パリ五輪ベスト8が決定! 3連勝で首位通過の日本は準々決勝でスペインと激突

2024.07.31 06:19 Wed
日本は東京五輪の準決勝で敗れたスペインと対戦
©超ワールドサッカー
日本は東京五輪の準決勝で敗れたスペインと対戦
パリ・オリンピック(五輪)男子サッカーのグループステージの全日程が30日に終了し、ベスト8進出国が決定した。
PR
56年ぶりのメダル獲得を目指すU-23日本代表は、最終節のU-23イスラエル代表戦を細谷真大の劇的弾で勝利し、3連勝でグループDを首位通過。また、最終節でU-23マリ代表に勝利したU-23パラグアイ代表が2位でグループステージを突破した。グループAでは開催国のU-23フランス代表がグループステージ3連勝を収め、危なげなく首位通過。2位には初戦でフランスに完敗を喫するも、U-23ニュージーランド代表、U-23ギニア代表を相手に7得点を挙げ、連勝したU-23アメリカ代表が入った。
グループBは波乱の幕開けとなったU-23アルゼンチン代表との初戦を制したU-23モロッコ代表が首位通過。モロッコと勝ち点、得失点差、総得点で並ぶも、当該チーム同士の対戦で敗れたアルゼンチンが2位通過となった。

グループCは最終節でU-23スペイン代表に勝利したU-23エジプト代表が逆転で首位通過。グループステージ2連勝を飾り、最終戦でターンオーバーを敢行したスペインは2位での決勝トーナメント進出となった。
なお、準々決勝では日本はスペインと対戦することが決定した。

◆準々決勝
▽8月2日(金)
《22:00》
U-23モロッコ代表 vs U-23アメリカ代表
《24:00》
U-23日本代表 vs U-23スペイン代表
《26:00》
U-23エジプト代表 vs U-23パラグアイ代表
《28:00》
U-23フランス vs U-23アルゼンチン代表





PR
1 2

細谷真大の関連記事

thumb 9日、明治安田J1リーグ第36節の柏レイソルvsアルビレックス新潟が三協フロンテア柏スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。 残留を争う16位新潟(勝ち点40)と17位柏(勝ち点39)による直接対決。降格圏内の18位ジュビロ磐田(勝ち点35)は消化試合数が1試合少なく、どちらも勝ち点「3」を手にしたいシッ 2024.11.09 17:10 Sat
【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月9日(土) 15:00キックオフ 柏レイソル(17位/39pt) vs アルビレックス新潟(16位/40pt) [三協フロンテア柏スタジアム] ◆明暗分けるシックスポインター【柏レイソル】 残留争いにずっと身を置いていた柏。後半戦も結果的には大きく勝ち 2024.11.09 11:50 Sat
「特徴はゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留められること。(古橋)亨梧はそれができる選手だと思っている。(セルティックでは)中盤や前線で起点になってゴール前に侵入していくプレーも求められている。我々にとっては得点してもらうのが一番だが、起点になる部分や前線からの守備などチームでやっていることも生かして 2024.11.08 13:30 Fri
3日、明治安田J1リーグ第35節のアビスパ福岡vs柏レイソルがベスト電器スタジアムで行われ、ホームの福岡が2-1で勝利した。 前節の鹿島アントラーズ戦をゴールレスドローで終えた11位福岡。4戦負けなしで無失点と守備は安定するが、得点力に課題を残す。ウェリントンと松岡大起が出場停止のなか、佐藤凌我が最前線に入った。 2024.11.03 17:19 Sun
【明治安田J1リーグ第35節】 2024年11月3日(日) 15:00キックオフ アビスパ福岡(11位/44pt) vs 柏レイソル(17位/39pt) [ベスト電器スタジアム] ◆1つでも上の順位へ【アビスパ福岡】 前節はアウェイで鹿島アントラーズと対戦し、1-1のドロー。無敗を4とした中で、4試 2024.11.03 12:35 Sun

U-23日本代表の関連記事

29日、アジアサッカー連盟(AFC)は、AFCアニュアルアワード2023を韓国のソウルで開催。様々な賞が表彰された中、日本人2名が個人賞を受賞した。 今回受賞したのは、U-23日本代表を指揮していた大岩剛監督が年間最優秀監督賞(男子)を受賞。また、なでしこジャパンでも活躍するFW清家貴子(ブライトン&ホーヴ・アル 2024.10.30 00:25 Wed
日本サッカー協会(JFA)会長の宮本恒靖氏がなでしこジャパンの試合後にコメントした。 26日、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024で韓国女子代表を国立競技場に迎えたなでしこ。前半の内に3点を奪って折り返すと、後半にもダメ押しゴールが決まり、4-0の完勝を収めた。 試合について宮本会長は、 2024.10.27 06:00 Sun
7月24日から始まったパリ五輪サッカー競技は8月10日の女子決勝で閉幕した。女子はアメリカが3大会ぶり5度目の頂点に立ち、男子はスペインが前回東京大会の雪辱(決勝でブラジルに敗退)を果たし、自国開催だった92年バルセロナ五輪以来2度目の金メダルを獲得した。 そこで今回は簡単にパリ五輪を総括したい。 まず女子 2024.08.12 21:45 Mon
パリ・オリンピックでも活躍を見せたシント=トロイデンのMF山本理仁が、改めてパリ五輪を振り返った。ベルギー『Het Belang van Limburg(HBvL)』が伝えた。 U-23日本代表の一員としてパリ五輪に参加した山本。チームの中心選手としてこの世代を引っ張ってきた山本は、4試合全てに先発出場。グループ 2024.08.12 13:05 Mon
8月2日(日本時間3日)のパリ五輪準々決勝・スペイン戦(リヨン)の激闘から5日。U-23日本代表の国内組は気持ちを切り替え、7日再開のJ1に向かった。 浦和レッズの左サイドバック(SB)大畑歩夢は柏レイソル戦でベンチ入りしたが、雷雨の影響で突如として試合がキャンセルになってしまった。だが、本人にしてみれば、少しゲ 2024.08.09 12:20 Fri

オリンピックの関連記事

カナダサッカー協会(CSA)は12日、パリ・オリンピック期間中に発覚したドローンの不正使用問題の独立調査の結果を発表。停職処分を受けていたカナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督(38)が解雇されることとなった。 また、アシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏とアナリストのジョセフ・ロンバルディ氏も解雇され 2024.11.13 17:10 Wed
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とチェルシー・ウィメンのエマ・ヘイズ監督がヨハン・クライフ・トロフィーを獲得した。 28日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式がパリで開催。今回は最優秀監督賞となるヨハン・クライフ・トロフィーが新設され、男子はア 2024.10.29 17:15 Tue
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンの女子バロンドール候補30名を発表した。 なでしこジャパンからは昨年に続きMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)が選出されている。 候補者30名のなかには昨年受賞のスペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティの他、パリ・オリンピック優勝のアメリカ代表からFWト 2024.09.05 07:30 Thu
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンのコパ・トロフィー候補10名を発表した。 2018年に新設され、21歳以下の若手が対象となるコパ・トロフィー。昨年はレアル・マドリーのMFジュード・ベリンガムが受賞していた。 候補者にはユーロ優勝に大きく貢献したスペイン代表FWラミン・ヤマル(バルセロナ) 2024.09.05 06:15 Thu
日本サッカー協会(JFA)は3日、なでしこジャパンの宮本ともみコーチ(45)が、契約満了により退任することを発表した。 宮本コーチは、現役時代になでしこジャパンのメンバーとしてもプレー。ワールドカップ(W杯)に3大会出場し、アテネ・オリンピックにも出場。77試合で13得点を記録していた。 現役引退後は指導者 2024.09.03 18:45 Tue

細谷真大の人気記事ランキング

1

「魂を見せてくれた」柏に泥臭く勝ち切った東京Vは勝ち点40超え…城福監督「残留はこのクラブで絶対的に与えられた使命」

東京ヴェルディの城福浩監督が、泥臭く勝ち切った柏レイソルとの激闘を振り返った。 東京Vは8月31日、三協フロンテア柏スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第29節の柏戦を3-2で勝利した。 前節、3位の鹿島アントラーズを2-1で下し、4戦ぶりの得点と共に4戦ぶりの白星を挙げた東京Vは、16位の柏とのアウェイゲームで約3カ月ぶりとなる今季3度目の連勝を狙った。 今節も[3-4-2-1]の布陣で臨んだ東京Vは、鹿島と共通点も少なくない柏の[4-4-2]に対して、ミスマッチの優位性を意識した戦い方で臨むプランだったが、この試合で柏は可変式の布陣を採用。守備時には右サイドハーフのMF鵜木郁哉を1列下げて5バックを形成し、攻撃時もより流動的な形で揺さぶりをかけた。 その想定外の出方に加え、FW細谷真大、MFマテウス・サヴィオの両エースを起点にクオリティとインテンシティの高さを見せた相手に面食らう形でバタバタした入りを強いられると、8分に細谷に先制点を奪われる。 それでも、失点直後のピッチ上で円陣を組んで改めて意思統一を図り、連続失点を回避すると、15分にFW木村勇大、30分にFW山見大登の連続ゴールによって逆転。ただ、前半終了間際に相手のデザインしたセットプレーからMF戸嶋祥郎に強烈な一撃を浴びて2-2のイーブンで試合を折り返した。 迎えた後半、3枚替えで通常の[4-4-2]の戦い方に変化した相手に押し込まれる入りとなったものの、一瞬の隙を突いて55分のMF翁長聖の技ありシュートで勝ち越しに成功。その後は完全に押し込まれてハーフコートゲームを展開されたが、ディフェンスラインを中心としたハードワークに守護神マテウスの土壇場のビッグセーブによって相手の猛攻を耐え抜き、白熱のシーソーゲームをモノにした。 同試合後、公式会見に出席した城福監督は勝ち点3を得た充実感と共に心身ともに激しい消耗を強いられたであろう一戦を総括。チーム全体の献身を称えながらも、自身のアプローチを含め課題の部分をより強調した。 「ゲームの中で反省すべきは前半の入り方と終わらせ方。ここはいくらロッカールームで徹底しようと言っても、自分が徹底させきれなかったと思います。選手がやれなかったら自分の問題なので、どういうアプローチがよかったのか、どういう表現がよかったのか。そこは自分でもしっかり振り返りたいと思います」 「ただ、点を取られてからも我々のペースを崩さなかったこと。そこで2点取ったことはポジティブ。前半は相手の左サイド。ジエゴとマテウス・サヴィオ、あるいは小屋松の2列目のところで、浮いたところをどう掴むかという部分で苦労し、ちょっと押し込まれました。あそこの整理をもっと早くしてあげればよかったと思っています」 「後半は相手も2トップ気味にやってきたので、掴みづらさはなくなったけれどもゴール前の迫力が増えたので、選手はよく体を張って、球際のところでシュートブロックしてくれたなと思います」 押し込まれ続けてセカンドボールを拾えず、奪ったボールも前線への長いボールを選択せざるを得ない厳しい状況となった後半の戦いに関して、MF齋藤功佑や山見は傑出したパフォーマンスを見せたサヴィオら相手のクオリティの高さを認めると共に、攻め切れた前半にもう少し相手陣内でボールを動かす時間帯を作るべきだったとの反省の言葉も口にしていた。 それに加えて、指揮官は交代策の部分で少なからず誤算があったことを示唆。 本来であれば、優れたキープ力と献身的な守備で流れを好転させられたであろうFW染野唯月はコンディションに問題があったか、全体的に無理が利かない場面が散見された。 その点については「我々もちょっとそれを心配していましたけど、本人に確認したら問題ないと。ただ、彼もリードをしている状況で、失点したくないという状況だったので、かなり守備の方に気を使っていたと思います」と、本来での出来ではなかったものの、その中でもチームのためにプレーし続けたエースを慮った。 その染野以外では負傷明けでのプレーとなったDF林尚輝の比較的早いタイミングでの交代、交代枠を使い切った後で足が攣った翁長を最前線に配置せざるを得ないアクシデントも指揮官のゲームプランをより難しいものとした。 「もちろん相手はリスクを冒して、両サイドバックが非常に高い位置を取ってきましたし、そこを裏返すようなボールであったり、動き出しであったり、キープであったりというところは、ちょっと守備に追われて疲弊して押し返すようなキープ、ボールの持ち方ができなかった」 「最後は特に翁長聖が足を攣った中で、我々のカードの切り方も最初に1枚を切った後に、2枚ずつ切った後でのアクシデントだったので、1枚少ないような状況だったので、余計を押し返すことができなかった」 それでも、「ただみんなはそれを承知の上で彼も足を引きずりながらでしたが、よく耐えたなと思います。何よりもゴール前のところやバイタルエリアのシュートブロックというのは魂を見せてくれた」と、試合終了のホイッスルが鳴ったと同時にピッチに倒れ込んだ選手たちの献身に満足感を示した。 昇格プレーオフを制しての昇格という部分で“20番目のチーム”という位置づけで16年ぶりのJ1の戦いに挑み、開幕前はダントツで降格候補に挙げられながらも、今回の勝利によって残留争いの目安のひとつである勝ち点40の大台を超え、勝ち点41で暫定ながら7位に浮上した。 久々のJ1の舞台でサプライズを起こしたいという力強い宣言と共に、常々J1残留への危機感を強調してきた百戦錬磨の指揮官だが、やはり9試合を残しての現在の立ち位置によって最低限であり、最大の目標到達に近づきつつあると感じている。 「我々のクラブの目標が残留であることは間違いない。それはもう経験値とクラブの規模を考えたら、それは絶対唯一無二の目標であることは間違いない。ただ、それを最終節まで持ち込むのか、あとは何試合かを残して、我々らしく我々のサッカーを示すという状況で、終盤を迎えるのかというところでは、選手の経験値としても大きな差がある」 「とにかく一試合一試合を勝ち点3にこだわって、どのステージで最後J1の中で競い合うというところは高い意識を持っていますけど、それにしても後ろを気にしているわけではないですけども、残留というのはこのクラブで絶対的に与えられた使命だと思いますし、まずはそこに到達したいなという思いです」 2024.09.01 07:35 Sun
2

日本代表のスタメン発表!中国戦からは1名変更、久保建英に代えて鎌田大地を起用、メンバー外は中国戦と同じ4人【2026北中米W杯アジア最終予選】

バーレーン代表戦に臨む日本代表のスターティングイレブンが発表された。 10日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2節で日本はアウェイでバーレーンと対戦する。 日本は5日に行われた初戦で、中国代表をホームに迎えて7-0の圧勝。幸先の良いスタートを切ることに成功。対するバーレーンもオーストラリア代表を相手にアウェイで0-1で勝利を収めている。 過去日本は2度アウェイで負けているバーレーン。今回のメンバーには、中国戦と同じ10名をスターティングメンバーに並べた。 変更となったのはMF久保建英(レアル・ソシエダ)のみ。MF鎌田大地(クリスタル・パレス)が先発起用されている。システムも[3-4-2-1]を継続すると考えてよさそうだ。 また、中国戦同様にDF長友佑都(FC東京)、DF望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)、MF旗手怜央(セルティック)、FW細谷真大(柏レイソル)がメンバー外となった。 日本もバーレーンも連勝を目指す一戦。バーレーン代表戦は10日(火)の25時にキックオフ。DAZNが独占ライブ配信する。 ◆日本代表スターティングメンバー GK 鈴木彩艶(パルマ) DF 板倉滉(ボルシアMG) 谷口彰悟(シント=トロイデン) 町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ) MF 堂安律(フライブルク) 遠藤航(リバプール) 守田英正(スポルティングCP) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) 南野拓実(モナコ) 鎌田大地(クリスタル・パレス) FW 上田綺世(フェイエノールト) ◆ベンチ入り GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 菅原由勢(サウサンプトン) 高井幸大(川崎フロンターレ) 中山雄太(FC町田ゼルビア) MF 伊東純也(スタッド・ランス) 田中碧(リーズ・ユナイテッド) 久保建英(レアル・ソシエダ) FW 前田大然(セルティック) 中村敬斗(スタッド・ランス) 浅野拓磨(マジョルカ) 小川航基(NECナイメヘン) ◆メンバー外 DF 長友佑都(FC東京) 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア) MF 旗手怜央(セルティック) FW 細谷真大(柏レイソル) <span class="paragraph-title">【動画】バーレーン戦へ、日本代表が最後の調整</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="robHdhYruaU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.10 23:52 Tue
3

生き残りのカギは「どんな状況でも仕留められる力」と「幅広さ」を示すこと。上田綺世不在の好機を生かしたい古橋亨梧【新しい景色へ導く期待の選手/vol.52】

「特徴はゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留められること。(古橋)亨梧はそれができる選手だと思っている。(セルティックでは)中盤や前線で起点になってゴール前に侵入していくプレーも求められている。我々にとっては得点してもらうのが一番だが、起点になる部分や前線からの守備などチームでやっていることも生かしてもらえるように準備していきたい」 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・インドネシア&中国アウェー2連戦(11月15・19日)6に向け、11月7日に行われた日本代表メンバー発表会見。森保一監督は1年ぶりにチームに呼び戻した古橋亨梧についてこうコメントし、大きな期待を示した。 古橋は誰もが認める通り、驚異的な得点能力を前面に押し出してきた選手。小柄ではあるが、相手の背後に抜け出す動き出しの速さ、鋭さは目覚ましいものがある。献身的な守備やハードワークでも他のFWには負けていない。 そういった意味では、すでに代表常連組になっていてもおかしくない存在だったが、指揮官は上田綺世(フェイエノールト)や小川航基(NECナイメンヘン)のような高さと強さを兼ね備えたターゲットマンタイプを重用。古橋の招集を見送り続けてきた。 けれども今回、エースFWの上田が負傷離脱。FW陣が手薄な状況に陥り、新たな戦力を加える必要に迫られた。そこで、森保監督は9・10月の最終予選で呼んでいる細谷真大(柏)と大橋裕紀(ブラックバーン)の2人を続けて呼ぶか、彼ら以外の人材を入れるかで熟考を重ねたことだろう。 実際、欧州では大橋同様に、今季からドイツ・ブンデスリーガ1部に初参戦した町野修斗(ホルシュタイン・キール)がコンスタントに出場。今季リーグ4得点を奪っていて、“町野待望論”も高まりつつあった。 「今回は小川・大橋・町野という長身FW3枚体制で行き、左サイドを主戦場としている前田大然(セルティック)、あるいはシャドウの一角を担っている南野拓実(モナコ)を最前線に上げるというプランも必要に応じて考えればいい」と話すサッカー関係者もいて、森保監督もそういう判断を下すのではないかと見られていた。 しかしながら、最終的に指揮官は町野ではなく、古橋をチョイスした。背景の1つとして考えられるのは、浅野拓磨(マジョルカ)の不在ではないか。目下、長期離脱中の浅野に代わるスピード系FWをオプションとして1枚置いておけば、イザという時の戦い方の幅は確実に広がる。しかも今回の相手は、日本から絶対に勝ち点を取りたいインドネシアと中国だ。試合展開によっては相手が前がかりに攻めてきて、裏のスペースが空き、古橋のストロングを出しやすくなる可能性もないとは言えない。そこで使える有効な駒として、彼をメンバー入りさせたのだろう。 いずれにしても、古橋にとってはこの11月シリーズが千載一遇のチャンスなのは間違いない。2022年カタールW杯の日本代表から落選の憂き目に遭った時、彼は「僕は僕がいる場所でまた頑張ることしかできないと思うので、目に見える結果を追い求めて、点を取り続けられたらいいと思います」と決意を表明。スコットランド1部では22-23シーズンに27点、23-24シーズンに14点、今季も4点と数字は残し続けている。 もちろん2シーズン前がピークだったという見方もできるが、森保監督が言及した通り、プレーの幅が年々、広がり、できることも増えている。日本代表FWとして生き残っていこうと思うなら、どんな状況でも点が取れて、多彩な役割もこなさなければならない。そこは本人が誰よりもよく分かっているはず。1年ぶりの代表活動で「これまでとは違った古橋亨梧」を強烈に印象付けることが、生き残りのカギと言っていい。 「最終予選では勝利への最短距離を模索する」というブレない姿勢を示している指揮官だけに、インドネシア戦も中国戦もスタメン起用するのは基本的に小川だろう。大橋にしても、古橋にしても、ピッチに立つとしたら途中からと考えた方がいい。 仮にスコアレスやビハインドの状況で送り出されるとしたら、ジョーカーは確実に点を取るという大仕事を遂行しなければならない。そこで古橋が「チームを勝たせる得点」を奪ってくれれば、序列は確実に上がる。 実際、森保監督の“秘蔵っ子”と言われる浅野は、ここぞという局面で結果を残し続けてきたからこそ、「大舞台に強い男」と言われるようになった。古橋も同じ道を切り拓いていくしかないのだ。 来年1月には30歳の大台を迎える男に与えられるチャンスはそう多くない。ゆえに、ここで全てを出し切ることが重要だ。「今、爪痕を残せなかったら2026年W杯はなくなる」というくらいの強い覚悟をピッチで示すことができれば、状況は変わるのではないか。 今回は新たな古橋亨梧の一面をぜひとも見せてほしいものである。 文・元川悦子 <span class="paragraph-title">【動画】古橋亨梧、今季初ゴールは技アリの衝撃ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="r_fuadb8ako";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.08 13:30 Fri
4

「全てを変えたのはレッドカード」夢の五輪出場を逃した開催国・カタール、指揮官は10人で健闘した選手を称える「彼らは降伏しなかった」

パリ・オリンピックの出場権を逃したU-23カタール代表のイリディオ・ヴァレ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)が伝えた。 25日、AFC U23アジアカップ準々決勝でカタールは日本と対戦した。今大会の開催国であり、グループAを首位通過したカタール。A代表はアジアカップを連覇中であり、U-23世代は1992年のバルセロナ・オリンピック以来8大会ぶりの出場を目指した。 試合は開始2分に山田楓喜にゴールを許して失点するも、24分にアーメド・アル・ラウィのゴールで同点に追いつく。しかし、41分にGKユセフ・アブドゥラーがラフプレーで一発退場。数的不利となるが、後半早々にFKからジャッセム・ガベルがネットを揺らして逆転に成功する。 リードを奪ったことで[5-4]のブロックを形成して日本に攻め込ませない戦いを見せたカタール。しかし、67分にCKから失点。その後は防戦一方となる中で、90分を耐えることとなった。 延長戦に入ってからはPK戦まで持っていこうという姿勢を見せたが、101分に失点。ゴールが必要になった中、延長後半にも失点し、2-4で敗戦。パリ・オリンピック出場は夢に終わった。 ポルトガル代表のアシスタントコーチとして多くの経験をしてきたヴァレ監督は、試合後にコメント。数的不利の中でしっかりと戦えたことを評価。選手たちを称え、将来の有望性を口にした。 「選手が11人いる日本と対戦するのは、すでに非常に難しい状況であることは誰もが知っている。自分のチームが10人で、経験豊富な日本の選手11人と対戦しなければならないことを想像してみてほしい」 「カタールの選手たちを祝福したい。彼らはファイターだった。全ての試合でファイターであることを示し、今日は10人の選手でしかプレーしていないにも関わらず、降伏しなかった」 「カタールの選手たちは非常に有望な将来を持っている。彼らは独自のキャラクター、性格、野心を持っており、自分たちの国をリスペクトしていたと思う。今日彼らは、栗色のジャージをリスペクトしていた」 ホームの大観衆にも背中を押され、粘りを見せて戦っていたものの、やはりターニングポイントはGKの退場。オリンピックを逃したことを悔やみつつも、更なる選手たち、そしてカタールの若手の成長に期待を寄せた。 「全てを変えたのはレッドカードだった。組織的に言えば、それは我々に影響を与えた」 「我々はパリ・オリンピックに出場できなくなり、若い選手たちの夢も叶わない。彼らはオリンピックに出ることを夢見ていた」 「我々が一緒にいた間、彼らは本当に一生懸命働いてくれたが、我々はこれら全ての努力から多くの恩恵を受けてきた。現在のチームには、最高レベルで戦える精神的にも肉体的にも成熟した選手が揃っている」 「私は多くの感情を経験しているが、ロッカールームにいる選手たちも同じだ。我々はこの大会でできるだけ上まで行きたいという、ファンの夢を達成できなかったことに痛みを感じている」 「選手たちはこれらの試合で、本物の男であることを証明した。もちろん、精神的にも肉体的にも成長した選手を発掘し、アジアの最高の選手やチームと対戦することで、彼らの素質を証明知っている。このような大会はとても有益だった」 <span class="paragraph-title">【動画】カタールの明暗を分けたGKの愚行…細谷真大を蹴りつけるラフプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ZUAs0mZlSNI";var video_start = 186;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 12:52 Fri
5

【Jリーグ出場停止情報】残留争い中の柏はエースFW細谷真大が出場停止、川崎FはDFファンウェルメスケルケン際が出場停止に

Jリーグは24日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1では次節5選手が出場停止に。3試合出場停止となった湘南ベルマーレのFWルキアンや2試合出場停止となった横浜F・マリノスのFW西村拓真は継続して出場停止。川崎フロンターレはDFファンウェルメスケルケン際の2名が出場停止。柏レイソルのFW細谷真大、アルビレックス新潟のMF宮本英治が出場停止となる。また、川崎FのDF高井幸大は延期分の浦和レッズ戦で出場停止となる。 J2では7選手が出場停止。J3では6選手が出場艇となる。 AC長野パルセイロの碓井 鉄平は21日に行われた明治安田J3リーグ第29節のガイナーレ鳥取戦で一発退場。「ペナルティーエリア内でドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできずに反則で止めた同選手の行為は、「相手チームの決定的得点機会の阻止」に該当する」と判断され、1試合の出場停止となった。 【明治安田J1リーグ】 FW細谷真大(柏レイソル) 第32節 vsセレッソ(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFファンウェルメスケルケン際(川崎フロンターレ) 第32節 vsアルビレックス新潟(9/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW西村拓真(横浜F・マリノス) 第32節 vsFC東京(9/28) 今回の停止:2試合停止(2/2) FWルキアン(湘南ベルマーレ) 第32節 vs鹿島アントラーズ(9/28) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第33節 vs東京ヴェルディ(10/6) 今回の停止:3試合停止(3/3) MF宮本英治(アルビレックス新潟) 第32節 vs川崎フロンターレ(9/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J2リーグ】 FW佐川洸介(ザスパ群馬) 第33節 vsロアッソ熊本(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF横山暁之(ジェフユナイテッド千葉) 第33節 vs愛媛FC(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFモヨマルコム強志(藤枝MYFC) 第33節 vs大分トリニータ(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF平瀬大(レノファ山口FC) 第33節 vsベガルタ仙台(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW渡大生(徳島ヴォルティス) 第33節 vsブラウブリッツ秋田(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF弓場将輝(大分トリニータ) 第33節 vs藤枝MYFC(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF岡本將成(鹿児島ユナイテッドFC) 第33節 vs水戸ホーリーホック(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 DF藤原拓也(Y.S.C.C.横浜) 第30節 vsアスルクラロ沼津(9/29) 今回の停止:の1試合停止 DF高野遼(SC相模原) 第30節 vs大宮アルディージャ(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF碓井鉄平(AC長野パルセイロ) 第30節 vs福島ユナイテッドFC(9/29) 今回の停止:1試合停止 DF附木雄也(アスルクラロ沼津) 第30節 vsY.S.C.C.横浜(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW荒木大吾(FC岐阜) 第30節 vsツエーゲン金沢(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF下川陽太(奈良クラブ) 第30節 vs(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2024.09.24 22:30 Tue

U-23日本代表の人気記事ランキング

1

内田篤人氏のコーチ継続は「監督になる人の意向が働く」、指揮官未定のなでしこに宮本恒靖会長「年内には決めたい」

日本サッカー協会(JFA)会長の宮本恒靖氏がなでしこジャパンの試合後にコメントした。 26日、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024で韓国女子代表を国立競技場に迎えたなでしこ。前半の内に3点を奪って折り返すと、後半にもダメ押しゴールが決まり、4-0の完勝を収めた。 試合について宮本会長は、「ゴールも多く生まれたし、ゴール以外の部分も良いプレーも多かったですし、お客さんから拍手もらうようなプレーも多かったと思ってます」とコメント。「守備のところのカウンタープレスみたいな切り替えも良かったんじゃないかなという風に見てました」と高評価している。 一方、パリ・オリンピック(五輪)限りで池田太監督が退任し、女子委員長の佐々木則夫氏が代行で指揮を執った監督人事については「年内には決めたいと思っています」と回答。選出基準についても語った。 「(外国人かは)この時点ではなかなか申し上げにくいですけど、可能性を広げてやっています。今までよりも上に行くために何が必要なのか。日本代表、なでしこをどうすれば世界一のところまでもう一回高めていけるのかというつっこんだ話もしながらやっているところです」 さらに、パリ五輪が最後となった大岩剛監督のU-23日本代表については「U-23の活動はすぐにはないので、もちろん後任人事というか、誰にしてもらうのかというところに関してはいろいろと考えてはいます。だけど、そんなに急いでいる、急がなければいけないというわけではないと思っています」と見解を述べた。 また、今回なでしこにコーチ入りした元日本代表DF内田篤人氏にも言及。良い評判もしっかり届いているようだ。 「(内田氏の)今後に関しては新しく代表監督になる人の意向がかなり働くと思います。もちろん内田篤人自身の考えも含めてかなと思っています」 「毎日練習をしっかり見ているわけではないので、なかなか評価っていう意味では難しいですけど、いろいろ良かったんじゃないかということは聞いてます」 最後に、国立競技場に集まった観客の数にも触れた宮本会長。自身も動きつつ、チームの好成績が集客に繋がると主張した。 「1万2000人と少しっていうところで、もちろんもっとたくさんの人に来てもらいたいですし、来てもらった人に良かった、良い試合だった、また見に来たいという風に思ってもらえるような試合を、選手たちにはいつも見せてもらいたいと思っています」 「たとえば彼女たちのひたむきさであったり、女性ならではの柔らかい技術とかそういうものは今日は見られたと思います。WEリーグに関して、たとえばJFAとJリーグが一緒になってやっているようなところも含めて、女子サッカー全体を盛り上げていけたらなという風には思います」 「でもやはり、良いものを見せつつも、ワールドカップだったりオリンピックであったり、そこでさらなる高みに行くようなチームになっていけば、もっとたくさんの人に見てもらえると思います。そういった盛り上げていく部分と、強化して結果を出していくというのが大事なのかなと思います」 2024.10.27 06:00 Sun
2

大岩剛監督が2度目のAFC年間最優秀監督賞、清家貴子が女子年間最優秀選手賞を受賞!【AFCアニュアルアワード】

29日、アジアサッカー連盟(AFC)は、AFCアニュアルアワード2023を韓国のソウルで開催。様々な賞が表彰された中、日本人2名が個人賞を受賞した。 今回受賞したのは、U-23日本代表を指揮していた大岩剛監督が年間最優秀監督賞(男子)を受賞。また、なでしこジャパンでも活躍するFW清家貴子(ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ウィメン)が女子年間最優秀選手賞を受賞した。 また、日本サッカー協会は年間最優秀協会賞(プラチナム)を受賞。波多野祐一レフェリーが審判特別賞を受賞している。 個人賞を獲得した大岩監督は、鹿島アントラーズの監督時代にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を優勝し同賞を受賞。今回が2度目の受賞となり、史上初の出来事となった。 U-23日本代表を指揮した大岩監督は、AFC U23アジアカップカタール2024で見事に優勝。チームはリベンジを果たしたことが評価されていた。チームはパリ・オリンピックに出場し、ベスト8で敗退。それでも世界相手に互角の戦いを見せていた。 清家は今回が初受賞となった中、日本人としては5人目の受賞者に。2004年と2008年に澤穂希さん、2005年に原菜摘子さん、2011年、2012年、2015年に宮間あやさん、2019年に熊谷紗希が受賞していた。 清家は、オーストラリア女子代表のコトニー・ヴァインと韓国女子代表のキム・ヘリを抑えての受賞に。ビデオメッセージを送り「この名誉ある賞をいただけてとても嬉しいです。これからもクラブと代表チームのために、そしてアジアサッカーの価値を高めるために全力を尽くしていきます」と喜びを語った。 清家は三菱重工浦和レッズレディースのエースとしてWEリーグで22試合20ゴール10アシストを記録。10試合連続ゴールという日本記録も樹立した。チームの連覇に貢献し、WEリーグMVPも受賞し、得点王にも輝いていた。ブライトンに移籍してからは、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)のデビュー戦で史上初のハットトリックを達成するなど、その輝きは今も続いている。 なお、男子年間最優秀選手はカタール代表のアクラム・アフィフ(アル・サッド)が受賞。韓国代表のソル・ヨンウ、ヨルダン代表のヤザン・アル・ナイマトを押さえての受賞となり、自身2度目、カタール人として初の複数回受賞となった。 また、年間最優秀アジアインターナショナルプレーヤーには韓国代表のソン・フンミン(トッテナム)が選ばれ、 2015年、2017年、2019年に続いて4度目の受賞となった。 ◇AFC アニュアルアワード 2023 受賞一覧 【年間最優秀協会賞】 プラチナム:日本サッカー協会 ダイヤモンド: タイサッカー協会 ゴールド: ネパール協会 ルビー: ラオスサッカー協会 【年間最優秀地域協会賞】 中央アジアサッカー協会 【会長表彰グラスルーツ賞】 ゴールド: オーストラリアサッカー協会 シルバー: インドサッカー協会 ブロンズ: ベトナムサッカー協会 【年間最優秀監督(男子)】 大岩剛(日本) 【年間最優秀監督(女子)】 パク・ユンジョン(韓国) 【年間最優秀選手(男子)】 アクラム・アフィフ(カタール) 【年間最優秀選手(女子)】 清家貴子(日本) 【年間最優秀フットサル選手】 サイード・アフマド・アッバシ(イラン) 【年間最優秀アジアインターナショナルプレーヤー(男子)】 ソン・フンミン (韓国) 【年間最優秀アジアインターナショナルプレーヤー(女子)】 エリー・カーペンター(オーストラリア) 【年間最優秀ユースプレーヤー(男子)】 アボスベク・ファイズラエフ(ウズベキスタン) 【年間最優秀ユースプレーヤー(女子)】 チェ ・アンヨン(北朝鮮) 【審判特別賞 波多野祐一(日本) トゥルキ・アブドゥラー・アル・サレヒ(オマーン) イブラヒム・ユシフ・アル・ライーシ(UAE) 2024.10.30 00:25 Wed
3

五輪に国立にサッカー三昧の週末でした/六川亨の日本サッカーの歩み

昨日というか29日は、サッカー三昧の一日だった。 まず、なでしこジャパンである。前半からブラジルに試合を支配されたが、それでもチャンスがなかったわけではない。19分にはカウンターから右サイドを突破して、ゴール前で田中美南がフリーでシュートを打った。普通なら右サイドからのクロスに、迎え撃つように右下を狙うだろう。その方がボールの勢いを利用して強いシュートを打てるからだ。 しかし田中は左下への難しいコースを選択。結果はゴール枠を捕らえることができず、絶好の先制機を逃してしまった。さらに田中は、その後に守屋都弥のシュートから獲得したPKも失敗してしまう。右下へのコースは甘く、シュートに勢いもなかった。ストライカーとして自信を失っているとしか思えない消極的なキックであり、短期決戦である次のナイジェリア戦ではスタメンから外した方がいいと思える不甲斐ない出来だった。 試合はブラジルが圧倒的なポゼッションで日本に襲いかかった。まあ、男女ともブラジル相手にボールポゼッションで勝てる国はないだけに、日本が耐えてカウンターという構図は当然といえば当然と言える。そして先制されたわけだが、そんなブラジルも残り10分となると守勢に回り、日本が攻勢に出る。そして終了間際、PKを獲得した日本はキャプテンの熊谷紗希がこれを冷静に右下に決めて同点に追いついた。 田中に名誉挽回のチャンスを与えるのではなく、確実に同点に追いつくための選択は当然と言えば当然だった。そしてアディショナルタイム90分+7分、パスカットした谷川萌々子が意表を突いたワンタッチのロングシュート。これがゴール左スミに決まる劇的な一撃で日本がブラジルを下した。 このブラジル戦を前に国立競技場での東京V対ブライトン戦を取材した。ブライトンは鹿島にも5-1で大勝したが、東京V戦も前後半でGK以外の10人を入れ替えるメンバーながら4-2で圧勝した。三笘薫は前半だけで退き、その他のメンバーも新たに加わった選手もいてチーム作りの最中とはいえ、ていねいにパスをつなぎつつ、チャンスがあればロングパスでDF陣の背後を狙うなど「そつのない試合運び」はさすがと感じた。 前日の古豪スパーズ対神戸の試合には、日本にもスパーズ・ファンが多いのか5万人超えの観客が国立競技場を訪れた。スパーズと比べては失礼ながら、ブライトン戦にも2万5千人を超える観客が詰めかけたのは“三笘効果”と言うしかないだろう。それでも終始試合の主導権を握り、しっかり結果を出したのは、さすがプレミアリーグの上位チームと言うしかない。 そして、その数時間前にはパリ五輪で日本がマリに1-0の勝利を収めてグループリーグ突破を決めた。まさに“サッカー三昧”の週末であり、同じように堪能したサッカーファンも多かったのではないだろうか。 2024.07.30 20:30 Tue
4

久保建英「すごくおしゃれ」、長谷川唯「すごく新鮮」…「FIRE(炎)」がテーマの日本代表の新ユニフォーム、選手たちの感想は?

アディダスジャパンは21日、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 今回の新ユニフォームに関して、日本代表のMF久保建英、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、FW細谷真大、なでしこジャパンのMF長谷川唯、MF長野風花、FW宮澤ひなたがコメントしている。 <span class="paragraph-subtitle">◆久保建英</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_kubo_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆藤田譲瑠チマ</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_fujita_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆細谷真大</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hosoya_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長谷川唯</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hasegawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームユニフォームの濃い紺色は、最近の日本代表ユニフォームにはあまりなかった色合いなので、とても良いと思いました。またアウェイの白と赤の組み合わせも、すごく新鮮です。今回は燃え盛る炎がデザインのテーマですが、私にとっては、スタジアムに入場するときが、一番気持ちが燃え上がる瞬間です。常に世界一を目指してサッカーをやってきたからこそ、この新しいユニフォームで、この夏世界一を目指したいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長野風花</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_nagano_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今までのサッカー日本代表ユニフォームと雰囲気が違って、すごくスタイリッシュで驚きました。チームで着たときにも格好良いと思いますし、ファッションとして着ても素敵なデザインだと思います。ユニフォームに描かれた炎のように、燃え盛る力強いプレーでまた世界に衝撃を与えたいという想いを新たにしました」 <span class="paragraph-subtitle">◆宮澤ひなた</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_miyazawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「一見して、今までのサッカー日本代表ユニフォームよりもシンプルで、すごく格好良いと思います。雰囲気がガラッと変わった印象です。街中でユニフォームを着ている方を見かけると、サッカーへの愛を感じてすごく嬉しくなります。日本でもそういう風にこのユニフォームを着てくれる人が増えることを楽しみにしています。応援してくれる方の気持ちを力に、この夏はチームとして優勝を目指して一戦一戦大切に戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】久保建英や長谷川唯も着用!日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:45 Sat
5

「ずっと目指してきた舞台」1年前倒しでプロ入り、いきなりパリ五輪行きの柏DF関根大輝が意気込み「数字にこだわりたい」

パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表に選出された柏レイソルのDF関根大輝が、オリンピックへの意気込みを語った。 3日、日本サッカー協会(JFA)は、パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表メンバーを発表。大岩剛監督が1人1人の名前を読み上げる形で18名を発表していった。 登録メンバー18名、予備登録4名という狭き門の中、チーム事情や移籍の関係で驚きの落選もあったメンバー発表だった。 拓殖大学から1年前倒しで2024シーズンからプロ入りした関根は、右サイドバックのレギュラーに定着すると、U-23日本代表にも招集され、そのままパリ五輪行きを決めた。 チームメイトのFW細谷真大と共にパリ五輪に臨むことになるが、「2人で五輪に行けるのは嬉しいですし、同時に結果を残さないといけないので、そこにこだわりながら日本の勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」とコメント。気を引き締めた。 積極的な攻撃参加が魅力の関根。高さもあり、ダイナミズムをもたらせるプレースタイルだが、「僕は攻撃の部分だと思います」と期待されている点について言及。「ただアジアカップではアシストもなかったのでそういう数字にはこだわりながら五輪を戦えたらいいかなと思います」と、得点に絡むプレーをしたいとした。 日本代表の右サイドバックはポジション争いが激しいが、関根にかかる期待もある。「この大会で活躍すれば人生が変わると思いますし、A代表が見えてくると思うので、まずはこの大会に集中して、自分の持っている力を出して、活躍していきたいなと思います」とコメント。オリンピックを飛躍のきっかけにしたいとした。 数字的な目標については「特にないです(笑)」と語ったが「(AFC U23アジアカップから)帰ってきてからアシストという部分にはこだわってやってきて、ただまだJリーグでもアシストをつけれていないので、そういう部分をパリでは多くつけられればいいかなと思っています」と、数字にこだわりたい気持ちは強いようだ。 代表入りして半年も経っていない関根だが、よく知った選手ばかり。「僕もみんなの特徴をわかっていますし、みんなも僕の特徴をわかっていると思うのでプレーしやすいですし、前のアジアカップで一体感も高まりましたし、そういう意味で本当にやりやすい良いチームなんじゃないかなと思います」と、一体感もあるとチームに自信を見せた。 「とにかく明るく元気にやっていければいいかなと思っています(笑)」と語る関根。大岩剛監督も口にした、“金メダル”については「ずっと目指してきた舞台なので、そこで最高の結果を得て日本に帰ってきたいので、そのためには絶対に金メダルを獲ってきたいと思います」と、強い意気込みを語った。 2024.07.03 22:05 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly