モロッコ/15pt/+12 2:ニジェール/6pt/+2 3:タンザニア/6pt/-2 4:ザンビア/3pt/-1 5:コンゴ/0pt/-11※2/6にFIFAが追放 6:エリトリア※参加辞退 【グループF】 1:コートジボワール/16pt/+14 2:ガボン/15pt/+6 3:ブルンジ/10pt/+6 4:ケニア/6pt/+3 5:ガンビア/4pt/-1 6:セーシェル/0pt/-28 【グループG】 1:アルジェリア/15pt/+10 2:モザンビーク/12pt/-1 3:ボツワナ/9pt/+1 4:ウガンダ/9pt/-1 5:ギニア/7pt/-1 6:ソマリア/1pt/-8 【グループH】 1:チュニジア/16pt/+9 2:ナミビア/12pt/+6 3:リベリア/10pt/+3 4:赤道ギニア/7pt/-4 5:マラウィ/6pt/-2 6:サントメ・プリンシペ/0pt/-12 【グループI】 1:ガーナ/15pt/+10 2:コモロ/12pt/+2 3:マダガスカル/10pt/+3 4:マリ/9pt/+4 5:中央アフリカ/5pt/-5 6:チャド/0pt/-14 2025.03.26 12:15 Wed2
元ガーナ代表FWジュニオール・アゴゴ氏が40歳で急逝…イングランドやMLSで活躍
かつてノッティンガム・フォレストやブリストル・ローヴァーズで活躍した元ガーナ代表FWのジュニオール・アゴゴ氏(享年40)が22日に逝去したことがわかった。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 1997年にイングランドのシェフィールド・ウェンズデイでプロキャリアをスタートしたアゴゴ氏は、イングランド下部カテゴリーのクラブへの武者修行を経て2000年から活躍の場をアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)に移した。 MLSではシカゴ・ファイアー、コロラド・ラピッズ、サンノゼ・アースクエイクスと3つのクラブを渡り歩き、2002年にキャリアの出発点イングランドに復帰。ブリストル、ノッティンガム・フォレストの2クラブで主力ストライカーとして活躍した後、ザマレク(エジプト)、アポロン・リマソル(キプロス)、ハイバーニアン(スコットランド)を渡り歩き、2012年に現役を引退した。 2006年にデビューを飾ったガーナ代表では通算27試合に出場し12ゴールを記録。2008年のアフリカ・ネーションズカップでは3位入賞に貢献していた。 2019.08.23 14:51 Fri3
A・ギャンが2010年W杯ウルグアイ戦の“あの”PK失敗を回顧「今でも1人になると脳裏に浮かぶ」
ガーナ代表FWアサモア・ギャンが2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)でのPK失敗について語った。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 ギャンもプレーしたガーナ代表は、南アフリカW杯で躍進。セルビア代表、オーストラリア代表、ドイツ代表と同居したグループステージを勝ち上がると、ラウンド16でアメリカ代表を延長の末に下し、ベスト8へ進出した。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJnVUxsZjlOSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> ベスト8ではウルグアイ代表と対戦すると、1-1で迎えた延長後半終了間際にウルグアイ代表FW ルイス・スアレスが手を使ってストップ。スアレスは一発退場となり、ガーナがPKを獲得した。 これを決めればアフリカ勢初となるW杯ベスト4進出となる状況だったが、PKキッカーのギャンのシュートは無情にもクロスバーを叩き失敗。その後のPK戦でガーナは敗れ、ベスト8で敗退していた。 ガーナのテレビ局『TV3ガーナ』のインタビューに応えたギャンは、当時を振り返り、今でもこの記憶が脳裏に焼き付いていると明かした。 「今でも1人になると脳裏に浮かぶよ」 「時々、世界の時間が巻き戻って、あの瞬間をやり直せればと感じることがある。