因縁深きモウリーニョのイタリア帰還を喜ぶコンテ「誰にとっても素晴らしいニュース」

2021.05.05 17:34 Wed
Getty Images
インテルアントニオ・コンテ監督が、来季ジョゼ・モウリーニョ監督と再会することを楽しみにしている。『フットボール・イタリア』が伝えた。

今季トッテナムで2シーズン目を迎えたモウリーニョ監督だったが、プレミアリーグで思うような成績を残せず、4月に解任。次に就任するクラブはどこになるか注目が集まっていたが、4日に来季からローマの指揮官となることが電撃発表された。モウリーニョ監督にとっては、インテルの指揮官を退任して以来11シーズンぶりのセリエA復帰となる。

モウリーニョ監督のイタリア復帰によって、注目されているのがコンテ監督との因縁だ。かつてコンテ監督がチェルシー、モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドで指揮をとっていた際は、舌戦を繰り広げていた。
しかし、イタリア『Le Iene』に出演したコンテ監督は、モウリーニョ監督のイタリア帰還を歓迎。お互いに敬意を持っていることを強調している。

「モウリーニョのローマの指揮官就任は、誰にとっても素晴らしいニュースだろう。彼の活躍を祈っているよ。もちろん、インテルと対戦するときを除いてだが。出会ったときにはハグをするだろう。我々の間には、大きな敬意があるんだ」
また、コンテ監督は2日に2位アタランタが引き分けたことで決まったスクデット獲得についても言及。去就について明言は避けつつ、チームのエースであるFWロメル・ルカクとユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドの比較についても見解を述べた。

「(スクデット獲得は)我々にとってもファンにとっても大きな満足感があった。私は家族と一緒に祝ったよ。新しいチームに参加する際、私は最初にそのチームのサポーターとなり、その後もずっとファンであり続ける」

「この瞬間を楽しみたいね。会長やディレクターたちとは、インテルにとって最良の道を選ぶため話し合う時間があるだろう」

「ロナウドはチャンピオンであり、自分の価値を証明している。そして、ロメルも素晴らしいフットボーラーだ。今はロナウドの方が高い評価を得ているが、ロメルは重要なことを達成するための能力をすべて持っているね」

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10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】

20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed

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