ウディネーゼ、11連敗でオッド監督解任へ…ファンはロッカールーム乱入試みる

2018.04.23 06:09 Mon
Getty Images
ウディネーゼマッシモ・オッド監督が、解任へ向かっているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

▽オッド監督は昨年11月にウディネーゼを率いることになると、就任直後は結果が出ていたが、1月末のジェノア戦を最後に白星はなし。22日のクロトーネ戦を落として11連敗となった。

ファンは憤りをあらわにしており、クラブも動く準備をしている。試合後、ゼネラルマネジャーのフランコ・コルヴィーノ氏は「熱くなったこの状況で決断することは避ける。決定には24時間を要する」と『スカイ』にコメントした。
▽監督の即時解任を否定した形だが、報道によると、すでに事実上決定している。ウディネーゼは2014年にチームを指揮したアンドレア・ストラマッチョーニ氏にコンタクトを取っており、後任の準備は整っているようだ。

▽クロトーネ戦を落としたあと、一部のサポーターグループは抗議のため、ロッカールームに乱入することを試みたとも報じられている。
▽15位まで順位を下げたウディネーゼ。そろそろ連敗を止めなければ、最悪の結末もあり得る状況だ。

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