だけど、この記憶は僕の人生で一生背負っていかなければならないことを理解しているよ」 「この過去について、僕にできることは何もない。だから受け入れている。母国を救うためにあの場所に立ったが、悪役になってしまった。このことはもう受け入れたよ。人々がどのように感じるか理解しているからね」 また、この試合の次の日の様子についても振り返り、一晩中泣いたことを明かした。 「あれは悲劇だった、クレイジーだったよ。僕は逆に落ち着いていた。なぜなら、僕は一晩中泣いていて一睡もしなかったからだ。僕はもう泣くことができず、なぜが落ち着いていたんだ」 しかし、ギャンはこの悲劇を経ても前を向いているようだ。一度は代表引退を発表するもすぐに撤回。汚名を返上すべく、心の炎を燃やしているようだ。 「ずっと自分に言い聞かせていたのは、次のチャンスを得ることだった。自分が汚名を返上できると分かっていたからね。必ずしもフットボールを通してではなく、他の何かでもそうすることができると。例えば僕はできなくても、いつか僕の子どもたちがやってくれるだろう」 「人々は僕に引退して欲しいと思っているみたいだが、僕はまだ終わってない」 「ガーナ代表で何も勝ち取っていないことを僕は許せない。だからそれを達成したいよ」 「多くの人が僕を引退させようとしてきたが、いつだって辞める日を決めるのは自分自身だと言い聞かせてきた。誰も僕を引退には追い込めないよ」 2020.04.20 16:45 Mon4
満を持しての代表初ゴール! 久保建英「これでゼロと言われることはなくなった」
日本代表のFW久保建英(マジョルカ)が、ガーナ代表戦での代表初ゴールを振り返った。 日本代表は10日、キリンカップサッカー2022準決勝でガーナ代表と対戦した。立ち上がりから押し込んだ中で、29分に久保とMF堂安律も絡んだ見事な右サイドの連携から最後はDF山根視来がゴールを決めて先制に成功。前半のうちに同点とされるものの、すぐにFW三笘薫のゴールで再び突き放し、1点リードで試合を折り返した。 後半に入ると、序盤はギアを上げたガーナへの対応に苦しんだものの、徐々に前半のようなペースを掴むと、73分に三笘の御膳立てから久保が代表初ゴールを記録。さらに、82分には途中出場の前田にも代表初ゴールが決まり、日本は4-1で快勝し、チュニジア代表の待つ決勝へ駒を進めた。 代表17試合目にしてようやく手にした代表初ゴール。久保は試合後のインタビューで「このまま一生はいらないんじゃないかと思ってました」とコメントしたが、改めてゴールへの思いを述べた。 「他の人からしたら『もっと早く決めるチャンスがあっただろ』と思ってたでしょうけど、結果的に17試合目で1ゴールとなりましたが、ここからいっぱい取れればいいので。とりあえずゼロと言われることはなくなったので、ここからどんどん追いつけ追い越せで得点できればいいかなと」 「周りの選手がどんどん簡単なゴールを決めていくたびに、『ああ、自分がそこにいたらよかったな』とか、僕のシュートがブロックされた時は『なんで自分のはブロックされるんだろう』って思ったりとか、こと代表に関しては結構いつもなら、というところで入らないことが多かったので。今は落ち着いてます」 ゴールを決めた際のパフォーマンスに迷ったという久保。考えているうちに周りの選手が祝福してくれたようだ。 「何しようか迷ったんですけど、余裕が逆にありすぎて。みんなが喜んでくれたからこっちが喜ぶタイミングを見失ってしまったって感じですね。とりあえずパスをくれた三笘選手のところに絶対最初に行こうと思ってました。そこに行って何かしようかなと思ったらみんな来てくれたので、それが嬉しくて満足しました」 また、出番のなかったブラジル代表戦についても言及。日本にとっては貴重な強豪国との対戦だったが、久保は「正直めちゃくちゃキツかった」と、率直な思いを口にした。 「正直めちゃくちゃキツかったですね。なんで出したくれないんだよと思いましたし。僕だけじゃないですけど僕が出たらもっとやれたと思いましたし。だけどそれはもう試合に出てない僕が言ったところでただの負け惜しみなので、練習で自分がやれることをやっていこうという風に。自分の中で練習で本当に気合が入ったと思います。そういったところで少し運も味方してくれたのかなと思います」 2022.06.10 22:57 Fri5