エイバル、L・ペレスの7戦連続ゴールなどでデポルに屈する 乾は67分間プレー《リーガエスパニョーラ》

2015.12.20 08:03 Sun
19日に行われたリーガエスパニョーラ第16節、エイバルは敵地リアソールでデポルティボに0-2と敗戦した。MF乾貴士は途中出場で67分間プレーしている。

16日のコパ・デル・レイ4回戦2ndレグでポンフェラディーナ相手に劇的な逆転勝利を収めてベスト16進出を決めたエイバル。その試合で1アシストとPK獲得で2得点に絡んだ乾はデポルティボ戦ではベンチスタートとなった。

一方、前節アウェイでバルセロナに2-2と引き分けたデポルティボは、ここまで6試合連続ゴールを奪っているエース、L・ペレスに期待が懸かる。背番号7はエイバル戦で得点を挙げれば1992-93シーズンにベベット氏が達成した7試合連続得点というクラブレコードに並ぶことになる。

序盤はホームのデポルがボールを保持して主導権を握る。8分、CKからエイバル守護神が弾いたボールにシドネイが詰めてゴールを狙うと、17分にはL・ペレスのアーリークロスから最後はファルサイがフリーでシュートを放つ。だが、これはわずかに右に外れた。

デポルに押され気味のエイバルは22分にアクシデントに見舞われる。サウール・ベルホンが足を痛めて続行不可能に。メンディリバル監督は同選手を下げ、乾をピッチに送り込む。

徐々に攻撃の手綱を緩めていたデポルだったが、40分に一瞬の隙を突いて均衡を破る。GKルックスがロングボールを送ると、狡猾に背後を狙っていたL・ペレスがペナルティエリア内でGKリエスゴと交錯。すかさず主審の笛が鳴り、デポルティボにPKが与えられた。

デポルは絶好調のL・ペレスにキッカーを託す。27歳のストライカーは、得意の左足でGKリエスゴの逆を突くシュートを沈め、クラブ史上タイとなるゴールを記録した。

1点ビハインドとなったエイバルに追い打ちをかけるように、44分にルナが負傷で交代を余儀なくされる。急きょリージョを投入したメンディリバル監督は前半のうちに2枚の交代カードを切ることになった。

57分には乾がエリア内で突破を見せるなど攻勢を強めるエイバルは、67分にデポルのルイシーニョがシミュレーションで2枚目のイエローを受けて退場処分となり、数的優位になる。

だが、この日のエイバルは攻守が噛み合わなかった。攻撃に出ようとした73分、逆に2失点目を喫する。ファイサルのクロスからアリーバスがヘディングを叩かれ、ゴールを許した。

試合はデポルが2点のリードを維持したまま終了のホイッスルを迎えた。デポルはこの勝利で6位に浮上。エイバルは10位につけている。

提供:goal.com

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