グループ首位通過のオーストリア指揮官、初の準々決勝進出へ「ベスト16入りは偶然ではない」

2024.07.02 20:07 Tue
トルコを下しての快挙目指すラングニック監督
Getty Images
トルコを下しての快挙目指すラングニック監督
オーストリア代表ラルフ・ラングニック監督が、初のベスト8進出に向け意気込んだ。『UEFA.com』が伝えた。

ユーロ2024ではフランス代表、ポーランド代表、オランダ代表が同居するグループDに入ったものの、2勝1敗の大健闘で首位通過を果たしたオーストリア。2日のラウンド16ではトルコ代表と対戦する。
前日会見に臨んだラングニック監督は、前回大会を上回る初のベスト8入りを叶えたいとコメント。自身も含め、オーストリアの面々とゆかりの深いレッドブル・アレナでの戦いということも前向きに捉えている。

「オーストリアがこれまで達成していないこと(準々決勝進出)を成し遂げるのは、非常に大きな意味がある。我々がグループを突破できる、ましてや最も厳しいグループで首位に立つなんて、ほとんどの人が思っていなかった。ベスト16入りは偶然ではない」

「今、我々は私が8年間働いてきたライプツィヒにいる。私の選手の多くがプレーしたし、今プレーしている選手もいる。我々は興奮しているし、オーストリアのファンと共に、ライプツィヒのファンも何人か応援に来てくれることを願っている」
また、決勝トーナメントとの向き合い方にも言及。心機一転、ここからが本当の始まりだと気を引き締めた。

「みんなかなり落ち着いているし、まだ何も成し遂げていないとチームの全員が思っている。我々からすれば、(この試合から)ユーロが本格的に始まる。ノックアウトモードに入っているから、新鮮なスタートを切ることが重要だ。我々はそのモードの中で戦い、最初の1分から存分に堪能しなければならない」

「トーナメントで上位に勝ち進む方法は1つではない。1試合1試合を大事に戦わなければならない。自分たちに期待しているのは、自分たちの強みに焦点を当てた力強いパフォーマンスだ。それからこの旅がどこまで続くのか見届けることになる」

さらに、ジョージア代表やチェコ代表を下し、グループFを2位で勝ち上がってきた対戦相手のトルコを分析。随所に見せるクオリティの高さや姿勢を警戒した。

「球際に強く、試合に情熱を注ぐチームと対戦する。その両方に備える必要がある。我々は自分たちを際立たせているエネルギーをテーブルの上に乗せる必要がある。熱いハートと冷静な頭脳が必要だ」

「チェコとの試合を見たとき、トルコが我々の対戦相手になりそうだとわかった。チェコは局面局面でとても良いプレーをするし、フィジカルも非常に強かった。(チェコに)退場者が出て試合の流れが変わったが、全員がピッチにいたとしても、あのような展開になっていなかったかどうかはわからない」

ラルフ・ラングニックの関連記事

トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、ユーロ2024敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 2日、トルコ代表とのユーロ2024ラウンド16に臨んだオーストリアは、開始早々にCKから失点を許す苦しい立ち上がりになるも、それ以降は互角の展開でハーフタイムへ。しかし後半、再びCKから失点を許すと、67分にミハエル・グレゴリッチュのゴールで1点を返すも同点とするまでには至らず、1-2で敗れた。 ユーロ2024ラウンド16で敗退が決まったオーストリアは、初のベスト8進出ならず。ラングニック監督はこの結果に落胆しつつも、大会で得た手応えを強調している。 「自分たちのチャンスを十分に活かせなかった。そして相手のセットプレーに対して、十分に守れてもいなかったと思う」 「今日を含め、我々がプレイした4試合はいずれも非常に面白いものだった。すべてがうまくいったわけではないが、とても面白く緊張感のある4試合ができたと思う。我々はこれから、ネーションズリーグとワールドカップ予選に臨むが、この大会で勝ち得たものを持ち込む必要がある」 「今日、我々の帰国が決まったことは信じられない。チームとしては、この旅を続けるつもりだった」 2024.07.03 13:40 Wed
トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が準々決勝進出に向け、気を引き締めている。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループFに入り、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表との対戦を2勝1敗で終えたトルコ。決勝トーナメント進出を決め、2日のラウンド16ではオーストリア代表と対戦する。 オーストリア戦を前にしたモンテッラ監督は、2位で終えたグループステージの戦いを回想。流れのなかからの得点を誇ると同時に、セットプレーからもゴールが欲しいと語った。 「我々はこれまで5ゴールを決め、5人の選手が得点した。PKやセットプレー、オウンゴールはない。我々はボールを支配するという点において素晴らしい仕事をしているが、これらをもっと得点に繋げなければならない。冷静さが非常に重要になる」 また、トルコは3月の国際親善試合でオーストリアと対戦しており、その時は1-6で惨敗。モンテッラ監督は、今回の試合が全く別物になると強調した。 「感情に流されてはいけない。(3月の)リベンジなど考えてはいけない。オーストリアの実力は知っているが、我々に何ができるかもわかっている」 「スタンドにたくさんの観客が集まり、赤と白の旗でいっぱいになることを期待している。これまでファンの皆は我々をとてもよく応援してくれている。それは我々に有利に働くだろう」 「あの1対6は数ある試合の1つだ。これはまた別の試合だ。ラルフ・ラングニック(オーストリア監督)もわかっているだろう」 さらに、モンテッラ監督はオーストリアがフランス代表やオランダ代表、ポーランド代表とのグループDを首位通過したことにも言及。チーム力の高さを称賛しながらも、試行錯誤しての勝利を目指す。 「拮抗したチームが集まったバランスの取れたグループだったため、3カ国(オーストリア、フランス、オランダ)のどこが首位になってもおかしくなかった。オーストリアが首位通過したことは、私にとって全く驚きではなかった」 「オーストリアはとても強度が高く、トランジションもかなりアグレッシブで、フィジカルも非常に強い。彼らは身体的に優れたチームだ。我々は重要な選手を2人欠くが、その穴をさまざまな方法で埋めるつもりだ。我々はピッチ内外で困難な瞬間を経験してきたが、ベストを尽くすつもりだ」 オーストリア戦で欠場するのは、累積警告のMFハカン・チャルハノールとDFサメト・アカイドゥン。モンテッラ監督は若き才能たちのさらなる活躍に期待を寄せた。 「我々はキャプテンなしでプレーすることになる。彼(チャルハノール)はかけがえのない選手だ。しかし、その穴を埋めるための準備ができている選手たちがいる」 「我々は才能ある若手たちに非常にオープンだ。2005年生まれの2選手(MFアルダ・ギュレルとFWケナン・ユルドゥズ)を先発起用することでその姿勢を示した。2005年生まれのFWセミフ・クルチソイに加え、2003年生まれのセンターバック、アフメジャン・カプランもいる。彼らも大会中に出場するチャンスがあるかもしれない」 2024.07.02 20:43 Tue
オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、オランダ代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 25日、ユーロ2024グループD最終節でオーストリアはオランダと対戦した。 勝ち点3で3位のオーストリアと勝ち点4で首位のオランダの一戦。オーストリアは勝利すれば自力で突破が決められる状況だった。 試合は開始8分にオウンゴールでオーストリアが先制。しかし、前半はこう着状態が続き、そのまま後半に入ると、早々にオランダが追いつく。それでも59分にロマーノ・シュミットのゴールでオーストリアが勝ち越し。粘るオランダは75分に再び同点に追いつくが、81分にマルセル・ザビッツァーが勝ち越しゴール。撃ち合いを2-3で制し、首位でグループステージ通過を決めた。 試合後、ラングニック監督は選手たちのメンタリティを称え、2度追いつかれてもめげなかった選手たちを評価した。 「最終的には勝利に値したと思う。全体的に、我々には勝利への強い意志があり、ピッチ上で極度のエネルギーを発揮していた。それは試合のどの局面でも感じられた」 「失点に対する我々の反応、我々は屈せず、自分たちのプレースタイルを貫き、常に前進するチャンスを探し続けていた」 また、厳しいグループに入った中での首位通過についても言及。3試合を通して、しっかりとパフォーマンスを出せたことを喜んだ。 「UEFAの係数に基づいて、最も厳しいグループで首位を飾ることができたことは信じられない。フランス戦での不運なオウンゴールから始まり、ポーランド戦で勝つために我々にかけられたあらゆるプレッシャーに対処し、そしてグループの王者として終わることができたことは、非常に特別なことだ」 「選手たちは明らかにやってきたことを続けなければいけない。この試合は、かけがえのない存在とみなされている選手が先発メンバーにいない場合にどのような選択肢があるのかを我々に示してくれた」 「先発メンバーの選手たちのパフォーマンスを見ると、彼らには脱帽せざるを得ない」 <span class="paragraph-title">【動画】オーストリアがオランダとの撃ち合いを制する!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xt6Cx7sidT8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.26 10:15 Wed
オーストリア代表のMFクリストフ・バウムガルトナーが勝利の喜びを語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024グループDの初戦はフランス代表相手に惜しくも0-1で敗れていたオーストリア。21日の第2節ではポーランド代表からの白星を狙った。 オーストリアは9分、DFゲルノト・トラウナーのヘディング弾で幸先良く先制したが、30分に追いつかれ、1-1で後半へ。それでも、66分にバウムガルトナーがゴール右隅にシュートを決めて再び勝ち越すと、78分にはFWマルコ・アルナウトビッチがPKを決めて突き放し、3-1の勝利を収めた。 決勝点を挙げ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれたバウムガルトナーは、今大会初勝利でプレッシャーから少し開放されたとコメント。それでも次のオランダ代表戦に向け気を引き締めている。 「みんなとても喜んでいる。僕らには大きなプレッシャーがあり、昨日は多くのストレスのせいで昼寝もできなかった。本当にほっとしているけど、これはまだ始まりに過ぎないし、大きな試練が待ち受けていることはわかっている」 「大会に向かうなかでドイツに勝ち、本当に良い時期を過ごしていたから、人々はすぐに大きなことを考え始めた。だけど、僕らはいつだって自分たちの状況を冷静に見ていた。自分たちがどれほど優れているかはわかっている。今日負けていたらとても残念だっただろう」 また、バウムガルトナーは試合内容にも言及。ラルフ・ラングニック監督の言葉もあり、崩れずに勝ち越せたと語った。 「僕らは良いスタートを切ったし、たくさんのプレスをかけたが、その後勢いを失ってしまった。後半は結果を出す必要があるとわかっていたし、僕らが理解していることの1つはこういった状況でどう対応するかということだ。だから良い結果が出た」 「試合の主導権を失う恐れがあった。あまりにも簡単にボールを失い始めていたし、そんなことは許されない。だけど、僕らはお互いを信頼できると誰もがわかっている。ハーフタイムには監督が激励してくれたし、僕らはピッチで全力を尽くした」 個人としては、前回のフランス戦こそゴールがなかったバウムガルトナーだが、代表戦の直近7試合で6得点を記録。オランダ戦でも期待が懸かるが、勝てればそれで良いと考えているようだ。 「この調子で続けられたらいいなと思うけど、それは僕のためではない。チームのため、国のためだ。この大会ではもっと多くの試合を戦いたい。貢献できれば嬉しいけど、誰がゴールを決めるかは気にしていない。試合に勝つことだけが重要で、それ以外は気にしていないよ」 <span class="paragraph-title">【動画】GKの逆をついたシュート! バウムガルトナーの決勝点</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="U6JC-Of3OC0";var video_start = 57;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.22 13:42 Sat

オーストリア代表の関連記事

オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督が、9月から始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選へ意気込んだ。 AFC(アジアサッカー連盟)転籍後、5大会連続で日本代表とW杯最終予選にて激突するオーストラリア代表。過去2大会は日本に軍配が上がる形で、オーストラリアは大陸間プレーオフ行きを余儀なくされている。 今回、オーストラリアは日本以外にも3大会連続でサウジアラビアと対戦。また、U-23代表がパリ五輪最終予選で敗れたインドネシアとも対戦。国内では日本以上にこのグループCが「死の組」と捉えられている。 アーノルド監督は豪『news.com.au』のインタビューで最終予選を展望し、「日本が強い。彼らがFIFAランキング16位(※1)なのは明確な理由がある」と、2009年を最後に15年間勝てていない日本代表を脅威とみなす。(※2) (※1)正しくは17位 (※2)豪代表が最後に日本代表を撃破したのは、2009年6月17日の南アフリカW杯最終予選。日本が田中マルクス闘莉王のゴールで先制も、豪がティム・ケイヒルの2発で逆転勝利 それでも、「だからと言って日本からかけ離されているわけではない。FIFAランキングなら6〜7位差か。落ち着いた精神で試合に臨み、己を信じることが大切だ。私が選手に望むのはグループCの『首位突破』だ」と続け、士気低下につながりかねない発言は避けた格好だ。 9月のインターナショナル・マッチウィークから始まる2026年W杯アジア最終予選。 グループCは日本、サウジアラビア、オーストラリア、バーレーン、中国、インドネシアが同居し、上位2カ国が本大会へ。3位と4位はアジアプレーオフ、大陸間プレーオフを勝ち抜かなければならず、出場枠が増えたとはいえ、厳しい戦いであることに変わりはない。 2024.07.04 15:45 Thu
トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
勝利の立役者となったトルコ代表のDFメリフ・デミラルが準々決勝進出を喜んだ。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表が同居したグループFに入り、2勝1敗の2位で通過したトルコ。2日にはラウンド16のオーストリア代表戦に臨んだ。 試合は開始直後、MFアルダ・ギュレルのCKから混戦が生まれると、デミラルが押し込んでトルコが幸先良く先制。59分には再びギュレルのCKから、今度はデミラルが直接頭で流し込む。 66分にCKから1点を返されたものの、GKメルト・ギュノクのビッグセーブもあり2-1で逃げ切り勝利。4大会ぶり3度目のベスト8入りを決めた。 2ゴールでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたデミラル。試合後には自らの得点について語り、アシスタントコーチのアドバイスが大きかったと明かした。 「アシスタントコーチのセルチュク・シャヒンに感謝したい。彼はオーストリアの弱点を教えてくれたから、僕らはコーナーキックの時にその知識を生かしたんだ」 また、デミラルは2得点を生んだギュレルについてもコメント。これからのさらなる活躍に期待した。 「アルダはあらゆる成功に値する。彼は素晴らしいサッカー選手であり、僕らにとっての素晴らしい弟でもある。彼がこれからも我が国に誇りをもたらしてくれると確信している」 チームを救ったGKギュノクの試合終了間際のセーブにも言及。スーパープレーに驚きを隠さなかった。 「試合後、彼に『どうやってあのボールをセーブしたんだ?』と聞いた。あのセーブは信じられなかった。僕が生で見た中で最高のセーブの1つだ。彼はチーム最年長の選手で、非常に経験豊富だ。彼があんなセーブをしてくれたことをとても嬉しく思う」 <span class="paragraph-title">【動画】ギュレルのCKから決めたデミラルの2点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xyjYCSjzkDY";var video_start = 68;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.03 15:32 Wed
オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、ユーロ2024敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 2日、トルコ代表とのユーロ2024ラウンド16に臨んだオーストリアは、開始早々にCKから失点を許す苦しい立ち上がりになるも、それ以降は互角の展開でハーフタイムへ。しかし後半、再びCKから失点を許すと、67分にミハエル・グレゴリッチュのゴールで1点を返すも同点とするまでには至らず、1-2で敗れた。 ユーロ2024ラウンド16で敗退が決まったオーストリアは、初のベスト8進出ならず。ラングニック監督はこの結果に落胆しつつも、大会で得た手応えを強調している。 「自分たちのチャンスを十分に活かせなかった。そして相手のセットプレーに対して、十分に守れてもいなかったと思う」 「今日を含め、我々がプレイした4試合はいずれも非常に面白いものだった。すべてがうまくいったわけではないが、とても面白く緊張感のある4試合ができたと思う。我々はこれから、ネーションズリーグとワールドカップ予選に臨むが、この大会で勝ち得たものを持ち込む必要がある」 「今日、我々の帰国が決まったことは信じられない。チームとしては、この旅を続けるつもりだった」 2024.07.03 13:40 Wed
トルコ代表がユーロ2024のベスト8に駒を進めた。 トルコは2日のラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。メリフ・デミラルの2ゴールにメルト・ギュノクのファインセーブも光らせ、4大会ぶり3度目の8強進出を決めた。 UEFA公式サイトによると、トルコを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は開始1分の先制劇が大きかったと感じているようで、準備したものも出せた試合だったと満足げだ。 「早い段階のゴールでより正確にプレーし、よりうまく守れた。その結果、2-0に持ち込めたよ。今日はよく頑張った」 「相手の戦術に上回るために異なる準備をした。で、うまくいったよ。終盤は苦戦したが、スピリットとハートで乗り越えたね」 準々決勝ではオランダ代表と激突するトルコ。さらなる躍進なるか。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】オーストリアvsトルコ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xyjYCSjzkDY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.03 08:45 Wed

ユーロの関連記事

負傷によりユーロ2024から去ることとなってしまったバルセロナのスペイン代表MFペドリが、メッセージを送った。 スペイン代表の一員としてユーロ2024に臨んでいるペドリ。グループステージのクロアチア代表戦、イタリア代表戦に出場。ラウンド16のジョージア代表戦も出場すると、準々決勝のドイツ代表戦も先発出場した。 しかし、開催早々にトニ・クロースに激しいチャージを受けて負傷。ヒザを強打してしまい、わずか8分で負傷退場となってしまった。 涙しながら退場したペドリ。MRI検査を受けた結果、左ヒザの内外側ねん挫でグレードは2と診断。チームはベスト4に進出したが、残りの試合は出場不可となった。 クロースのプレーには批判的な声も集まった中、ケガをさせる意図はなかったと本人が謝罪。そしてペドリも、自身のインスタグラムを通じてメッセージを送り、大会中はドイツに滞在してチームをサポートするとコメント。そして、メッセージをくれたクロースに対しても感謝のコメントを送った。 「僕はユーロ2024のためにドイツに来た。そして、最後までここに滞在し続けるつもりだ。夢は疑わない。続いていくものだ」 「今週はこの素晴らしいファミリーであるスペイン代表を励まし、別の方法で貢献するときだ。彼らとみんなのサポートは素晴らしいものだ」 「最も困難な時期は過ぎ、復帰への道が始まった。すぐにバルセロナで全力を尽くす」 「トニ・クロース、メッセージありがとう。これがフットボールであり、こういったことは起こる。あなたのキャリアと記録は、永遠に残り続ける」 「そしてもう1つだけ言いたいことがある。バモス、エスパーニャ!」 <span class="paragraph-title">【写真】負傷でユーロから去ったペドリがメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C9HiRDkISiP/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C9HiRDkISiP/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C9HiRDkISiP/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Pedri González(@pedri)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.07.07 21:40 Sun
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユーロ2024敗退に沈黙を破った。 5日の準々決勝でフランス代表と対戦したポルトガル。延長戦も含めて0-0で動かず、ラウンド16のスロベニア代表戦に続くPK決着となるが、そこで力尽き、2016年大会以来の優勝ならず。 個人としても6度目の出場となる今回が「最後のユーロ」とし、並々ならぬ思いで挑んだはずの39歳FWも全5試合に先発しながら0ゴール。個人としても悔いを残しての終戦になってしまった。 その敗退から日が経ち、自身のSNSを通じて、大会中の自身や、盟友ペペとの2ショット、そしてサポーターの写真とともに、心境を発信した。 「僕らはもっとやりたかった。僕らにはもっと価値があったはず。僕らのために。一人ひとりのために。ポルトガルのために。みんなが与えてくれたもののすべて、そして僕らがこれまで成し遂げてきたことのすべてに感謝している。ピッチの内外で、このレガシーは尊重され、これからも築かれていくと確信している。ともに」 今回のユーロでゴールなしに終わった姿から、代表引退の可能性も取り沙汰されるC・ロナウド。2年後の北中米ワールドカップ(W杯)が次の大舞台になるが、代表でのキャリアやいかに。 2024.07.07 16:45 Sun
ユーロ2024でベスト8敗退となったスイス代表DFマヌエル・アカンジが、イングランド代表戦敗戦の責任を負った。フランス『レキップ』が伝えている。 前大会王者イタリア代表を撃破するなど、今大会のダークホースとして快進撃を見せてきたスイス。 6日に行われた準々決勝でも本領発揮に至らないイングランド相手に120分を通じて互角の戦いをみせたが、0-0で迎えたPK戦を3-5で落として無念の敗退となった。 同試合後、このPK戦の1番手で唯一の失敗となったアカンジは、「とても残念だ。チームを失望させたような気がするし、国全体を失望させたような気がしている。僕はその責任を取ろうと考えている。決められる予感はあったけど、確かに間違った方向にシュートしてしまい、正確さが足りなかった」と、敗退の責任について言及した。 右を狙ったシュートをGKジョーダン・ピックフォードに完璧に読み切られる形となったPKの場面では、イングランドの守護神が細かい駆け引きを行っていたが、その影響はなかったとしている。 「僕は彼が何をしているかを見なかった。だから、彼が何をしたのかはわからない。僕がペナルティスポットに歩み寄ってボールを置いたとき、彼はゴール前にいなかったけど、僕は彼の行動をとにかく見ていなかった」 クラブチームではイングランドのマンチェスター・シティでプレーするスイス代表は、対戦相手の幸運を祈った。 「PK戦後に、一緒にプレーしていなかった(イングランドの)プレーヤーも自分のところに来てくれた。彼らに返事をしようとしたけど、そういう気分にはなれなかった。だけど、もちろん彼らの今大会での幸運を祈っている。何よりも、彼らがケガをしないことを願っている。それが最も重要だからね。彼らがどこまでやれるか見てみよう」 2024.07.07 14:20 Sun
ユーロ2024も準々決勝の4試合が終了。大会はベスト4の4カ国が残った。 勝ち上がったのはスペイン代表、フランス代表、イングランド代表、オランダ代表の4カ国。イングランド以外の3カ国はユーロの優勝経験があり、イングランドは前回大会のファイナリストだ。 優勝候補が勝ち残った今大会。改めて4カ国の今大会を振り返る。 <span class="paragraph-subtitle">◆悲願の初優勝へ〜イングランド〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_england_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 2021年に行われた前回大会は決勝まで勝ち進んだものの、イタリア代表との決勝で敗れて優勝を逃すことに。今大会も優勝国保の一角だった。 しかし、グループCを戦った今大会は、初戦のセルビア代表戦こそ勝利したものの、デンマーク代表(1-1)、スロベニア代表(0-0)と低調なパフォーマンスに終わり、ガレス・サウスゲイト監督への批判が高まることとなった。 ラウンド16では、スロバキア代表との戦いで敗戦に終わると誰もが思った中、最終盤にジュード・ベリンガムが衝撃のバイシクルシュートを決めて追いつくと、延長戦ではハリー・ケインがゴールを奪い、2-1で勝利。準々決勝のスイス代表戦は先制を許すもブカヨ・サカのゴールで追いつくと、PK戦で勝利を収めた。 快勝はまだない今大会だが、しぶとく勝ち上がってきたとも言えるだけに、2大会連続の決勝進出が期待されている。 ◆最多得点:ジュード・ベリンガム、ハリー・ケイン/2点 ◆グループC 1-0 vs セルビア代表 1-1 vs デンマーク代表 0-0 vs スロベニア代表 ◆ラウンド16 2-1(延長) vs スロバキア代表 ◆準々決勝 1-1 (PK:5-3) vs スイス代表 ◆準決勝 vs オランダ代表 <span class="paragraph-subtitle">◆本領発揮はいつ?たった1ゴールでベスト4〜フランス〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_france_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 優勝候補の一角であるフランス代表。2000年以来の優勝を目指して戦う大会となった。 厳しいグループに入ったフランスだが、初戦のオーストリア代表戦で1-0と勝利すると、続くオランダ代表(0-0)、ポーランド代表(1-1)と連続ドロー。エースのFWキリアン・ムバッペが初戦で鼻骨を骨折した影響もあり、ここまで大人しい状況だ。 ラウンド16では、同じ優勝候補のベルギー代表相手に1-0で勝利。準々決勝では、こちらも優勝候補のポルトガル代表と激闘を繰り広げてPK戦の末に勝利を収めている。 期待されるムバッペはここまでまだ1ゴール。それでいて、チームが上げたゴールもたったの「1」。ワールドカップに続いてのタイトル獲得に力を温存しているのだろうか? ◆最多得点:キリアン・ムバッペ/1点 ◆グループD 1-0 vs オーストリア代表 0-0 vs オランダ代表 1-1 vs ポーランド代表 ◆ラウンド16 1-0 vs ベルギー代表 ◆準々決勝 0-0 (PK:3-5) vs ポルトガル代表 ◆準決勝 vs スペイン代表 <span class="paragraph-subtitle">◆オランイェの復活なるか〜オランダ〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_netherlands_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 最後に優勝したのは1988年と36年前。近年は国際舞台でもなかなかその名を轟かせることができていなかった。 レジェンドであるロナルド・クーマン監督が率いるチームは、グループステージの初戦でポーランド代表に勝利を収めると、フランス代表とは引き分け。最終節はオーストリア代表に敗れるという波乱があり、3位でのグループステージ突破となった。 3位チームとして唯一ベスト4まで勝ち上がったオランダ。ルーマニア代表に3-0と快勝すると、準々決勝ではトルコ代表に逆転勝利。得点ランキングトップタイに立つコーディ・ガクポは3ゴールを記録しており、2ゴールのドニエル・マレンとの強力コンビは注目だ。 ◆最多得点:コーディ・ガクポ/3点 ◆グループD 2-1 vs ポーランド代表 0-0 vs フランス代表 2-3 vs オーストリア代表 ◆ラウンド16 3-0 vs ルーマニア代表 ◆準々決勝 2-1 vsトルコ代表 ◆準決勝 vs イングランド代表 <span class="paragraph-subtitle">◆今大会唯一の全勝〜スペイン〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_spain_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 過去3度ユーロで優勝を果たしているスペイン。今大会は死のグループとも言われたグループBに入り、王者イタリア代表、W杯3位のクロアチア代表、伏兵アルバニア代表と同居した。 それでも初戦でクロアチアに3-0と快勝スタートすると、イタリア代表に1-0、アルバニア代表に1-0と今大会唯一のグループステージ3連勝。ラウンド16ではジョージア代表に勝利すると、準々決勝はドイツ代表に延長戦の末に勝利した。 懸念点は準々決勝で負傷したMFペドリが復帰絶望になったこと。多くの選手がゴールを奪っていることがプラスに働くかどうかがポイントになる。 ◆最多得点:ファビアン・ルイス、ダニ・オルモ/2点 ◆グループB 3-0 vs クロアチア代表 1-0 vs イタリア代表 1-0 vs アルバニア代表 ◆ラウンド16 4-1 vs ジョージア代表 ◆準々決勝 2-1(延長) vs ドイツ代表 ◆準決勝 vs フランス代表 <span class="paragraph-title">【動画】優勝候補の一角、スペイン代表の戦いを振り返る</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="AIr9NxdbGxY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.07 12:55 Sun
トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督がオランダ代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 6日、ユーロ2024準々決勝でトルコはオランダと対戦した。 試合は35分、CKの流れからクリアボールを拾ったアルダ・ギュレルがボックス右からクロス。これをファーサイドでサメト・アカイドゥンがヘディングで叩き込み、トルコが先制する。 トルコが優勢に試合を進める中、オランダは苦しい戦いに。しかし、GKバルト・フェルブルッヘンの好セーブを前に追加点が奪えない。 すると70分にショートコーナーから追いつかれると、76分には華麗な崩しからオウンゴールで失点。最後までゴールに迫るが、最後までGKフェルブルッヘンの好守の前に苦しみ、2-1で敗れた。 若い選手が多い中で、ベスト8まで勝ち上がってきたトルコ。モンテッラ監督は、敗戦を悔やみながらも、選手たちがしっかりとパフォーマンスを出したと称えた。 「我々は持てる全てを出し切った。とても良い大会だった。90分間で言えば、オランダと同数の試合では勝利した。同僚や他のサッカー選手たちも我々を祝福してくれた」 「我々には若い選手がたくさんいる。彼らは素晴らしいスピリットを持って試合に出た。選手たちを誇りに思っている」 「彼らは受けている愛に値する。この大会の後、トルコはよりリスペクトされるだろう」 これでユーロは終了。ただ、この先も戦いは続く。モンテッラ監督は、チームが目指すものについて語り、ユーロを自信にして戦っていきたいとした。 「我々の現在の目標は、9月に始まるUEFAネーションズリーグだ。その後、2026年のワールドカップの予選がある」 「おそらく今すべきことは、うまくいったことについて考えることだ。もちろん、我々はこの試合に失望している。もっと良い結果を得るに値した」 「しかし、我々はこの大会で3試合に勝利し、ユーロでの記録に並びんだ。90分以内に全て勝利していた」 一方で、選手たちの経験不足についても指摘。こうしたビッグマッチの経験を積んでいくことが今は大事だとした。 「経験不足が試合の終盤に影響した。最後の瞬間、我々はもっと上手くパスできたはずだ。後半により良いプレーができれば、完璧な試合だったかもしれない」 「選手たちはシーズン中、所属クラブでコンスタントにプレーしていたわけではない」 「このレベルでプレーした経験はあまりなかった。彼らは経験を積んでいる状況だ。このチームは高く評価されている。私はそれを誇りに思う。未来は我々の味方だ」 <span class="paragraph-title">【動画】トルコがオランダ押し込むも、逆転負け…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="H2T6kw5JNH8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.07 11:05 Sun

記事をさがす

ラルフ・ラングニックの人気記事ランキング

1

トルコ守護神が後半AT土壇場で魅せた「今大会ベストセーブ」に脚光…敵将ラングニックはゴードン・バンクス引き合いにお手上げ…

トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
2

8強入り懸けオーストリアと対戦のトルコ、3月に6失点惨敗も「リベンジなど考えてはいけない」

トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が準々決勝進出に向け、気を引き締めている。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループFに入り、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表との対戦を2勝1敗で終えたトルコ。決勝トーナメント進出を決め、2日のラウンド16ではオーストリア代表と対戦する。 オーストリア戦を前にしたモンテッラ監督は、2位で終えたグループステージの戦いを回想。流れのなかからの得点を誇ると同時に、セットプレーからもゴールが欲しいと語った。 「我々はこれまで5ゴールを決め、5人の選手が得点した。PKやセットプレー、オウンゴールはない。我々はボールを支配するという点において素晴らしい仕事をしているが、これらをもっと得点に繋げなければならない。冷静さが非常に重要になる」 また、トルコは3月の国際親善試合でオーストリアと対戦しており、その時は1-6で惨敗。モンテッラ監督は、今回の試合が全く別物になると強調した。 「感情に流されてはいけない。(3月の)リベンジなど考えてはいけない。オーストリアの実力は知っているが、我々に何ができるかもわかっている」 「スタンドにたくさんの観客が集まり、赤と白の旗でいっぱいになることを期待している。これまでファンの皆は我々をとてもよく応援してくれている。それは我々に有利に働くだろう」 「あの1対6は数ある試合の1つだ。これはまた別の試合だ。ラルフ・ラングニック(オーストリア監督)もわかっているだろう」 さらに、モンテッラ監督はオーストリアがフランス代表やオランダ代表、ポーランド代表とのグループDを首位通過したことにも言及。チーム力の高さを称賛しながらも、試行錯誤しての勝利を目指す。 「拮抗したチームが集まったバランスの取れたグループだったため、3カ国(オーストリア、フランス、オランダ)のどこが首位になってもおかしくなかった。オーストリアが首位通過したことは、私にとって全く驚きではなかった」 「オーストリアはとても強度が高く、トランジションもかなりアグレッシブで、フィジカルも非常に強い。彼らは身体的に優れたチームだ。我々は重要な選手を2人欠くが、その穴をさまざまな方法で埋めるつもりだ。我々はピッチ内外で困難な瞬間を経験してきたが、ベストを尽くすつもりだ」 オーストリア戦で欠場するのは、累積警告のMFハカン・チャルハノールとDFサメト・アカイドゥン。モンテッラ監督は若き才能たちのさらなる活躍に期待を寄せた。 「我々はキャプテンなしでプレーすることになる。彼(チャルハノール)はかけがえのない選手だ。しかし、その穴を埋めるための準備ができている選手たちがいる」 「我々は才能ある若手たちに非常にオープンだ。2005年生まれの2選手(MFアルダ・ギュレルとFWケナン・ユルドゥズ)を先発起用することでその姿勢を示した。2005年生まれのFWセミフ・クルチソイに加え、2003年生まれのセンターバック、アフメジャン・カプランもいる。彼らも大会中に出場するチャンスがあるかもしれない」 2024.07.02 20:43 Tue
3

グループ首位通過のオーストリア指揮官、初の準々決勝進出へ「ベスト16入りは偶然ではない」

オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、初のベスト8進出に向け意気込んだ。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではフランス代表、ポーランド代表、オランダ代表が同居するグループDに入ったものの、2勝1敗の大健闘で首位通過を果たしたオーストリア。2日のラウンド16ではトルコ代表と対戦する。 前日会見に臨んだラングニック監督は、前回大会を上回る初のベスト8入りを叶えたいとコメント。自身も含め、オーストリアの面々とゆかりの深いレッドブル・アレナでの戦いということも前向きに捉えている。 「オーストリアがこれまで達成していないこと(準々決勝進出)を成し遂げるのは、非常に大きな意味がある。我々がグループを突破できる、ましてや最も厳しいグループで首位に立つなんて、ほとんどの人が思っていなかった。ベスト16入りは偶然ではない」 「今、我々は私が8年間働いてきたライプツィヒにいる。私の選手の多くがプレーしたし、今プレーしている選手もいる。我々は興奮しているし、オーストリアのファンと共に、ライプツィヒのファンも何人か応援に来てくれることを願っている」 また、決勝トーナメントとの向き合い方にも言及。心機一転、ここからが本当の始まりだと気を引き締めた。 「みんなかなり落ち着いているし、まだ何も成し遂げていないとチームの全員が思っている。我々からすれば、(この試合から)ユーロが本格的に始まる。ノックアウトモードに入っているから、新鮮なスタートを切ることが重要だ。我々はそのモードの中で戦い、最初の1分から存分に堪能しなければならない」 「トーナメントで上位に勝ち進む方法は1つではない。1試合1試合を大事に戦わなければならない。自分たちに期待しているのは、自分たちの強みに焦点を当てた力強いパフォーマンスだ。それからこの旅がどこまで続くのか見届けることになる」 さらに、ジョージア代表やチェコ代表を下し、グループFを2位で勝ち上がってきた対戦相手のトルコを分析。随所に見せるクオリティの高さや姿勢を警戒した。 「球際に強く、試合に情熱を注ぐチームと対戦する。その両方に備える必要がある。我々は自分たちを際立たせているエネルギーをテーブルの上に乗せる必要がある。熱いハートと冷静な頭脳が必要だ」 「チェコとの試合を見たとき、トルコが我々の対戦相手になりそうだとわかった。チェコは局面局面でとても良いプレーをするし、フィジカルも非常に強かった。(チェコに)退場者が出て試合の流れが変わったが、全員がピッチにいたとしても、あのような展開になっていなかったかどうかはわからない」 2024.07.02 20:07 Tue
4

「旅を続けるつもりだった」初のユーロベスト8進出ならずのオーストリア…ラングニック監督「面白く緊張感のある4試合だった」

オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、ユーロ2024敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 2日、トルコ代表とのユーロ2024ラウンド16に臨んだオーストリアは、開始早々にCKから失点を許す苦しい立ち上がりになるも、それ以降は互角の展開でハーフタイムへ。しかし後半、再びCKから失点を許すと、67分にミハエル・グレゴリッチュのゴールで1点を返すも同点とするまでには至らず、1-2で敗れた。 ユーロ2024ラウンド16で敗退が決まったオーストリアは、初のベスト8進出ならず。ラングニック監督はこの結果に落胆しつつも、大会で得た手応えを強調している。 「自分たちのチャンスを十分に活かせなかった。そして相手のセットプレーに対して、十分に守れてもいなかったと思う」 「今日を含め、我々がプレイした4試合はいずれも非常に面白いものだった。すべてがうまくいったわけではないが、とても面白く緊張感のある4試合ができたと思う。我々はこれから、ネーションズリーグとワールドカップ予選に臨むが、この大会で勝ち得たものを持ち込む必要がある」 「今日、我々の帰国が決まったことは信じられない。チームとしては、この旅を続けるつもりだった」 2024.07.03 13:40 Wed
5

モナコの敏腕SDポール・ミッチェルが退団の意向を表明…今夏PL複数クラブが争奪戦か

モナコのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるポール・ミッチェル氏(41)が、退任の意向を明らかにした。 以前からリバプールを始め、プレミアリーグの複数クラブからの引き抜きの噂が伝えられていたミッチェル氏は、フランス『Nice-Matin』でモナコ退団の意向を明かした。 「とても難しい決断だったし、このクラブでの経験が大好きだった」 「ドミトリー・リボロフレフ会長からは、常に多くのサポートを感じてきた。私の使命について、クラブ内での役割分担の可能性について、契約延長について、何度も話し合った。私を信頼してくれた会長に、とても感謝しています。私たちは、透明性と誠実さに基づいた関係を築いてきた」 「しかし、ここ数年、私は自宅や愛する人たちから多くの時間を離れて過ごしてきた。スポーツプロジェクトの立て直しという、私の担っていた使命は果たされたと思っている」 なお、ミッチェル氏は退団時期に関しては明言を避けているが、適切な後継者が決定次第、クラブを離れる予定だという。また、母国イングランド復帰が有力視されているものの、自身の去就に関してはコメントを避けている。 ミッチェル氏は、キャリア初期のサウサンプトン時代にFWグラツィアーノ・ペッレ、FWドゥシャン・タディッチ、DFライアン・バートランド、FWサディオ・マネの獲得に尽力。 その後、2014年にはセインツ時代の同僚であるマウリシオ・ポチェッティーノ氏の要請に応える形で、トッテナムにステップアップ。同クラブでは独自のデータ理論に基づいた補強戦略を武器に、MFデレ・アリやDFトビー・アルデルヴァイレルトなどの補強に携わっていた。 トッテナム退団後はRBライプツィヒのリクルート部門の責任者に就任し、ラルフ・ラングニック氏と協力しながら若手逸材の発掘に関わり、その後は『レッドブルグループ』全体を統括するテクニカル・ディレクターに昇格。 2020年からモナコのスポーツディレクターに就任し、トップチーム、アカデミー及び、クラブ傘下のセルクル・ブルージュのリクルート部門を統括。昨夏には日本代表FW南野拓実らの獲得にも携わっていた。 2023.03.23 08:00 Thu

オーストリア代表の人気記事ランキング

1

トルコ守護神が後半AT土壇場で魅せた「今大会ベストセーブ」に脚光…敵将ラングニックはゴードン・バンクス引き合いにお手上げ…

トルコ代表をユーロ2024でのベスト8進出に導いた守護神のビッグプレーが脚光を浴びている。 トルコは2日に行われたラウンド16でオーストリア代表と対戦し、2-1で勝利。DFメリフ・デミラルがセットプレーから挙げた2ゴールを最後まで粘りの守備で守り切り、4大会ぶり3度目の8強入りを決めた。 この好ゲームにおいてハイライトのひとつとなったのが、試合終了間際の95分にトルコの守護神メルト・ギュノクが見せた圧巻のファインセーブだった。 土壇場での同点ゴールを目指して前がかったオーストリアはパワープレーの形からボックス左角でクリアボールを拾ったMFアレクサンダー・プラスが浮き球のクロスをゴール前に供給すると、ゴール前で完全にフリーとなったMFクリストフ・バウムガルトナーがピッチに叩きつける渾身のヘディングシュートを枠の左へ飛ばした。 だが、このシュートに驚異的な反射神経で反応したギュノクは、伸びあがる形で右に跳ね上がって右手一本で枠外に強くはじき出すビッグセーブ。ゴールを確信していたバウムガルトナーやオーストリアの選手が頭を抱えた一方、自身の大仕事にエキサイトするギュノクはゴール裏に向けて咆哮すると共に、チームメートからの労いを受けた。 『The xG Philosophy』によると、このシュートのゴール期待値は0.94で、GKが阻止できる可能性はわずかに6%だったが、ギュノクはこの大舞台の土壇場でその極めて難しい仕事をやってのけた。 そのビッグプレーを巡っては、試合後の会見でオーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が「ゴードン・バンクスがゴールキーパーなら難しい」と語り、1970年ワールドカップでイングランド代表のレジェンドGKゴードン・バンクスが、ブラジル代表FWペレのヘディングシュートを止めた有名なセーブになぞらえて称賛した。 また、このプレーを切り取った大会公式SNSの投稿にも、「今大会ベストセーブ」といった称賛のコメントが殺到している。 ワールドカップやユーロといったトーナメントでは各チームの守護神のパフォーマンスが非常に重要となるなか、ギュノクは前日に行われたポルトガル代表vsスロベニア代表のPK戦で3本のPKストップという神業をやってのけたポルトガル守護神ジオゴ・コスタと共に、注目を集める存在となった。 <span class="paragraph-title">【動画】2-1の後半ATにギュノクが魅せた圧巻セーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr">Mert Günok&#39;s incredible 95th-minute save <a href="https://twitter.com/hashtag/EUROLastMinute?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EUROLastMinute</a> | <a href="https://twitter.com/Hublot?ref_src=twsrc%5Etfw">@Hublot</a> <a href="https://t.co/N2AImAbc7A">pic.twitter.com/N2AImAbc7A</a></p>&mdash; UEFA EURO 2024 (@EURO2024) <a href="https://twitter.com/EURO2024/status/1808266570327634063?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.03 18:00 Wed
2

デミラル2発のトルコがオーストリアを振り切り4大会ぶりベスト8、準々決勝ではオランダと対戦【ユーロ2024】

ユーロ2024ラウンド16、オーストリア代表vsトルコ代表が2日に行われ、1-2でトルコが勝利した。 フランス代表、オランダ代表、ポーランド代表が同居したグループDを2勝1敗の首位で通過したオーストリアは、7日前のオランダ戦のスタメンから4選手を変更。ウーバーやグリリッチュらに代わってライマーやムウォネが先発に戻った。 一方、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表が同居したグループFを2勝1敗の2位で通過したトルコは、6日前のチェコ戦のスタメンから3選手を変更。累積のチャルハノールとアカイドゥンらに代えてアイハンやバルダグチを起用した。 試合は開始2分に動く。ギュレルのCKがゴール前での混戦を生むとルーズボールをデミラルが押し込んだ。 失点直後、バウムガルトナーのコントロールシュート、シュミットのCKでゴールに迫ったオーストリアが前がかる展開が続く中、トルコは25分、CKからデミラルが2点目に迫って牽制。 前半半ば以降は互角の攻防が続いた中、トルコの1点リードで前半を終えた。 迎えた後半、グレゴリッチュを投入したオーストリアはアルナウトビッチとのツインタワーを形成。そのオーストリアは51分に決定機。ポッシュのスルーパスに抜け出たアルナウトビッチがGKと一対一に。しかしシュートはGKギュノクのセーブに阻まれた。 この立ち上がりのピンチを凌いだトルコは59分、リードを広げる。ギュレルの右CKをデミラルがヘッドで合わせた。 それでも67分、オーストリアが1点差とする。ザビッツァーの右CKをポッシュが頭で逸らし、ファーサイドのグレゴリッチュが押し込んだ。 後半半ば以降、オーストリアが圧力を強めていったが、ギュレルとユルドゥズに代えてフレッシュな選手を投入したトルコがリードを保っていく。 そして後半追加タイム5分の大ピンチをGKギュノクがファインセーブで凌いだトルコが逃げ切り勝利。4大会ぶりのベスト8進出を決め、準々決勝ではオランダと対戦することになった。 オーストリア 1-2 トルコ 【オーストリア】 ミハエル・グレゴリッチュ(後22) 【トルコ】 メリフ・デミラル(前2) メリフ・デミラル(後14) 2024.07.03 05:59 Wed
3

オーストラリア代表指揮官がW杯最終予選を展望…脅威とみなすは15年間勝てていない日本「強い」

オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督が、9月から始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選へ意気込んだ。 AFC(アジアサッカー連盟)転籍後、5大会連続で日本代表とW杯最終予選にて激突するオーストラリア代表。過去2大会は日本に軍配が上がる形で、オーストラリアは大陸間プレーオフ行きを余儀なくされている。 今回、オーストラリアは日本以外にも3大会連続でサウジアラビアと対戦。また、U-23代表がパリ五輪最終予選で敗れたインドネシアとも対戦。国内では日本以上にこのグループCが「死の組」と捉えられている。 アーノルド監督は豪『news.com.au』のインタビューで最終予選を展望し、「日本が強い。彼らがFIFAランキング16位(※1)なのは明確な理由がある」と、2009年を最後に15年間勝てていない日本代表を脅威とみなす。(※2) (※1)正しくは17位 (※2)豪代表が最後に日本代表を撃破したのは、2009年6月17日の南アフリカW杯最終予選。日本が田中マルクス闘莉王のゴールで先制も、豪がティム・ケイヒルの2発で逆転勝利 それでも、「だからと言って日本からかけ離されているわけではない。FIFAランキングなら6〜7位差か。落ち着いた精神で試合に臨み、己を信じることが大切だ。私が選手に望むのはグループCの『首位突破』だ」と続け、士気低下につながりかねない発言は避けた格好だ。 9月のインターナショナル・マッチウィークから始まる2026年W杯アジア最終予選。 グループCは日本、サウジアラビア、オーストラリア、バーレーン、中国、インドネシアが同居し、上位2カ国が本大会へ。3位と4位はアジアプレーオフ、大陸間プレーオフを勝ち抜かなければならず、出場枠が増えたとはいえ、厳しい戦いであることに変わりはない。 2024.07.04 15:45 Thu
4

8強入り懸けオーストリアと対戦のトルコ、3月に6失点惨敗も「リベンジなど考えてはいけない」

トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が準々決勝進出に向け、気を引き締めている。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループFに入り、ポルトガル代表、ジョージア代表、チェコ代表との対戦を2勝1敗で終えたトルコ。決勝トーナメント進出を決め、2日のラウンド16ではオーストリア代表と対戦する。 オーストリア戦を前にしたモンテッラ監督は、2位で終えたグループステージの戦いを回想。流れのなかからの得点を誇ると同時に、セットプレーからもゴールが欲しいと語った。 「我々はこれまで5ゴールを決め、5人の選手が得点した。PKやセットプレー、オウンゴールはない。我々はボールを支配するという点において素晴らしい仕事をしているが、これらをもっと得点に繋げなければならない。冷静さが非常に重要になる」 また、トルコは3月の国際親善試合でオーストリアと対戦しており、その時は1-6で惨敗。モンテッラ監督は、今回の試合が全く別物になると強調した。 「感情に流されてはいけない。(3月の)リベンジなど考えてはいけない。オーストリアの実力は知っているが、我々に何ができるかもわかっている」 「スタンドにたくさんの観客が集まり、赤と白の旗でいっぱいになることを期待している。これまでファンの皆は我々をとてもよく応援してくれている。それは我々に有利に働くだろう」 「あの1対6は数ある試合の1つだ。これはまた別の試合だ。ラルフ・ラングニック(オーストリア監督)もわかっているだろう」 さらに、モンテッラ監督はオーストリアがフランス代表やオランダ代表、ポーランド代表とのグループDを首位通過したことにも言及。チーム力の高さを称賛しながらも、試行錯誤しての勝利を目指す。 「拮抗したチームが集まったバランスの取れたグループだったため、3カ国(オーストリア、フランス、オランダ)のどこが首位になってもおかしくなかった。オーストリアが首位通過したことは、私にとって全く驚きではなかった」 「オーストリアはとても強度が高く、トランジションもかなりアグレッシブで、フィジカルも非常に強い。彼らは身体的に優れたチームだ。我々は重要な選手を2人欠くが、その穴をさまざまな方法で埋めるつもりだ。我々はピッチ内外で困難な瞬間を経験してきたが、ベストを尽くすつもりだ」 オーストリア戦で欠場するのは、累積警告のMFハカン・チャルハノールとDFサメト・アカイドゥン。モンテッラ監督は若き才能たちのさらなる活躍に期待を寄せた。 「我々はキャプテンなしでプレーすることになる。彼(チャルハノール)はかけがえのない選手だ。しかし、その穴を埋めるための準備ができている選手たちがいる」 「我々は才能ある若手たちに非常にオープンだ。2005年生まれの2選手(MFアルダ・ギュレルとFWケナン・ユルドゥズ)を先発起用することでその姿勢を示した。2005年生まれのFWセミフ・クルチソイに加え、2003年生まれのセンターバック、アフメジャン・カプランもいる。彼らも大会中に出場するチャンスがあるかもしれない」 2024.07.02 20:43 Tue
5

グループ首位通過のオーストリア指揮官、初の準々決勝進出へ「ベスト16入りは偶然ではない」

オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が、初のベスト8進出に向け意気込んだ。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではフランス代表、ポーランド代表、オランダ代表が同居するグループDに入ったものの、2勝1敗の大健闘で首位通過を果たしたオーストリア。2日のラウンド16ではトルコ代表と対戦する。 前日会見に臨んだラングニック監督は、前回大会を上回る初のベスト8入りを叶えたいとコメント。自身も含め、オーストリアの面々とゆかりの深いレッドブル・アレナでの戦いということも前向きに捉えている。 「オーストリアがこれまで達成していないこと(準々決勝進出)を成し遂げるのは、非常に大きな意味がある。我々がグループを突破できる、ましてや最も厳しいグループで首位に立つなんて、ほとんどの人が思っていなかった。ベスト16入りは偶然ではない」 「今、我々は私が8年間働いてきたライプツィヒにいる。私の選手の多くがプレーしたし、今プレーしている選手もいる。我々は興奮しているし、オーストリアのファンと共に、ライプツィヒのファンも何人か応援に来てくれることを願っている」 また、決勝トーナメントとの向き合い方にも言及。心機一転、ここからが本当の始まりだと気を引き締めた。 「みんなかなり落ち着いているし、まだ何も成し遂げていないとチームの全員が思っている。我々からすれば、(この試合から)ユーロが本格的に始まる。ノックアウトモードに入っているから、新鮮なスタートを切ることが重要だ。我々はそのモードの中で戦い、最初の1分から存分に堪能しなければならない」 「トーナメントで上位に勝ち進む方法は1つではない。1試合1試合を大事に戦わなければならない。自分たちに期待しているのは、自分たちの強みに焦点を当てた力強いパフォーマンスだ。それからこの旅がどこまで続くのか見届けることになる」 さらに、ジョージア代表やチェコ代表を下し、グループFを2位で勝ち上がってきた対戦相手のトルコを分析。随所に見せるクオリティの高さや姿勢を警戒した。 「球際に強く、試合に情熱を注ぐチームと対戦する。その両方に備える必要がある。我々は自分たちを際立たせているエネルギーをテーブルの上に乗せる必要がある。熱いハートと冷静な頭脳が必要だ」 「チェコとの試合を見たとき、トルコが我々の対戦相手になりそうだとわかった。チェコは局面局面でとても良いプレーをするし、フィジカルも非常に強かった。(チェコに)退場者が出て試合の流れが変わったが、全員がピッチにいたとしても、あのような展開になっていなかったかどうかはわからない」 2024.07.02 20:07 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly