インテルの豪華な中盤がプレータイムを阻害…指揮官が起用したくても起用できないクラーセン

2024.02.09 21:15 Fri
昨夏インテルと1年契約を結んだクラーセン
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昨夏インテルと1年契約を結んだクラーセン
オランダ代表MFデイヴィ・クラーセン(30)は現状で今季終了後のインテル退団が濃厚だ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

昨夏の移籍市場最終日にインテルと1年契約を結んだクラーセン。インテルとしては、名門アヤックスで主軸を担った現役オランダ代表のベテラン30歳を、移籍金ゼロで獲得することに成功し、中盤に彩りを加える悪くない選択肢に映っていたことだろう。

しかし蓋を開けると、ここまで公式戦出場はわずか15試合。うちスタメンは3試合しかなく、ローテーション要員とも言えない現状がある。セリエAにおける出場直近4試合はいずれもプレータイム「1分」…もはやクローザーだ。
ユベントス戦後のシモーネ・インザーギ監督に言わせれば「彼は素晴らしい選手であり、我々に多くをもたらしてくれる存在。より出場機会を与えるべきとの意見はもっともだ…」とのこと。ヘンリク・ムヒタリアンハカン・チャルハノールら充実の中盤がクラーセンのチャンスを阻害していることは明らか…ダビデ・フラッテージでさえ途中出場が中心のチームなのだ。

そんな状況下でも不満を口にしないあたりが、名門アヤックスとオランダ代表で確かなキャリアを築いてきた所以だが、クラブ側に行使権のある契約延長オプションが発動される見込みは、現状でほとんどないようだ。
今季も残り4ヵ月…インテル移籍を境にオランダ代表から脱落してしまったクラーセンは、ユーロ2024に間に合わせるべくインザーギ監督へアピールなるか。指揮官を説得できなければ退団は間違いない。

来季はナポリから欧州最高峰のセントラルハーフ、ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)の加入まで現実味を帯びつつあるインテルだ。

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「ここで勝つのは簡単ではない」敵地でローマ下し3連勝、インテル指揮官「困難に直面しながらよくやった」

インテルのシモーネ・インザーギ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 セリエA前節のトリノ戦をフランス代表FWマルクス・テュラムのハットトリックでものにしていたインテル。開幕から無敗が続くなか、代表ウィーク明けの20日に行われた第8節では、アウェイでローマとのビッグマッチに臨んだ。 拮抗した前半だったが、インテルはトルコ代表MFハカン・チャルハノールに続きイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビも負傷交代するアクシデント。しかし60分、カウンターからアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが先制点を突き刺し、そのまま1-0で逃げきった。 リーグ戦3連勝としたインザーギ監督は試合後にコメント。難しいアウェイゲームを制したことについて、チームの団結を誇った。 「これからも努力を続けていかなければならないことはわかっているが、今夜は困難に直面しながらよくやった。選手たちは良いパフォーマンスを見せ、後半はリードを2点に広げることもできた」 「オリンピコはタフなグラウンドだということを忘れてはいない。だからとても満足している」 「アウェイゲームで我々に欠けている点についてチームと話したし、今夜の試合がチャレンジングなものになるともわかっていた。ホームではうまくやってきたし、タフな夜になることはわかっていたが、団結を維持した。ここで勝つのは誰にとっても簡単なことではない」 また、決勝点を決めたラウタロについては「世界でもトップ5の選手の1人だし、すべての称賛に値する」とコメント。一方、序盤に交代したチャルハノールの状態も明かしている。 「チャルハはここ2日間フィーリングが悪かった。だから今夜は(クリスティアン・)アスラニや(ピオトル・)ジエリンスキといった別の選択肢もあっただろう。だが、ウォーミングアップ中は調子が良さそうだった」 <span class="paragraph-title">【動画】ラウタロ弾で競り勝つ! ローマvsインテル ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6Vwj4SlmGp4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.21 15:23 Mon
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【セリエA第9節プレビュー】スクデットの行方を占うイタリア・ダービー開催

前節はローマvsインテル、ユベントスvsラツィオのビッグマッチ2試合が行われ、インテルとユベントスが勝利した。そして迎える第9節、その2位インテル(勝ち点17)と3位ユベントス(勝ち点16)が激突するイタリア・ダービーが開催される。 インテルは前節ローマ戦、大半の時間帯で主導権を握った中、FWラウタロの決勝弾でウノゼロ勝利した。そして水曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではヤング・ボーイズ相手にターンオーバーを敢行して、後半追加タイムのFWテュラム弾でウノゼロ勝利とした。公式戦5連勝とエンジンが温まっている中、ユベントスとの大一番を迎えた。 一方、前節ラツィオ戦を10人となった相手を攻めあぐねながらも試合終盤のオウンゴール弾で勝利をもぎ取ったユベントス。ただ、火曜に行われたCLではシュツットガルトにホームで押し切られ、痛い敗戦に。この試合前のウォーミングアップ中にMFドウグラス・ルイスが新たに負傷者リスト入りと台所事情が厳しい状況が続くが、インテルに食らいつくことはできるか。兄マルクス、弟ケフランによるテュラム兄弟対決にも注目だ。 疲労困憊のCL参戦組を尻目にセリエA一転集中でコンデョション良好な首位ナポリ(勝ち点19)は19位レッチェ(勝ち点5)と対戦。ナポリは前節エンポリ戦、苦戦しつつもFWクワラツヘリアのPK弾で勝利。連勝を3に伸ばした。インテルとユベントスが潰し合う中、連勝を4に伸ばして首位をキープしたい。 インテルに力負けとなった10位ローマ(勝ち点10)は5位フィオレンティーナ(勝ち点13)と対戦。木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではディナモ・キーウ相手にウノゼロ勝利としたローマ。同じくELを戦っているフィオレンティーナを下し、上位進出への足がかりとできるか。 前節コモ相手に守勢の展開の末、ゴールレスドローに持ち込んだ17位パルマ(勝ち点7)は11位エンポリ(勝ち点10)と対戦。GK鈴木彩艶の奮闘が続くも、なかなか2勝目を掴めないパルマだが、連敗中のエンポリを叩けるか。 そして土曜に行われる予定だったボローニャvsミランは大雨の影響で延期となっている。 ◆セリエA第9節 ▽10/25(金) ウディネーゼ 2-0 カリアリ トリノ 1-0 コモ ▽10/26(土) 《22:00》 ナポリvsレッチェ 《25:00》 ボローニャvsミラン 《27:45》 アタランタvsヴェローナ ▽10/27(日) 《20:30》 パルマvsエンポリ 《23:00》 ラツィオvsジェノア モンツァvsヴェネツィア 《26:00》 インテルvsユベントス 《28:45》 フィオレンティーナvsローマ 2024.10.26 07:30 Sat

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