元インテルの“リッキー”ことリカルド・アルバレスが現役引退…晩年はヒザのケガに苦しむ

2021.12.04 21:44 Sat
Getty Images
ベレス・サルスフィエルドは3日、元アルゼンチン代表MFリカルド・アルバレス(33)が引退することを発表した。
PR
“リッキー”というニックネームで親しまれたリカルド・アルバレスは、2011年夏にベレスからインテルに移籍。欧州上陸を果たすと、3シーズンの間準主力としてプレーし、その後はサンダーランドサンプドリアを渡り歩いた。この間にアルゼンチン代表デビューも果たしており、2014年のワールドカップも含めて9試合に出場している。
2018年夏には、ほとんど戦力外となっていたサンプドリアと契約を解除し、メキシコのアトラスへ。しかし、同年11月に前十字靭帯損傷の大ケガ負った影響で出番をなくすと、2020年1月にベレスへの復帰を決断した。

古巣での心機一転を図ったが、今年中頃にはヒザの痛みが再発し、5月には手術を受けた。それでも状態は芳しくなく、この度の引退へつながった。
「身体的な問題がキャリアを通じて付き纏った。ベレスに戻ってきたときは100%の状態に戻ろうと決意したが、最初は楽しめたものの今ではそうはいかなくなった。無理はしたくない。時が来たんだ」

「これは以前から考えていたことで、ケガや痛みを抱えてキャリアを続けていく中で、次第に受け入れられるようになった。自分の家で、自分が選んだ場所で、育った場所で、生まれた場所で引退する。ここで引退することは夢だった。そしてそれが叶ったことを神に感謝するよ」

「全部の思い出が頭に浮かんでくる。ベレスに加入して以来、私が私のキャリアを築き、これまでの成功を収める助けとなってくれた人々のことは特にね。このユニフォームでチャンピオンになれたのは最高だったよ」

引退発表後に行われたスーペルリーガ第24節のパトロナート戦では、72分から途中出場。これが今季12試合目の出場となった中、最後にキャプテンマークを巻いたリッキーには、サポーターから万雷の拍手が送られた。

PR

インテルの関連記事

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バイエルンvsインテルが日本時間8日28:00にキックオフされる。ブンデスリーガで首位を快走するバイエルンと、セリエAで首位に立つインテルが激突する一戦だ。 ラウンド16でレバークーゼンとの同国対決を2戦合計5-0と圧倒したバイエルンは、ブンデスリーガでも宿敵レバー 2025.04.08 18:20 Tue
インテルのシモーネ・インザーギ監督が8日にアウェイで行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのバイエルン戦に向けた前日会見に臨んだ。 ウンド16でレバークーゼンとの同国対決を2戦合計5-0と圧倒したバイエルンとの準々決勝に向けて、S・インザーギ監督はチームワークが重要になると語った。 「激しい 2025.04.08 12:30 Tue
パルマのクリスティアン・キヴ監督が5日にホームで行われ、2-2で引き分けたセリエA第31節インテル戦を振り返った。 キヴ監督が現役時代を過ごし、3冠を達成した古巣である首位インテルと指揮官転向後に初めて相まみえた一戦。パルマは前半、GK鈴木彩艶の好守が1本ありながらもDFマッテオ・ダルミアンとFWマルクス・テュラ 2025.04.06 14:00 Sun
セリエA第31節、パルマvsインテルが5日にエンニオ・タルディーニで行われ、2-2のドローに終わった。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 リーグ3連勝で首位を維持するインテルは、降格圏手前の16位に位置するパルマを相手に4連勝を目指した。ミッドウィークにコッパ・イタリア準決勝のミラノ・ダービー初戦を1-1 2025.04.06 03:02 Sun
代表ウィーク明けの前節は首位インテルを3ポイント差で追う2位ナポリがミランを撃破。インテルがウディネーゼに逃げ切り勝利とした。そしてトゥドール監督初陣の新生ユベントスはジェノアにウノゼロ勝利とした。迎える第31節、GK鈴木彩艶の16位パルマ(勝ち点26)が首位インテル(勝ち点67)に挑む。 パルマは前節ヴェローナ 2025.04.05 12:30 Sat

インテルの人気記事ランキング

1

首位インテルが鈴木彩艶フル出場のパルマに2点差追いつかれる痛恨ドロー…【セリエA】

セリエA第31節、パルマvsインテルが5日にエンニオ・タルディーニで行われ、2-2のドローに終わった。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 リーグ3連勝で首位を維持するインテルは、降格圏手前の16位に位置するパルマを相手に4連勝を目指した。ミッドウィークにコッパ・イタリア準決勝のミラノ・ダービー初戦を1-1のドローで終え、週明けにはチャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦を控える過密日程のチームは、この試合で先発6人を変更。守護神ゾマーやラウタロ・マルティネス、アチェルビといった主力が復帰した。 一方、首位相手に5試合ぶりの白星を目指したパルマは鈴木が引き続きゴールマウスを守った。 インテル対策でパルマが[5-3-2]の布陣で臨むと、立ち上がりの守勢を凌いだホームチームは10分、左サイドで背後を取ったヴァレリの折り返しからゴール前のボニーにビッグチャンス。だが、ここは絶妙に間合いを潰したGKゾマーのビッグセーブに阻まれた。 一方、守護神のビッグプレーで流れを引き寄せたインテルは15分、左サイドでの細かいパス交換に相手のミスが重なって深い位置に抜け出したディマルコがグラウンダーの折り返しを供給。ゴール前でDFが触ってファーに流れると、これに反応したダルミアンの左足シュートが右ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。このシュートはGK鈴木もさすがにノーチャンスだった。 早い時間帯にスコアが動いた試合はここからオープンな展開に。その中で両守護神が好守で締まったゲーム展開を演出。20分のマンの決定機はゾマーが、対する鈴木もラウタロらの際どいシュートを防いでいく。 ただ、前半終盤には思わぬ形からインテルに追加点が生まれる。45分、ダルミアンのスルーパスでディフェンスラインと完璧に入れ替わったムヒタリアンがボックス右に抜け出して丁寧な折り返しを供給。ボックス中央でダイレクトシュートを試みたテュラムの蹴り損ねがループシュートの形でゴールへ向かうと、ゴールカバーに入ったアルムクヴィストがクリアし切れずにゴールネットに吸い込まれた。 善戦も決定力の差を見せつけられ、2点ビハインドで前半を終えたパルマはハーフタイムに3枚替えを敢行。54分にも中盤のゾームを下げてアタッカーのオンドレイカを投入し、前がかる。 すると、一連の交代で後半は良い入りとなったホームチームは60分、ペナルティアーク付近でボニーからの落としを受けた途中出場のベルナベが左足を振り抜くと、これがゴール右隅に決まり、待望のセリエA初ゴールとした。 1点差に詰め寄られたインテルはカルロス・アウグスト、ザレフスキに続いて65分にはラウタロ、チャルハノールを下げてホアキン・コレア、フラッテージを同時投入。逃げ切りを意識し始めるが、リードを守り切れない。 69分、パルマは前線でクサビを受けたペッレグリーノが見事なボールキープから左のハーフスペースでフリーのオンドレイカに繋ぐと、そのまま縦に運んでボックス内に持ち込んだオンドレイカのシュートがDFダルミアンにディフレクト。GKゾマーの反応の逆を突く形でゴールネットに吸い込まれた。 らしくない戦いぶりで2点差を追いつかれたインテル。ここから攻勢を強めるものの、なかなか決定機まで持ち込めず。これを受け、81分にはアスラニを下げてアルナウトビッチを投入。より攻撃的な布陣にシフトした。 主導権はインテルが握るもパルマの粘りで一進一退の攻防となった後半最終盤。5分が加えられたアディショナルタイムの91分にはパルマのカウンターが発動。左サイドに抜け出したヴァレリから完璧なグラウンダークロスがゴール前に送り届けられたが、ゴール前に飛び込んだペッレグリーノのスライディングシュートはわずかに枠の左へ外れた。 そして、試合はこのまま2-2でタイムアップを迎え、パルマに2点リードを追いつかれたインテルは痛恨のドローに。週明けのバイエルン戦に不安を残す結果となった。 パルマ 2-2 インテル 【パルマ】 アドリアン・ベルナベ(後15) ヤコブ・オンドレイカ(後24) 【インテル】 マッテオ・ダルミアン(前15) マルクス・テュラム(前45) 2025.04.06 03:02 Sun
2

ルカク、北中米W杯終了後に古巣アンデレヒトに復帰か…ユーロ2024前に願望を語る

ナポリのベルギー代表FWロメル・ルカク(31)が将来的に古巣のアンデレヒトでへの復帰を望んでいるようだ。ベルギー『La Dernière Heure』が報じている。 これまでチェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、インテル、ローマと欧州のビッグクラブを渡り歩いてきたルカクは、2024年の夏にインテル時代の恩師アントニオ・コンテ監督の就任したナポリに加入。 ナポリ加入後は、移籍後初戦となった第3節のパルマ戦でいきなりゴールを記録すると、セリエA28試合に先発出場し11ゴール8アシストと躍動。インテルとスクデット争いを繰り広げるチームの攻撃をけん引している。 2027年までナポリとの契約を残すルカクだが、2026年夏に開催される北中米ワールドカップ(W杯)後にはプロデビューの飾った古巣アンデレヒトに復帰することを希望しており、ユーロ2024前に収録されたポッドキャストでは以下のように願望を語った。 「僕は18歳の時にベルギーを離れ、母やまだ小さかった子供たちと離れてしまったんだ。いずれはアンデルレヒトに戻りたいかと問われれば、もちろん戻りたい。それは、みんなが思っているよりもずっと早く実現するだろうね」 2025.04.04 19:30 Fri
3

台所事情が厳しい中でミランに引き分けたと明かすS・インザーギ監督「ディマルコとアルナウトビッチは起用できなかった」

インテルのシモーネ・インザーギ監督が2日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、1-1で引き分けたコッパ・イタリア準決勝1stレグのミラン戦を振り返った。 決勝進出を懸けたミランとのミラノ・ダービー。試合はインテル優勢の中、ゴールレスで迎えた後半開始2分に失点。それでも67分にMFハカン・チャルハノールの見事な弾丸ミドルで追いつき、引き分け決着とした。S・インザーギ監督はFWラウタロ・マルティネスやDFデンゼル・ダンフリースを負傷で欠く中、ベンチにはDFフェデリコ・ディマルコとFWマルコ・アルナウトビッチが座っていたもののコンディション不良により起用できない状況にあったことを認めた。 「ダービーだった。前半、デ・フライとフラッテージにゴールチャンスがあった。しかし後半開始直後に失点してしまった。それでも後半は前半より良いパフォーマンスを見せ、ミランというタフな相手に対して多くの好機を作ることができた。多くの犠牲を払った選手たちのパフォーマンスが良かった。ディマルコとアルナウトビッチがベンチに居たものの起用できない状態だった。ユースの選手をベンチに入れたが、皆にもう少し頑張るよう頼んだ。これは1stレグで選手たちに不要なリスクを負わせるわけにはいかなかった。今後、ディマルコとアルナウトビッチが出場できることを願うし、キャプテンとダンフリースを待っている」 インテルは4日にセリエA第31節でパルマと対戦した後、8日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでバイエルンとのビッグマッチを控える。 2025.04.03 11:15 Thu
4

ケガ人続出のバイエルンに新たな負傷者、ハムストリングを痛めたムシアラがCLインテル戦欠場へ

バイエルンのドイツ代表MFジャマル・ムシアラが8日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのインテル戦を欠場するようだ。スポーツ・ディレクターのマックス・エバール氏が明かしている。 ムシアラは4日に行われたブンデスリーガ第28節アウグスブルク戦に先発。42分に同点弾を挙げていたが、後半開始7分に左ハムストリングを痛めてピッチに座り込み、そのまま交代となっていた。 エバール氏はムシアラについて「火曜日(インテル戦)には間に合わないだろう」とコメント。ヴァンサン・コンパニ監督も「ジャマルが戻って来るまでに我々が試合に勝っていることを願う」と話し、インテル戦欠場を示唆した。 バイエルンでは代表ウィーク中にDFアルフォンソ・デイビスとDFダヨ・ウパメカノを負傷で失い、前節ザンクト・パウリ戦でDF伊藤洋輝が再離脱となっていた。 2025.04.05 10:00 Sat
5

決勝進出を懸けたミラノ・ダービー初戦は譲らずドロー、チャルハノール豪快ミドル弾でインテルが追いつく【コッパ・イタリア】

コッパ・イタリア準決勝1stレグ、ミランvsインテルのミラノ・ダービーが2日に行われ、1-1で引き分けた。 準々決勝でローマを下したミランと、ラツィオを下したインテルによるダービー。 ミランは3日前の1-2で敗れたナポリ戦のスタメンから3選手を変更。フェリックス、ボンド、パブロビッチに代えてレオン、アレックス・ヒメネス、チャウを起用した。 一方、インテルは2-1で勝利したウディネーゼ戦のスタメンから6選手を変更。バレッラやバストーニが先発に戻った一方、ディマルコやアチェルビがベンチスタートとなった。 インテルがボールを保持する展開で立ち上がった中、9分にはCKの流れからコレアがGK強襲のシュートで牽制。さらに21分にはFKの流れからビセックのヘッドでの落としをゴールエリア右のデ・フライがヘッド。しかしシュートはゴールライン前のエイブラハムにカットされた。 守勢の入りとなったミランだったが、26分に決定機。ラインデルスのパスをボックス左で受けたレオンが縦に仕掛けて左足でシュート。しかしGKマルティネスの好守に阻まれた。 ゴールを脅かされたインテルがハーフタイムにかけてもボール保持で上回ると、45分に好機。テュラムのクロスのルーズボールにフラッテージがヘッドで押し込みにかかったが、GKメニャンの好守に阻まれた。 ゴールレスで迎えた後半、開始2分にミランが試合を動かす。フォファナのパスをボックス右で受けたエイブラハムが反転からシュートを決めきった。 追う展開となったインテルは50分、バレッラのカットインシュートで牽制した中、圧力を強めると67分に追いついた。コレアのパスをボックス手前左のチャルハノールが豪快なダイレクトミドルで叩き込んだ。 追いつかれたミランが前がかる姿勢を見せる中、76分にはフェリックスとS・ヒメネスを投入。しかし80分、インテルに逆転の決定機。テュラムの右クロスが流れたところをザレフスキがシュート。だが、GKメニャンのファインセーブに阻まれた。 86分にはカウンターからレオンがカットインシュートで勝ち越しゴールに迫ったミランだったが、1-1でタイムアップ。譲らず引き分けとなった中、決着は23日に行われる2ndレグに委ねられることになった。 ミラン 1-1 インテル 【ミラン】 タミー・エイブラハム(後2) 【インテル】 ハカン・チャルハノール(後22) 2025.04.03 06:33 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly