ラスト10分の2Gで逆転勝利のバレンシアが3位死守! …最下位マラガは9戦勝ちなし《リーガエスパニョーラ》

2018.02.18 06:39 Sun
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▽リーガエスパニョーラ第24節のマラガvsバレンシアが17日に行われ、1-2でバレンシアが勝利した。

▽連敗中で8戦勝ちのない最下位マラガ(勝ち点13)が、前節のレバンテ戦を3-1で制し公式戦7戦ぶりの勝利を手にして泥沼を抜け出した3位バレンシア(勝ち点43)をホームに迎えた一戦。

▽バレンシアは勝利を逃がせば今節中に4位レアル・マドリー(勝ち点42)にかわされる可能性のある試合に向けて、前節からスタメンを2名変更。モントーヤ、コンドグビアに代えて、ムリージョ、コクランを起用した。
▽試合はバレンシアが主導権を握る入りをみせる。6分、セットプレーの流れから左サイドのコクランがアーリークロスを供給。しかし、サンティ・ミナのヘディングシュートは枠を捉えない。

▽その後もサイドからのクロスを中心に攻撃を行うバレンシアに対して、マラガはボックス内にディフェンダーを密集させて跳ね返し続ける。徐々にマラガがボールを持てるようになると、27分に左CKを獲得。すると、レシオのクロスは中央の密集地帯を抜けて、待ち構えていたイデイェの足下に届く。これをゴールに蹴り込んだ。なお、今冬に加入したイデイェにとっては、これがリーガでの初ゴールとなっている。
▽勢いに乗るマラガは、36分にも右CKを獲得。キッカーをレシオが務めると再びイデイェがターゲットに。しかし、イデイェが放ったヘディングシュートはバーを越えていく。

▽追いつきたいバレンシアは、前半終了間際の45分に左サイドでボールを持ったゴンサロ・ゲデスが中央にカットイン。そのままボックス手前からのミドルシュートを放っていくが、枠を捉えることはできず。マラガが1点のリードで試合を折り返すことに成功した。

▽後半に入ってもバレンシアがペースを掴み切れずにいると、56分にセットプレーからネスティリがネットを揺らす。しかし、ボックス内の混戦の中でファウルがあったとして、ゴールは認められなかった。

▽流れを変えたいマルセリーノ監督は60分、2トップのサンティ・ミナとビエットに代えてザザとロドリゴ・モレーノを投入。明確に攻撃の改善を求めるメッセージを送った。

▽それでもなかなかマラガの牙城を崩すには至らなかったが、80分に左CKを獲得。キッカーのパレホがニアに供給すると、マークをはがしたコクランが頭で合わせてネットを揺らした。試合は同点に。

▽さらに85分、カウンターの場面でゴンサロ・ゲデスのラストパスに抜け出したロドリゴが、ボックス内でミケルに倒される。これによりミケルには退場処分が下り、バレンシアに与えられたPKをパレホが決めて逆転。わずか5分間の逆転劇となった。

▽その後、形勢を逆転されたマラガは攻勢をかけようとするが、再びバレンシアのゴールネットを揺らすことができないまま試合が終了。この結果、バレンシアは連勝を飾り3位を死守。対するマラガはホームで手痛い逆転負けを喫し、3連敗に。掴みかけていた9戦ぶりの勝利を逃がすこととなった。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.27“ベニテスの堅守速攻”2冠達成/バレンシア[2003-04]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.27</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2003-2004シーズン/バレンシア 〜ベニテスの堅守速攻〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2003-04valencia.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ラファエル・ベニテス(43) 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ、UEFAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">2冠達成</div> 当時のバレンシアの監督は、就任3年目のラファエル・ベニテスだった。2001-02シーズンにバレンシアに招へいされたベニテスは、1年目にして約30年ぶりとなるリーガエスパニョーラ制覇を達成。メンディエタやキリ・ゴンサレスを擁して2000年から2シーズン連続でCLファイナリストとなったエクトル・クーペルがつくった堅守速攻のチームをベースとしたベニテスは、サポーターが待ち望んでいたタイトルを獲得した。 2003-04シーズンは、リーガエスパニョーラで第2節から第7節まで6連勝するなど好スタートを切った。中盤戦以降は、バルセロナ、レアル・マドリー、デポルティボと熾烈な優勝争いを繰り広げたが、第27節でデポルティボを3-0で下したのをキッカケに、そこから6連勝と勢いに乗る。そして、最終的には2位バルセロナに勝ち点5差をつけて、71得点27失点という素晴らしい成績で、2年ぶり6度目の優勝を達成した。なお、リーガでは、2013-14シーズンにアトレティコ・マドリーが優勝するまで、このシーズンのバレンシアが、レアル・マドリードとバルセロナ以外で最後に優勝したチームであった。 また、UEFAカップでは、決勝トーナメントでボルドーやビジャレアルを撃破し、決勝に進出。マルセイユとの決勝では、ビセンテとミスタのゴールによって2-0で勝利し、見事に戴冠を果たした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ソリッドな守備+a</div> 前述したように、チームのベースはクーペル時代からの堅守速攻。ただ、ベニテスは、ワントップのクラウディオ・ロペスやカリューをスペースに走らせていたクーペル時代よりも、ストライカーも含めてショートパスを繋ぐスタイルを意識していた。 守護神は安定感抜群のカニサレスが務め、アジャラがまとめる最終ラインは大きく崩れることはなかった。中盤の底には、バレンシアお馴染みの“バラハ&アルベルダ”。2人のコンビネーションは抜群だった。右サイドには、メンディエタほどの輝きはなかったものの、攻守に堅実なルフェテを配置。左サイドのビセンテは、キレ味鋭いドリブルが持ち味だった。 システムは4-2-3-1と4-4-2を併用。4-2-3-1の場合は、ワンタッチプレーでアクセントを付けるアイマールがトップ下を務め、2トップの場合は縦への推進力があるアングーロがミスタとコンビを組むパターンが多かった。 2000年代前半のバレンシアの問題点だったのが、エース不在による得点力不足。しかし、このシーズンはミスタが19ゴールを挙げる活躍を披露。ビセンテも2桁ゴールを記録し、強固な守備組織を有するチームのなかで、得点力が大幅にアップしたのが2冠達成の最大の要因となった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFロベルト・アジャラ (30)</span> アルゼンチン代表として115試合に出場した名センターバック。加入した2000年以降、バレンシアの最終ラインの中心となり、2度のリーガ優勝やCL決勝進出に多大な貢献を果たした。177cmとセンターバックとしては小柄ながらも、驚異的なジャンプ力を誇り、空中戦に無類の強さを誇った。UEFAカップの決勝では、当時マルセイユに所属していたドログバを、まるで子ども扱い。売り出し中のストライカーを完璧に抑えきり、優勝の立役者となった。 2019.04.16 22:00 Tue

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