パリ五輪の切符を懸けた戦いが開幕! オープニングマッチのオーストラリアvsヨルダンはゴールレスドロー【AFC U23アジアカップ】

2024.04.16 00:05 Tue
Getty Images
15日、AFC U23アジアカップが開幕。カタールで行われた今大会のオープニングゲームは、U-23オーストラリア代表vsU-23ヨルダン代表となり、0-0の引き分けに終わった。

本来は2024年1月に開催される予定だったが、2023年夏に開催予定のアジアカップが1月に延期となったことを受け、4月に開催。パリ・オリンピック直前の開催となった。

アジアには3.5枠が与えられているパリ・オリンピックの出場権。4つのグループに4カ国ずつが振り分けられ、上位2カ国が準々決勝に進出。4位のチームは、アフリカ予選4位のU-23ギニア代表と対戦して、最後の切符を懸けて戦うこととなる。
オープニングマッチの主審は日本の木村博之主審が担当。U-23日本代表が勝ち上がった場合は準々決勝で対戦する可能性もある両チームの戦いとなった。

互いに慎重な入りを見せて大きく局面が動かない中、35分にアクシデント。ヨルダンのモハメド・アブアル・ナディが自ら座り込みプレー続行不可能に。エーオン・アル・マハルメと交代した。
そのヨルダンは44分にこの試合で最初のビッグチャンス。GKアーメド・アル・ジュアイディからのロングフィードが通ると、モハメド・アブ・タハがボックス内右からシュート。しかし、これはGKパトリック・ビーチがセーブする。

ゴールレスで迎えた後半は立ち上がりにいきなりヨルダンがチャンス。浮き球のパスをフリーで受けたアレフ・アル・ハジがボックス内でトラップしてそのままシュート。しかし、GKビーチがセーブする。

ヨルダンペースで進む中、54分にはボックス内右でパスを受けたベイカー・カルボーネが鋭いシュートもGKビーチが再び立ちはだかる。すると、これで得たCKからヨルダンはクロスがクリアされるも再び揚げたクロスをカルボーネがヘッド。ネットを揺らすが、これはオフサイドを取られゴールは認められない。

劣勢のオーストラリアは70分に3枚替えで流れを変えに行くことに。それでも中々ヨルダンゴールに迫ることができない。

苦しい展開となっていた中、82分に意外な形でチャンスが。9がドリブルを仕掛けると、ボックス手前で4が倒してしまい2枚目のイエローカードで退場処分を受けることとなる。

押し込んでいながら数的不利になってしまったヨルダン。オーストラリアはこれで得たFKからリース・ユーリーが直接狙うが、枠の遥か上を越えるシュートとなってしまった。

その後は互いにファウルが増える展開となり、互いにチャンスは作れず。アディショナルタイムも7分以上取られた中、最後にオーストラリアがCKを獲得するも、このチャンスも活かせず。0-0のゴールレスドローに終わった。


U-23オーストラリア代表 0-0 U-23ヨルダン代表


木村博之の関連記事

今年って、ヨーロッパ並みに激しいプレーが見られるように、レフェリーはしっかり見極めてできるだけプレーを流そうってしてるじゃないですか。じゃあJ1の開幕戦って去年と比べたら笛って吹かれなかったんでしょうか。どうでしょうか。 まず2023年、開幕戦での両チームの直接FKの数は、 東京V(12) vs 横浜FM( 2025.02.22 10:30 Sat
さぁみんな!いよいよ開幕ってことで今日は連載開始以来紹介したことがなかった数字の特集だよ!!J1・J2・J3、これまで担当した試合が多い主審は誰だ!ということで、過去のリーグで担当した試合が多い主審を20人ずつ紹介しちゃう! 【J1】 飯田淳平(神奈川)278試合 木村博之(千葉)249試合 山本雄大(京都 2025.02.14 14:30 Fri
明治安田J1リーグ開幕節の東京ヴェルディvs横浜F・マリノスが25日に国立競技場で行われ、アウェイの横浜FMが1-2で逆転勝利した。 昨シーズンのJ2リーグを3位フィニッシュし、昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1帰還を果たした東京V。就任3年目の城福浩監督の下、今季J1で最年少となる平均年齢24.1歳の若きス 2024.02.25 16:10 Sun
タジキスタン代表のペタル・セグルト監督が、日本人主審に不満を口にした。『ロイター』が伝えた。 現在アジアカップ2023が開催中。17日からグループステージ第2節がスタート。タジキスタンは開催国で王者のカタール代表と対戦した。 初戦で引き分けていたタジキスタンと、勝利していたカタールの一戦は、17分にアクラム 2024.01.18 12:15 Thu
日本サッカー協会(JFA)は2日、レフェリーブリーフィングを実施した。 今回のブリーフィングでは、競技規則の改正やJリーグでの判定を事象ごとに解説。JFA審判マネジャーJリーグ担当統括の東城穣氏、JFA審判委員会 委員長の扇谷健司氏が登壇。また、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でのレフェリング分析の取り組み 2023.06.02 20:50 Fri

U-23日本代表の関連記事

日本サッカー協会(JFA)は16日、パリ・オリンピックに出場するU-23日本代表が、本大会直前にU-23フランス代表と対戦することを発表した。 AFC U23アジアカップで見事に優勝を果たした日本。8大会連続12回目のオリンピック出場を決めていた。 厳しい最終予選を突破した日本だが、パリ・オリンピック直前に 2024.05.16 18:58 Thu
日本サッカー協会(JFA)は11日、パリ・オリンピックの出場権を獲得したU-23日本代表が6月にアメリカ遠征を行うことを発表した。 AFC U23アジアカップで見事に優勝を果たした日本。パリ・オリンピックの出場権も無事に獲得し、8大会連続12回目のオリンピック出場を決めた。 本大会は7月に開幕。残り2カ月余 2024.05.11 06:50 Sat
インドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トヒル会長が、パリ・オリンピック出場を逃したU-23インドネシア代表を労った。インドネシア『Bola.com』が伝えた。 9日、パリ・オリンピックの最後の1枠を懸けた大陸間プレーオフが開催。AFC U23アジアカップで4位となったインドネシアは、アフリカ予選4位のギ 2024.05.10 14:45 Fri
U-23ギニア代表のカバ・ディアワラ監督が、パリ・オリンピック出場を喜びながらも、課題を口にした。 9日、パリ・オリンピックの最後の1枠を懸けた大陸間プレーオフが開催。アフリカ4位のギニアは、アジア4位のインドネシアと対戦した。 出場する15カ国が決定した中、残りの1枠を争う一発勝負。フランスのクレールフォ 2024.05.10 13:25 Fri
9日、パリ・オリンピックの最後の出場権をかけた大陸間プレーオフが開催。U-23インドネシア代表vsU-23ギニア代表は、0-1でギニアが勝利を収めた。 先日まで行われていたAFC U23アジアカップでは、見事に優勝したU-23日本代表、2位のU-23ウズベキスタン代表、3位のU-23イラク代表が出場権を獲得。アジ 2024.05.10 06:45 Fri

AFC U23アジアカップの関連記事

【AFC U23アジアカップ】U-23日本 1-0 U-23韓国(日本時間1月20日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム) 【速報】U-23日本代表 先制ゴール!AFC U23アジアカップ 決勝日本 vs 中国/古谷の落ち着いた展開からチャンス到来大関の反転シュートが相手DFに当たりゴール!\ABE 2026.01.25 03:27 Sun
【AFC U23アジアカップ】U-23日本 1-0 U-23韓国(日本時間1月20日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム) [速報]小泉佳絃のゴールで日本先制!AFC U23アジアカップ 準決勝日本 vs 韓国/佐藤龍之介のキックから永野修都が頭で合わせるこぼれ球をゴールへ押し込んだ!均衡を破る先制 2026.01.20 22:38 Tue
日本人の約9割だと言われているのが右利き。かつては左利きを矯正する動きもあったほど、日常生活における様式も右利き仕様が多い。 一方で、残りの1割に属する左利きは、スポーツ界では特に稀有な存在でありながら、偉大な記録の持ち主は左利きが多い。日本代表の歴史において、これまでも記憶に残る数々の左利きの選手がいる。かつて 2024.05.06 09:00 Mon
2020年に発生した新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック。日本でも緊急事態宣言が出されて外出ができなくなったほか、世界中でロックダウンとして街が静まりかえる現象が発生した。 あれから4年。すっかり世の中は元に戻っているが、その影響を諸に受けたのがパリ五輪世代。世代別のワールドカップを含む国際大会が 2024.05.05 22:25 Sun
「欧州組招集が叶わない」「タレント的に小粒」「コロナ禍の影響で国際経験が少ない」といった数々の懸念材料があり、2024年パリ五輪出場が危ぶまれていた大岩剛監督率いるU-23日本代表。しかしながら、ふたを開けてみれば、8大会連続切符獲得に加え、AFC U-23アジアカップ(カタール)制覇という大きな成果を挙げたのだ。 2024.05.05 20:30 Sun

記事をさがす

木村博之の人気記事ランキング

1

どう考えてもこの連載ぐらいしか取り上げないけど実は大事な数字って?!の巻/倉井史也のJリーグ

さぁみんな!いよいよ開幕ってことで今日は連載開始以来紹介したことがなかった数字の特集だよ!!J1・J2・J3、これまで担当した試合が多い主審は誰だ!ということで、過去のリーグで担当した試合が多い主審を20人ずつ紹介しちゃう! 【J1】 飯田淳平(神奈川)278試合 木村博之(千葉)249試合 山本雄大(京都)247試合 今村義朗(愛知)213試合 福島孝一郎(鹿児島)194試合 中村太(埼玉)172試合 岡部拓人(福島)170試合 池内明彦(広島)149試合 荒木友輔(東京)145試合 上田益也(愛知)126試合 井上知大(兵庫)102試合 清水勇人(千葉)90試合 小屋幸栄(兵庫)86試合 笠原寛貴(福岡)85試合 谷本涼(香川)66試合 御厨貴文(神奈川)41試合 榎本一慶(神奈川)34試合 上村篤史(愛知)31試合 川俣秀(茨城)23試合 山下良美(東京)23試合 【J2】 吉田哲朗(山口)272試合 井上知大(兵庫)236試合 榎本一慶(神奈川)235試合 窪田陽輔(京都)226試合 上村篤史(愛知)189試合 岡部拓人(福島)186試合 岡宏道(京都)186試合 今村義朗(愛知)183試合 大坪博和(福岡)166試合 上田益也(愛知)156試合 小屋幸栄(兵庫)155試合 池内明彦(広島)150試合 飯田淳平(神奈川)137試合 木村博之(千葉)131試合 福島孝一郎(鹿児島)130試合 清水修平(愛知)130試合 山本雄大(京都)122試合 田中玲匡(新潟)111試合 先立圭吾(長崎)108試合 川俣秀(茨城)105試合 【J3】 酒井達矢(東京)122試合 植松健太朗(山形)109試合 松澤慶和(静岡)108試合 須谷雄三(島根)103試合 國吉真吾(沖縄)100試合 俵元希(富山)91試合 矢野浩平(滋賀)89試合 石丸秀平(広島)86試合 中井敏博(京都)81試合 上田隆生(熊本)79試合 野堀桂佑(愛知)77試合 上原直人(神奈川)67試合 山岡良介(秋田)63試合 岡宏道(京都)57試合 川俣秀(茨城)55試合 鶴岡将樹(東京)54試合 大橋侑祐(静岡)52試合 瀬田貴仁(千葉)52試合 清水修平(愛知)48試合 田中玲匡(新潟)48試合 どうですか、この猛者たち。特にJ2は20人目まで見ても全員100試合以上笛を吹いている大ベテラン。審判は毎週割り当てがあるわけじゃないから、この数こなすのは選手より大変かも。ということで、一緒にゲームを作っていく審判へもリスペクト。でもって、200試合越えてる審判は生きるレジェンドとして特別ユニフォームを着せよう!! 文・倉井史也 2025.02.14 14:30 Fri

U-23日本代表の人気記事ランキング

1

背番号10は中島翔哉、矢島慎也は9番! リオ五輪に臨むU-23日本代表の背番号が決定!《リオ五輪》

▽日本サッカー協会(JFA)は5日、リオ・デ・ジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)に臨むU-23日本代表の背番号を発表した。 ▽注目されていた背番号10は、これまでこの世代で10番を背負い続けてきたMF中島翔哉(FC東京)が着用。中島が負傷で離脱していた直近の試合で10番をつけていたMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)は9番をつけることとなった。 ▽また、オーバーエイジ枠で選出されたDF塩谷司(サンフレッチェ広島)は6番、DF藤春廣輝(ガンバ大阪)は4番、FW興梠慎三(浦和レッズ)は13番をつけることとなる。なお、バックアップメンバーにも背番号は割り振られ、FW鈴木武蔵(アルビレックス新潟)が19番、DF中谷進之介(柏レイソル)が20番、MF野津田岳人(新潟)が21番、GK杉本大地(徳島ヴォルティス)が22番をつける。 ▽日本は、五輪のグループBでナイジェリア代表、コロンビア代表、スウェーデン代表と同居。初戦は日本時間5日の10時キックオフとなるナイジェリア戦だ。今回発表された背番号は以下のとおり。 ◆U-23日本代表メンバー ※はオーバーエイジ <B>GK</B> 1.<B>櫛引政敏</B>(鹿島アントラーズ) 12.<B>中村航輔</B>(柏レイソル) <B>DF</B> 4.<B>藤春廣輝</B>(ガンバ大阪)※ 6.<B>塩谷司</B>(サンフレッチェ広島)※ 15.<B>亀川諒史</B>(アビスパ福岡) 2.<B>室屋成</B>(FC東京) 17.<B>岩波拓也</B>(ヴィッセル神戸) 5.<B>植田直通</B>(鹿島アントラーズ) <B>MF 8.<B>大島僚太</B>(川崎フロンターレ) 3.<B>遠藤航</B>(浦和レッズ) 7.<B>原川力</B>(川崎フロンターレ) 9.<B>矢島慎也</B>(ファジアーノ岡山) 10.<B>中島翔哉</B>(FC東京) 18.<B>南野拓実</B>(ザルツブルク/オーストリア) 14.<B>井手口陽介</B>(ガンバ大阪) <B>FW 13.<B>興梠慎三</B>(浦和レッズ)※ 11.<B>久保裕也</B>(ヤング・ボーイズ/スイス) 16.<B>浅野拓磨</B>(サンフレッチェ広島) ◆バックアップメンバー <B>GK</B> 22.<B>杉本大地</B>(徳島ヴォルティス) <B>DF</B> 20.<B>中谷進之介</B>(柏レイソル) <B>MF</B> 21.<B>野津田岳人</B>(アルビレックス新潟) <B>FW</B> 19.<B>鈴木武蔵</B>(アルビレックス新潟) 2016.07.05 19:04 Tue
2

リオ五輪不参加となった久保がブログで「整理つかない」と本音吐露も「切り替え今度はフル代表で」と前を向く

▽リオ五輪に臨むU-23日本代表に不参加となったヤングボーイズのFW久保裕也(22)が3日付で自身のブログを更新し、心境を口にしている。 ▽久保は、「サポーターの皆様へ」のタイトルでブログを更新し、五輪不参加となったことで「少し整理がつかない」と正直な気持ちを吐露。一方で「しっかり気持ちを切り替え今度はフル代表でプレー出来る日を目標に更なる成長を誓いたい」とすでに前を見据えた。久保のブログ内でのコメントは以下の通り。 「いつも温かい応援有難う御座います」 「ここ数日報道されています僕のリオ五輪参加に関して、正式に不参加が決定しました。日本代表として五輪に出場出来る可能性があったことを大変光栄に思いますし、応援してくれる皆様に歓喜の瞬間を届けられるよう全力で戦う準備を整えていましたが、所属クラブ・ヤングボーイズの意向に従うことになりました」 「今季は五輪、ヤングボーイズの両方での活躍を目標に、オフ期間も万全な状態を目指してトレーニングに取り組んでいたので当然残念な気持ち、今は少し整理のつかない部分もありますが、僕はあくまでもヤングボーイズの選手であり、ヤングボーイズでの活躍があったからこその代表選出なので、しっかり気持ちを切り替え今度はフル代表でプレー出来る日を目標に更なる成長を誓いたいと思います」 「この一件を通して感じることが出来たヤングボーイズからの信頼、多くの方が僕の五輪参加のために解決案を探ってくださっていた日々、自分のモチベーションとコンディションの維持、なかなか経験出来ない状況で多くのことを学ぶことが出来たことをポジティブに受け止め、僕はスイスで目の前の試合に集中し、仲間の活躍と金メダルの獲得を強く強く願いたいと思います!!」 「これからも久保裕也の応援をよろしくお願いします。久保裕也」 ▽日本サッカー協会(JFA)は久保をU-23日本代表に招集していたが、所属先のヤングボーイズで負傷者が続出したことにより同クラブが久保の招集に難色を示していた。その後も粘り強く交渉を行ってきたJFAだったが、タイムリミットに設定していた3日に久保の招集を諦めて、アルビレックス新潟のFW鈴木武蔵(22)を追加招集することを発表した。 2016.08.03 16:38 Wed
3

【会見&質疑応答】指揮官として対戦経験のある森保一監督について西野朗技術委員長「自分自身にも見えない指導力がある」《東京オリンピック2020》

▽日本サッカー協会(JFA)は12日に理事会を実施。理事会終了後、JFAの技術委員長を務める西野朗氏は、メディアに向けた記者会見に出席し、森保一氏(49)が2020年東京オリンピックのサッカー日本代表監督に決定したことを発表した。 ▽西野氏はその後、メディア陣による質疑に応対。森保氏を選考した理由や経緯、今後のスケジュールについて説明した。 <span style="font-weight:700;">◆西野朗 技術委員長</span>(日本サッカー協会) 「理事会を終えまして、理事会の中で東京オリンピック代表チームの監督に、今シーズンの7月までサンフレッチェ広島で指揮を執っていた森保一氏を推挙して、理事会の中で承認を得られましたので、ここにご報告をさせて頂きます」 「森保氏は、2004年からサンフレッチェ広島の強化部育成コーチから指導をスタートして、2005年から2007年まではJFAのU-20のコーチとしてカナダの世界大会にも参加し、経験を積みました。その後、サンフレッチェ広島とアルビレックス新潟のトップチームのコーチの指導歴を踏んで、2012年からサンフレッチェ広島の監督に就任し、4年間で3度のリーグ優勝を果たしたJリーグの中でも最高の実績を持った指導者だと考えています。今回、東京オリンピックの監督として要請して、引き受けていただいて、今日理事会の中で正式に就任することになりました」 <span style="font-weight:700;">――東京オリンピックの監督を選ぶ上でどこを重要視したか</span> 「自国でのオリンピックであるから、特別変わるということはないです。23歳以下の代表監督として、やはり育成世代の指導経験、国際経験を持っている指導者であるべき。そして、そういう経験を経てJリーグのトップレベルの監督を経験して、トップチームのチーム作りに対する評価や実績を持っているべきだろうと思っていました。技術委員会の中では名前を出してというよりは、そういう基準やサッカー観の議論の中で、最低の基準や指導歴を持った指導者でなければいけないというところを重視しました」 <span style="font-weight:700;">――メダルが目標になると思うが、西野氏が考える目標は</span> 「前回大会の結果は、予選敗退でした。それを踏まえて自国開催だからといって、メダルやトップ3にという世界ではないと思います。ワールドカップに比べれば、先進国はトップメンバーを編成して出場している訳ではないですが、オリンピックにも相当力を入れてきています」 「それでも当然、そういうトップ3に入ってメダル獲得というのは、目標として持たなければいけないです。遠い目標ではないとも感じています。今やアジアのチャンピオンにもなりましたし、これから着実に成長して、さらに自国開催というアドバンテージが加われば、届かないところではないと思っています。それは、最近のオリンピックを見ても感じるところではあります」 「そういう目標設定は当然高いところにありますけど、着実にチームや選手が成長していくようなチーム作りをしてもらいたいです。そういうことを我々もサポートしながらやっていくことができれば、想像以上のアドバンテージを貰った中でしっかりと戦ってくれると思います。そういう意味でも、1年半後にメダルという目標設定ができるようなチーム作りをしていきたいです」 <span style="font-weight:700;">――西野氏から見た森保氏の魅力は</span> 「僕らはポイチ、ポイチと軽く愛称で呼んでしまう間柄ですし、同じステージで何年も戦ってきた仲でもあります。皆さんもご存知の通りの指導実績も持っています。その中で、同じステージで戦っていて、自分自身も経験しましたけど、常勝チームを率いていく中で、逆に苦労することは多いと思います。メンバーが変わったり、補強がうまくいかなかったりと。それで自分の理想のサッカーを追求したい、でも現状は厳しい戦力であった時に違う形で臨まなくてはいけないということがあります」 「そういう中で、森保監督は、サンフレッチェ広島で4年間で3度のリーグチャンピオンになりました。それができたということは、自分自身にも見えない指導力があると思っています。チームが変化しても、色々と柔軟にブレずに自分のスタイルを踏襲していく部分とチーム状況が変化していく中で柔軟に対応して戦っていける力が彼にはあります」 「それはおそらく彼のキャラクターと言ってはアレですけど、サッカーに対する知識も豊富で、様々なことに対応出来る彼は、魅力的だと思っています。人を惹きつける求心力も強いですし、若者に対してのアプローチの仕方も様々な角度からできる性格だということを感じていました。謙虚に真摯にサッカーを向き合ってくれて、日本らしさを出しながら世界を見据えた戦いを振興的にやっている指導者だなという感じを受けました」 「それは、私だけではなく、委員会のメンバーも口を揃えて言っていた部分なので、若年層の世界大会を経験しているし、色々な意味でトップの経験は十分にあると思います」 <span style="font-weight:700;">――今後のスケジュールは</span> 「初陣は、12月のタイの国際大会に行ってもらう予定でいます。来年1月にU-23アジア選手権があり、それが公式戦になります。ただ、選考を兼ねる12月のタイの国際大会、おそらく1試合目が北朝鮮になるのではないかというところです」 <span style="font-weight:700;">――タイの国際大会の位置付けと森保一氏の正式な就任会見の場は</span> 「1月のU-23選手権は、オリンピックの出場をかけた最終予選になりますが、参加することになり、12月のタイの国際大会は、それまでに猶予もない中、大会を通した中でのメンバー選考をするという形で捉えています。本人もある程度のリストがあり、色々な形で情報は提供していますけど、選考の期間がJリーグの数試合だけと短いので、タイの国際大会に出場してもらい、ある程度メンバーを絞る大会にしてもらおうと思っています」 「本人は今ヨーロッパで研修中です。帰国の当初の予定が30日前後になっていましたけど、少し早めた中で準備をしたいという意向も持っているので、現状はハッキリしていません。会見については改めて案内をしたいと思っています。帰国後、会長を含めて速やかにやりたいとは考えています」 <span style="font-weight:700;">――リオ・デ・ジャネイロ五輪時代に監督を務めていた手倉森誠氏は、A代表コーチとの兼任もあったが、森保氏もそういうことがあるか</span> 「そのプランについては、現状は全く考えていません。今はとにかくチームの監督としてこれからコーチングスタッフを揃えていくというところに傾注してもらいたいです。そこの将来的なことは、経験やステップアップしていけば、当然そういうこともあると考えてもらっていいと思います」 <span style="font-weight:700;">――コーチングスタッフについては</span> 「コーチングスタッフに関しては、ある程度は彼の意向に沿っていきたいと思っています。彼はイメージしていると思いますが、現状は調整中です。彼の意向を聞きながらやっていきたいですけど、国内のスケジュールがあるので、それに合わせてJクラブに迷惑がかかるようなことは避けたいと思っています」 <span style="font-weight:700;">――森保氏とお話しした際にどのような決意をしていたか</span> 「研修前に一度彼と話をする機会がありました。協会としての気持ちを伝えました。その中で彼自身がこのようなポジションに就けることに対しての驚きの中で、今の現状の自分とオリンピックの監督が合致せず、戸惑いは感じられていました」 「ただ、サッカー観は常に自分の世界観を持っていて、いろいろな自分の理想のスタイルや日本人にとっての日本人らしいサッカーの追求してきた部分をサンフレッチェでも実践してくれてきていました。今は色々なイメージを膨らませていると思いますし、改めてその時に代表監督としての強い気持ちを作り始めてるなと感じました」 「サンフレッチェの時に実践していたサッカーのような日本人の技術的な面や規律、俊敏性や持久力をうまく使ってサッカーをやっていきたいという、日本人らしさやアイデンティティをよく口にはしていました」 2017.10.12 19:40 Thu
4

VAR判定は完璧ではない/六川亨の日本サッカー見聞録

人はみな、大人であれ子供であれ、新しいアイテム(玩具)を手に入れれば使いたくなるのは当然だ。人間の性とも言っていいだろう。それが個人的な趣味の範囲にとどまっていればいい。ところが人生を左右しかねないとなると大問題だ。 ここまで書いたら何を言いたいのか、お分かりの読者もいるかもしれない。そう、U-23アジア選手権で導入されているVAR判定だ。 U-23日本は初戦のサウジアラビア戦、第2戦のシリア戦、そして昨日のカタール戦と3試合で4回のVTR判定を経験した。そして、そのうち3回がPKを取られ、1回は田中碧の1発退場という、勝敗の行方を左右する極めて厳しいジャッジだった。 とりわけカタール戦のVAR判定は、記者席に設置されたモニターで確認しても、田中碧が一連のプレーの流れでマイボールにした際に足を着いたところ、相手の足がたまたまあったため踏んでしまったように見えた。齊藤未月のプレーも、相手はシュートモーションに入っていたが、先にボールにアプローチしたのは齊藤だった。その結果、相手は齊藤のふくらはぎを蹴って転倒したにすぎない。キッキングで日本にFKが与えられてもおかしくないシーンだった。 とはいえ、一度下った判定は覆らないことは百も承知だ。それでもあえて苦言を呈したいのは、VARは完璧ではないということだ。というのも、VARを運営するのは人間であり、人間は間違いを犯すからに他ならない。 J1リーグは今シーズンから初めてVARを導入する。本来は人材を育成するため来シーズンから導入予定だった。というのも、韓国のKリーグは一昨シーズンから導入したものの、不慣れな運用からミスジャッジが多かった。このためJリーグは慎重を期し、VARとアシスタントVARの育成に時間をかける方針だった。 しかし育成は順調に進み、1年前倒しで導入できるようになった。もちろん導入してみて、様々なトラブルが発生するかもしれない。しかし、こればかりは実践を重ねるしかない。 そして今大会のVARである。 スタートリストにはVARとして中国人の審判が、アシスタントVARとしてイランとマレーシアの審判が務めた。中国のスーパーリーグと、イランやマレーシアの国内リーグがJ1リーグより先にVARを採用していて、VARの先進国かどうかはわからない。あるいはAFC(アジアサッカー連盟)で研修を重ねたのかもしれない(昨年のアジアカップで準々決勝以降に初めて導入)。 ただ、Jリーグより進んでいるとはどうしても考えられない。そこで、カタール戦のVARによるレッドカードとPKも、素直に承服できないのだ。 それというのもシンガポール人の主審は自らVARを要求したのではなく、いずれのプレーもノーファウルだった。そこでVARからのリクエストで判定することになったが、齊藤のPKになったプレーは、本来なら主審がOFR(オンフィールドレビュー=主審による映像確認)をしてからファウルかノーファウルかジャッジを下すべきである。 ところがOFRをすることなく主審はPKを宣告した。本来なら、VARはアドバイスで主審をサポートするのが本来の役目であり、ジャッジの決定権はない。最終判断を下すのは、あくまで主審である。しかしPKのシーンは、その立場がまるで逆転しているように感じられた。 日本は2つのVAR判定に関して公式な見解を求めるべきだろう。そしてAFCは、今大会終了後、すべてのVAR判定について正確なジャッジが下されたのかどうか検証する義務がある。例え時間がかかっても、それは公表し、各国が情報を共有できるようにするべきだろう。 2020.01.18 21:30 Sat
5

【U-24日本代表プレビュー】急遽決まった夢の対決、兄貴分にギラついたものを見せる/vs日本代表

日本サッカー協会(JFA)から突然の発表があったのは試合の2日前、6月1日のことだった。 キリンチャレンジカップ2021でジャマイカ代表と3日に日本代表が対戦する予定だったが、突如中止に。原因は新型コロナウイルス(COVID-19)のPCR検査に関して、陰性証明書に不備があったことでジャマイカ代表の10選手が来日できなかった。 日本代表の試合が中止となった中、代替試合の相手に選ばれたのがU-24日本代表。5日に予定されているU-24ガーナ代表戦の2日前に急遽対戦相手に選ばれた。 ◆「コンセプトをどれだけ共有して出せるか」 急遽試合を組まれることとなったU-24日本代表。2日後にU-24ガーナ代表戦を控えた中、予定外の札幌へ飛び、試合を行うこととなる。 こちらは横内昭展監督が指揮するが、「5日のガーナ戦に向けてコンディションを整えていたので、少し難しさはあります」と前日会見でコメント。調整のスケジュールが狂ったことを明かした。それでも、「選手は明日の試合をポジティブに捉えている」と、選手たちのモチベーションはかなり高いようだ。 オーバーエイジとして参加するMF遠藤航(シュツットガルト)は「素晴らしい強化試合になる」とコメント。合流したばかりのMF三笘薫(川崎フロンターレ)は「僕たちも負ける気はない」、Mf堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)は「実力を測る上でこれ以上ない相手」と楽しみにしていることを明かした。 今回の試合は日本代表と対戦する中で、守備の要であるDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、そして遠藤航がオーバーエイジとして参加。U-24日本代表での初陣となる。 また、大半の選手が日本代表として5月28日のミャンマー戦に向けて準備してきたメンバーであり、コンディション面は問題がない。そしてA代表としてプレーしていること、海外でプレーすること経験値もあるだけに、単純なU-24チームとは言えないだろう。 その点はA代表のDF長友佑都(マルセイユ)も「名前はU-24ですが、日本代表のメンバー」と語り、警戒を強めている。 当然、東京オリンピックのメンバー入りに向けたアピールも必要となる状況。今回はA代表の監督となるが、東京オリンピックで指揮を執る森保一監督は「U-24の選手たちにはギラギラしたものをぶつけて欲しい」とU-24の選手にも期待。横内監督も「U-24の中でどうコンセプトをどれだけ共有して出せるかにフォーカスしたいです」と語っており、ピッチ上で何を表現できるかは、メンバー選考にも大きく関わる可能性があるだろう。 A代表として出場するMF南野拓実(サウサンプトン)も「絶対にアピールになって、直接A代表にアピールできるので、モチベーションという部分ではすごく高くやってくると思っている」とコメントするように、オリンピックの出場をかけた選手たちの貪欲な姿勢を警戒した。 何れにしても1チーム2カテゴリであり、同じコンセプトを持つ両チームが対峙する一戦。どちらが相手の強みを消すのか、弱みを突くのか、注目すべき点が多くある試合となる。 <span class="paragraph-title">★予想スタメン[4-2-3-1]</span> GK:大迫敬介 DF:酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、中山雄太 MF:遠藤航、田中碧 MF:堂安律、久保建英、三笘薫 FW:上田綺世 監督:横内昭展 想定外の試合を組まれることとなったU-24日本代表。しかし、強化するための試合が1つ増えたこと。さらに、A代表の選手たちと戦えることは非常に大きな経験となる。 GKはこの世代の守護神であるGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)が入ると予想する。FW大迫勇也(ブレーメン)との“大迫対決”が実現するわけだが、新たに加わるオーバーエイジの選手たちどのような連携を見せるのか注目だ。 最終ラインは、オーバーエイジのDF酒井宏樹(マルセイユ)、DF吉田麻也(サンプドリア)が入り、センターバックの一角はDF冨安健洋(ボローニャ)と予想。間違っても冨安はオーバーエイジではないが、A代表のレギュラーCBコンビが日本代表の前に立ちはだかる可能性は高い。左サイドバックはMF中山雄太(ズヴォレ)が入ると予想する。サイドバックの候補にはDF古賀太陽(柏レイソル)やDF菅原由勢(AZ)らもいるが、五輪を想定しても中山を起用すると予想する。 ボランチはオーバーエイジのMF遠藤航(シュツットガルト)とMF田中碧(川崎フロンターレ)が組むと予想する。MF板倉滉(フローニンヘン)の可能性もあるが、CBとして計算を立てていること、そして遠藤と組む事でより攻撃に比重を置ける中でどのようなプレーを見せるかに注目が集まる。 2列目は右からMF堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)、MF久保建英(ヘタフェ)、MF三笘薫(川崎フロンターレ)が並ぶと予想。3人ともに高い能力を持っており、A代表相手にどのようなプレーを見せるのか、ファン・サポーターの最大の関心事とも言えるだろう。東京オリンピックに向けても、しっかりとコンビネーションも高めておきたい。 そして1トップはFW上田綺世(鹿島アントラーズ)と予想する。Jリーガー4名が招集されている中、誰が結果を残すのか。サバイバルになることが予想され、その中ではA代表経験もある上田を予想した。ポジショニング、抜け出しのうまさと特徴がどこまで通用するのか気になるところだ。 とは言え、中1日で移動を伴いU-24ガーナ代表戦を控えており、多くの選手を試すことになるだろう。前後半でメンバーを大きく入れ替える可能性は高そうだ。 日本代表vsU-24日本代表の“兄弟対決”は3日の19時30分より札幌ドームで無観客にて行われる。 2021.06.03 15:40 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly